
中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡の通航制限を受け、TOTOがユニットバス・トイレの新規受注を停止しました。
LIXILをはじめとする他メーカーも、供給条件(価格・納期・数量等)の調整を相次いで発表しています。
こうした状況は、お風呂やトイレのリフォームを検討している方にとって大きく影響を及ぼすため、不安に思う方も多くいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、今起きていることやリフォームを検討している方が取るべき行動について解説します。
目次
1.受注停止の原因は、ホルムズ海峡の封鎖にある
今回の受注停止の背景にあるのは、中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡の通航制限です。
この影響で原油・ナフサをはじめとする石油化学の基礎原料が届かなくなり、ユニットバスの壁・天井パネルの接着剤や浴槽のコーティング剤に使われる有機溶剤の調達が困難になっています。
原料が確保できないため製造が止まり、各メーカーの受注停止・供給条件の調整につながっているのです。
■各メーカーの対応状況(2026年4月17日現在)
2026年4月17日以降、中東情勢の悪化を受けて大手住宅設備メーカーが相次いで対応を発表しています。
各社の状況は以下のとおりです。
| メーカー名 | 対応状況 |
|---|---|
| TOTO | システムバス・ユニットバス・トイレユニット全シリーズの新規受注を停止 →4月20日(月)より段階的な再開を予定 |
| LIXIL | ユニットバスの新規発注の納期が未定に。 |
| パナソニック | お風呂・トイレ関係の一部製品の新規受注分の納期が未定に。 |
| クリナップ | ユニットバスの受注停止を発表 |
■すでに注文している場合は・・・?
2026年4月17日時点で、すでに納期の回答を終えている注文に関しては影響はないと見られています。
例えば、TOTOでは「現在、通常通り生産・出荷は継続しており、すでに納期回答を行っているご注文については、予定通り出荷する」と回答しており、すでに受注を終えている注文には影響はないと見られています。
ただし、今後の状況次第では変更が生じる可能性もゼロではないため、心配な方は契約している施工会社に最新状況を確認することをおすすめします。
2.リフォームを検討中の方が、今考えておくべきこと
リフォームを検討中の方にとっては、今後の動き方が気になるところだと思います。
「待つべきか、動くべきか」——現状をふまえて、考えておきたいことを整理しました。
2-1.「再開したら動こう」が、思わぬ落とし穴になる可能性も
現在の状況を受けて、「じゃあ落ち着いてから考えようかな・・・」と考える方もいらっしゃると思います。
しかし、「落ち着いてから動こう」という選択が、結果として「より高い価格で、より長く待つ」につながる可能性もあります。
受注が再開されても、その間に積み上がった需要が一気に動くため、「再開=すぐに工事できる」とはなりにくい状況が予想されます。コロナ禍の給湯器不足の際も、供給が戻ってからしばらくの間は数ヶ月待ちが続きました。
価格についても同様です。LIXILはすでに価格改定を公式に発表しており、断熱材や配管材などの周辺建材はすでに値上がりが始まっています。
過去を振り返っても、東日本大震災・コロナ禍を経て一度上がった住宅設備の価格は、元の水準には戻っていません。
2-2.相見積もりより「動ける会社を見つけること」が先決
今の状況では、まず「施工まで対応できる会社かどうか」を確認することが最優先です。
通常のリフォームであれば、複数社から見積もりを取って比較・検討するのが一般的です。ただ今は、そもそも受注を受け付けられる会社自体が限られており、在庫の有無や代替メーカーへの対応力も会社によって大きく異なります。
そのため、見積もりを出してくれて、かつ施工までできる会社に出会えたなら、その会社としっかり話を進めるのが現実的です。
すぐに着工しない場合でも、見積もりやプランだけ先に進めておくと、状況が動いたときにすぐ対応できるでしょう。
3.「今動ける会社」を、どうやって見つけるか
リフォームガイドでは、リフォーム会社と都度連絡を取り、現時点で施工を受けられる状態かどうか、在庫の状況についても確認したうえでご案内しています。
中東情勢がいつ解消するか、先が読めない状況が続いています。
先が読めない状況だからこそ、早めに動いておくことが安心につながりますので、まずはお気軽にご相談ください。







なら