トイレの寸法完全ガイド 空間と便器の良いバランスとは?

トイレは一日に何度も使用するスペースです。トイレがリラックス空間に生まれ変われば日々のストレスも少し和らぐのではないでしょうか。この記事では、リラックスして使えるトイレにするために、トイレスペースと便器のバランスや、トイレ全体を広く見せるための方法などをご紹介いたします。

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1.一般的なトイレスペースと便器の寸法

ご自宅のトイレスペースや便器が大きめなのか小さめなのか把握していただくために、一般的なトイレスペースと便器の大きさについて紹介いたします。

1-1.一般的なトイレスペースは0.4坪・0.5坪・0.75坪の3種類

まず、住宅ごとに一般的なトイレスペースをご紹介します。

0.4~0.5坪のトイレが一般的です。戸建ての二階や階段下のトイレなどは0.4坪が多く、0.75坪はやや広めのゆったりとしたトイレとなります。

1-2.便器の一般的な寸法はタンクの有無で異なる

便器はタンクありのトイレかタンクレスのトイレかによって寸法が変わります。二つのパターンに分けて一般的な寸法をご紹介します。

タンクありトイレの場合

タンクありトイレの一般的な寸法は、高さ100㎝、幅45㎝、奥行80㎝です。

タンクトイレ

タンクレストイレの場合

タンクレストイレの寸法は、高さ45㎝、幅40㎝、奥行70㎝が一般的です。
タンクレストイレ


2.トイレスペースと便器の丁度良いバランスとは?

続いては、トイレスペースと便器のバランスについて解説いたします。

2-1.トイレの必要最低寸法を知る

トイレのスペースと便器の丁度良いバランスを考えるために、まずトイレの必要最低寸法についてご説明いたします。下の図のように便器の先からドアまで最低40㎝そして、便器の左右は最低15㎝あけましょう。

必要寸法

2-2.本当に快適なトイレの寸法は必要最低寸法より少し大きめ

必要最低寸法をもとに快適なトイレ空間について考えてみましょう。

便器の先からドアまでの必要最低寸法は40㎝です。しかし、実際に40㎝しか距離がないと圧迫感を感じます。そのため実際は45~50㎝程度が理想でしょう。左右のスペースは、あまり広すぎるとペーパーがとりづらくなるため、左右15~20㎝程度あけるとよいでしょう。トイレのスペース別に理想の便器の寸法を考えてみましょう。

0.4坪トイレの場合 75㎝×48㎝以下

0.4坪トイレの便器の理想の寸法は70~75㎝×40~48㎝です。

0.4坪のトイレでもコンパクトな便器を選べば十分快適なトイレ空間をつくることができます。

0.4坪トイレ理想

0.5坪トイレの場合 80㎝×48㎝以下

0.5坪トイレの便器の理想の寸法は75~80㎝×40~48㎝です。

0.5坪トイレの場合、奥行に余裕があります。そのため、比較的大きな寸法の便器でも置くことができます。

0.5坪トイレ理想

0.75坪トイレの場合 80㎝×50㎝以下

0.75坪トイレは30㎝のカウンターを置くことを想定しました。

理想の便器の寸法は80㎝×50㎝です。0.75坪トイレでしたら、どのメーカーの便器でも置くことができます。

0.75坪トイレ理想

理想の便器の寸法を知るために、ご自宅のトイレのスペースを測ってみましょう。ご自身で測った寸法と先述した寸法を見比べて検討してみて下さい。


3.寸法別:代表的な便器と価格

こちらでは、便器の具体的な商品とその本体価格についてご紹介いたします。

3-1.0.4坪トイレにも置ける!小さめ便器

メーカー商品名様式価格
TOTOネオレストAHタンクレス20~25万円
ネオレストRH22~26万円
LIXILサティスG24~30万円
サティスS16~20万円
プレアスHSタンクあり13~17万円

0.4坪トイレなどの狭いトイレにはタンスレストイレがお勧めです。

タンクがあるものと比べるとコンパクトに作られているため、狭いスペースを広く使えます。しかしタンクレストイレは価格が高いことが難点です。小さめで価格が安い便器をお探しの方は、LIXILのプレアスHSがよいでしょう。

3-2.0.5坪トイレより広いトイレにお勧め! やや大きめ便器

メーカー商品名様式価格
TOTOGGタンクあり10~14万円
LIXILプレアスLS12~16万円
Panasonic新型アラウーノタンクレス15~20万円
アラウーノSⅡ15~21万円
Newアラウーノ15~22万円

アラウーノシリーズは他のタンクレストイレに比べて価格が安いですが、奥行きが長くなります。0.5坪以上の広さのトイレにオススメです。

3-3.0.75坪トイレにお勧め! 大きめ便器

メーカー商品名様式価格
TOTOピュアレストEXタンクあり6~8万円
ピュアレストQR4~5万円
LIXILリフォレ15~20万円
アステオ15~18万円
アメージュZ3~5万円
アメージュZA9~11万円

0.75坪トイレはタンクありの大きめトイレでも余裕をもって置けますので、価格を抑えたい方はタンクありトイレがお勧めです。しかし、将来介護などの観点からトイレに2人同時に入れるのが望ましいとお考えの方は、タンクレストイレを設置しましょう。


4.今の寸法のトイレをもっと広く快適にするコツ

家を建ててからトイレを広く改築することは費用も時間も必要です。そこで、今のトイレスペースを出来るだけ広くみせるコツをご紹介いたします。

4-1.明るい色で膨張効果を狙う

白 膨張色

白やベージュなど明るい色でトイレスペースをコーディネートしてみると良いでしょう。色の膨張効果で、トイレが広く感じます。

4-2.床と同系色のマットにする

トイレ マット

トイレの床にマットを置いている方は多いと思います。そのマットを床と同系色にするだけでトイレが広々として見えます。

4-3.差し色を入れるなら寒色か中性色

差し色

中性色の緑などを差し色に使うのがお勧めです。


5.トイレの寸法に関する注意点

5-1.床排水か壁排水か確認する

床排水か壁排水かによって、便器の設置場所が変わります。便器の後ろをチェックしてみましょう。

トイレ 床排水壁排水

5-2.トイレのコンセントの位置を確認する

コンセント

トイレスペースの寸法と合わせて、トイレの中のコンセントの位置を確認してからショールームや販売店に行きましょう。そうすることでスムーズにご自宅の状況に合った便器を案内してもらえます。

5-3.ペーパーホルダーの位置を考える

ペーパーホルダー

小さい便器にしたらペーパーが取りにくくなってしまったなどといったように、便器を変える際にペーパーホルダーの位置も変える必要があるケースもありますので、注意しましょう。


6.まとめ

各メーカーが様々な寸法の便器を出しています。ご自宅のトイレに合った便器を見つけるために、各商品の特徴やサイズなどをじっくり確認してみてください。トイレの寸法を知ることは使いやすいトイレ空間をつくる近道です。ストレスフリーなトイレ空間を実現してください。

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