
玄関のDIYについて、興味を持っている人は多いでしょう。
玄関のDIYを実施すれば、住宅の雰囲気は大きく変わります。毎日かならず使う場所なので、玄関がオシャレなのはとても重要なことです。
しかし玄関のDIYについては、こんな不安がある人も多いでしょう。
- 玄関のDIYには、どれくらいお金がかかるのか?
- ウチの場合、玄関のDIYはできるの?
- どんなふうにDIYするべきか、イメージできていない
本記事では、特に玄関のDIYを初めて行う人のために、このようなポイントを解説します。
- 玄関をDIYする場合の費用相場
- 玄関をDIYするか、業者にリフォームしてもらうか判断するポイント
- 玄関のDIYにおける成功事例
玄関のDIYを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.玄関をDIYする際の相場費用
玄関をDIYする際の相場費用としては、おおよそ5万円から20万円ほどが必要となるでしょう。ただしDIYでは、材料費以外にも道具を購入する費用などもかかったりするので、注意してください。
玄関をDIYする費用は、その内容によって変わります。主な内容とその費用は、おおむね以下のとおりです。
玄関におけるDIYの内容 | 費用 |
---|---|
ドアを塗装/シートでおしゃれにする | 3,000~10,000円 |
壁を塗装/シート/タイルでおしゃれにする | 10,000~30,000円 |
コート掛けを設置する | 5,000~10,000円 |
シューズボックスを設置する | 10,000~50,000円 |
収納を設置する | 5,000~20,000円 |
姿見を設置する | 6,000~20,000円 |
アプローチをおしゃれにする(タイル・人工芝・大理石・砂利・枕木) | 10,000~100,000円 |
簡単な玄関のDIYならさほど費用はかかりません。
しかし全面的なリフォームや、高価な資材を利用する場合、費用はかなり高くなります。
たとえばアプローチに使用する大理石は、それなりに高価なものです。中には1m四方で12,000円くらいするものも。とはいえ業者に依頼するとトータルで50万円くらいかかったりするので、それでも相当にリーズナブルな部類です。
もちろんアプローチ以外も、リフォーム業者へ依頼する場合と比較すれば圧倒的に安くおさえられます。
つまり、「業者に頼らなくても、ある程度の範囲なら、DIYでは安く実施できる」ということでもあります。
費用をおさえたい、自分のDIYスキルには自信があるといった場合、こういったチャレンジしもてみる価値はあるでしょう。
2.玄関はDIYと業者依頼どっちがいい?
玄関をDIYするか、業者へ依頼するか、悩んでいる人も多いはずです。続いては、業者へ依頼すべき人と自分でDIYしても良い人について詳しく解説していきます。
2-1.業者にリフォームを依頼すべき人
以下のような状況に当てはまる場合、玄関はリフォーム業者へ依頼するようにしましょう。
- 限られたスペースを有効活用したい場合
- ドアを丸ごと取り替える場合
- 広さや間取りを変更する場合
限られたスペースを有効活用したい場合は、できるだけリフォーム業者に依頼しましょう。
なぜなら玄関のDIYでは、スペースが狭ければ狭いほど、難しくなってしまうから。
もしかしたらスペースを無駄遣いしてしまい、すごく使いづらい仕上がりになってしまうかもしれません。
いっぽうリフォームのプロである業者なら、限られたスペースも有効に活用できるように工夫してくれます。自分では思いもしなかった活用方法を提案してくれる場合もあるでしょう。
ドアをまるごと取り替える場合も、基本的には業者へ依頼するのがおすすめです。
なぜならドアを取り替えるには、DIYの範囲ではおさらまない知識や工具が必要だから。
また、サイズや開き方、方向によって設置できないケースもあります。さらにDIYで玄関のドアを取り替えると、取り付け不良で害虫の侵入を招いてしまうケースも。
こういった点にきちんと対処できそうにないなら、DIYよりもリフォーム業者がおすすめです。
その他、「広さや間取りの変更」がある場合、基本的に業者へ依頼しましょう。
なぜなら壁を作ったり壊したりといった構造の変更をDIYで実施するのは難しいからです。強度の計算や測量も必要となります。業者以外が正確に計算・測量するのは、たいへん難しいことです。
これをDIYするのはかなり難しいので、リフォーム業者へ依頼しましょう。
2-2.自分でDIYしてもよい人
一方で、以下のような条件に当てはまるなら、玄関をDIYしてもよいでしょう。
- 簡単なDIYでおしゃれにしたい人(表面的なDIYや小物作成など)
- DIYすること自体が目的な人
まず、簡単なDIYであれば、トライしても問題ないでしょう。
特に見えている場所を作り替える程度での玄関のDIYなら、まったく無理はありません。
自分が「おしゃれだ」と感じられるデザインにもできるので、出来栄えにも満足できるでしょう。また、飾り物や小物を作るくらいのことなら、誰でもカンタンにDIYできます。
そして、DIYすることが目的な人も、トライして問題ありません。DIYすること自体が楽しい、あるいはその成果をInstagramなどで共有したいと感じている人は多いはずです。極端に難しい玄関のDIYは別として、可能な範囲であればチャレンジするとよいでしょう。
また、求める仕上がりによっては、リフォーム業者では叶えられない部分もあります。
そういった部分でも、玄関をDIYすることにはメリットがあると言えるでしょう。
3.玄関をDIYする際の注意点
続いて、玄関をDIYする際の注意点について解説します。
玄関をDIYする前に、かならずチェックしておきましょう。
3-1.採寸はしっかりおこなう
玄関に限らずですが、DIYする場合、採寸はきちんと実施しましょう。
なぜなら採寸を間違えると、資材の買い直しが発生したり、例えばサイズの合わないドアを使い続けるうちに、ドアが開かなくなってしまうといったとんでもないトラブルになったりするかもしれないから。
収納棚やシューケースなどで小規模な部分であれば、採寸を間違っていても、あとからでも修正することが可能です。しかし玄関のドアそのものや大きな収納棚だと、後から修正が効かないことも多々あります。
玄関をDIYする場合は、採寸を間違えないようにじゅうぶん注意しましょう。
正しい採寸ができそうにない場合は、リフォーム業者へ依頼するのがおすすめです。
3-2.DIYスケジュールを見積もる
また、DIYのスケジュールをきちんと見積もっておくことも重要です。
なぜなら玄関をDIYしている間は、それなりに不便があるから。
DIYをしている間、玄関を使えない期間が出てくるかもしれません。
となると、裏口や勝手口などを使うこととなり、それなりに不便です。
また、来客時にも玄関がDIYの真っ最中だと、いろいろ不都合があるでしょう。
玄関におけるDIYのスケジュールは、きちんと考えるようにしましょう。
4.まとめ
玄関のDIYにかかる費用は、その内容ごとでさまざまです。
簡単なものであれば、数千円程度から実施できるでしょう。ただし、大掛かりな作業であれば数万円程度がかかるはずです。このあたりは、予算との兼ね合いを考えつつ、予定立てていく必要があるでしょう。
とはいえ業者にリフォームを依頼する場合と比較すれば、費用はかなり安くおさえられます。
小規模なDIYで済むのであれば、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
ただし「広さや間取りが変える」といった複雑な施工内容をDIYで実施するのは、少し無理があります。この場合、玄関のDIYはせず、業者にリフォームをしてもらうのがおすすめです。
どこまでDIYで対応できるか、ある程度見極める必要があると言えるでしょう。DIYしてから「失敗した!」ということになってしまわないよう、よく考えておく必要がありそうです。
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