外壁塗装の耐用年数について知っておきたい5つの事実

外壁塗装の耐用年数

外壁塗装をした場合、耐用年数はどの程度だろうか?また外壁塗装を行う適切なタイミングはいつだろうか?気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは塗料によって耐用年数がどの程度異なるのか、また家の状況によって外壁塗装をすべきタイミングをどう判断すればよいか、5つの観点に分けて順にご説明してまいります。

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1.外壁塗装の耐用年数と塗料の関係について

外壁塗装が何年くらいもつのかは、塗った塗料の耐用年数によって決まってきます。下の図が塗料別の耐用年数となります。最も耐用年数の短いアクリル系の塗料で4年~7年程度、最も耐用年数の長いフッ素系塗料で12年~18年程度となります。

耐用年数
耐用年数に幅があるのは、同じ種別の塗料でもメーカーによって違いがあるのと、塗装の方法や外壁の状態によっても異なるためです。

外壁に痛みがない状態で、丁寧な塗装を行えば平均的な耐用年数以上もちますし、逆に傷んだ壁に十分な補修をせずに塗装を行った場合は平均的な耐用年数以下しかもたなくなってしまいます。


2.塗料の耐用年数と外壁塗装の相場について

塗料によって耐用年数が異なることはご説明しました。ここでは塗料の違いによって外壁塗装の相場がどの程度変わるのかと、塗料の選び方についてご説明します。

下の図は25坪の標準的な2階建ての戸建住宅を外壁塗装した場合の相場になります。あくまでも目安なので条件によって異なりますが、耐用年数の長い塗料ほど価格も高額になります。

価格

同じ塗料であっても価格には幅が出てきます。理由としては塗料メーカーによる値段の違いや、壁の状態による必要な作業の違いによるものです。塗料の耐用年数と外壁塗装の価格は比例しますので、安ければ良い、耐用年数が長ければ良いというものではありません。  


3.耐用年数と塗料の選び方について

耐用年数の長い塗料の方が費用は高いというのはご理解いただけたかと思います。ではどの塗料を選ぶのが良いのかをご説明してまいります。

3-1.耐用年数から考える塗料の選び方について

耐用年数の面から塗料の選び方を考えるには、まず下のグラフをご覧ください。

塗料の費用対効果

このグラフは、「塗料の耐用年数」と「1年当たりの費用」の関係を示しています。見ていただくとわかる通り、耐用年数の長い塗料の方が1年当たりの費用は割安になっています。 外壁塗装の費用は「足場の組み立て費用」「職人の費用」などが含まれていて、純粋な塗料の金額だけでは決まりません。

耐用年数の長い塗料の場合は、「足場の組み立て費用」や「職人の費用」が1回ですみますが、短い塗料の場合はこれらが2回掛かるため割高になってしまうのです。費用面だけを考えれば耐用年数の長めの塗料を選ぶ方が良いでしょう。

3-2.外壁の状態に応じて塗料の耐用年数を決める

費用対効果だけを考えて耐久年数の長い塗料を選ぶことが出来ない場合があります。それは外壁そのものが傷んでいる場合です。例えばカビが発生している場合は防カビ用、サビが発生している場合は防サビ用を選ぶ必要があります。

また、家そのものの耐久年数や、外壁自体の素材によっても選ぶべき塗料は異なってきます。外壁が傷んでいる場合は、費用対効果や耐用年数以外の要素も考えなければなりません。

このように考えるべきことが多岐にわたる場合は、信頼できる塗装業者に相談して選んでもらうようにしてください。こちらの要望をしっかりと伝えることも大切になってきます。  


4.外壁塗装をすべき正しい時期について

外壁塗装を行う目安の時期は、「新築時は築後8年~10年」「2回目以降は10年~15年」となります。新築時は耐用年数の短い塗料を使っていることが多いため、2回目以降の塗装よりも早いタイミングで行う必要があります。新築時の方が長持ちするのではないかと勘違いしがちですが、新築時は8年程度をめどに塗替えを検討したほうが良いでしょう。

塗装タイミング

2回目以降の塗装は、10年~15年が目安となります。考え方としては、痛みが外壁の内側まできてしまう前に行うべきです。塗膜だけであれば塗り替えればよいのですが、外壁の内部が傷んでしまうと修繕の費用がかさんでしまいます。適切なタイミングで塗装を行い、家をメンテナンスしていくことが、結果的に家を長持ちさせて費用を抑えることになるのです。  


5.「耐用年数が30年」をうたう外壁塗装の真実

訪問販売の業者を中心に、耐用年数が30年なので割安だという塗料を紹介してくることがあります。しかし、結論から言うと耐用年数が20年を超える塗料を勧めてくる業者は避けたほうがよいでしょう。 理由として、国内のトップメーカーが販売している塗料でも耐用年数は最長が20年なのです。
「自社のオリジナル」という言葉で自社調べのデータを用いて説明してくる業者もいるのですが、信頼するのは難しいのではないでしょうか。しかし今の日本では30年もつ塗料は存在しませんので、「30年もつから割安だ」という業者と安易に契約するのは慎重に考えたほうがよいでしょう。  


6.まとめ

外壁塗装の耐用年数についてご理解いただけましたでしょうか?実際に外壁塗装を行う際は様々な条件によって塗料も選ばなければなりませんし、塗装の方法によっても仕上がりは大きく異なってまいります。今回ご説明したことを踏まえたうえで、信頼できる塗装業者に相談するようにしてください。

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