
いざリフォームをしようとしても「どんな方法でリフォーム業者を探したらよいのかわからない」と悩んでいらっしゃる方も多いと思います。
リフォーム業者で後悔しないためには、リフォーム業者の探し方は非常に重要になります。
探し方ひとつで、出会える会社も変わり、最終的に選べる会社が変わるからです。
ここではリフォーム初心者の方のために、後悔しないリフォーム業者の探し方の解説をします。
目次
1.リフォーム業者の探し方【具体的な方法6つを解説】
リフォームガイドの調査によると、リフォーム経験者の多くは、「家を建ててくれた業者や今まで利用したことのある業者」、「友人や知人からの紹介」などによって、リフォーム業者の情報を探していることが分かりました。
これらのリフォーム業者の探し方を、下記6つに分けて解説します。
- 新築時の工務店・ハウスメーカーに相談する
- 知人に紹介してもらう
- インターネットで会社ホームページを探す
- 近くの店舗・ショールームを探す
- チラシや新聞広告などで探す
- 一括見積もりサービス(ポータルサイト)で探す
ここでは、下記2点を満たしているかどうかを基準に、それぞれの探し方のメリットデメリットを解説します。
- 検討できる業者の「質」が高い
- 検討できる業者の「数」が多い
「質」が高い(実績が豊富、提案力があるなど)ことはもちろんですが、リフォーム会社にもそれぞれ特徴があり、自分にあう会社に出会うためには検討できる「数」が多いほうが好ましいため。
1-1.新築時の工務店・ハウスメーカーに相談する
- 検討できる業者の質 ◎
- 検討できる業者の数 △
自宅を新築してくれた工務店やハウスメーカーにはもちろんリフォームを依頼することができます。リフォームガイドによる調査でも一番多い結果となったことから、初めに思いつく依頼先として挙げられるようです。
自宅を建ててくれた工務店であれば、自宅の構造を詳しく理解しているので安心して依頼することができるでしょう。
ただし、リフォーム費用をできるだけ抑えたい場合は、ほかの業者からも見積もりを取り、比較するようにしましょう。
とくに大手ハウスメーカーは、リフォーム工事を下請けに依頼するため、費用が割高になってしまう傾向があります。ハウスメーカーの家は、内容によってはほかの施工業者では難しい場合もありますが、まずは相談をして比較検討するといいでしょう。
メリット | デメリット |
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1-2.友人や知人に紹介してもらう
- 検討できる業者の質 ○
- 検討できる業者の数 △
知り合いに紹介してもらう場合や、元から付き合いのある業者と直接連絡を取る場合もあります。調査結果からも、友人・知人の紹介でリフォーム業者の情報を得る人が多いことが分かっています。
しかしこちらは「質」と「数」を考えるとおすすめできません。
理由は、リフォーム会社の得意な工事と、自分がしたい工事が必ずしも一致しないからです。これは自分の思うようなリフォームができないというだけでなく、引き受けてもらえたとしても会社の不得意な工事であれば相場より値段が高くなることが考えられます。
知り合いに頼む場合はその会社が得意な工事をしっかり確認するようにしましょう(詳しくは2.で解説)。
また何かあった時に断りづらいこともデメリットと言えます。
知人の紹介だからと安易にお願いすることはなく、ほかの業者も一緒に検討するようにしましょう。
メリット | デメリット |
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1-3.インターネットで会社ホームページを探す
- 検討できる業者の質 △
- 検討できる業者の数 ○
インターネット上の業者ホームページなどを探すなど、ご自身で探すこともできます。
たくさんの業者の中から気に入った会社があれば、ご自身で選んだ分、納得感があるでしょう。
ただし、業者の「質」を考えると少し注意が必要です。
自分で探す場合のデメリットとして、その会社が本当に優良なのかどうか、見分けがつかないことが挙げられます。ホームページを見ただけでは会社の実態が分かりにくいですよね。「リフォームガイド」でご紹介するリフォーム会社も、実力のある会社であってもホームページの見た目はよくないという会社が多くあります。
また、ご自身で何社かに連絡し見積もり依頼をすると、その都度同じ説明をしなければならなかったり、時期によっては業者の手が空いていなかったりと、手間がかかることもあります。
メリット | デメリット |
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1-4.近くの店舗・ショールームを探す
- 検討できる業者の質 〇
- 検討できる業者の数 △
お近くのリフォーム会社や工務店の店舗・ショールームを訪れ、直接相談することもできます。
実際に顔が見えるため、対応の善し悪しをみて、話を進めようかどうか判断することができます。
デメリットとしては、店舗やショールームを持つ会社しか探すことができないことです。リフォーム会社の中には、立派な店舗やショールームは持たず、事務所としての拠点のみを持つ会社も多くあります。ちょっとした修繕工事や設備交換リフォームなどは、そのような小回りの利くリフォーム業者のほうが安く抑えられる可能性がありますので、インターネットなども合わせて探してみるのがいいでしょう。
メリット | デメリット |
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1-5.チラシや新聞広告などで探す
- 検討できる業者の質 △
- 検討できる業者の数 △
折り込みチラシや家のポストに入っていたチラシでリフォーム業者を見つけることもできます。
一番安く済みそうですが、実際は最終的に価格が跳ね上がることもある探し方です。なぜなら、チラシで探す方法だと実際にリフォームプランを組む際、チラシに書いてあるよりもずっと高くなってしまうことが多いからです。チラシに書いてある料金は最低価格であり、見積もりを取ると追加料金が重なり結果的に高くついてしまうことが往々にしてあります。
もしチラシで見つけた業者が気になる場合は、チラシの情報を鵜呑みにしないこと、ほかの業者にも見積もりを取ることを意識しましょう。
チラシや広告で探すメリットとしては、自分の家が対応圏内のリフォーム業者のみに焦点を当てて探せることが挙げられます。
インターネットで探した会社が県外であったり、自分の地域に対応してくれなかったりする場合もありますので、その点では効率の良い探し方と言えるでしょう。
メリット | デメリット |
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1-6.一括見積もりサービス(ポータルサイト)で探す
- 検討できる業者の質 ◎
- 検討できる業者の数 ◎
質・数どちらも満たすのは、リフォーム業者を複数紹介してくれるサービスを利用して探す方法です。「リフォーム一括見積もりサイト」や「リフォームポータルサイト」とも呼ばれます。
まず質の面で安心できる理由は、紹介サイトも信用が大事なので、紹介するリスクのあるような業者は紹介しないよう「審査基準」を設けているからです。会社としての安定性や、リフォームの技術力や提案力など実力の面で、安心して任せられる業者のみを知ることができるでしょう。
数の面では、多くの業者を検討できるというメリットがあります。リフォーム業界には、大きな店舗を持ち自社集客に力をいれている会社もあれば、仕事は主に元請けから受注し、下請けとして施工をメインに行う会社もあります。また、口コミやリピートで広がり積極的に集客はしていない少人数で経営するような会社もあります。こういった個人では見つけることの難しいけれど、腕はいい業者と出会うことも可能なのが紹介サイトです。
メリット | デメリット |
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また、リフォームでは複数社に見積もりをもらい、金額やプランの比較が大切ですが(詳しくは2.で解説)、紹介サイトを活用すれば相見積もりがしやすいのもメリットです。
【補足】希望のリフォーム内容を明確にしておく
信頼できる会社を探すためには、どの部分をリフォームしたいのか明確に伝えられるようにしておくことも大事です。
しっかりと自分の希望を言葉にできるようにしておくことで、見積もりと実際の金額とのズレを少なくできますし、打ち合わせもスムーズに進むでしょう。カタログなどがあると、自分の理想をさらに正確に伝えることができます。
こうしたいというハッキリした理想像を浮かべてから探すと、よりスムーズに自分に合った業者を見つけることができます。
紹介サイトは「リフォームガイド」がおすすめ!
紹介サイトにもいくつかの形態があります。
その中で最も多い2パターンを比較してみましょう。
パターン① | パターン② |
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紹介サイトを運営している会社が、リフォーム業者を厳選して紹介する | リフォーム業者から直接連絡が来るので、その中から自分で選ぶ |
手間をかけたくないのであれば、会社まで選んでもらう形態の紹介サイトに登録しましょう。「リフォームガイド」はパターン①にあたります。
リフォーム会社探しに不安がある方は、一度プロであるリフォームガイドに相談してみませんか?
2.リフォーム業者を探すときに注意するポイント
では、探す方法がわかったところで、業者のどんなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。
ここではそのノウハウをお伝えします。
ポイントはやみくもに探さないことです。
2-1.リフォームしたい内容と業者が得意とする工事内容が合っているか
まずは、自分の希望するリフォーム内容と、業者の得意な工事内容が一致しているか確認しましょう。
リフォーム業者といっても、水回りに強かったり床の張替えに強かったりとそれぞれに得手不得手があります。
得意な工事は自社で職人を抱えていたり、普段から製品を発注していたりするため卸コストが低い等の理由で安く工事を行うことができます。
反対に、不得意な工事は外注になってしまうので諸費用が重なり値段が高くなってしまう傾向があります。
2-2.リフォームを依頼する業者の種類が自分と合っているか
リフォームを依頼できる業者は住宅メーカー、工務店、リフォーム専門店、専門工事業者、家電量販店やホームセンターなど、さまざまな種類があります。
それぞれに強みや特徴がありますので、自分のプランに適した業者を選ぶようにしましょう。
住宅メーカー
費用が高額になりやすいというデメリットがありますが、自分の家を建てた住宅メーカーであれば、安心して工事を任せられます。
モデルやショールームも充実しており、実際に足を運んで確認できることも強みです。保証の面でも安心できるでしょう。
工務店
木造一戸建て住宅の新築やリフォーム工事がメインとなる工務店は、工事件数の占める割合が最も多くなっています。
会社によって特色があり、安さを売りにしている会社やデザイン性を強みとしている会社もあります。
気になった工務店があれば、ホームページなどから自分の希望に対応しているか問い合わせてみるといいでしょう。
リフォーム専門店
リフォーム工事を専門にしているリフォーム専門店もあります。
会社によって特色があり、リノベーションのような大規模リフォームが得意、水回りリフォームの実績が多い、外壁や屋根のリフォームが得意などさまざまです。
自社で施工までしている会社であれば、外注に工事を依頼する必要がないため、費用は安くできるでしょう。
専門工事業者
専門工事業者とは電気なら電気、内装なら内装と、一部の工事を専門にする施工業者のことです。
クロスの貼り替えや、水回り設備の入れ替えなど、部分的なリフォームであれば専門工事業者でも対応することができます。
下請けに外注することなく自社で工事をしてくれるため、費用面では一番安くできるでしょう。
ただし、普段は工務店やハウスメーカーなど、元請けとなる会社のパートナー業者として施工をすることが多いため、個人が探して依頼することは難しいです。
ホームセンター・家電量販店
いまや多くの家電量販店がリフォーム業に着手しています。大規模店舗ではシステムキッチンやシステムバス、トイレ、洗面台なども展示しており、展示スペースにはリフォーム相談コーナーを設け、専門の相談員が対応しています。買い物ついでに気軽に立ち寄れるのが魅力です。
ただし、施工についてはパートナーである施工業者に外注となる場合が多く、中間マージンが発生して費用は割高になります。
その他の業者
その他、DIYサポートから発展してリフォーム事業まで手がけるようになったホームセンターや、キッチンリフォームからスタートしてリフォーム全般を扱うようになったガス会社、リフォーム代理店業務を行なう屋根材・外装材メーカーなど、多くの業者がリフォーム業に参画しています。
これらもそれぞれの業者や店舗によって得手不得手が全く変わってきますので、気になった場合は事前に調べるようにしましょう。
▼さらに詳しいリフォーム会社の選び方は以下の記事でまとめています。合わせてご覧ください。


3. まとめ
メリット | デメリット | |
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新築時の工務店・ハウスメーカーに相談する |
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友人や知人に紹介してもらう |
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インターネットで会社ホームページを探す |
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近くの店舗・ショールームを探す |
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チラシや新聞広告などで探す |
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一括見積もりサービス(ポータルサイト)で探す |
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リフォーム業者の探し方はそれぞれにメリットデメリットがありますが、それらのデメリットを網羅できるのがポータルサイトを頼ることです。
その時に心強いのがやはりプロのアドバイスです。
リフォームをしたいけど、どの業者にすればいいのか分からない…と不安に感じていませんか?
そのお手伝いをするのが、当社リフォームガイドです。
あなたのご希望をうかがいながら、適切なリフォーム会社を複数ご案内します。ひとえにリフォーム業者といっても、多くの選択肢がありますので、「自分で探すのが面倒」、「どこがいいか分からない」という方はお気軽にご相談ください。