1.キッチンのリフォームにかかる一般的な費用について

「戸建てのキッチンリフォームの費用はどの程度ですか?」非常によく聞かれる質問ですが、それに対する答えは「安く抑えるならば60万くらいから、少し良いものにする場合は150万くらい」という回答になります。なぜそんなに差があるのでしょうか?次の表をご覧ください。
グレード | 費用 |
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シンプル | 574,858円~760,575円 |
スタンダード | 1,152,964円~1,390,824円 |
ハイグレード | 1,326,207円~2,175,876円 |
キッチンの費用が変わってくる大きな要素としては、「キッチンのグレード」によるものです。
シンプルなキッチンとハイグレードなキッチンで何が違うかというと、主に素材の違いです。シンクの素材はステンレスが多いのですが、ハイグレードなものになると人造大理石が使われるものが増えてきます。
また、収納量やモノの出し入れのしやすさもキッチンのグレードによって異なっており、費用の違いが生じてきます。
それでは、実際にどれくらい費用がかかるものか次の章でご説明いたします。
2.事例でわかるキッチンのリフォーム費用
2-1.費用を抑えながらかっこいいキッチンに交換するリフォーム

L型でお手入れにしにくかったキッチンを、広々としつつ整理整頓しやすい、さらにオシャレなデザインのキッチンにリフォームしました。
リフォーム費用 | ¥800,000 |
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住宅種類 | 戸建て |
2-2.白を基調とした洗練されたキッチンにリフォーム

古くなってきた壁面タイプのキッチンを新しく交換しました。キッチンを白ベースとし、周りのクロスや床もキッチンに合う色合いにすることでオシャレなキッチン空間を作ることができました。
リフォーム費用 | ¥1,150,000 |
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住宅種類 | 戸建て |
その他 | TOTO「クラッソ」使用 |
3.費用を抑えて満足度の高いキッチンリフォームをするには?
この記事をご覧の方は、「リフォーム費用は抑えながらも、一定の質にはこだわりたい」とお考えの方が多いのではないでしょうか。この章では、それらを達成するための方法をご紹介いたします。
3-1.見積もりは2,3社からとるようにする
これは、比較検討ができみなさんが求めるリフォームの適正価格が知れるといった利点もありますが、費用を抑える上でも効果的です。なぜなら、リフォーム会社から他社の見積もりを意識したプランで提出してもらえるからです。
そのため、担当者の方とお話しする際に「数社見積もりを依頼しています」と伝えると、費用を少し抑えた見積もりが出てくる可能性が高くなります。
一方、4社以上の相見積もりは厳禁です。どの情報が正しいかわからなくなってしまうだけでなく、業者側が勝ち目のない競争から諦めて手を抜いた見積もりが出る、最悪見積もりを出してもらえない恐れがあります。
相見積もりは2,3社程度にとどめておきましょう。
3-2.地元の工務店に依頼しよう!
地元の工務店の多くは、専任の営業マンやデザイナーを置かず、広告宣伝費もかけません。価格に上乗せされるコストが少ないので、費用を抑えることができます。
ただし、「価格で勝負する地元のリフォーム会社」は、社長によって工事の品質に大きな差があります。リフォーム会社の技術力や担当者の人柄などを見極めて、実力のある会社を選んで発注することが重要です。
3-3.メーカーにはこだわらない!
リフォーム会社では、定価よりも安い価格で商品を提供するのが当たり前になっていますが、その割引率はメーカーごとに差があります。
例えばある工務店では、リクシルは比較的割引率が高いため、同グレードでもTOTO商品より低価格で提供することができるなどリフォーム会社によって様々です。
費用にこだわりの方は、リフォーム会社の仕入れ力が強いメーカーの商材を使うといいでしょう。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。戸建ての場合のキッチンリフォームの費用についてざっくりと理解していただけたのではないでしょうか。
戸建ての場合のキッチンリフォームにかかる費用相場60万円~200万円と幅広く、それらは「キッチンのグレード」と「キッチンの種類」によって決まってきます。
また、様々なオプション費用やキッチンの位置を変更することまで加わるとさらに費用がかかることとなります。
この記事を通してキッチンリフォームの費用をつかみ、良い決断をされることを願っております。