増築にかかる費用を徹底解説!費用を抑える方法もご紹介

「余っている庭を潰して増築するには、費用はいくらかかるのだろう?」「できるだけ費用を抑えて増築リフォームがしたい」
このようにお考えではありませんか?

増築にかかる費用は「どこに増築するか」によって変動します。

【既存の建物につなげての増築にかかる費用】

 1階部分増築2階部分増築
2畳約66~78万円約54~100万円
4畳約132~156万円約108~200万円
6畳約198~234万円約162~300万円
8畳約264~312万円約216~400万円

【離れの増築にかかる費用】

 木造鉄骨造プレハブ造
6畳約200~300万円約300~500万円約150~250万円
10畳約270~500万円約450~650万円約250~330万円
15畳約450~700万円約600~900万円約300~500万円
20畳約600~900万円約800~1100万円約450~660万円
30畳約800~1300万円約1000~1700万円約600~1000万円
40畳約1100~1600万円約1600~2000万円約900~1300万円

また、増築リフォームの際は工事以外にも諸費用が必要になります。

こちらの記事では、増築にかかる費用を解説、実際に行われた増築リフォームの施工事例や費用を抑える方法もご紹介します。

増築にかかる費用を抑える方法についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。


1.増築にかかる費用を徹底解説

ここでは、増築にかかる費用を解説していきます。

増築リフォームの費用は、「どこに増築するか」によって変動します。

また、増築リフォームを行う際は、工事費用以外にも必要な諸経費があります。

ご自身の希望するリフォームにどれくらい費用がかかるかイメージするために、ぜひ最後までお読みください。

1-1.既存の建物につなげての増築にかかる費用

既存の建物につなげて増築する場合、増築方法は2つあります。

増築方法

既存の建物につなげて増築する際の費用は以下の通りです。

【既存の建物につなげての増築にかかる費用】

 1階増築部分2階部分増築
2畳約66~78万円約54~100万円
4畳約132~156万円約108~200万円
6畳約198~234万円約162~300万円
8畳約264~312万円約216~400万円

増築にかかる費用は増築面積が広ければ広いほど単価が安くなります。

加えて、1階部分に比べ、2階部分に増築する場合は屋根の取り壊しや足場の設置など工事に手間がかかるため、費用も高額になっています。

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1-2.離れの増築にかかる費用

離れを増築する場合は建築方法によって費用に大きな違いがあります。

【離れの増築にかかる費用】

 木造鉄骨造プレハブ造
6畳約200~300万円約300~500万円約150~250万円
10畳約270~500万円約450~650万円約250~330万円
15畳約450~700万円約600~900万円約300~500万円
20畳約600~900万円約800~1100万円約450~660万円
30畳約800~1300万円約1000~1700万円約600~1000万円
40畳約1100~1600万円約1600~2000万円約900~1300万円

離れの増築も、費用は増築面積が広ければ広いほど単価が安くなります。

離れの増築についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

余った土地を活用!離れの増築で知っておくべき基礎知識や費用を解説
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増築部分にお風呂・トイレなど水回り設備を設置する際は、設置場所を工夫しよう

増築部分に水回り設備の設置を検討している場合は、水回り設備の設置場所によってリフォーム費用が変動することを知っておきましょう。

水回りの増築で必ず行う配管工事は、既存配管から施工箇所までの延長距離によって費用が変動します。

新しく設置する水回り設備が既存の配管に近ければ近いほど、配管延長にかかる費用を抑えられる、ということです。

配管の延長にかかる工事は、建物の構造によって多少変動しますが、1mあたり1.5~2万円が相場です。

増築と合わせて水回り設備の導入をお考えの方は、設置場所を工夫できるかどうか検討しましょう。

▼それぞれの場所や用途ごとの増築費用はこちら

>>リビングを増築する費用
>>和室を増築する費用
>>ガレージを増築する費用
>>サンルームを増築する費用
>>ベランダを増築する費用
>>玄関を増築する費用

1-3.増築で工事以外に必要な諸費用

増築リフォームを行う際は、工事費用以外にも必要な諸経費があります。

具体的には、工事の他に「建築確認申請」と「表題変更登記」に費用が発生します。

また、増築によって資産が増えるため「固定資産税」も増額します。

【増築で工事以外に必要な諸経費】

確認申請15~20万円
増税登記7~10万円
固定資産税増築面積によって異なる(目安:工事費の4割×1.7)

参考:https://www.reform-guide.jp/topics/zouchiku_hiyou/#3

確認申請は、「防火・準防火地域」の敷地、または「10㎡以上の増築」の場合必要になります。必要書類の作成には専門的な知識が必要ですので、施工会社に一任するのが一般的です。

確認申請については、以下の記事で詳しく解説しております。

>>5分でわかる増築時の確認申請とは!

登記についても、通常は「土地家屋調査士」に代行してもらいます。

あわせて、増築に伴い固定資産税も増額します。どれくらい増額するのかは増築面積や建物の構造によって異なりますが、工事費の4割×1.7%が増額分の目安です。

増築リフォームを行う際は、工事以外にかかる諸経費についても考慮しながらリフォームプランを立てるようにしましょう。


3.増築の施工事例を費用とともにご紹介

ここからは、実際に行われた増築リフォームの施工事例をかかった費用とともにご紹介します。

こちらの章では、増築が単独で行われたケース・全面リフォームと同時に行われたケースのどちらも掲載しており、ご自身の希望するリフォームにどれくらいの費用が必要なのか・仕上がりはどのようになるのかイメージすることができます。

あなたのリフォームプランをより具体的なものにするために、ぜひ参考にしてください。

3-1.子ども部屋を新たに増築(増築工事のみ)

施工費100~300万円未満
リフォーム面積0~30㎡
工期
掲載施工箇所増築部分外観
増築部分1階につなげて増築

子ども部屋を新たに増築(増築工事のみ)

子ども部屋拡張のために、物干しを置いていたスペースに増築工事をしました。増築部分の外壁は既存部分の色に合わせ、一体感のある仕上がりになっています。

出典:https://freshhouse.co.jp/case/17157/?costed=&author=&purposed%5B%5D=extension

3-2.増築工事で浴室サイズアップ(増築工事+ユニットバス交換)

施工費183万円
リフォーム面積
工期4日間
掲載施工箇所増築部分外観、浴室
増築部分1階浴室を増築

【増築部分外観】

増築工事で浴室サイズアップ 増築外観

赤枠部分の若干色が異なっている部分が増築箇所です。40㎝の増築で浴室がワンサイズアップしました。

【浴室】

増築工事で浴室サイズアップ 浴室

窮屈な在来浴室からゆったりと足を伸ばせる最新のユニットバスに交換しました。大きな窓はそのまま残し、太陽の光が差し込む明るい空間になりました。

出典:http://cube-renovation.co.jp/works/597/

3-3.ダイニングキッチンを広々増築(増築+全面リフォーム)

施工費910万円
リフォーム面積58㎡
工期2ヶ月半
掲載施工箇所増築部分外観・内観
増築部分1階につなげて増築

【間取り図】

ダイニングキッチンを広々増築 間取り

ダイニングキッチンの増築のほか、リビングを縮小して洗面室・浴室を新設しました。

【増築部分外観】

ダイニングキッチンを広々増築 増築部分外観

1階の右側につなげて増築しました。増築部分の屋根や外壁は既存部分に合わせたデザインに仕上げました。

【増築部分内観】

ダイニングキッチンを広々増築 増築部分内観

対面キッチンの壁面にはモザイクタイルを採用し、アクセントとしました。また、キッチンカウンターは家具のサイズや色に合わせて収納を設置し、統一感を出しました。

出典:https://www.artreform.com/example/4649/

3-4.お庭にサンルーム増築(サンルーム増築+全面リフォーム)

施工費700万円
リフォーム面積
工期1ヶ月
掲載施工箇所サンルーム
増築部分サンルーム

【サンルーム】

お庭にサンルーム増築

広々とした庭にサンルームを増築しました。リビングから出入りすることができ、窓ガラスを開けると一体感のある開放的な空間になります。

出典:https://www.artreform.com/example/3124/


4.増築リフォームの費用を抑えるには?

ここからは、増築リフォームの費用を抑えるための方法についてご紹介します。

増築リフォームを検討しており、費用をなるべく抑えて工事をしたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

4-1.相見積もりをとる

増築リフォームの見積もりを依頼する際は、必ず相見積もりをとるようにしましょう。

相見積もりとは、複数の会社に同じリフォーム内容で見積もりを作成してもらうことを指します。

相見積もりをとることで、リフォームにかかる費用を一括で比較でき、自分の希望するリフォームの適当な価格が分かるため、高額な費用での契約を防ぐことができます。

また、担当者の対応や工事の内容からもリフォーム会社を比較検討することが可能です。

リフォーム会社を選ぶ際は、必ず2〜3社に絞り見積もり依頼をしましょう。

4-2.補助金制度を活用する

増築リフォームでは、決められた条件を満たすリフォームであれば、補助金制度を利用することができます。以下で利用できる補助金制度をご紹介していますので、ご自身のリフォームが条件に当てはまるか確認し、申請する場合は必ず期限までに所定の手続きを済ませるようにしましょう。

◆こどもエコすまい支援事業【予算終了】

こどもエコすまい支援事業は、予算上限(100%)に達したため、2023年9月28日を持ちまして、交付申請(予約含む)の受付を終了しました。

概要…対象のリフォーム工事を行った全ての世帯に、原則最大30万円(子育て世帯や若者夫婦世帯の場合は上限を最大60万円まで引き上げ)の補助金を受け取れる制度。

受付期間…令和5年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも令和5年12月31日まで)

公式サイト:住宅:こどもエコすまい支援事業について – 国土交通省 (mlit.go.jp)

◆高齢者住宅改修費用助成制度

概要…自宅をバリアフリー改修するときに、介護保険を活用して国から補助金を最大18万円まで受け取れる制度。

受付期間:通年

関連記事:介護リフォームで使える補助金は2種類!どんな工事が対象?申請方法は?

◆長期優良住宅化リフォーム推進事業

概要…既存住宅の長寿命化・省エネ化など、性能を向上させるリフォームや、子育て世帯向けリフォームに対して最大150万または250万円まで受け取れる制度。

受付期間:令和4年12月4日~予算上限に達するまで

公式サイト:長期優良住宅化リフォーム事業【総合トップページ】 (kenken.go.jp)

その他、各自治体が独自に補助金を設けている場合があります。リフォーム工事の際は、一度自治体の補助金も利用できるかどうか確認してみましょう。

4-3.住宅ローン控除制度を活用する

増築で住宅ローンの借り入れをする場合、住宅ローン控除が受けられます。

新築や中古住宅の取得等で住宅ローンを借り入れ、すでに住宅ローン控除を受けている場合でも追加で適用可能です。

また、増築リフォームにおける住宅ローン控除の控除額は、140万円が上限です。

増築リフォームの住宅ローン控除についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

>>増築で、住宅ローン控除を併用することはできるのか?

▼こちらの記事も参考にしてください。

【プロが解説】リフォーム費用を抑える5つのアドバイス!注意点も
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5.まとめ

増築リフォームの費用は、「何を増築するか」によって変動します。

【既存の建物につなげての増築にかかる費用】

 1階増築部分2階部分増築
2畳約66~78万円約54~100万円
4畳約132~156万円約108~200万円
6畳約198~234万円約162~300万円
8畳約264~312万円約216~400万円

【離れの増築にかかる費用】

 木造鉄骨造プレハブ造
6畳約200~300万円約300~500万円約150~250万円
10畳約270~500万円約450~650万円約250~330万円
15畳約450~700万円約600~900万円約300~500万円
20畳約600~900万円約800~1100万円約450~660万円
30畳約800~1300万円約1000~1700万円約600~1000万円
40畳約1100~1600万円約1600~2000万円約900~1300万円

また、増築リフォームを行う際は、工事費用以外にも必要な諸経費があります。

【増築で工事以外に必要な諸経費】

確認申請15~20万円
増税登記7~10万円
固定資産税増築面積によって異なる(目安:工事費の4割×1.7)

参考:もう一部屋ほしい!6畳の増築にかかる費用を分かりやすく解説

増築リフォームの費用を抑えたい場合は、以下のような方法を検討しましょう。

  • 相見積もりをとる
  • 補助金制度を活用する
  • 住宅ローン控除制度を活用する

ご自身の希望するリフォームにどれくらい費用がかかるか確認し、賢く費用を抑えて工事を実現させましょう。

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