
玄関は家の顔であり、綺麗にしておきたいという方も多いのではないでしょうか?
少し前まで玄関ドアのリフォームは大掛かりな工事が必要でしたが、最近はリフォーム用の玄関ドアが出てきたこともあり、1日で簡単に新しいドアに変えることができるようになりました。そうは言ってもお金の掛かることなので、どれくらいの価格でリフォームが出来るのかは気になるところかと思います。
ここでは玄関ドアのリフォーム価格の目安を知っていただき、適切な価格でのリフォームをするための手順をご説明します。
目次
1.玄関ドアリフォームの基礎知識
まずはじめに、玄関リフォームをする上での基礎知識となる用語や考え方について説明します。この基礎知識を押さえたうえで読み進めていただくと理解も深まりますのでしっかりと抑えておいてください。
1-1.「引き戸」と「開き戸」の違いについて
上の写真のように左右に引いて空けるタイプのドアを「引き戸」、右写真のように開いて空けるタイプのドアを「開き戸」と言います。玄関にはこの2種類があるということを基礎知識として知っておいてください。
1-2.玄関ドアに付随するリフォーム
玄関ドアのリフォームをする際に考えておきたいこととして、「玄関ドアだけ」をリフォームするのか、玄関全体をリフォームするかです。玄関のドアと一緒にリフォームをすることが多い箇所としては、玄関の収納、壁、土間の部分などがあります。
リフォーム価格にも関係してきますので、イメージを持っておくとよいでしょう。
2.玄関リフォームの価格と費用について
玄関のリフォームは玄関ドアだけを変えるのか、その周辺も含めて変えるのかで価格も大きく異なってきます。それぞれの場合にどれくらいの価格になるのかをご説明します。
2-1.玄関ドアの種類別リフォーム価格について
玄関ドアのリフォーム費用は20万から35万程度がリフォームをする方にとって平均的な価格帯となります。価格の違いを生む大きな要因は、ドアのグレードによる価格差です。
断熱性の有無やデザインによって価格は異なってきます。玄関ドアのリフォームで、最も多い価格帯は次の表のようになっています。
窓と同様に玄関も空気が出入りする箇所なので、断熱を考えるならば玄関は重要な箇所です。断熱効果を高めたドアは通常よりも5万程度高くなります。
2-2.玄関リフォームの価格と費用
玄関ドアのリフォームを行うと、収納や玄関タイルも変えたくなることもあります。玄関を全般的にリフォームした場合の費用についてもご説明いたします。
2-3.玄関ドアのリフォーム価格が高額になる場合
玄関ドアのリフォームだけであれば、価格は20万程度から可能です。ただし、次のような場合は高額になりがちなので注意が必要です。
△玄関のドア枠のサイズ変更が伴う場合
既存のドアを交換するだけではなく、サイズの異なるドアを取り付けたり、引き戸を開き戸に交換する場合は別途工事費が掛かってきます。
△玄関全体のリフォームをする場合
玄関のドアと一緒に収納やタイルまでリフォームをする場合は、リフォーム費用がかさんできます。例えば内壁や天井にまで施工が及ぶかどうかでも金額は変わってきます。
リフォーム会社に要望を伝え、そのうえで見積もりを作ってもらうことが大切になります。
2-4.玄関ドアの交換を安く済ませる方法
玄関ドアの交換をできるだけ安く済ませたい!という方も多いかと思います。
ここでは、玄関ドアの交換を安くできる方法を解説します。
〇ドアのサイズは変えない
玄関のサイズを変えない玄関ドアの交換であれば、カバー工法という方法で1日で交換が終わります。
工期が短く、大工工事が要らない方法なので、費用も安く済みます。ドアの種類にもよりますが、約20万円~交換できます。
〇ドアハンドルの不具合なら部品交換も検討する
玄関ドアは、毎日触れるハンドル、ドアノブ部分が最初に壊れやすいです。
ハンドルの不具合がきっかけで、ドアごと交換しようかな?と考える方も多いですが、安く済ませたいのであればハンドルのみの交換も検討しましょう。
ドアハンドルを交換する方法は2通りです。
- 業者に頼む
- 自分で交換する
現在のものと同じサイズのものであれば、室内側からドライバーでネジを外して自分で交換することも可能です。
ドアハンドルの種類を交換する、同じサイズのハンドルが見つからない、などの場合は業者に依頼するといいでしょう。鍵やドアノブ修理・交換の業者や、玄関ドア・窓交換の業者に依頼するのがおすすめです。
ドアハンドル交換にかかる費用としては、ドアハンドル自体の価格は5千~7万円と幅が広く、業者に依頼する場合は工賃や出張費として+1~3万円かかります。