
東京都世田谷区に本社を構える「株式会社RETOLIS」。水回りの交換やクロスの張り替え、外壁のメンテナンスからデザインリフォーム・マンションリノベーションまで、幅広い施工を手がけ、多くのお客様から支持を集めています。
会社名は「忙しい中でも自分の人生を美しく生きることを思い出そう」というドイツの詩人・ゲーテの名言に由来。古くなった建物を蘇らせるだけでなく、そこに住むお客様や担当したスタッフも笑顔になってほしい―。そんな想いが込められているそうです。
今回は、代表取締役である金子社長にお話を伺いました。
生活動線から、暮らしやすい空間づくりを一緒に考える
二級建築士の資格を持ち、約20年間、リフォーム業界での経験を持つ金子社長。特に得意とするのが、間取りの変更など生活がガラッと変わるような大掛かりなリフォームです。
しかし大掛かりなリフォームとなると、今の暮らしとどう変わるのか、どのような生活になるのか不安に思われる方がほとんどでしょう。そこで金子社長は、お客様に暮らしのイメージを持っていただくため、ある工夫をしているといいます。
「提案させていただく際には、図面と3Dパースを用意し、実際の生活動線を意識した説明を行うよう意識しています。例えばお子様が学校から帰ってきたら、どこを通ってリビングに入ることになるのか、その場合ランドセルはどこに置くのか、リビングから自室にいるお子様を呼ぶ時はどのように声が届きそうか―。そういった日常の風景を一緒に思い描きながら、プランをご提案しています」
また図面と3Dパースは数パターンを用意し、「この間取りだとこんな生活になりそうですね」などと、それぞれの暮らしをイメージしていきます。お客様に選んでいただいた間取りはさらにブラッシュアップを重ね、理想の住まいへと実現していくそうです。
(同社の手掛けた施工事例)
プロの視点で、諦めていた要望も実現へ
同社のもう一つの強みが、お客様の「本当の要望」を丁寧に引き出し、最適な提案を行う力です。「どんなリフォームをしたいか」ではなく、「どんな生活がしたいか」という視点でヒアリングを行い、図面に反映していきます。
「例えば『ガレージを子ども部屋2部屋にリフォームしたい』という要望をお持ちのお客様が来店されたことがあります。ガレージの入り口が1つしかないため、他社では無理やり中で2部屋に分けるか、狭くなるけど廊下をつくるしかないと言われたそうです。しかし詳しく話を聞くと、必ずしも“ガレージを子ども部屋にしたい”のではなく、“将来的に子どもが増えることを見据えての計画”だと分かりました」
そこで家全体を見直した結果、使っていない納戸を活用する提案を行い、ご要望を実現することができたそうです。
「どうしようか悩んでいるのでプロに相談したい」「他社でできないと言われた」―そんなお客様の相談に特に力を入れているという金子社長。
「必ず何らかの形でお客様の要望に近づける提案ができると自負しております。諦める前に、ぜひ一度ご相談ください」と語ります。
(同社の世田谷二子玉川オフィス)
お客様の声が物語る、丁寧な対応
大型リフォームはもちろん、設備の交換一つでも、なぜ交換したいと思ったのか、どのように改善したいのかを丁寧にヒアリングし、お客様の生活をより良くするための提案を心がけているという同社。
そんな同社に寄せられる口コミで最も多いのが、「丁寧に対応してくれた」「何度も足を運んでくれた」という声です。
「お客様からいただく温かいメッセージが、大きなやりがいにつながっています」と金子社長。個人的にも、忘れられないあるエピソードがあるといいます。
「実はあるお客様のお子様に、手紙と似顔絵をいただいたことがあるんです。そのお客様は二世帯住宅のリフォームをされたのですが、『おばあちゃんもお母さんもすごく楽しそうだったし、できたものがすごく素敵だったので、僕も金子さんのような建築士になりたいです』という内容で、とても印象に残っています」
そのお客様は当初、完全分離型にするために家を建て替えるか、もしくは引っ越すかを検討されていました。しかし、ご家族の関係性や生活スタイルを詳しく伺ったところ、玄関やお風呂は共有でも問題ないことが分かったそうです。
キッチンと洗面所は各階に設置し、適度なプライバシーを確保。結果、建て替えることなく、程よい距離感で快適に暮らせる二世帯住宅を実現しました。お子様から送られたお手紙が、その成功を物語っていますね。
(金子社長と同社のスタッフの方々)