1.戸建ての水回りの総合リフォームにかかる一般的な費用について

「戸建てで水回りを全部交換するなら費用はどの程度ですか?」非常によく聞かれる質問ですが、それに対する答えは「安く抑えるなら150万円くらいから、少し良いものにする場合は280万円くらいから」という回答になります。
キッチン・お風呂・トイレ・洗面所の4箇所をまとめてリフォームする場合なら、ローグレードなら約147〜248万円、ハイグレードで約275〜420万円です。
1-1.水回り4点リフォームの費用相場
キッチン・お風呂・トイレ・洗面所の4点を総入れ替えするリフォームの費用相場は「安く抑えるなら150万円程度~、良いものにするなら280万円程度~」という回答になります。なぜそんなに差があるのでしょうか?次の表をご覧ください。
| グレード | 費用相場 |
|---|---|
| ローグレード | 約147~248万円 |
| ミドルグレード | 約188~314万円 |
| ハイグレード | 約275~420万円 |
費用が変わる要素は「設備のグレード」です。水回りの設備のグレードは一般的にローグレードからハイグレードまで3タイプに分かれており、メーカーはそれぞれのグレードに対応する商品を提供しています。
グレードによる主な違いは「素材」や「機能性」です。グレードが高くなるにつれ、例えばキッチンであれば天板の素材がメラミンから人工大理石になったり、扉収納から使いやすい引き出し収納になったりと、使い勝手が向上します。
1-2.水回り3点リフォームの費用相場
水回り4箇所のうち3つをまとめてリフォームする場合は、「リフォームする設備の組み合わせ」と「グレード」で大きく費用が変わります。
| 組み合わせ | ローグレード | ミドルグレード | ハイグレード |
|---|---|---|---|
| キッチン・洗面所・トイレ | 約87〜168万円 | 約118〜224万円 | 約185〜300万円 |
| キッチン・浴室・トイレ | 約137〜230万円 | 約175〜295万円 | 約250〜395万円 |
| キッチン・浴室・洗面所 | 約132〜218万円 | 約175〜269万円 | 約245〜355万円 |
| 浴室・洗面所・トイレ | 約85〜128万円 | 約108〜154万円 | 約145〜210万円 |
1-3.水回り2点リフォームの費用相場
水回り4箇所のうち2つをまとめてリフォームする場合は、単純にそれぞれの個別の費用相場を足し合わせたものになります。
そのため「リフォームする設備の組み合わせ」で費用の目安がわかります。
| 組み合わせ | ローグレード | ミドルグレード | ハイグレード |
|---|---|---|---|
| キッチン・洗面所 | 約72~138万円 | 約93~179万円 | 約155~235万円 |
| キッチン・浴室 | 約122~200万円 | 約150~250万円 | 約220~330万円 |
| キッチン・トイレ | 約77~150万円 | 約105~205万円 | 約160~275万円 |
| 浴室・洗面所 | 約70~98万円 | 約83~109万円 | 約115~145万円 |
| 浴室・トイレ | 約75~110万円 | 約95~135万円 | 約120~185万円 |
| 洗面所・トイレ | 約25~48万円 | 約38~64万円 | 約55~90万円 |
水回り設備が1箇所調子が悪いときは、他の老朽化している設備のリフォームも合わせて検討すると良いでしょう。
>水回りリフォームをまとめて行う利点はこちらの記事を参照ください
2.戸建ての水回りの総合リフォーム事例と実際にかかった費用
実際に戸建て住宅で水回りをまとめてリフォームした事例をご紹介します。
2-1.水回り4点セットの交換リフォーム

退職を機に、老後の生活を安心して快適に過ごせるよう、キッチン・お風呂・トイレ・洗面台を一新。キッチンはレイアウトの変更や窓を埋める工事にも対応しています。
水回り設備は一新しながら、まだ使える床や壁はそのまま活用することで、無駄な工事費をカットしました。
| リフォーム費用 | 427万円 |
|---|---|
| 築年数 | 築27年 |
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/miyazaki-k-mizumawari/
2-2.水回り3点セットの交換リフォーム

浴室・洗面所・トイレを交換した事例です。それぞれ省エネ制とお手入れのしやすさが向上する製品に入れ替えました。
このリフォームでは、合わせて洗面室とトイレの内装もリニューアルしており、内装も掃除がしやすい素材に変更しています。
| リフォーム費用 | 250万円 |
|---|---|
| 築年数 | 築15年 |
出典:https://www.yutoriform.com/products/water/bathroom/case/02/
2-3.水回り2点の交換リフォーム

古い設備の更新リフォームの事例です。タイル貼りの浴室をユニットバスに、洗面室は化粧台と内装を更新しています。
浴室はワンサイズ大きなユニットバスに、化粧台は収納の大きな三面鏡タイプを選定し、快適な浴室になりました。
| リフォーム費用 | 130万円 |
|---|---|
| 築年数 | 築17年 |
3.水回り総合リフォームの見積から分かる費用詳細
実際の水回りの総合リフォームの見積もりをいくつか公開します。
いくつかの見積もりを見ることで、水回りを複数交換するようなリフォームではどんな工事が発生するのか、大体それぞれの工事にいくらかかるのかが分かってきます。
見積例①【365万円】システムキッチン・ユニットバスの2点交換+給湯器交換工事
システムキッチンとユニットバスを交換した上に、給湯器の交換を行った工事です。
設備の撤去費やアスベスト除去工事などが、当初の想定で見落としがちな項目です。
3.費用を抑えて満足度の高いリフォームをする3つの鉄則
「リフォーム費用は抑えながらも、一定の質にはこだわりたい」という希望を叶えるには、意識しておきたい3つのルールがあります。
3-1.見積もりは2,3社からとるようにする
これは、比較検討ができみなさんが求めるリフォームの適正価格が知れるといった利点もありますが、費用を抑える上でも効果的です。なぜなら、リフォーム会社から他社の見積もりを意識したプランで提出してもらえるからです。
そのため、担当者の方とお話しする際に「数社見積もりを依頼しています」と伝えると、費用を少し抑えた見積もりが出てくる可能性が高くなります。
一方、4社以上の相見積もりは逆に効率が悪くなります。どの情報が正しいかわからなくなってしまうだけでなく、業者側が勝ち目のない競争から諦めて手を抜いた見積もりが出る、最悪見積もりを出してもらえない恐れがあります。
相見積もりは2,3社程度にとどめておきましょう。
3-2.地元の工務店に依頼する
地元の工務店の多くは、専任の営業マンやデザイナーを置かず、広告宣伝費もかけません。価格に上乗せされるコストが少ないので、費用を抑えることができます。
ただし、「価格で勝負する地元のリフォーム会社」は、社長によって工事の品質に大きな差があります。リフォーム会社の技術力や担当者の人柄などを見極めて、実力のある会社を選んで発注することが重要です。
3-3.メーカーにはこだわらない!
リフォーム会社では、定価よりも安い価格で商品を提供するのが当たり前になっていますが、その割引率はメーカーごとに差があります。
例えばある工務店では、リクシルは比較的割引率が高いため、同グレードでもTOTO商品より低価格で提供することができるなどリフォーム会社によって様々です。
費用にこだわりたい方は、リフォーム会社の仕入れ力が強いメーカーの商材を使うといいでしょう。
4.まとめ
戸建てでの水回り総合リフォームの費用についてざっくりと解説いたしました。
水回りをまとめてリフォームする場合、費用相場は150~420万円(※4点リフォームの場合)と幅広いですが、実際の見積もりを見るとボリュームゾーンは108万円程度~140万円と、それぞれご自身の予算にあわせてリフォームを行っていることがわかります。
解説した通り、水回りのリフォームはグレードによって費用感が異なるため、複数個所を組み合わせてリフォームするときは、予算に合わせて費用調整しやすいのが特徴です。
例えば毎日こだわりのあるキッチンはハイグレードを導入して、家族の人数が少ないので利用頻度が少ない洗面台やトイレはローグレードに抑えるといった工夫です。
この記事を通して水回り総合リフォームの費用をつかみ、正しい判断ができることを願っております。








なら
