内装リフォームで知っておきたい費用と5つの注意点

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内装のリフォームを考える際に、どれくらいの費用が掛かるのか、失敗しないためにはどうすればよいのか、そのようなことが気になりませんか?

ここでは皆さんが気になる費用や価格の目安についてまずご説明します。そして失敗しないための注意点や、リフォームを行うべき時期や、DIYについてもご説明してまいります。

内装のリフォームをお考えの方はぜひご覧いただき、実践してみてください。


1.内装リフォーム・工事に掛かる費用について

内装のリフォームを検討する際に最も気になるものの一つが費用です。一般的な費用や価格の違いについてご説明いたします。

1-1.内装リフォーム・工事の費用の目安について

内装リフォームでメインとなる、「クロスの張替え」、「フローリングの張替え」、を中心に6畳の部屋と8畳の部屋でどれくらいの金額が掛かるかをまとめてみました。

 4畳(万円)8畳(万円)補足
クロスの張替え4~86~11クロスのグレードや状態により変動
フローリングの張替え10~1514~20フローリングのグレードで変動
畳をフローリングへ張替え15~2221~28 フローリングのグレードで変動
和室(畳)から洋室へ19~2525~32畳、壁、天井のみを交換の場合
和室(畳)を丸ごと洋室へ40~6055~85ドアやクローゼット含めた交換
2部屋をつなげる54~70壁を撤去し床と壁紙の張り替え
1部屋を仕切って2部屋にする12~24壁とドアの取り付け
内装全面張替え120~1503LDK(延べ面積70㎡)の場合

リフォームの際に用いるクロスやフローリングの材質、お部屋の傷み具合によって金額は変わってきますので、費用の目安としてご利用ください。

それぞれのリフォームの費用については以下の記事も参考にしてください。
>>壁紙(クロス)張替え
>>フローリング張替え
>>畳をフローリングにリフォーム
>>間取り変更のリフォーム
>>内装の全面リフォーム

1-2.内装リフォーム工事の費用の違いについて

同じ内装リフォームでも、価格帯には幅があります。どのような場合に価格が異なるのか、追加費用が掛かるのはどのような場合なのかをご説明いたします。

  • クロスをグレードアップする場合:1万円/6畳~
  • 壁に目立った穴がある場合:5000円/1個~
  • 現在の壁がクロスではない場合:3万5000円~
  • 現在の天井がクロスでない場合:1万5000円~
  • 下地工事の追加が必要な場合:3万5000円~

一見すると同じリフォーム内容でも、お部屋毎に状況が異なっています。お部屋の状況に合わせて金額も異なってくるという点は認識しておく必要があります。


2.内装リフォームでよくある失敗事例と5つの注意点

内装のリフォームには知っていれば防げる失敗がたくさんあります。リフォームを始める前に知っておきたい注意点とその対策についてまとめましたので、参考にしてみてください。

2-1.リフォーム会社選びでの注意点と対策

リフォーム会社選びでよくある失敗が、内装が得意かどうかわからずにお願いしてしまうことです。例えば「数年前に水回りのリフォームをお願いした会社に今回は内装をお願いしたらイマイチだった」というケースです。

実は水回りが得意な業者と内装が得意な業者は異なるのです。内装が得意な業者を見極める方法をいくつかご紹介します。

  • 内装専門業者:総合的にやっている会社よりも数は少ないですが安心です
  • 内装実績が豊富な業者:会社のHPで内装実績が4割以上掲載されていることが目安
  • インテリアコーディネーターが居る:内装に力を入れている会社の可能性が高いです

最後に番外編ですが、社名に「インテリア」が入っているリフォーム会社も内装に強い会社が多いようです。

インターネットで検索して探すかポータルサイトを利用して探すのが便利でしょう。それでも内装が得意なリフォーム会社が見つからない場合は、我々リフォームガイドでも優良な会社をご紹介しておりますので、気軽にお問い合わせください。
TEL:0120-395-120
インターネットからご利用:http://www.reform-guide.jp

2-2.部分的な内装リフォームを行う場合の注意点

カラフルな内装の部屋

「汚れの目立つクロスを張り替えたい」、「フローリングを張り替えたい」という部分的なニーズが多いのですが、実は部分的なリフォームは注意が必要です。

住宅は全体が並行して傷んでくるので、一部分だけが新しくなると他の箇所から色が浮いてしまう可能性があるのです。統一感に納得できず、他の部分も後からリフォームするというケースは意外と多いのです。

また場所によっては2回に分けてリフォームするよりも、一緒にリフォームする方が職人さんも同時に作業を進められるため割安になることもよくあります。気になる箇所だけリフォームする場合と、周辺も一緒にリフォームする場合の両方の見積もりを取るなどして、しっかりと検討したうえでリフォーム範囲を決めましょう。

2-3.リフォームの素材選びで失敗しないためのポイント

内装のリフォームでは素材選びがとても重要になってきます。

ここでは壁紙とフローリング選びで失敗が起こりやすいポイントをそれぞれご紹介致します。

サンプルと出来上がりのイメージの違い(壁紙選び)

サンプルを見て選んだはずなのに、イメージと違うというのは大変多い失敗事例です。理由は小さなサンプルと印象と壁一面に張った場合の印象の違いです。

これを防ぐためには少しでも大きなサンプルを用意してもらうことと、サンプルを実際に壁にあててみてイメージをしていくことです。部屋の陽当たり具合によっても異なってきますので、日中と夜とで比べてみるのもよいでしょう。

見落としがちな手触り感(フローリング)

床材のリフォームではデザイン性だけでなく、手触り足触りが意外と大切になります。特に小さな子供がいるご家庭や、床の上で横になる生活スタイルの方は注意が必要です。

また、固すぎたり音が響いたりしないかというのも重要なポイントです。ショールームやサンプルなど、実物で確認できるものを直に触って確かめるようにするとよいでしょう。比べると素材による違いが体感できると思います。

2-4.無垢フローリングでリフォームする場合の注意点

木目調のフローリング

最近は安価な無垢フローリングも出てきたので、選ぶ方も増えました。無垢フローリングは品質も良いのですがデメリットも当然あるので、理解したうえで選ぶようにしましょう。

無垢のフローリングのメリット・デメリット

メリットデメリット
本物の木のぬくもりがある材料費も工事費も高額となる
調湿性があり結露しにくい材料費の品質にバラつきがある
耐久性があるフローリング1枚1枚が異なり不均一

無垢フローリングは自然の木なので、痛みも変色もバラツキもあります。それを味わいとして楽しめる方でなければ高い費用を掛けたのに思っていたのと違ったということになってしまいます。

逆に色や品質の統一感や、汚れに対する強さなどを重視する場合は合板のフローリングの方が良いでしょう。

2-5.クロスの張替えを繰り返す場合の注意点

クロスは何度でも張替えが出来ると思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、古いクロスを剥がすたびに少しずつシールを剥がした時のような跡が残って行くものです。

クロスの張替えを繰り返していくうちに、凹凸が大きくなり、新しいクロスを貼っても下地の跡が表面に出てしまうようになります。

下地の跡を目立たないようにするためには、クロス選びで工夫をするしかありません。具体的には次のようなクロス選びをするとよいでしょう。

  • 生地の厚いクロスを選んで目立たなくする
  • 柄の入ったクロスを選び下地の跡が目立たなくする
  • クロス自体に凹凸のあるものを選び目立たせない

3回目を超える張替えの場合は、下地のボード自体の交換もそろそろ考えたほうが良いかもしれません。リフォーム会社に下地ボードの状態を相談するとよいでしょう。


3.内装リフォームを考えるべき時期やタイミング

内装のリフォームはいつ行うのが良いのでしょうか?傷み具合や、リフォーム箇所によっても異なりますが、新築から10年が経過するとクロスなどは張替えを検討してもよいでしょう。

場所ごとに時期やタイミングが異なりますので、下の表を一つの目安としてください。

築5~10年フローリングの補修
壁の張替え
天井の塗り替え
築10~15年畳の張替え
木材系の壁の補修
天井のメンテナンス
築15~20年カーペット・フローリング張替え
壁の塗り替え
築20年以上タイル床の補修

4.おしゃれな内装にリフォームするポイント

おしゃれな内装イメージ

内装をおしゃれにするポイントは以下の3つです。

  • 配色|統一感を出す
  • 間取り|解放感を出す
  • 照明|高級感を出す

詳しくは「【30事例つき】あなた好みのおしゃれな内装を実現するポイントは3つ!」をご覧ください。ワンポイントテクニックや、思わず真似したくなるような事例をご紹介しています。

また、天井を高くしたい、キッチン空間を充実させたい、など要望別に間取りをまとめた「要望別に見る!おしゃれな間取り17選と役立つ間取りの考え方」もあわせてご覧ください。


5.自分で出来る内装リフォーム!お手軽DIY

内装リフォームの中でも壁紙は自分でもやりやすい内容です。業者にお願いするよりは費用も安く抑えることが出来るので、DIYに取り組んでみるのもよいでしょう。

ここでは手軽に出来るDIYの内容についてご説明します。

5-1.クロスの汚れを落とす

クロスの汚れを落とす掃除用品

汚れを落とす際にはタオルやスポンジに水を含ませ、優しくこするようにしてください。中性洗剤を混ぜたものを使ってもよいでしょう。汚れを落としきってしまおうと激しく何度もこするとクロス自体を痛めてしまうので、乾いてから再度こするようにしましょう。

5-2.壁紙のはがれた箇所を修理する

はがれた箇所を修理する際は、糊や木工用のボンドを薄めて利用するようにしてください。間違っても強力な接着剤を使うことの無いよう注意が必要です。強力な接着剤を使ってしまうと、次に業者が張り替える場合にうまく剥がれずに残ってしまうことがあるので注意してください。

5-3.その他のDIYを行う上での注意点

壁紙の張替えや、壁にペンキを塗るようなDIYをされる方もいらっしゃいます。しかしここから先は難易度も上がってきますし、結果的に家を傷めてしまい業者が入った時に余計な費用が掛かるリスクも発生します。

全ての方にお勧めできる内容ではありませんので、くれぐれも注意して行うようにしてください。

ある程度のリスクを認識したうえでDIYに取り組まれる場合は、以下のサイトなどで十分にやり方を学んでから取り組まれることをお勧めいたします。

プロが教える!インテリアDIY
URL:http://www.matusou.co.jp/diy/


6.まとめ

内装のリフォームはお部屋のイメージを大きく変えるので楽しみなリフォームの一つです。業者選びと素材選びがリフォームを成功させるうえでの大切なポイントになりますので、ここでご説明した内容に沿って、納得ゆくリフォームをなさってください。

(内装リフォームの関連記事)

全ノウハウまとめ
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