
中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡の通航制限を受け、TOTOがユニットバス・トイレの新規受注を停止しました。
LIXILをはじめとする他メーカーも、供給条件(価格・納期・数量等)の調整を相次いで発表しています。
2026年6月9日をもって、TOTOは全面的に受注を再開、LIXILなどのメーカーも納期未定の状態は解消され、現在は通常通りの対応に戻りつつあります。
しかし、こうした状況は、お風呂やトイレのリフォームを検討している方にとって大きく影響を及ぼすため、不安に思う方も多くいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、今起きていることやリフォームを検討している方が取るべき行動について解説します。
目次
1.受注停止の原因は、ホルムズ海峡の封鎖にある
今回の受注停止の背景にあるのは、中東情勢の緊迫化によるホルムズ海峡の通航制限です。
この影響で原油・ナフサをはじめとする石油化学の基礎原料が届かなくなり、ユニットバスの壁・天井パネルの接着剤や浴槽のコーティング剤に使われる有機溶剤の調達が困難になっています。
原料が確保できないため製造が止まり、各メーカーの受注停止・供給条件の調整につながっているのです。
■各メーカーの対応状況(2026年6月19日現在)
2026年4月17日以降、中東情勢の悪化を受けて大手住宅設備メーカーが相次いで対応を発表していましたが、現在の各社の状況は以下のとおりです。
| メーカー名 | 対応状況 |
|---|---|
| TOTO | システムバス・ユニットバス・トイレユニット全シリーズの新規受注を停止 →6月9日より通常納期での受注を再開 |
| LIXIL | ユニットバスの新規発注の納期が未定に。 →4月21日より順次、納期の回答を再開 |
| パナソニック | お風呂・トイレ関係の一部製品の新規受注分の納期が未定に。 |
| クリナップ | ユニットバスの受注停止を発表 →4月22日より受注受付を再開 |
※各社の正確な対応状況・納期は日々変動します。掲載前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
2.今後のリフォームへの影響は?
現在、各メーカーの受注は再開されたものの、元通りになったわけではない点には注意が必要です。
今回の騒動の間に、リフォームにかかる費用の値上げも進みました。原因は、ユニットバスやトイレといった住宅設備・建築資材そのものの値上がりに加え、原油価格の高騰による輸送費の上昇、人手不足による人件費の高騰など、さまざまな事情が重なっています。
こうして上がった費用は、過去の例を見ても、状況が落ち着いた後になかなか元に戻らないケースが多いです。実際、コロナ禍で値上がりした住宅設備の価格は、供給が回復した今も高止まりしたままです。
では、これからお風呂やトイレのリフォームを検討する方は、どう動けばいいのでしょうか。次の章で、考えておきたいポイントを整理します。
3.リフォームを検討中の方が、今考えておくべきこと
リフォームを検討中の方にとっては、今後の動き方が気になるところだと思います。
「待つべきか、動くべきか」——現状をふまえて、考えておきたいことを整理しました。
3-1.「落ち着けば値下がりする」とは限らない
今回の騒動を受けて、「もう少し落ち着いてから検討しよう」と考える方は少なくないでしょう。
その背景には、「混乱が収まれば価格も元に戻るはず」という期待もあるのではないでしょうか。
しかし、ここまで見てきたように、今の値上がりは中東情勢だけが原因ではありません。運送費の上昇や職人の人手不足といった要因は、騒動が起きる前からじわじわと費用を押し上げてきたものです。
つまり今回の中東情勢は、もともと上がっていた費用に、さらに追い打ちをかけたにすぎません。土台にある値上がりの要因は、中東情勢が落ち着いても残ったままです。
だからこそ、「待っていれば安くなる」とは考えにくく、むしろ下がらない前提で動くほうが現実的だと言えます。
3-2.相見積もりを取り、納得できる会社と早めに契約する
価格が下がりにくいのであれば、いつ動いても条件が大きく良くなる見込みは薄いでしょう。それであれば、検討を先延ばしにするメリットは小さくなります。
そこで現実的なのが、今のうちに複数社から相見積もりを取り、内容に納得できた会社と早めに契約を進めることです。
早めに動くことで、次のようなメリットが期待できます。
- さらなる値上げが起きる前の価格で契約できる可能性がある
- 需要が混み合う前に着工でき、納期がスムーズになりやすい
- 複数社を比較したうえで決めるため、価格・提案の妥当性を判断できる
逆に、比較せず1社だけで即決するのは避けたいところ。
急ぎたい状況だからこそ、相見積もりで価格と提案内容の妥当性を確認しておくことが、後悔しないためのポイントになります。
4.会社探しはリフォームガイドへご相談ください
「相見積もりを取りたいが、どこに頼めばいいかわからない」という方は、リフォームガイドにご相談ください。
リフォームガイドでは、各リフォーム会社と都度連絡を取り、現時点での受注・納期の状況も確認したうえでご案内しています。
複数社の見積もり手配から、会社選びのアドバイスまで無料でサポートしていますので、まずはお気軽にご相談ください。







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