【塗装事例7選】カッコいい「黒」外壁に!失敗しない5つのポイント解説

黒の外壁

黒で外壁塗装すると、スタイリッシュでおしゃれな仕上がりになります。しかし日本では黒い家は少なく塗装経験がある業者も多くはないため、黒で塗り替える際にはあらかじめポイントを押さえておくことが大切です。

この記事では、外壁塗装に黒を取り入れカッコよく仕上げた実際の事例を紹介し、さらに黒に塗り替えるときに知っておくべき注意点、失敗を防ぐためのポイントなどを解説します。

外壁塗装の「色」選びをお助け!人気色の特長・印象・オシャレな配色
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1.黒を取り入れたカッコいい外壁塗装の事例

まずは、外壁塗装を黒で仕上げたカッコいい家の事例を紹介します。

1-1.漆黒の外壁にグレーのエクステリアがおしゃれ

黒い外壁

画像出典:https://tosou-kageura.com/works/31138/

漆黒の外壁にグレーのエクステリアと植栽がマッチしています。黒い外壁と似た色をエクステリアに採用することで統一感のある見た目に仕上がっています。

1-2.窓枠・フェンスの色を活かした淡いブラック

ブラック外壁

画像出典:https://www.zenreform.com/872.html

こちらの事例では真っ黒の窓枠やフェンスがアクセントになるよう外壁を淡いブラックで塗装しました。同系色で濃淡の異なるものを採用することで、メリハリのある見た目になります。

1-3.築古でもシックでおしゃれな見た目に

ブラック

画像出典:https://www.zenreform.com/504.html

こちらは築50年の瓦屋根の建物です。黒の塗料をふんだんに用い、築年数を感じさせないシックでおしゃれな見た目になりました。

1-4.平たい屋根のシンプルな外観が黒にマッチ

黒外壁

画像出典:https://tosou-kageura.com/works/32359/

平たい屋根の四角い形状の家を黒で塗装しました。シンプルモダンな形状は、黒を選ぶとよりおしゃれな印象を与えやすくなります。

1-5.黒の面積を減らすことで圧迫感を軽減

一面のみ黒

画像出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=2405

外壁を黒一色にすると圧迫感が出てしまいがちですが、一部にアイボリーを取り入れることで圧迫感を軽減しています。

1-6.木材の外壁は黒に塗装するとシックな印象に

ブラック 木製

画像出典:https://tosou-kageura.com/works/29208/

木材の外壁は、黒に塗ると落ち着いた印象にシックでかっこ良い印象が加わります。木目に沿って色に濃淡が出るので、黒一色でものっぺりとした印象にならずオシャレです。


2.「黒」を使う外壁塗装で失敗しない5つのポイント

外壁を黒で塗装するときに、失敗を防ぐためのポイントを5つ紹介します。

2-1.ワンポイントで別の色を使う

黒一色だとシンプルすぎると感じる場合、ワンポイントで別の色を差し色的に使うとオシャレ度が上がります。

2-1-1.白

ブラック×ホワイト

画像出典:https://www.zenreform.com/504.html

黒×白の組み合わせ例です。黒と白のモノトーンの組み合わせは、コントラストが強いにもかかわらずなじみがよく、スタイリッシュな仕上がりになります。

2-1-2.グレー

ブラック×グレー

画像出典:https://tosou-kageura.com/works/33448/

黒とグレーをレンガの目に合わせバランスよく塗装。黒一色よりもライトな見た目に仕上がっています。

2-1-3.茶色

ブラック×ブラウン

画像出典:https://tosou-kageura.com/works/29208/

黒は茶色との相性が良いのも特徴です。こちらの事例ではアクセントとしてごく一部をブラウンに塗装し、ナチュラルな雰囲気を加えました。

2-2.艶消しタイプや薄目の黒にすると周囲となじみやすい

同じ黒でも艶が出てピカピカするタイプではなく、艶消しタイプや濃いグレーに近い墨色のような薄めの黒を選ぶと周囲になじみやすくなります。

「外壁は黒にしたいけれども、周囲から浮くのは避けたい」と考えるときには検討してみるとよいでしょう。

2-3.カラーシミュレーションで仕上がりをイメージする

塗装業者のなかには、今の家の写真をパソコンに取り込んで、実際に塗り替えたときにどのような仕上がりになるかをシミュレーションして見せてくれるところが増えています。

カラーサンプルを見るだけでは分からない、窓枠やドア、家全体の雰囲気、隣接する家との調和なども確認できるので、ぜひ試してもらいましょう。

ただしカラーシミュレーションは、モニター上や印刷されたもので色を確認するため、実際の色とは異なる場合があります。色の組み合せや相性を見るのには役立ちますが、過信しすぎないことも大切です。

2-4.できるだけ大きいサンプルを見せてもらう

塗料を決めるときには、できるだけ大きいカラーサンプルをもらうことも重要です。一口に黒といっても濃淡がありますが、面積が小さいとどれも同じに見えてしまいます。A4サイズ程度のサンプルで比較すると違いが分かりやすくなるので、後悔を防ぐためにもできるだけ大きなものをリクエストしましょう。

またサンプルは室内で見ると、蛍光灯や電球の色の影響を受けて違った色に見えることがあります。そのため実際に外に持ち出し、自然光の下で外壁に当ててみることも大切です。

2-5.業者の施工実績はできるだけ調べておく

家を黒で塗装したい場合は、施工業者の実績をよく調べることも重要です。黒い家は日本ではまだ少ないため、黒で塗装した経験があまりない塗装会社も少なくありません。黒は普通の塗料では耐久性が弱いものもあるので、塗料に詳しく黒での塗装経験が豊富な会社だと安心して任せられます。

さらにデザインが得意な会社であれば、サッシやドアとの相性や、ワンポイントでの差し色の入れ方などを考えて、よりおしゃれな仕上がりになることも期待できるでしょう。

リフォームガイドでは、登録している業者の特徴や実績を把握しているので、黒での塗装が得意な業者をピンポイントでご紹介が可能です。まずは気軽にお問い合わせください。

【コラム】実際に「黒」の外壁にした人の声

新築時に黒い外壁にこだわったという方に、お話を聞いてみました。黒の外壁にしたいけど実際のところどうなんだろう・・・?と迷っている方はぜひ参考にしてください。

外壁を黒にしてみて、どうですか?
とても気に入ってます。黒はスマートに見えますし、飽きもきていません。
黒の外壁にするにあたって、こだわったポイントはありますか?
サイコロ状の形で、外壁面をフラットにすることです。外壁一面の面積が増えると、色映えがして建物の存在感も感じられるためです。外壁材はガルバリウムです。
外壁を黒にするデメリットは何ですか?
「夏場が暑い」「経年劣化が分かりやすい」ことだと思います。私は新築時に黒を選んだので、夏場が暑いことも考慮して工務店が断熱はしっかりしてくれていると思います。生活に支障が出るということは、今のところありません。

(取材後の一言)

塗り替えで黒を選ばれる方は、塗装と同時に断熱対策もしっかり行うといいかもしれませんね。塗料を断熱・遮熱塗料にする、内窓をつけるなど家の断熱リフォームを同時に行う、などを同時に検討しましょう。

また、ご自宅の形が「黒」と相性がいいかどうか、検討されるといいでしょう。この方は「黒」を基準に家の形を決められましたが、塗り替えの場合はそうではありません。ご自宅の写真を使ってシミュレーションしてもらえる塗装会社も多いですので、見積もり時に相談してみてください。


3.外壁塗装で「黒」を選ぶ前に知っておくべきこと

外壁を黒で塗装するとモダンでスタイリッシュな印象になりますが、いくつか注意点があります。ここでは外壁塗装で黒を選ぶ前に、知っておくべきことを6つ紹介します。

3-1.景観条例のある地域は確認しておく

外壁の色については、景観条例(※)で規制されている場合があります。景観条例とは、美しい街並みや都市景観を維持する目的で、各自治体が規則を定めたものです。たとえば自然との調和を目指す街で赤や黄色など目立つ色彩の色に塗装することは、地域の景観を悪くするので禁止されているケースなどがあります。

景観条例で外壁塗装が規制されている場合、黒が許可されるかどうかを事前に確認しなければなりません。許可されてない色で外壁塗装をおこなうと、罰則が科される可能性があるため注意が必要です。

(※景観条例一覧

3-2.色褪せや汚れが目立ちやすい

一般的に塗料は、色が濃いものほど紫外線によって色褪せしやすいとされています。とくに黒は紫外線を吸収しやすいため、ほかの色よりも劣化が早い傾向があり、だんだん白っぽく見えてくることも。黒の塗料を選ぶときには、耐久性の高いタイプを選ぶようにしましょう。

また黒い外壁は砂ぼこりなどが付くと、白い汚れが目立ちやすい点も注意が必要です。少し費用は高くなりますが、雨で汚れが流される光触媒などの低汚染塗料を選ぶことも検討しましょう。

3-3.熱を吸収するため断熱性能が低い家では熱がこもりやすい

黒は熱を吸収しやすい色であるため外壁が熱を持ちやすく、家の断熱性能が低い場合は家の中に熱がこもりやすくなります。とくに築年数が古い家では、断熱が不十分なケースも少なくありません。そのためあらかじめ、家の断熱がどうなっているかを確認しておくのが無難です。

断熱性に不安がある場合は、遮熱塗料や断熱塗料を使うと外壁が熱を持つのを低減できます。また近年は住宅の断熱リフォームに対する公的支援も充実しているので、あわせて検討するのもおすすめです。

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3-4.外壁材や塗料の種類によっては理想通りの仕上がりにならない

同じ黒で塗装しても、外壁材の種類によって仕上がりは異なります。そのため塗装後に「思った仕上がりと違う」となる場合があります。

たとえば外壁材がタイル調の凹凸のあるサイディングの場合、光が当たる凸部分は光って見え、目地部分は凹んで暗く見えるので、黒が均一にならず思っていたイメージと違うと感じる可能性があるでしょう。

同じ色でも外壁の素材や模様によって違った印象に仕上がる

また同じ黒であっても、艶ありか艶なしかによって仕上がりの印象は大きく異なります。とくに艶なしは真っ黒で塗ってもグレーに見えることがあるため、色見本で仕上がりの色をよく確かめて選びましょう。

3-5.サッシや玄関ドアと「黒」が合わないと見た目が悪くなる

外壁塗装をする場合に、サッシや玄関ドアまで交換することはほとんどないはずです。そのため外壁を黒で塗るときには、事前にサッシや玄関ドアの色との相性を確認することが大切です。

一般的にサッシの色はシルバーやメタリックブラウンが多く、黒との相性は悪くないケースが多いでしょう。一方ドアは好みの色が使われているケースも多く、外壁が黒になったときに合わないと、見た目が悪くなってしまいます。今の家を黒で塗ったときにどのように見えるのか、塗装会社にシミュレーションしてもらうとよいでしょう。

3-6.近隣住人が不快に思う可能性がある

黒い家はスタイリッシュでおしゃれですが個性が強く、日本ではまだ少数派です。日本では白やアイボリー、クリーム、ベージュなど淡い色が多いため、周囲の景観となじまず近隣住人が不快に思う可能性があります。

黒での外壁塗装が景観条例で禁止されていなくても、近隣住人とトラブルになる可能性を考慮して判断する必要があるでしょう。地域に詳しい塗装業者に相談し、エリアの傾向を確認するのがおすすめです。

こういう場合は「黒」はやめるべき!

黒での外壁塗装をおすすめできない人をまとめました。

  • 理想の仕上がりになりにくい外壁材の場合
  • 塗装費用やメンテナンスコストをできるだけ抑えたい場合
  • 築が古く断熱性能が低い家の場合
  • アルミサッシやドアに黒と相性のよくない色が使われてる場合
  • 近隣住人への迷惑になる場合

上記に該当する場合は、ほかの色を検討してみることをおすすめします。塗装業者に相談し、いろいろな色でシミュレーションしてみてくださいね。


4.まとめ

外壁を黒で塗り直すと、スタイリッシュでおしゃれな家に生まれ変わります。しかし黒は個性が強く、周囲から浮き不快に思われてしまうこともあるため、エリアの情報に詳しい塗装業者に近隣住人の傾向などを確認しておくと安心です。

また黒塗装は一般的ではなく、不慣れな業者が多いことも特徴です。失敗して後悔しないためにも、塗料に詳しく黒での塗装経験が豊富な業者を見つけましょう。

リフォームガイドでは、希望にあわせてさまざまな塗装業者から簡単に相見積もりを取ることが可能です。比較して業者を選びたい方は、ぜひご利用くださいね。

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