
「水回りを新しくしたい」「収納を増やしたい」―。
住まいの”困った”に寄り添い続けて約70年。兵庫県西宮市を拠点に、地域密着のリフォームを手がけているのが有限会社分銅工務店です。
今回は同社が長年愛され続ける理由と、これからの住まいづくりについてお話を伺いました。
「困った」に寄り添う、あったかリフォーム
「工務店というと、堅い印象を持たれる方も多いんです」
そう語るのは、二級建築士・一級建築施工管理技士の資格を持つ分銅邦尚さん。そんな印象を和らげようと、同社では「あったかリフォーム」というコンセプトを掲げています。
「人にあったか」「お財布にあったか」「ITであったか」。この3つの「あったか」を通じて、お客様に安心してリフォームを任せていただける環境づくりを心がけているそうです。
丁寧なヒアリングからはじまり、品質を維持しながら適正価格で工事を提供。工事中は進捗状況をスマートフォンで確認でき、住み始めた後もアフターメンテナンスまでしっかりサポートするなど、お客様の不安に寄り添う工夫を随所に取り入れています。
「水回りの設備交換から間取りを変える大規模なリフォームまで、規模の大小を問わず対応しています。お客様が困っていることは、たとえ小さなことでもまずはご相談ください」
技術者が打ち合わせも担当する安心感
同社の特徴の一つが、お客様との最初の打ち合わせから実際の工事にいたるまで、同じスタッフが担当する体制です。
多くのリフォーム会社では営業担当と施工担当が分かれていますが、同社では最初の打ち合わせに訪れるのは大工の技術を持つ社長や分銅さん。現場調査から工事まで、経験豊富な自社スタッフが直接担当します。
「お客様から『誰が工事に来るの?』と聞かれたとき、『私たちが行きます』とお答えすると、少し安心していただける部分があるようです」
数十年にわたり同社で働くベテラン大工とともに、確かな技術でリフォームを手がける同社。長年お客様から信頼され続けている理由を尋ねると、分銅さんはこう話します。
「私としては、特別なことをしている感覚はないんです。打ち合わせ前の事前連絡や、お客様のお話をしっかりメモすることなど、当たり前のことを真摯に積み重ねることが、お客様からの信頼につながっているのではと思っています」
(同社の施工時の様子)
“当たり前”を大切に、プロならではの提案
現場を知り尽くしたスタッフが打ち合わせ段階から担当することで、より具体的な提案も可能に。お客様の要望を実現するだけでなく、プロならではの視点も大切にしています。
「最終的な納まりや、工事の際に起こりうる問題点なども、長年の経験を通して少しずつ分かってくるものなんです。お客様のご要望通りのプランが最善の場合ももちろんありますが、例えば『この場所はこうした方がもっと使いやすいのでは』といったご提案もさせていただいています」
お見積りの際には、お客様のご要望通りのプランに加えて、自社からの提案プランも用意。それを基に対話を重ねながら、より良い住まいを作り上げていきます。
(同社の手掛けた施工事例)
工事後もずっと、お客様の暮らしとともに
工事完了後も同社の「あったかリフォーム」は続きます。住み始めてから気づく細かな調整や、新たな要望にも迅速に対応。定期的な訪問やメンテナンスのサポートも欠かさず行っています。
「リフォーム工事が終わっても、その先にはお客様の暮らしがあります。アフターメンテナンスを含めて、しっかりとサポートさせていただきたいと考えています」
リフォーム後のお住まいにお客様がご友人を招いた際、「すごく素敵ね」と感想をいただき、その後口コミでご紹介いただけることもあるそうです。
「そういうときは本当にありがたいですね。私たちの仕事を評価していただけているんだなと思うと、やっていてよかったなと感じます」
(同社の手掛けた施工事例)