キッチンを移動させてリフォームする際の費用と見積例

キッチンを移動させてリフォームする際の費用と見積もり例

「キッチンを移動したいけど、リフォーム費用の相場がよくわからない」
この記事は、そのような方に向け今回は、よくある3パターンのキッチン移動リフォーム費用を説明します。併せて、キッチンのリフォーム費用を抑える方法や注意点もご紹介いたします。キッチンは毎日使う場所です。工夫すれば、効率よく快適に料理をすることができるようになります。

ぜひこちらを参考にしてキッチン移動の相場をつかみ、リフォームを成功させましょう。

マンションの場合、構造上の問題で移動すること自体が難しい場合もあります。後々、考えるだけ損した・・・!と後悔しないためにもこちらの記事で事前に把握しておきましょう。
>>マンションでキッチンをリフォームする際の注意点

1.キッチンの移動をする際のリフォーム費用【3パターン】

移動前のキッチンと、移動後のキッチンの種類によって、リフォーム費用も異なってきます。ここでは、よくあるパターンのキッチン移動リフォームとその費用を3つ紹介します。

1-1.壁付け型から対面型へ【最もポピュラー】

壁付けのキッチンを対面キッチンにするリフォーム費用は、140~250万円ほどです。

壁付け型から対面型キッチンに移動した事例①
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/206

壁付け型から対面型キッチンに移動した事例②
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/323

置き型キッチンから対面型キッチンへリフォームした事例
出典:http://suikoubou.co.jp/

小さなお子様がいる家庭だと、家事をしながらリビングの様子が見える対面式キッチンが好まれているようです。壁付けのキッチンを対面型のキッチンに変更する場合の費用は、給排水管や排気ダクトを延長・移設しなければいけません。既存のキッチンがあった場所の壁面や床の補修などの内装工事として材料費や工事費も追加されます。

壁付け型から対面型へリフォームする費用の明細例

※色付き部分が移動に伴う工事です

No項目・仕様数量単価(円)金額(円)
1養生費20㎡54010,800
2既存撤去及び廃材処分費1式 96,000
3新規配管用開口及び既存開口部補修(材料費+工事費)1式 32,000
4下がり壁・袖壁造作下地(材料費)1式 42,000
5カウンター天板(材料費)1式40,00040,000
6同上施工費1式 56,000
7電気設備工事1式 100,000
8ガス設備工事1式 28,000
9給排水衛生設備工事1式 80,800
10換気設備工事1式 28,000
11巾木/木製化粧材(材料費+工事費)1式 10,000
12壁面下地処理(材料費+工事費)1式 28,000
13クロス/普及品26㎡1,09028,340
14同上施工費26㎡59015,340
15脚立足場20㎡4408,800
16CFシート(材料費)20㎡2,75055,000
17同上施工費20㎡80016,000
18システムキッチン1台556,500556,500
19IHクッキングヒーター1台225,750225,750
20キッチンライト1台14,50014,500
21同上組立て及び設置費1式 84,000
22引き渡し清掃費20㎡69013,800
23資材運搬及び諸経費1式 165,803
小計1,735,433
消費税(10%)173,543
合計1,908,976

1-2.壁付け型からアイランド型に【高級感あるインテリア】

壁付けキッチンをアイランドキッチンと呼ばれる部屋の真ん中に置くタイプのキッチンにする場合の費用は、200~300万円ほどです。

置き型キッチンからアイランド型キッチンにリフォームした事例
出典:http://hamamatsunishi-nikka.com/

部屋の中央に独立したシンクやコンロを設置するアイランド型キッチンは、高級感のある空間となるだけでなく、多くの人を集めてのパーティーなどにも向いています。

キッチンが壁に囲まれた壁付け型からアイランド型にする際は、キッチン本体の移動に加えて、壁の撤去が必要となります。撤去する壁が耐震構造上重要な場合は、他の壁の耐震補強をしなければいけないため、リフォーム費用は高額になります。また、キッチンがリビングからよく見えるようになるため、比較的高価なキッチンが選ばれることが多いようです。

壁付け型からアイランド型へリフォームする費用の明細例

※色付き部分が移動に伴う工事です

No項目・仕様数量単価金額
1養生費33.2㎡54017,928
2既存撤去及び廃材処分費1式 124,000
3電気設備工事1式 100,000
4ガス設備工事1式 28,000
5給排水衛生設備工事 1式 100,000
6換気設備工事1式 35,000
7天井・壁・床一部下地補修工事1式 60,000
8床構造用合板張り1式 40,000
9フローリング/合板・塗装品33.2㎡6,000199,200
10同上施工費1式 70,000
11巾木/木製化粧材1式 10,000
12下地処理1式 28,000
13天井/壁クロス/普及品94㎡1,090102,460
14同上施工費94㎡59055,460
15脚立足場33.2㎡44014,608
16アイランドキッチン/2760×1050×8501台1,000,0001,000,000
17同上組立て取付け施工費1式 160,000
18ダイニングテーブル/1240×1050×7001台120,000120,000
19ペンダントライト2台18,80037,600
20引き渡し清掃費33.2㎡69022,908
21資材運搬費及び諸経費1式 369,396
小計2,694,560
消費税(10%)269,456
合計2,964,016

※ダイニングテーブルやペンダントライトなどの付属品も含まれます。
※LDKのフローリング・クロス張替え費用も含まれます。

1-3.1階から2階に移動【ライフスタイルに合わせて】

キッチンを1階から2階に移動させるリフォームは250万円~となります。それぞれの家の状況によって異なるため費用は一概にはいえないところが実情です。

1階から2階にキッチンを移動した事例
出典:http://okayamanishi-nikka.com/

あまり一般的なリフォームではありませんが、ライフスタイルの変化などに伴って、キッチンを1階から2階に移動したい場合もあるでしょう。一般的に、給排水管や排気ダクトを新設する必要があるので費用は高額になります。配管の都合上、1階の水回り設備の上に新しいキッチンを作れば、工事費を抑えることは可能です。

しかしいずれにせよ、同じ階でキッチンを移動する場合に比べて、費用は高額になることがほとんどです。

>>【データで見るキッチンリフォームの費用と相場】はこちら


2.キッチンの移動をせずに対面キッチンにする方法

キッチンの移動リフォームが高額で驚いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。水回りの給排水管や電気配線なども動かすため、その分の費用がプラスされ、どうしても高額になってしまいます。

つまり、なるべくは移動を伴わないキッチンリフォームをする方が、費用を抑えることができます。例えば、壁付け型を対面型に移動したいといった比較的一般的なケースの場合、シンクとコンロの位置を移動すれば、その分リフォーム費用がかさんでしまいます。

シンクやコンロはそのままの位置で、キッチンカウンターだけを延長してL字型にしたり、収納スペースをカウンターのように設置して対面風にするなど、キッチンの移動以外の工夫次第で費用を節約することも可能です。

例①

収納部分をカウンターにしたアイランドキッチン
出典:https://www.toclas.co.jp/

キッチンにある程度スペースがあれば、以下の費用でキッチンカウンターを作ることができます。

No項目・仕様金額
1天板一枚板、棚集成材(ワックス下処理含む)5万~8万円
2土台等構造体材料3万円
3壁紙等、内装材量1万円
4人件費18万~24万円
5デザイン料5万円
合計40万円

例②

I型→L型で対面キッチンに

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/255

自分の理想のキッチンを実現するために、「本当にキッチンを移動する必要があるか?」という検討を加えることも非常に重要なことです。業者に詳しく相談してみましょう。


3.リフォーム費用を抑えるための業者の選び方

キッチンを移動することが前提である場合、業者の選び方を工夫することによって費用を抑えることができます。ここでは、キッチンを移動する際のリフォーム費用を安く抑えるコツとして、業者の選び方を紹介いたします。

3-1. キッチンリフォームが得意な業者を選ぶ

キッチンのリフォーム費用の大部分を占めるのは、キッチン自体の費用です。キッチンリフォームの実績が豊富であれば、キッチンを安く仕入れるルートも確保していることが多く、キッチン自体の費用を安く抑えることができます。

キッチンの移動をしたいというご希望はキッチンのリフォームではよくありますので、キッチンのリフォーム実績が豊富であれば移動も問題なく行えます。

キッチンリフォームを行っていることが多いのは、工務店系リフォーム会社・専門業者系リフォーム会社・リフォーム専門店です。これらの種類のリフォーム会社のホームページ等を見て、キッチン移動リフォームを行った事例がどれくらいあるかを確認しましょう。

キッチンのリフォーム会社の選び方についてもう少し詳しく知りたい!という方はこちらの記事がおすすめです。
>>キッチンリフォームの会社選びで注意すべき3つのポイント

3-2.複数の業者から見積もりをとる

これはキッチンに限らず、リフォームをする上での鉄則です。

複数の業者から見積もりをとって説明を聞くことで、そのリフォームの相場を知ることもできますし、見積もりの中で不明瞭な項目がある場合なども発見しやすいです。相場を知り、悪徳業者にだまされて高額なリフォーム費用を払ってしまわないためにも、2~3つの業者から見積もりをとりましょう。

3-3.アフターフォローや保証のしっかりした業者を選ぶ

リフォームでは、工事保証をつける法的義務はありません。そのため工事が終わった後に不具合等が見つかった場合、アフターフォローや保証がついていない業者の場合は余計な出費がかさんでしまいます。キッチン自体にメーカー保証はついていますが、キッチンを移動するリフォームは比較的高度な工事となるため、業者による工事保証もついていると安心です。

必ずリフォーム前に、アフターフォローや保証の有無・内容を業者に問い合わせてみるようにしましょう。

以上の業者の選び方を読んで、それでも自分では業者選びがよくわからないということであれば、弊社運営のリフォーム会社紹介サービス「リフォームガイド」でご相談ください。一人一人にあったリフォーム会社をコンシェルジュが探して紹介するサービスで、キッチンを移動するリフォームにも対応しております。

弊社は電話とインターネットの両方で受け付けております。無料でご利用頂けますので、お気軽にご連絡ください。

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電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)


4.まとめ

ご自身の理想とするキッチン移動リフォームの費用・相場はご理解いただけたでしょうか。

あまりにも費用が高額になってしまったり、使いづらいキッチンになってしまっては取り返しがつきません。キッチンの移動はけっして手軽なリフォームではありません。納得のいくリフォームができるよう、こちらを参考にしながらよく検討してみてください。

以下の記事にもキッチンをリフォームする上で役立つこと間違いなしの情報が満載です。是非ご参考ください。

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