1.建具(ドア・扉)リフォームにかかる一般的な費用について

「建具を交換しようと考えているのですが、どれくらいの費用がかかりますか?」
よく聞かれる質問ですが、それに対する答えは「1箇所の交換なら7万円くらいから、たくさん交換するつもりなら50万円くらいから」という回答になります。
建具(ドア・扉)の交換は、交換する数と、どんなタイプの交換になるかで費用が大きく変わります。
建具の交換費用を、工事タイプ別に見てみましょう。
| 開き戸 | 折れ戸 | 引き戸 | |
|---|---|---|---|
| 建具本体のみ交換 | 7~17.5万円程度 | 10〜18.5万円程度 | 7〜22.5万円程度 |
| 枠ごとの交換 | 9~30万円程度 | 12〜33万円程度 | 13.5〜40万円程度 |
| 別タイプの建具からの交換 | 16〜38万円程度 | 16.5〜40万円程度 | 16.5〜50万円程度 |
別のタイプの建具やサイズの違う建具に交換する場合は、開口部の拡張や縮小、また壁紙クロスの費用が追加される点に注意しましょう。
>建具(ドア・扉)リフォームの注意点はこちらの記事を参照ください
2.建具(ドア・扉)リフォームの見積から分かる費用詳細
実際の建具リフォームの見積もりを公開します。
見積例①【6万円】リビングの開き戸交換
リビングの開き戸を交換した工事です。
建具を交換する場合も、前の扉の処分費用が発生します。
| 工種・品目 | 仕様など | 数量 | 単価(円) | 金額(円) |
|---|---|---|---|---|
| ダイケン リビングドア | C4 78-20 | 1 | 34,140 | 34,140 |
| ドアノブ | VAA6551ZT | 1 | 3,510 | 3,510 |
| 工事費 | 1 | 8,000 | 8,000 | |
| 産業廃棄物処理費 | 1 | 4,250 | 4,250 | |
| 諸経費 | 1 | 5,000 | 5,000 | |
| 調整お値引き | ▲354 | |||
| 小計 | 54,546 | |||
| 消費税 | 5,454 | |||
| 税込合計金額 | 60,000 | |||
見積例②【32万円】洋室のドア5枚の交換
洋室のドアを5枚交換した工事です。
ドアのサイズや種類が異なる5枚の工事ですが、1枚を除いて費用感は同じです。
| 工種・品目 | 仕様など | 数量 | 単価(円) | 金額(円) |
|---|---|---|---|---|
| ドア | 2000x783x35 | 2 | 48,000 | 96,000 |
| ドア | 1890x694x35 | 1 | 48,000 | 48,000 |
| ドア | 1840x694x35 | 1 | 48,000 | 48,000 |
| リビングドア | アクリル 2枚 | 1 | 55,000 | 55,000 |
| 既存ドア撤去・処分 | 5 | 2,500 | 12,500 | |
| ドア取り付け作業 | 1式 | 55,000 | 55,000 | |
| 諸経費 | 1 | 8,000 | 8,000 | |
| 調整お値引き | ▲31,591 | |||
| 小計 | 290,909 | |||
| 消費税 | 29,091 | |||
| 税込合計金額 | 320,000 | |||
見積例③【40万円】マンションの開き戸を引き戸に
購入したマンションの開き戸を引き戸に交換したリフォームです。
ハイドアに交換したため、枠の入れ替えや壁の造作、壁紙の張り替えの作業が発生しているのがわかります。
| 工種・品目 | 仕様など | 数量 | 単価(円) | 金額(円) |
|---|---|---|---|---|
| 既設建具・枠撤去 | 解体作業含む | 1 | 30,000 | 30,000 |
| 壁造作工事 | 枠下地組、材工含む | 1 | 60,000 | 60,000 |
| 建具取付 枠組 | 枠・扉 | 1 | 30,000 | 30,000 |
| 建具 | リクシル ラシッサS ハイドア(特注品) | 1 | 60,000 | 60,000 |
| 照明スイッチ移設 | 1 | 40,000 | 40,000 | |
| コンセント増設 | 開口補修含む | 1 | 20,000 | 20,000 |
| クロス貼替工事 | ZSB934 下地処理含む | 1 | 45,000 | 45,000 |
| 室内養生費 | 玄関~リビング、洋室 | 1 | 20,000 | 20,000 |
| 室内清掃費 | 簡易清掃 | 1 | 5,000 | 5,000 |
| 廃材処分費 | 1 | 25,000 | 25,000 | |
| 諸経費 | 車両費・運送費等 | 1 | 30,000 | 30,000 |
| 管理費 | 1 | 40,000 | 40,000 | |
| 調整お値引き | ▲5,000 | |||
| 小計 | 400,000 | |||
| 消費税 | 40,000 | |||
| 税込合計金額 | 440,000 | |||
3.費用を抑えて満足度の高いリフォームをする3つの鉄則
「リフォーム費用は抑えながらも、一定の質にはこだわりたい」という希望を叶えるには、意識しておきたい3つのルールがあります。
3-1.見積もりは2,3社からとるようにする
これは、比較検討ができみなさんが求めるリフォームの適正価格が知れるといった利点もありますが、費用を抑える上でも効果的です。なぜなら、リフォーム会社から他社の見積もりを意識したプランで提出してもらえるからです。
そのため、担当者の方とお話しする際に「数社見積もりを依頼しています」と伝えると、費用を少し抑えた見積もりが出てくる可能性が高くなります。
一方、4社以上の相見積もりは逆に効率が悪くなります。どの情報が正しいかわからなくなってしまうだけでなく、業者側が勝ち目のない競争から諦めて手を抜いた見積もりが出る、最悪見積もりを出してもらえない恐れがあります。
相見積もりは2,3社程度にとどめておきましょう。
3-2.地元の工務店に依頼する
地元の工務店の多くは、専任の営業マンやデザイナーを置かず、広告宣伝費もかけません。価格に上乗せされるコストが少ないので、費用を抑えることができます。
ただし、「価格で勝負する地元のリフォーム会社」は、社長によって工事の品質に大きな差があります。リフォーム会社の技術力や担当者の人柄などを見極めて、実力のある会社を選んで発注することが重要です。
3-3.メーカーにはこだわらない!
リフォーム会社では、定価よりも安い価格で商品を提供するのが当たり前になっていますが、その割引率はメーカーごとに差があります。
例えばある工務店では、リクシルは比較的割引率が高いため、同グレードでもYKKAP商品より低価格で提供することができるなどリフォーム会社によって様々です。
費用にこだわりたい方は、リフォーム会社の仕入れ力が強いメーカーの商材を使うといいでしょう。
4.まとめ
建具(ドア・扉)リフォームの費用についてざっくりと解説いたしました。
建具を交換する場合、費用相場は5~20万円程度、実際の見積もりを見てもボリュームゾーンは13万円~18万円程度と、ほぼ相場内でのリフォームを行っていることがわかります。
解説した通り、建具のリフォームは数によって変わるのですが、多くの建具をまとめて交換するような工事は余り発生しないと言えるでしょう。
一方で、1箇所の工事でも、見積もり事例③のようにサイズの違うドアに変更することで周りの工事を行うと費用がかさむ場合もあります。
この記事を通して建具リフォームの費用をつかみ、正しい判断ができることを願っております。








なら
