1.トイレのリフォームにかかる一般的な費用について

「マンションのトイレリフォームの費用はどの程度ですか?」非常によく聞かれる質問ですが、それに対する答えは「安く抑えるならば15万くらいから、少し良いものにする場合は30万円くらい」という回答になります。
トイレを交換する際には、トイレのグレードをどのタイプにするかによって費用が変化してきます。
それでは、実際にどれくらい費用がかかるものか次の章でご説明いたします。
2.事例でわかるマンションのトイレリフォーム費用
今までグラフにて説明してきましたが、具体的にどんなリフォームにどれくらい費用がかかるかはつかみきれていないのではないでしょうか。
この章では実際の施工事例をご紹介し、具体的な費用感をつかんでいただければと思います。
2-1.使い勝手のよいトイレに交換し、内装もきれいに仕上げるリフォーム

トイレの故障を機にトイレの交換とトイレ室内の内装リフォームを行いました。ウォシュレットが付いていなかったトイレにウォシュレットを付け、掃除がしやすい商材にするなど利用しやすいトイレに仕上げることができました。
リフォーム費用 | ¥230,000 |
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住宅種類 | マンション |
2-2.タンクレストイレに交換し、スッキリとした空間を実現!

20年以上使用したトイレをタンクレストイレに交換し、トイレ室内の内装もリフォームを行いました。マンションの場合、水圧の都合上タンクレストイレへの交換が難しいケースもありますが、しっかり確認しスッキリとしたトイレを実現しました。
リフォーム費用 | ¥375,000 |
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住宅種類 | マンション |
その他 | TOTO「ネオレスト」使用 |
3.費用を抑えて満足度の高いトイレリフォームをするには?
この記事をご覧の方は、「リフォーム費用は抑えながらも、一定の質にはこだわりたい」とお考えの方が多いのではないでしょうか。この章では、それらを達成するための方法をご紹介いたします。
3-1.見積もりは2,3社からとるようにする
これは、比較検討ができみなさんが求めるリフォームの適正価格が知れるといった利点もありますが、費用を抑える上でも効果的です。なぜなら、リフォーム会社から他社の見積もりを意識したプランで提出してもらえるからです。
そのため、担当者の方とお話しする際に「数社見積もりを依頼しています」と伝えると、費用を少し抑えた見積もりが出てくる可能性が高くなります。
一方、4社以上の相見積もりは厳禁です。どの情報が正しいかわからなくなってしまうだけでなく、業者側が勝ち目のない競争から諦めて手を抜いた見積もりが出る、最悪見積もりを出してもらえない恐れがあります。
相見積もりは2,3社程度にとどめておきましょう。
3-2.地元の工務店に依頼しよう!
地元の工務店の多くは、専任の営業マンやデザイナーを置かず、広告宣伝費もかけません。価格に上乗せされるコストが少ないので、費用を抑えることができます。
ただし、「価格で勝負する地元のリフォーム会社」は、社長によって工事の品質に大きな差があります。リフォーム会社の技術力や担当者の人柄などを見極めて、実力のある会社を選んで発注することが重要です。
3-3.メーカーにはこだわらない!
リフォーム会社では、定価よりも安い価格で商品を提供するのが当たり前になっていますが、その割引率はメーカーごとに差があります。
例えばある工務店では、リクシルは比較的割引率が高いため、同グレードでもTOTO商品より低価格で提供することができるなどリフォーム会社によって様々です。
費用にこだわりの方は、リフォーム会社の仕入れ力が強いメーカーの商材を使うといいでしょう。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。マンションのトイレリフォームの費用についてざっくりと理解していただけたのではないでしょうか。
マンションのトイレリフォームにかかる費用相場は、一般的なトイレ交換なら15~20万円、グレードの高いタンクレストイレのような形にされるのなら30~40万円となります。
また、トイレ内装のリフォーム、トイレの拡張などを行うとさらに費用がかかることとなります。
この記事を通してマンションのトイレリフォームの費用をつかみ、皆さまが良い決定をされることを願っています。