
「神奈川県で外壁塗装の助成金って出るの?」
「市町村によって違うって聞いたけど、どこが対象なの?」
と気になってはいませんか?
2025年現在、神奈川県内で外壁塗装に対する助成金・補助金を行っている自治体は一部に限られます。さらに、市町村ごとに制度の内容が異なるほか、予算に達したら予定より早く終了することもあるため、自治体の最新情報を確認することが重要です。
この記事では、神奈川県内の市町村で使える外壁塗装の助成金をわかりやすくまとめました。
▼外壁塗装助成金の概要を知りたい方はこちら▼


目次
【2025年度版】外壁塗装で補助金(助成金)が出る神奈川県の市町村一覧
外壁塗装で助成金が出る神奈川県の市町村の助成金情報をまとめています。(並びは五十音順)
※申請受付期間中であっても予算に達し次第締め切られることがあります。最新情報は近くの市・町・村役所の窓口やホームページでご確認ください。
海老名市
制度名 | 住宅改修支援事業補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 【一般住宅改修】上限20万円(工事費の1/5) 【多世代同居住宅改修】上限30万円(工事費の1/5) |
条件 | • 住宅の所有者であること • 申請日において1年以上居住していること |
申請受付期間 | 受付中(工事実績報告を2026年2月末日までに提出) |
問い合わせ先 | 海老名市 まちづくり部 住宅まちづくり課 |
大井町
制度名 | 大井町三世代同居等移住定住促進補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 20万円 |
条件 | • 町内に三世代で同居 • 改修した住宅に10年以上居住 • 工事費が20万円以上 |
申請受付期間 | 改修工事完了日の翌日から起算して6ヶ月以内 |
問い合わせ先 | 大井町 企画財政課 |
清川村
制度名 | 住宅リフォーム助成制度 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限20万円 |
条件 | • 村内に1年以上居住している方 • 村内の施工業者を利用 |
申請受付期間 | 受付中(年度末までに工事が完了すること) |
問い合わせ先 | 清川村 村づくり観光課 |
座間市
制度名 | 座間市子育て世帯等住宅リフォーム助成制度 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の1/2) |
条件 | • 子育て世帯(18歳以下である者または妊婦が属する世帯) |
申請受付期間 | 申込多数の場合は公開抽選(抽選日:2025年6月18日) |
問い合わせ先 | 座間市 都市整備課 |
寒川町
制度名 | 住宅リフォーム等建築工事推進助成事業 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限3万円(工事費の5%) ※デジタル地域通貨さむかわPay行政ポイントにて付与 |
条件 | • 町内の施工業者を利用 • 他に同様の補助を受けていない |
申請受付期間 | 2025年4月1日〜受付中 |
問い合わせ先 | 寒川町 産業振興課 |
中井町
制度名 | 三世代同居等推進事業補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限50万円(工事費の1/2) |
条件 | • 三世代が同居または近居 • 世帯員全てが町内に居住 • 10年以上、三世代同居等が継続できる |
申請受付期間 | 工事完了日から4ヶ月以内 |
問い合わせ先 | 中井町 企画課 |
二宮町
制度名 | 空き家リフォーム補助事業 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限50万円(工事費の1/2) |
条件 | • 空き家バンクに登録している物件のリフォーム • 町内の施工業者を利用 |
申請受付期間 | 2025年5月20日から2025年12月26日まで |
問い合わせ先 | 二宮町 都市整備課 |
葉山町
制度名 | 住宅リフォーム資金補助制度 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 一律5万円 |
条件 | • 町内の施工業者を利用 |
申請受付期間 | 受付中 |
問い合わせ先 | 葉山町 産業振興課 |
三浦市
制度名 | 三浦市住宅リフォーム助成事業 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 一律8万円 |
条件 | • 市内の施工業者を利用 • 2026年3月末までに工事が完了 |
申請受付期間 | 第1期:2025年5月1日から2025年5月23日まで 第2期:8月予定 第3期:10月予定 |
問い合わせ先 | 三浦市 財産管理課 |
大和市
制度名 | 大和市不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金 |
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対象工事 | 不燃塗料等を使用した塗装(外壁) |
助成金額 | 上限20万円(工事費の1/2) |
条件 | • 市内の施工業者を利用 |
申請受付期間 | 年度内に工事完了できるもの(先着順) |
問い合わせ先 | 大和市 まちづくり部 建築指導課 |
湯河原町
制度名 | 住宅リフォーム等助成金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 |
助成金額 | 上限10万円(工事費の10%) |
条件 | • 町内の施工業者を利用 • 着手前の申請 |
申請受付期間 | 2026年3月31日まで |
問い合わせ先 | 湯河原町 地域政策課 |
横須賀市
制度名 | 2世帯住宅リフォーム等補助金 |
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対象工事 | 屋根・外壁塗装を含む住宅の改修工事 ※工事を始める前に景観協議・景観法の届出が必要 |
助成金額 | 上限30万円(工事費の1/2) |
条件 | • 親世帯と同居または近居 |
申請受付期間 | 先着10件 |
問い合わせ先 | 横須賀市 都市部まちなみ景観課 |
2.外壁塗装の助成金が用意されていない市町村も
神奈川県内のすべての自治体が、外壁塗装に対する助成金制度を設けているわけではありません。
特に横浜市・川崎市・相模原市などでは、外壁塗装単体の工事に対する補助制度は現在確認されていません(2025年4月時点)。
ただし、そういった自治体でも、外壁塗装とあわせて下記のようなリフォームを行う場合には、別の補助制度が利用できる可能性があります。
例えば、
- 耐震補強工事(壁の補強や金物の設置など)
- バリアフリー改修(手すりの取り付け、段差の解消など)
- 省エネ改修(断熱材の追加、窓の断熱化など)
これらの工事を外壁塗装と同時に行う場合、それぞれの目的に応じた耐震・バリアフリー・省エネ関連の補助金制度を活用できるケースがあります。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
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3.神奈川県で外壁塗装助成金を受け取る条件
外壁塗装や外壁改修工事で助成金・補助金を受け取る「条件」には、以下のようなものがあります。
3-1.工事内容についての条件
外壁塗装の助成金の多くは、「遮熱塗料」や「高反射率塗料」を用いた外壁塗装と限定しているものがあります。
「遮熱塗料」や「高反射率塗料」と言われる塗料は、太陽光を効率的に反射させ、屋根や外壁の表面温度が高温になりにくくします。そのため夏場の室内気温の上昇を抑え、エアコンの使用量削減、省エネにつながります。
ただ、これらの塗料は一般的な塗料(耐用年数が同じくらいのもの)と比べて20万円ほど高くなります(30坪の家で外壁塗装を行う場合の目安)。そのため助成金を受け取らずに一般的な塗料で塗装をしたほうが、工事費用は安くなる場合もあります。
費用対効果を考えて、助成金を申請するかどうか判断しましょう。
3-2.申請者や建物についての条件
申請者や建物についての条件
- 市内(町内)に住民登録をしている
- 税金を滞納していない
- 申請者が所有者かつ居住者である
- 住むことが目的の建物である
- 非社会的な組織とのつながりがない
など、申請者については申請条件のハードルは高くなく、一般的に自治体内に居住し納税義務を果たしていれば基本的に申請可能な場合が多いです。
3-3.施工業者や施工金額などその他条件
施工業者や施工金額などその他条件
- 市内(町内)の施工業者が工事をする
- 市(町)の指定業者が施工をする
- 工事費が○万円以上の場合
など、施工業者や工事金額の条件も含まれる場合も多くあります。
4. 助成金を申請する際の注意点
助成金制度を活用する際には、以下のような注意点があります。
4-1.工事着工「前」に申請が必要
多くの助成制度では、「工事前の申請」が義務付けられています。工事が始まってからでは申請ができないケースがほとんどなので注意しましょう。
※自治体によって申請手順が定められています。必ず事前に確認しておきましょう。
4-2.予算枠が限られている
助成金制度には、年度ごとの予算枠があります。予算が上限に達すると受付が終了するため、できるだけ早めの申請・相談がカギになります。
4-3.信頼できる業者を選ぶことが重要
業者に「助成金が出る」と言われて契約したが、実際は対象外だったというトラブルもあります。助成金制度に詳しく、実績のある信頼できる施工会社を選びましょう。
無料でリフォーム会社の見積もり手配から、契約しなかったときのお断り代行、お見積もり催促など、お見積もりの全般をサポートします。
どのリフォーム会社に依頼したらいいのかわからない場合は、ぜひリフォームガイドをご利用ください。
5. まとめ
2025年現在、神奈川県内の外壁塗装助成金制度は市町村によって対応が大きく異なります。
助成金を設けている自治体(海老名市や横須賀市など)もあれば、補助制度が用意されていない自治体(横浜市・相模原市など)もあります。
助成金の活用には、事前の情報収集と計画的な申請が不可欠です。
まずは、お住まいの市町村や信頼できる業者へ相談し、「使える制度があるかどうか」をしっかり確認するところから始めましょう。