知っておきたい!!在来浴室のリフォーム知識と注意点

在来浴室のリフォームをお考えですか?どのような浴室にしようか決めている方もそうでない方も、これさえ読めばリフォームの一歩に踏み出せます。

在来浴室をどうリフォームするか、またその費用や工期などリフォーム前に知りたいことや知っておくべきことのすべてをお伝えします。参考にしてみて下さい。

お風呂リフォームの費用と相場


1.在来浴室リフォームのパターンと特徴 

在来浴室リフォームのパターンは大きく3つに分かれます。

既存の在来浴室からユニットバスにリフォームするパターン、ユニットバス風在来浴室にリフォームするパターン、新しい在来浴室にリフォームするパターンの3つです。これら3つの浴室にそれぞれの特徴があります。それらを踏まえてどのパターンにするのかを決めましょう。

ユニットバスへのリフォームとは

ユニットバスへのリフォームとは

現在、主流となってきているユニットバスは浴室を構成するもの(床、浴槽、壁、天井、ドア等)が一体となっていて、施工現場で組み立てを行う浴室です。特徴は以下の通りです。

  • 保温性が高い
  • 掃除がしやすい
  • 工期が短い
  • サイズやデザインには限りがある

こんな方におすすめ!!

  • デザイン性よりも機能を重視したい方
  • 実物をショールームで実際に見たい方
  • 保温性を上げた方

ユニットバス風在来浴室へのリフォームとは

ユニットバス風在来浴室へのリフォームとは

もともとの在来浴室の壁や天井にパネルを貼り、床にシートを貼るなどしてユニットバス風に浴室をリフォームさせたものがユニットバス風在来浴室になります。特徴としては以下の通りです。

  • 低コストでデメリットの改善が可能
  • 見た目がユニットバス風に仕上がる
  • 浴室のサイズを問わない

こんな方におすすめ!!

  • 適当なユニットバスのサイズがないという方
  • 低コストでユニットバスに近い見た目と機能を得たい方

在来浴室へのリフォームとは

在来浴室へのリフォームとは

かつての浴室工事の主流であった在来工法は、周囲が防水加工された部屋と同じ造りをしています。そのため劣化などで防水機能が衰えはじめると、水漏れを引き起こすこともあります。在来浴室の特徴は以下の通りです。

  • 床材、壁材などに木材や石など高級素材を使用することが可能
  • どんな浴室サイズにも対応が可能
  • 窓の位置を変更することが可能
  • あらゆる形の浴槽を取り入れることが可能
  • 床が冷たいままとなってしまう

こんな方におすすめ!!

  • ユニットバスにはないオリジナルの浴室にしたい方
  • 現状の浴室や浴槽が変わった形や大きさをしている

パターンごとの特徴の比較

パターンごとの特徴の比較


2.在来浴室からユニットバスのリフォーム概要と費用について

在来浴室からユニットバスにリフォームしたいとお考えの方はたくさんいらっしゃると思います。こちらでは失敗しないために、知っておくべきことをお伝えします。

2-1.在来浴室からユニットバスのリフォーム概要

在来浴室をユニットバスにリフォームすると全く新しい形式の浴室へとリフォームすることが出来ます。写真を見て頂けると、わかりやすいと思います。

在来工法からユニットバスへのリフォーム
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/483

在来浴室をユニットバスにリフォームする場合には、既存のものはすべて取り外します。電気やガス関係も扱うので専門の知識をもった職人も必要になりますので、大掛かりなリフォームと言えるでしょう。また、写真では見えない部分のリフォーム箇所は以下の通りです。

  • 床下の腐食などの箇所を直します。
  • コンクリートを敷きます。(ユニットバス+水+人の重さに耐えるため)
  • 断熱材等が入っていない場合、断熱材を入れます。
  • ユニットバスの指定位置に給水管、給湯管、排水管を移設、設置します

2-2.在来浴室からユニットバスのリフォーム費用

古い在来浴室の場合、床下や壁の補強工事など、別途工事が必要なことがあります。従って、各家庭の浴室状況によって工事費用は変わります。また、業者によって割引率や工事費が異なりますので複数の業者に見積もりを依頼することをお勧めします。以下の工事費用例を参考にしてみて下さい。

在来浴室からユニットバスのリフォーム費用

ユニットバスのグレードと価格
ユニットバスのグレードと価格

工事費用の内訳
工事費用の内訳

2-3.在来浴室からユニットバスのリフォーム期間

在来浴室からユニットバスのリフォーム期間は7~10日程度です。既存の浴室を解体し、必要に応じて補修工事を行い、ユニットバスを設置します。それぞれの浴室の状況によってリフォーム期間は変わってきます。


3.在来浴室からユニットバス風在来浴室のリフォーム概要と費用について

この章ではユニットバス風在来浴室についてお伝えします。在来浴室のままで、見た目と機能をユニットバスに近づけるこの方法は、あまり知られていないと思いますので、ここで詳しく説明いたします。

3-1.在来浴室からユニットバス風在来浴室のリフォーム概要

ユニットバス風在来浴室は以下の写真のように、見た目はユニットバス同然であることがわかると思います。明るい雰囲気の浴室にリフォームされていますね。

在来工法からユニットバス風にリフォーム
出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=702

ご紹介した壁や天井にパネル、床にシートを貼り、浴槽を交換するだけで浴室をユニットバスのようにリフォームすることが出来ます。パネルの素材も防水性や保温性に優れたものがあり、在来浴室の欠点を補うことが出来るといえます。

3-2.在来浴室からユニットバス風在来浴室のリフォーム費用

パネル工法で在来浴室の壁や天井、シートで床をリフォームする際は、次のような費用になります。浴槽を交換する場合とそうでない場合で費用が変わってきます。

浴槽を交換する場合
浴槽を交換する場合

浴槽を交換しない場合
浴槽を交換しない場合

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3-3.在来浴室からユニットバス風在来浴室のリフォーム期間

ユニットバス風在来浴室は、壁、天井、床のパネルやシートの貼り付けは1〜3日で終わります。それに加えて、浴槽の取り替えやその他周囲の工事が1〜3日かかります。つまり、全体のリフォームとしては2日〜7日程度です。

※浴室の状況によって期間は変動します。


4.在来浴室から在来浴室のリフォーム概要と費用について

在来浴室はユニットバスよりも好みに自由にリフォームすることが可能です。一方で、自由であるからこそ、知っておくべきことがたくさんあります。この章では、在来浴室から在来浴室のリフォームについて細かく説明いたします。

4-1.在来浴室から在来浴室のリフォーム概要

在来浴室にリフォームする一番の魅力は、どこまでも自由にリフォームできることです。在来浴室にリフォームした例として、以下の写真のようなものがありますので参考にして下さい。

木材を使用した在来浴室

木材を使用した在来浴室

ユニットバスにはない高級素材(木材)を使用しています。木材そのものの特徴を生かし、床は滑りにくくなっています。

タイル張りの浴室

タイル張りの浴室

壁は大理石調タイルを使用し、床は鉄平石で施工するなど高級感あふれるデザインです。浴室の大きさ、浴槽サイズなどユニットバスでは不可能なサイズですが在来浴室によって実現することができます。 

写真のように、在来浴室はユニットバスよりもデザイン性に優れています。また、在来浴室は規格サイズでないため、浴室の広さを問いません。ですので、ユニットバスにはない規格サイズであっても在来浴室であればスペースいっぱいの浴室へとリフォームすることが可能となります。在来浴室は水漏れ等の心配があるので防水加工を含む下地工事は大切な作業のひとつとなります。

4-2.在来浴室から在来浴室のリフォーム費用

在来浴室から在来浴室へのリフォームの費用はこだわった分だけ費用がプラスされるといえます。明確な数字で費用を提示することは難しいですが、最低限のリフォームで50万円以上です。また、デザインに凝った在来浴室はさらに費用がかかるということを覚えておいて下さい。

総費用の目安
総費用の目安

リフォーム費用の内訳(目安)
リフォーム費用の内訳(目安)

4-3.在来浴室から在来浴室のリフォーム期間

リフォームの期間は3週間程度が目安となります。下地補修や防水加工等の作業はそれぞれの状況に応じて変わってきますし、浴槽を浴室に入れる際、浴槽の大きさによっては搬入経路を確保する必要もあるかもしれません。そうなった場合は、工期の延長が必要となります。


5.在来浴室リフォームの際の注意点

より快適なリフォームを成功させるため、ここでは在来浴室をリフォームする際に注意すべき点を説明します。参考にしてみて下さい。

5-1.業者選びを慎重に行う

5-1.業者選びを慎重に行う

上記のように、在来浴室からユニットバスにリフォームする際には大工のみならず、電気やガスなどに関して専門知識をもった業者を必要とします。しかし作業自体は難しくないため、リフォーム会社によっては専門知識のない業者に作業を行わせるケースもあります。

使う頻度の高い水回りのリフォームですから、信頼できる業者を選びましょう。

ここで、業者選びのポイントを紹介します。

  • 工事経験の豊富な業者を選ぶ
  • 複数の業者から見積もりを得る
  • 大手だけでなく、地域密着型の業者にも見積もりを依頼し比較検討する
  • ポータルサイトを利用する

安さだけで選ばない

複数の業者に見積を依頼した場合、それぞれ異なった価格を提案されるでしょう。その何社かの中から単純に、安いから選ぶということはお勧めできません。対応やサービス、工事内容など総合的な評価でリフォーム会社を選ぶようにしましょう。

5-2.補修工事の費用を事前に確認する

補修工事が必要か否かは実際に解体し始めないと確認できません。見積もりの段階で補修工事が必要となった場合の費用がどれくらいか確認しておくことをお勧めします。工事費等は業者によって異なるので、そういった項目も比較の対象に入れておきましょう。


6.まとめ

いかがでしたでしょうか?在来浴室をどうリフォームするか、またその際に知りたい情報をお伝えしてきました。リフォーム成功のため、参考にしてみて下さい。
まとめ修正

次の記事もお風呂リフォ―ムをする上で役に立つ情報が満載ですので、是非ともお読みください。

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