【2023年度版】トイレリフォームで使える補助金は3種類!申請条件や手順を解説

「トイレのリフォームをしようと思っているが、補助金を使えるのだろうか?」

「自分は補助金の対象者なのだろうか?」

「トイレのみのリフォームで補助金は申請できるのだろうか?」

このような疑問はありませんか?

以下のようなトイレリフォームは補助金が使える可能性があります。

  • バリアフリーのため和式トイレを洋式トイレに交換
  • バリアフリーのため使いやすい洋式トイレに交換
  • バリアフリーのためトイレの面積を広げるリフォームとそれに伴う便器の交換
  • 節水トイレへ変更
  • くみ取り式トイレから水洗トイレへ変更

ここでは、トイレリフォームで使える補助金の申請条件や申請手順、業者探しのポイントをお伝えしています。

また補助金申請は基本的に「施工前」に行う必要があります。既に工事を進めている、または工事が完了している場合は申請できない場合が大半ですのでご注意下さい。(稀に補助金の種類や自治体によっては、施工後に申請する場合もあります)

これからトイレリフォームをしようと思っている方は一度目を通してみて下さい。


1.トイレリフォームで使える補助金は3種類!申請条件を確認しよう

トイレリフォームで使える補助金は以下の2種類です。

  • 介護保険の住宅改修費
  • 地方自治体の補助金・助成金制度
  • こどもエコすまい支援事業【予算終了】

まずは、どんなトイレリフォームが補助対象なのか、自分は補助対象者なのか等申請条件を確認しましょう。

対象リフォーム
介護保険• バリアフリーのため和式トイレを洋式トイレに交換
• バリアフリーのため使いやすい洋式トイレに交換
地方自治体• バリアフリーのため和式トイレを洋式トイレに交換
• バリアフリーのため使いやすい洋式トイレに交換
• バリアフリーのためトイレの面積を広げるリフォームとそれに伴う便器の交換
• 節水トイレへ変更
• くみ取り式トイレから水洗トイレへ変更
(※自治体による)
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】• 節水型トイレの導入
対象者条件
介護保険• 要支援または要介護認定されている
• 改修する住宅で生活している
地方自治体自治体による
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】• リフォームする住宅の所有者(法人を含む)や居住者
• 管理組合・管理組合法人
申請者
介護保険ケアマネージャーと本人
地方自治体本人(施工業者等による代行が可能な場合も)
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】施工業者 ※「こどもエコ住まい支援事業者」へ登録済の業者に限る
申請受付期間
介護保険随時
地方自治体自治体による(申請受付期間があり、予算に達し次第終了する)
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】2023年3月下旬から予算上限に達するまで(遅くとも2023年12月31日まで)
補助額
介護保険上限20万円とした対象工事費用の7~9割、最大18万円の支給
地方自治体自治体による
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】節水型トイレ(掃除しやすい機能を有するもの)の設置:20,000円/台
節水型トイレ(上記以外)の設置:19,000円/台

その他補助対象リフォームと合わせ、上限30万円~60万円(子育て・若者夫婦世帯、既存住宅購入の有無などにより上限金額が変動)

※こどもエコすまい支援事業は、予算上限(100%)に達したため、2023年9月28日を持ちまして、交付申請(予約含む)の受付を終了しました。

注意点
介護保険• 工事前に事前申請が必要。
• 基本的に一度利用したことがある場合は二度目の利用はできない。(但し「転居した場合」、「要介護区分が重くなった場合(3段階上昇時)」は再度利用できる)
地方自治体• 基本的に工事前の事前申請が必要
• 施工業者を限定している場合がある
• 応募受付期間あり
• 予算に達し次第終了する
• 申請してから補助金交付決定の通知があるまで1~2ヶ月かかる場合もある
こどもエコすまい支援事業【予算終了※】• 工事前の事前申請が必要
• 工事の依頼先は「こどもエコ住まい支援事業者」であること
• 申請する補助額が合計5万円以上であること

※こどもエコすまい支援事業は、予算上限(100%)に達したため、2023年9月28日を持ちまして、交付申請(予約含む)の受付を終了しました。


2.トイレリフォームで介護保険を利用して補助金を受ける手順

申請フロー:

介護保険住宅改修費申請フロー

介護保険の住宅改修とは

正式には、「居宅介護」(または「介護予防」)住宅改修費と呼ばれ、要支援・要介護認定を受けた利用者が住み慣れた自宅で安心して生活するため、また介護する側の負担も軽減するために必要な住宅改修費の一部を支給するサービスです。

便器の交換以外も対象となるリフォーム工事があります

  • 手すりの取り付け
  • 段差の解消
  • 滑り防止等のための床材変更
  • 引き戸等への扉の取替え
  • 各工事に付帯して必要となる工事