外壁の塗装やリフォームをご検討の方にとって、リフォームの種類や仕上がり、費用は気になるポイントかと思います。事例を見ながら理解を深めるのは非常に大切ですが、むやみやたらに数だけ見ても、結局よくわからなかったという状況に陥りがちです。ここではリフォーム初心者がまず見ておくべき事例と事例の見方についてご説明します。
目次
1.外壁塗装・外壁のリフォーム事例を見る際のポイント
事例は見たいが、見たけど結局よくわからないという声はよくあります。まず前半部分では、外壁塗装・リフォームの代表的な事例を見ていただきながら、仕上がりのイメージを持っていただきます。ここでは外壁の色やデザイン別の事例と外壁の症状別の事例を見ていただき、ご自宅の外壁リフォームの完成イメージを持っていただきます。
次に価格帯別の外壁リフォームの事例を見ていただき、費用の相場観を養っていただきます。最後に外壁リフォームの種類別の事例をみながら、どのような方法でリフォームをするのが良いか判断する材料としていただきます。
ここまで事例を見ながら確認していただくこと、実際に外壁の塗装業者との話もスムーズに進みます。ぜひ読みすすめてみてください。
2.外壁塗装・外壁リフォームの色・デザイン事例
外壁は住宅の顔とも言える部分です。安っぽく見えるものから高級に見えるものなど、塗料の色の種類も数多くあります。気に入らなかったからと言って簡単に変更はできないので、次のデザイン事例を参考にしながらじっくりと検討しましょう。
2-1.憧れの白壁にリフォームした事例
出典:マナカリフォーム
白い外壁に憧れはあるものの、汚れの目立ちが気になる方も多いのではないでしょうか?白壁でも藻や雨垂れを防ぎ長持ちさせる塗料でリフォームを行い、白さと美しさを両立させました。
2-2.柔らかいクリームにリフォームした事例
出典:さいたま美装
苔が多かった屋根も含め、柔らかいクリーム色で仕上げた事例です。明るい色だと汚れが気になりますが、こちらの塗料は耐候性が高く、防カビ・防藻性を兼ね備えています。
2-3.落ち着いたグリーンにリフォームした事例
出典:マナカリフォーム
全体は濃い目の落ち着いたグリーンで仕上げ、シックでおしゃれな家になりました。
2-4.落ち着いた黒に仕上げた事例
出典:マナカリフォーム
汚れの目立たない黒を採用することで、長持ちする家の外壁になりました。
2-5.爽やかな青にリフォームした事例
出典:マナカリフォーム
経年劣化していた外壁を丁寧に洗浄、下地処理を施し爽やかな青色の外壁に塗り替えました。
2-6.目を引くツートンカラーの外壁の事例
出典:マナカリフォーム
元々上下で色が分かれていた構造を生かし、ピンクと緑を選ぶことで、鮮やかで可愛らしい家になりました。
外壁塗装の色の選び方について更に詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
3.外壁の症状別リフォーム事例
3-1.汚れを一掃し雨にも強い外壁にリフォームした事例(110万円)
出典:さいたま美装
汚れが目立つ状態だった元の外壁を、防汚性や高耐候性の高い塗料で塗って新築のような見た目に。壁の素材感を残したいという要望をふまえ、艶消しの種類の塗料を選びました。
3-2.亀裂の入った外壁を補修してリフォーム(92万円)
出典:山商リフォーム
外壁の亀裂部分を補修し、外壁と鉄筋部分を塗装で仕上げ、綺麗な状態の外壁にリフォームしました。
3-3.モルタル壁からサイディングにしたリフォーム事例(447万)
出典:山商リフォーム
ところどころ剥がれが見られる既存のモルタル壁を一新し、サイディングを採用。また外壁の色味に合わせてベランダも交換しました。
4.外壁塗装・外壁リフォームの費用帯別の事例
外壁のリフォームも内容によって費用は異なってきます。事例を見ながら費用の相場を理解した上で、業者に相談するとよいでしょう。安いだけではなく、外壁の状況にあわせた提案をしてくれる業者を選ぶようにすると良いでしょう。
4-1.外壁のひびや繋ぎ目の修理をする場合(15万円)
外壁サイディングをつなげる目地のひび割れを15万円で補修した事例です。外壁の繋ぎ目部分などの補修工事は、ひび割れの状態によりますが15万円~30万ほどで行うことができます。
4-2.外壁塗装する場合(135万円)
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出典:イズホーム
汚れや目地の劣化が気になっていた外壁を135万円で塗装リフォームした事例です。外壁塗装は利用する塗料や外壁の面積で費用は変わってきます。痛みが少なかったり、小さな家の場合は80万円程度から可能です。長持ちする塗料を使用したり、大きな家の場合は150万円ほどになることもあります。
4-3.外壁を交換(張替え)する場合(390万円)
外壁を交換したり張り替えたりする場合は150~400万円と費用の幅は広くなります。塗装より費用がかかりますが、長持ちする場合も多いので、状況に合わせて業者に相談するとよいでしょう。
5.事例を見ながら外壁塗装・外壁リフォームの種類を知る
ここでは順番に外壁の種類にどのようなものがあるかを見ていきます。ご自身の外壁リフォームがどれに当たるのかをまずは知っていただければと思います。
木造モルタルの外壁リフォームとは
写真のような木造の上にモルタルと言われるセメントと水を混ぜて作る建築材を2回~3回塗ったものがモルタルと言われる外壁になります。色々な形状に対応できるうえ、仕上げの塗料も数多くの種類から選ぶことが出来るのですが、ひび割れなどを起こしやすいというデメリットがあります。できれば7年~8年、遅くとも10年を経過したら塗り替えを行うのが良いでしょう。内部まで傷んでくると、修理により費用もかかってしまいます。
サイディングのリフォームとは
セメントや断熱材で出来た外装材を利用した外壁で、現在主流になりつつあるタイプです。通気性に優れメンテナンスがしやすい反面、決まったバリエーションの中から選ばなければなりません。
メンテナンスに関しては、継ぎ目のシーリングと呼ばれるゴムの部分と、表面の塗料が対象となります。特にシーリング部分は痛みをそのままにしておくと中まで傷んでしまうので注意が必要です。
タイル張りの外壁リフォームとは
重厚感があり色あせしにくいのがタイル張りの外壁です。初期費用は他と比べると掛かりますが、色合いは30年~40年と長持ちしますので、長い目で見るとお得かもしれません。ただ、全くメンテナンスをしなくていいわけではなく、建物のゆがみが原因でひび割れが生じるような場合もあるので点検は必要です。
ALC外壁のリフォームとは
耐熱性の軽量気泡コンクリートの外壁建材がALCであり、保温性に優れているのが特徴です。一方で保水性が高いので、表面塗装が重要になります。また通常の外壁と比べると再塗装の難しい外壁材でもあるので、適切な塗料や適切な業者を選択する必要があります。
6.まとめ
いろいろな事例を見ていただくことで、なんとなくイメージがつかめたのではないでしょうか?どのような外壁リフォームを行いたいのか、最終的なイメージを持った上で業者に依頼をすることがリフォームを成功させる秘訣です。外壁は家の顔ともなる部分です。ご自身なりのイメージを持って、納得のゆく外壁リフォームを行ってください。
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