施工管理アプリ厳選10個を徹底比較|自社に最適なアプリが分かる

施工管理アプリとは、クラウド上で案件データを管理し、スマホやタブレットで「いつ、どこでも」、「関係者全員が」案件情報や現場状況を共有できるよう開発されたツールです。

施工管理アプリでできることは以下の8点です。

  • スマホやタブレットで撮った写真をその場でアップできるため、後でPCに取り込んで整理して・・・というデスクワークの手間が省ける。
  • リアルタイムで現場の状況が確認できるため、現場に行く回数も減る。
  • 社内の人間だけでなく、外部の職人や業者など、関係者全員が同じ情報を共有できる。
  • 全員が同じ情報を共有することで、わざわざ仕様変更の連絡を関係者全員にする必要はなく、伝達漏れが防げる。
  • 電話口で伝えると曖昧だった内容が、アプリ内で写真や図面付きで伝えることができ、認識のズレがなくなる。
  • 業務効率が上がることで人手不足が解消。
  • 労働環境の改善により採用もしやすくなる
  • 情報が一つにまとめられるので必要な情報が一瞬で得られる

このようなことがたった一つのアプリで実現できたら、使ってみたいと思いませんか?

この記事では、おすすめの施工管理アプリ10種類と、あなたの会社に最適なアプリの選び方をご紹介します。

ここで紹介する施工管理アプリは、リフォーム会社、工務店、中小建設会社に特化した施工管理アプリです。大規模建設現場に特化した施工管理アプリはご紹介しておりませんので、ご了承下さい。

あなたの会社に必要なアプリが見つかるはずですので、是非ご一読ください。


1. 施工管理アプリ厳選おすすめ10選

おすすめ施工管理アプリを10種類ご紹介します。

    1. クラフタ(完全無料で使いやすさNo.1)
    2. SITE(3つの機能でシンプル)
    3. 現場Plus(月額1万円/60人でコスパ重視)
    4. KANNA(建設業、製造業で幅広く利用)
    5. 現場ポケット(塗装業で人気
    6. ANDPAD(製造業からゼネコンまで幅広く利用者数No.1)
    7. ダンドリワーク(業界出身者がフォロー)
    8. Kizuku(トークとスケジュール管理が簡単)
    9. CAREECON For WORK施工管理(資料管理に特化)
    10. 現場Conne(マンション建設に最適)

以下の図は、本記事で紹介する10種類の施工管理アプリを無料と有料、中小向けか大手向けか、という軸でそれぞれの位置を表しました。

中小向けの施工管理アプリは、比較的低価格シンプル、職人の使いやすさを重視している傾向があります。

大手向けの施工管理アプリは、料金設定が比較的高く機能が充実しています。現場の職人だけでなく、バックオフィスの管理者側の視点を捉えているアプリが多い傾向です。

<施工管理アプリ価格・機能・操作性の比較表>
  価格 多機能 操作性
中小向け
クラフタ
SITE
現場Plus
KANNA
現場ポケット
大手向け
ANDPAD
ダンドリワーク
Kizuku
CAREECON For WORK施工管理
現場Conne

1-1.クラフタ(完全無料で利用制限なし!使いやすさNo.1の施工管理アプリ)

こんな会社におすすめ:

  • 従業員規模30名以下の工務店/リフォーム会社/外装屋

機能・できること:

  • LINEのような感覚でコミュニケーション
  • 写真や資料の管理
  • 案件情報管理
料金
初期費用 無料
月額費用 無料
オプション費用 無料

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

ユーザーの声:

「無料なのにここまで便利だとは思っていませんでした。建築業界向けに作られているのでシンプルで使いやすいと社内でも評判です。」(10~20名規模、工務店)-HPより

「シンプルなので機械の操作が得意で無い職人でも使いやすいと思います。」-アプリレビューより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:https://crafta.site/

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

※調査機関:2022年1月6日~1月8日/調査概要:施工管理アプリを扱う10社を対象としたブランド名イメージ調査/調査方法:インターネット調査/調査対象:建設業界関係者551名

1-2.SITE(機能は「案件管理・チャット・スケジュール」の3つとシンプル)

こんな会社におすすめ:

  • 最低限の機能だけでシンプルなものがいい会社

機能・できること:

  • 2つのアプリをダウンロード必要だが、アプリ内で行き来ができるため1つのアプリかのように使える
  • チャット、スケジュール管理、案件管理
  • 時間制限のないオンライン会議も可能(図面や資料の共有機能もあり)
料金
初期費用 無料
月額費用

1667円×PC利用人数

(年間2万円/1PCユーザー)

アプリユーザーは100人まで無料連携可能

オプション費用
無料お試し期間 4週間

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

 ユーザーの声:

「決め手はシンプルな使い心地でした。さらにサポートがしっかりしている印象だったので、導入を決めました。・・・営業の方は、建築現場を理解している方なので、まだ我々が気づいていない課題も教えていただきました。」(10~30人規模、内装・建築工事)-HPより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:
https://www.conit.site/index.html

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

 1-3.現場Plus(月額一人当たり10,000円/60人!チャットから工程表までコスパ抜群)

こんな会社におすすめ:

  • 工程表やカレンダー機能までほしいができるだけ予算を抑えたい会社

機能・できること:

  • チャットの他に掲示板機能あり、現場全体の一斉連絡は掲示板にできる
  • 入退場管理
  • 施主との会話
  • 縦横断工程表あり
  • 電子小黒板あり
料金
初期費用 月額費用の1ヶ月分
月額費用

1ID167円/月

60IDで1万円/月
30ID追加ごと+5000円

※税別表示

オプション費用

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

ユーザーの声:

「・・・工程表と入退場管理が使いやすいと思って導入しました。・・・施主からも、『このようなデジタルな管理をしているとは知らなかった!』と褒められました。まだまだ使いこなしていませんが、他の機能もじっくりマスターしていきます。今後の開発も期待しています。」-アプリレビューより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:
https://www.kensetsu-cloud.jp/genbaplus/

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

1-4.KANNA(建設業、製造業で幅広く利用)

こんな会社におすすめ:

  • 使いやすさ重視で案件管理とチャット機能がほしいと思っている製造業・建設業の会社

機能・できること:

  • 写真の図面を管理・共有
  • 案件情報に紐づいてチャットができる
  • 作業の開始・終了報告を現場からできる
料金
初期費用 無料
月額費用

ライトプラン:要問合せ
ベーシックプラン:要問合せ
プレミアムプラン:要問合せ

オプション費用

サービス画面:

App storeのスクリーンショット

ユーザーの声:

「シンプルで非常に使いやすく、業者間での連携も取れて重宝してます。」-アプリレビューより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:https://lp.kanna4u.com/

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1-5.現場ポケット(施工管理者のための生産性向上アプリ)

こんな会社におすすめ:

  • 塗装業の企業

機能・できること:

  • 報告書
  • 日報
  • アルバム機能
  • 工程管理
  • チャット機能
料金
初期費用 無料
月額費用

12000円/月

オプション費用 要問合せ
無料お試し期間 最大2ヵ月の無料お試し

ユーザーの声:

導入してヵ月くらい経っての感想なのですが日報管理などはしやすくてとても良いと思うのですが、アプリを起動するときや現場ごとにその日の日報や作業内容などを報告するときにタイムラグのような時間があるのでそこを治していただきたいです。-アプリレビューより

サービス画面:

現場ポケットのアプリスクリーンショットApp storeのスクリーンショット

HPのURL:https://gempo.info/
対応端末:iPhone、iPad、android端末

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1-6.ANDPAD(製造業からゼネコンまで様々な業界で幅広く利用)

こんな会社におすすめ:

  • 工程表管理や経理作業なども全て一括して行いたい会社

機能・できること:

  • チャット
  • 工程表
  • 営業管理
  • カレンダー(工程表と連動)
  • 社内タスク管理 ※オプション
  • 検査 ※オプション
  • 見積作成 ※オプション
  • OB点検・メンテナンス管理 ※オプション
  • 受発注 ※オプション
料金
初期費用 10万円
+導入サポート研修 10万円/回
月額費用

1アカウント 600円

36,000円/月(利用可能人数60名)
60,000/月(利用可能人数100名)
120,000/月(利用可能人数200名)

※税別表示

オプション費用 オプション機能追加時のみ
無料お試し期間

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

ユーザーの声:

「導入前は1現場につき週に3回ほど現場に行っていたのが、週1~2回に減りました。現場への移動費や労務費が減らせたことで、会社としては現場管理経費の削減は大きなメリットです。」-HPより

「操作や登録時のタイムラグがほとんどないところが快適です。また、また現場の場所をマップで表せるのですが、住所のない場所も細かく指定ができ助かります。」-アプリレビューより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:
https://lp.andpad.jp/

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1-7.ダンドリワーク(業界出身者がフォロー!機能はオプションでカスタマイズ)

こんな会社におすすめ:

  • 導入後もアフターフォローがあるアプリを探している

機能・できること:

  • 現場写真・資料管理
  • 工程表管理 ※オプション
  • 発注・請求機能※オプション
  • 自主検査シート※オプション
  • 報告書機能※オプション
  • 施主とのコミュニケーションツール※オプション
料金
初期費用 20万円~
月額費用

1アカウント:199~660円/月

30アカウント:19,800円/月
50アカウント:24,800円/月
100アカウント:29,800円/月
150アカウント:34,800円/月
200アカウント:39,800円/月

※200アカウント以上の場合は別途相談
※税別表示

オプション費用 各オプション20,000円/月~
無料お試し期間

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

ユーザーの声:

「一言でいうと、『現場にいく回数が激減しました!!』ただ、これは悪い意味ではなくて、無駄に現場へ行くことが無くなったということです。現場に行く回数は減りましたが、現場に関する情報を伝える量と把握している量でいうと、増えているというのが実感です。」-HPより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:https://www.dandoli-works.com/

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1-8.Kizuku(コミュニケーションとスケジュール管理が簡単にできる)

こんな会社におすすめ:

  • 職人ができるだけ使いやすくコミュニケーションやスケジュール管理ができるアプリを探している

機能・できること:

  • チャット
  • 写真・資料管理
  • 案件管理
  • 自分目線の個人スケジュール
  • 工程表※オプション
  • 施工/検査報告書作成※オプション
  • 検査機能※オプション
  • 現場の入退場状況が分かり感染症対策ができる※オプション
料金
初期費用 10万円
+導入支援サービス 10万円
月額費用

1アカウント500~666円/月

30アカウント 20,000円/月 
50アカウント 30,000円/月
100アカウント 50,000円/月
※100アカウント以上の場合は別途相談

※税別表示

オプション費用 各オプション機能 数千円/月
無料お試し期間

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

 ユーザーの声:

「第一印象は『トークの操作が簡単で良い!』で、職人さんでも使えるのではと期待できました。社内外で気軽に報告・連絡・相談ができるし、監督を介さずに業者間でやりとりできそうだなとイメージできました。」(年間棟数150棟工務店)-HPより

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:
https://www.ctx.co.jp/kizuku2_pr/index.html

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

1-9.CAREECON for WORK 施工管理(建設業界のデスクワークを楽に!資料管理に特化)

こんな会社におすすめ:

  • 慢性的な社員の残業に悩んでいる建設企業

機能・できること:

  • 案件管理
  • 資料管理
  • 工程表管理
  • 図面編集
料金
初期費用 10万円
+導入支援サービス 10万円
月額費用

28000円/月(年契約一括の場合)
30000円/月(月払いの場合)

自社アカウント数30名(協力職人アカウント無制限)まで、以降10名毎+5000円/月

データ容量20GBまで、以降10GB毎+5000円/月

※税別表示

オプション費用
無料お試し期間

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

対応端末:iPhone、iPad、android端末
HPのURL:
https://work.careecon.jp/products/sekou

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

1-10.現場クラウド(Conneマンション建設にはこれ!操作のしやすさにこだわった建設現場アプリ)

こんな会社におすすめ:

  • マンション・ビル建設など手掛ける会社

機能・できること:

  • チャット
  • 写真・動画共有
  • 工程表共有
  • マイスペース(メモやタスク管理に使える)
料金
初期費用 導入支援(1回・1時間)2万円
月額費用

お試し:無料
(5名、3GBまで)

梅プラン:10,000/月
(20名、100GBまで)

竹プラン:30,000/月
(100名、500GBまで)

松プラン:50,000/月
(300名、1TBまで)

※税別表示

オプション費用
無料お試し期間 お試しプランで利用する期間は無料

ユーザーの声:

現場に特化したアプリだけあって、各機能が、かゆいところに手が届くように考えられています。-アプリレビューより

サービス画面:


App storeのスクリーンショット

HPのURL:https://conne.genbasupport.com/
対応端末:iPhone、iPad、android端末

※施工管理アプリを始めるには登録が必要です。まずはこちらから問い合わせましょう!

 


2.あなたの会社に最適な施工管理アプリが分かる3ステップ

ここでは、「自分の会社はどの施工管理アプリを使えばいいのか?」という疑問に対して、あなたの会社にとって最適な施工管理アプリはどれかを判断する手順を解説します。

STEP1 それぞれのアプリの想定ユーザーを知る

施工管理アプリは、ユーザーとして想定している会社の規模や業態がそれぞれあります。

建設業界と言っても地元密着の中小工務店から、大型施設や公共事業を手掛ける大手建設会社まで多岐に渡ります。

まずはそれぞれのアプリが対象としているユーザー層と自分の会社が一致するかを確認しましょう。

STEP2 必要な機能のみ備わっているかを確認

機能はあればあるだけいい!という訳ではありません。

必要以上の機能がある場合、画面上の情報が多くなり、結果的に「使いづらい」という感想に至ってしまう恐れがあります。

必要な機能のみ備わっているアプリ、またはオプション等でカスタマイズできるアプリを選ぶと良いでしょう。

STEP3 操作が簡単かどうかをチェック

施工管理アプリを選ぶ上で一番重要なポイントは「操作の容易さ」です。

施工管理アプリは管理者・現場の職人など関係者が誰でも同じ情報を共有できるという特徴があります。そのため、「誰でも使える」ということが大前提です。

FAXや電話でのやりとりが当たり前な業界でアプリを浸透させていくには、まず誰でも使えるシンプルさが必要不可欠です。

無料のもの、または無料体験ができるアプリもあるので、まずは実際に使ってみましょう。


3.まとめ

ここでは施工管理アプリを10種類紹介しました。

業界の人手不足が深刻になる中、効率的に現場を回すには施工管理アプリのようなツールが欠かせません。

情報を「一元管理」し「全員で共有」することで、現場監督の負担を軽減できるほか、職人も引継ぎがスムーズになる、「手戻り」や「手待ち」が減るなどメリットがたくさんあります。

気になるアプリが見つかれば、まずは問い合わせや資料請求をしてみましょう。