
「愛知県で外壁塗装の助成金って出るの?」
「市町村によって違うって聞いたけど、どこが対象なの?」
と気になってはいませんか?
2025年現在、愛知県内で外壁塗装に対する助成金・補助金を行っている自治体は一部に限られます。さらに、市町村ごとに制度の内容が異なるほか、予算に達したら予定より早く終了することもあるため、自治体の最新情報を確認することが重要です。
この記事では、愛知県内の市町村で使える外壁塗装の助成金をわかりやすくまとめました。
▼外壁塗装助成金の概要を知りたい方はこちら▼


目次
1.【2025年度版】外壁塗装で補助金(助成金)が出る愛知県の市町村一覧
外壁塗装で助成金が出る愛知県の市町村の助成金情報をまとめています。
※申請受付期間中であっても予算に達し次第締め切られることがあります。最新情報は近くの市・町・村役所の窓口やホームページでご確認ください。
犬山市
制度名 | 犬山市住宅リフォーム補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の20%) |
条件 | • 申請する夫婦のいずれかが40歳以下 • 市内の施工業者を利用 |
申請受付期間 | 2026年3月31日まで(先着順) |
問い合わせ先 | 犬山市 都市整備部 都市計画課 |
大口町
制度名 | 大口町同居支援補助金及び大口町近居支援補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限20万円(工事費の2/3) |
条件 | • 親世帯が町内に1年以上継続して住んでおり、子世帯が町外に1年以上継続して住んでいること • 子世帯の夫婦のいずれかが40歳以下 |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 大口町 まちづくり推進課 |
大府市
制度名 | 三世代住宅支援事業 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の額) |
条件 | • 親世帯は1年以上前から継続して市内に住んでおり、子世帯は1年間親世帯と同一敷地内に同居していないこと • 中学生以下の子どもと同居していること |
申請受付期間 | 2025年4月1日から2025年12月28日まで |
問い合わせ先 | 大府市 都市整備部 都市政策課 |
刈谷市
制度名 | 三世代同居等住宅取得等支援補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 定額30万円(同居) (子と同居する孫の人数が3以上の場合、10万円加算) |
条件 | • 三世代で同居 • 他の補助金等の対象でない費用 |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 刈谷市 建築課 |
蒲郡市
制度名 | 蒲郡市三世代同居・近居住宅支援補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限10万円(工事費の50%) ※子世帯に18歳以下の子供がいる場合、10万円を加算 |
条件 | • 子世帯と親世帯は過去1年間に同居していない • 子世帯が市外からの移住または市内の賃貸住宅からの住み替えであること |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 蒲郡市 建設部 建築住宅課 |
小牧市
制度名 | 小牧市定住促進補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限60万円(工事費の50%)※同居 上限30万円(工事費の50%)※近居 上限30万円(工事費の50%)※中古住宅活用 |
条件 | <三世代同居タイプ> • 親世帯(祖父母も可)が小牧市内に1年以上継続して定住している • 子世帯が義務教育修了前の子ども(出産予定を含む)と同居している <中古住宅活用タイプ> • 世帯主又はその配偶者のいずれかが50歳未満 ※そのほか諸条件あり |
申請受付期間 | 2026年3月31日まで |
問い合わせ先 | 小牧市 都市政策部 都市計画課 |
新城市
制度名 | 新城市空き家改修事業補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の2/3) ※加算要件に該当する場合、最大80万円 |
条件 | • 市内の施工業者を利用 • 居住・使用がされていない住宅の改修 |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 新城市 建設部 都市計画課 |
田原市
制度名 | 空き家等活用促進事業補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限50万円(工事費の50%) |
条件 | • 空き家バンクに登録されている戸建て空き家 |
申請受付期間 | 先着順 |
問い合わせ先 | 田原市 都市建設部 建築課 |
豊川市
制度名 | 住宅リフォーム工事費補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限20万円(工事費の20%) |
条件 | • 耐震改修補助事業に合わせてリフォーム工事を行う住宅 |
申請受付期間 | 2025年5月7日から2025年12月23日まで |
問い合わせ先 | 豊川市 建設部 建築課 |
豊橋市
制度名 | 空家利活用改修費補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限66万円(工事費の2/3) |
条件 | • 空き家バンクに登録された物件 • 建築確認を受けていること |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 豊橋市 建設部 建築物安全推進課 |
西尾市
制度名 | 西尾市三世代同居対応住宅支援事業補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の50%) |
条件 | • 三世代で同居するためのリフォーム等 • 親世帯又は子世帯が、1年以上継続して市内に居住していること |
申請受付期間 | 令和7年度受付中(先着順) |
問い合わせ先 | 西尾市 都市整備部 建築課 |
日進市
制度名 | 日進市空家バンク定住促進リフォーム補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の50%) |
条件 | • 空き家バンクに登録されている住宅 • 空家取得日から1年以内にリフォームを行う |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 日進市 都市計画課 |
碧南市
制度名 | 三世代住宅建設等促進補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 定額20万円(三世代同居) 定額30万円(三世代移住同居) 定額10万円(三世代近居) |
条件 | • 工事が完了した日から1年以内に同居または近居 • 子世帯が18歳以下の子どもと同居 |
申請受付期間 | 工事完了または住宅購入日から1年以内 |
問い合わせ先 | 碧南市 建設部 建築課 |
2.外壁塗装の助成金が用意されていない市町村も
愛知県内のすべての自治体が、外壁塗装に対する助成金制度を設けているわけではありません。
特に名古屋市・岡崎市・一宮市などでは、外壁塗装単体の工事に対する補助制度は現在確認されていません(2025年6月時点)。
ただし、そういった自治体でも、外壁塗装とあわせて下記のようなリフォームを行う場合には、別の補助制度が利用できる可能性があります。
例えば、
- 耐震補強工事(壁の補強や金物の設置など)
- バリアフリー改修(手すりの取り付け、段差の解消など)
- 省エネ改修(断熱材の追加、窓の断熱化など)
これらの工事を外壁塗装と同時に行う場合、それぞれの目的に応じた耐震・バリアフリー・省エネ関連の補助金制度を活用できるケースがあります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
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3.愛知県で外壁塗装助成金を受け取る条件
外壁塗装や外壁改修工事で助成金・補助金を受け取る「条件」には、以下のようなものがあります。
3-1.工事内容についての条件
外壁塗装の助成金の多くは、「遮熱塗料」や「高反射率塗料」を用いた外壁塗装と限定しているものがあります。
「遮熱塗料」や「高反射率塗料」と言われる塗料は、太陽光を効率的に反射させ、屋根や外壁の表面温度が高温になりにくくします。そのため夏場の室内気温の上昇を抑え、エアコンの使用量削減、省エネにつながります。
ただ、これらの塗料は一般的な塗料(耐用年数が同じくらいのもの)と比べて20万円ほど高くなります(30坪の家で外壁塗装を行う場合の目安)。そのため助成金を受け取らずに一般的な塗料で塗装をしたほうが、工事費用は安くなる場合もあります。
費用対効果を考えて、助成金を申請するかどうか判断しましょう。
3-2.申請者や建物についての条件
申請者や建物についての条件
- 市内(町内)に住民登録をしている
- 税金を滞納していない
- 申請者が所有者かつ居住者である
- 住むことが目的の建物である
- 非社会的な組織とのつながりがない
など、申請者については申請条件のハードルは高くなく、一般的に自治体内に居住し納税義務を果たしていれば基本的に申請可能な場合が多いです。
3-3.施工業者や施工金額などその他条件
施工業者や施工金額などその他条件
- 市内(町内)の施工業者が工事をする
- 市(町)の指定業者が施工をする
- 工事費が○万円以上の場合
など、施工業者や工事金額の条件も含まれる場合も多くあります。
4. 助成金を申請する際の注意点
助成金制度を活用する際には、以下のような注意点があります。
4-1.工事着工「前」に申請が必要
多くの助成制度では、「工事前の申請」が義務付けられています。工事が始まってからでは申請ができないケースがほとんどなので注意しましょう。
※自治体によって申請手順が定められています。必ず事前に確認しておきましょう。
4-2.予算枠が限られている
助成金制度には、年度ごとの予算枠があります。予算が上限に達すると受付が終了するため、できるだけ早めの申請・相談がカギになります。
4-3.信頼できる業者を選ぶことが重要
業者に「助成金が出る」と言われて契約したが、実際は対象外だったというトラブルもあります。助成金制度に詳しく、実績のある信頼できる施工会社を選びましょう。
無料でリフォーム会社の見積もり手配から、契約しなかったときのお断り代行、お見積もり催促など、お見積もりの全般をサポートします。
どのリフォーム会社に依頼したらいいのかわからない場合は、ぜひリフォームガイドをご利用ください。
5. まとめ
2025年現在、愛知県内の外壁塗装助成金制度は市町村によって対応が大きく異なります。
助成金を設けている自治体(豊橋市・刈谷市など)もあれば、補助制度が用意されていない自治体(名古屋市・岡崎市など)もあります。
助成金の活用には、事前の情報収集と計画的な申請が不可欠です。
まずは、お住まいの市町村や信頼できる業者へ相談し、「使える制度があるかどうか」をしっかり確認するところから始めましょう。