
新築マンション価格の高騰が続く中、「中古マンション購入+リフォーム」を選ぶ人が増えています。
実際に「中古マンション購入+リフォーム」を選んだ経験者は、どんな物件をいくらで購入し、何にお金をかけ、何を後悔したのか。
リフォームガイド編集部では、直近3年以内に中古マンション購入+リフォームを実施した方を対象にアンケート調査を実施しました。
目次
- 【調査概要】
- 1.購入した中古マンションの築年数
- 2.物件購入・リフォームにかかった費用
- 3.住宅ローンの活用状況
- 4.「中古マンション購入+リフォーム」でリフォームを実施した箇所
- 5.「中古マンション購入+リフォーム」の満足度
- 6.今回の中古物件を購入する際に、新築を購入することも検討していたか
- 7.「新築」ではなく「中古マンション購入+リフォーム」を選んだ理由
- 8.「中古マンション購入+リフォーム」を実施してよかったこと
- 9.「中古マンション購入+リフォーム」において、もう少し確認しておきたかった事
- 10.リフォーム会社をどのように探したか
- 11.これから「中古マンション購入+リフォーム」を検討する方へのアドバイス
- ■「リフォームガイド」では、ひとりひとりに合わせたリフォーム会社選びをトータルサポート
【調査概要】
調査対象者:直近3年以内に「中古マンションを購入し、リフォーム(リノベーション)」をした25歳以上~69歳以下の男女
回答者数:198人
居住地:全国
調査方法:インターネット調査
アンケート実施日:2026年02月03日~2026年02月10日
1.購入した中古マンションの築年数

本調査の回答者が購入した中古マンションの築年数は「築20年以上30年未満」が36.4%(72人)と最多でした。次いで回答の多かった「築30年以上40年未満(23.7%/47人)と合わせると、築20〜40年の物件が全体の約6割を占めています。
この築年数帯の物件は、新築時と比べて価格が下落している一方、リフォームで十分に住み心地を整えられる築年数帯として支持されている傾向があることがわかります。
2.物件購入・リフォームにかかった費用
■物件購入にかかった費用

物件購入費は「2,000万円未満」が32.8%(65人)で最多。
そして、全体の約8割が4,000万円未満で物件を取得している結果となりました。
不動産経済研究所が発表している、2025年の全国の新築マンション1戸あたりの平均価格6,556万円と比較すると、新築ではなく中古を選ぶことによって大幅なコスト抑制が実現できることがわかります。
参考:全国 新築分譲マンション市場動向 2025年|株式会社不動産経済研究所
■リフォームにかかった費用

リフォーム費用は「300万円未満」が46.5%(92人)と最多でした。
次いで多かった「300~500万円未満」(26.8%/53人)と合わせると、全体の約7割が500万円未満でリフォームを実施している結果となりました。
<参考データ>
今回の調査では、築年数別に物件購入費とリフォーム費を見てみると、いくつかの傾向が見えてきました。

物件購入費用については、例外もありますが、築年数が古い物件ほど、価値が下がっている分安く購入できる傾向にあります。

リフォーム費用は築50年以上を除くと、築年数が古い物件ほど300万円未満で実施した方の割合が多くなる傾向でした。
この結果から、物件購入費を抑えながら、リフォーム費用も必要十分な範囲に留めている可能性がうかがえます。
ただし、築年数を重ねた古い物件ほど、長く住んでいくために耐震や断熱工事など必要な工事が出てきます。
必要工事だけで300万円を超える可能性もありますので、物件購入費用とリフォーム費用のバランスを見ながら納得のいく物件を探すのが良いでしょう。
3.住宅ローンの活用状況

該当の「中古マンション購入+リフォーム」を実施する際の資金調達については、「使った」と回答した方が62.1%(123人)、「使っていない」と回答した方が37.9%(75人)という結果になりました。
また、住宅ローンを活用した方の内訳は、リフォーム費用までを含めて借り入れるローンを利用した方、物件購入費のみでローンを利用した方がそれぞれ約半分ずつでした。
資金計画の組み方は、自己資金中心か、ローン活用か、ご家庭によって分かれています。
4.「中古マンション購入+リフォーム」でリフォームを実施した箇所

リフォーム箇所は「水回り(キッチン・ユニットバス・トイレなど)」が70.2%(139人)でトップ。
次いで「壁紙、床の張り替え(62.1%/123人)」、「間取り変更(24.2%/48人)」「収納(24.2%/48人)」と続き、日常使いの頻度が高く、劣化が目に見えやすい箇所から優先してリフォームする傾向が伺えます。
5.「中古マンション購入+リフォーム」の満足度

「とても満足」「満足」を合わせた満足度は92.9%に達しました。
中古マンション購入+リフォームという選択に対して、大多数の経験者がポジティブな評価をしていることがわかります。
6.今回の中古物件を購入する際に、新築を購入することも検討していたか

今回の中古マンションを購入する際に「新築の購入も検討していた」と回答した人は30.8%、「初めから中古の購入を検討していた」と回答した方は69.2%でした。
今回の結果からは、新築と比較検討したうえで中古マンション購入+リフォームを選んでいる方もいますが、新築高騰が続く状況を受けて、初めから中古を前提に検討を進める層が広がっている可能性も考えられます。
7.「新築」ではなく「中古マンション購入+リフォーム」を選んだ理由

新築ではなく中古マンション購入+リフォームを選んだ理由、最多は「新築が高くて予算オーバーだった」(51.5%/102人)でした。
次いで、「偶然条件に合う中古マンションを見つけた」(35.9%/71人)、「希望のエリア(立地)に新築がなかった」(31.8%/63人)と続きました。
さらに、年代別に中古マンション購入+リフォームを選んだ理由を見ていくと、各年代ごとに異なる本音が見えてきました。
■年代別に見た「中古購入+リフォーム」を選んだ理由

20代では「自分好みの間取りやデザインにしたかった」が最多回答(66.7%)。30~40代では「新築が高くて予算オーバーだった」に続き、「希望のエリア(立地)に新築がなかった」(30代48.6%、40代41.5%)が上位に。
50代以上では「偶然条件に合う物件を見つけた」(50代24%、60代50%)が上位に上がっており、今回の調査によって年代ごとの異なる動機が見えてきました。
(※20代は回答者12人と少数のため参考値)
8.「中古マンション購入+リフォーム」を実施してよかったこと

該当の「中古マンション購入+リフォーム」を実施してよかったこととして、最も多く挙げられたのは「物件費が抑えられた分、家具やインテリアに予算を回せた」(36.9%/73人)でした。
次いで、「自分好みの間取り・デザインを実現できた」(32.8%/65人)「新築では手が出ない駅近や人気のエリアに住めた(31.8%/63人)」と続きます。
新築ではなく中古購入+リフォームを選んだ理由では、「新築が高くて予算オーバーだった」がトップだった一方、実施してよかったことのトップには「物件費が抑えられた分、家具やインテリアに予算を回せた」が挙がっていることから、新築では難しかった予算面のゆとりを、住まいの空間づくりに回せたという実感が、満足度の高さにつながっている部分もあるのかもしれません。
9.「中古マンション購入+リフォーム」において、もう少し確認しておきたかった事
■物件購入前まで

1位は「給排水管の老朽化など、目に見えない隠れた不備の確認」(35.9%/71人)、次いで「大規模修繕の履歴や、修繕積立金の今後の値上がり予定」(32.8%/65人)、「希望のリフォームができる物件かどうか」(32.3%/64人)と続きました。
目に見えない部分の老朽化リスクは築年数が古い物件ほど高い傾向があり、購入前のインスペクション(住宅診断)の実施などが、こうした見えない不安を減らす手段のひとつとして有効です。
■リフォームを依頼するまで

1位は「提示された見積もり金額が、相場に対して妥当かどうか」(43.4%/86人)、次いで「マンションリフォームの実績や、特有の構造・規約への詳しさ」(29.8%/59人)、「アフターサービスや、工事後の保証内容の充実度」(28.8%/57人)と続きました。
リフォームの見積もり金額が適正かどうかは、複数の提案を見比べて初めて判断できるものです。この不安を和らげる方法のひとつとして、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、内容と金額を見比べることが挙げられます。
10.リフォーム会社をどのように探したか

依頼するリフォーム会社の探し方に関しては、「物件を購入した不動産会社からの紹介」(38.4%/76人)が最多でした。
次いで、「インターネット検索」「知人・親戚からの紹介」がいずれも26.8%(53人)という結果に。
中古マンション購入+リフォームでは、物件購入時に関わる不動産会社からの紹介が、リフォーム会社にたどり着く経路のひとつとして使われやすいことがうかがえます。
なお、本設問は複数回答ですが、回答者の約8割は1つの経路のみで会社を選んでおり、複数の経路を比較した方は少数派でした。
11.これから「中古マンション購入+リフォーム」を検討する方へのアドバイス

経験者が最もアドバイスしたいこととして挙げたのは「紹介された会社だけでなく、自分で複数社の提案や見積もりを比較すべき」(40.9%/81人)、次いで「予備費を含め、資金計画には余裕を持っておくべき」(33.8%/67人)、「物件を買う前に、リフォーム会社も探しておくべき」(28.3%/56人)と続きました。
これはリフォームを依頼する前に確認しておきたかったこと(9章)の1位(見積もり金額の妥当性)とも整合しており、実際に経験したからこそ得られた示唆と言えそうです。
<調査結果の引用・転載時のお願い>
本調査は、リフォームガイドが実施した独自調査です。調査結果や画像を引用・転載される場合は、「リフォームガイド」の名前を明記のうえ、引用元として本記事のリンク設置をお願いいたします。
また、本調査をもとに作成したプレスリリースはこちらからご覧いただけます。
■「リフォームガイド」では、ひとりひとりに合わせたリフォーム会社選びをトータルサポート
リフォームを検討する多くの方が、「どの会社に頼めばいいかわからない」「見積もりが高いのか安いのか判断できない」という迷いを抱えています。
今回の調査でも、見積もりの妥当性や会社選びについて「もっと事前に確認すべきだった」と感じた経験者が多く、こうした迷いや不安は多くの方に共通する課題といえます。
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