
「せっかくのリフォームだから、憧れのあのカフェみたいなおしゃれな内装にしたい!」
「いざ内装リフォームをするとなると、迷って方針が決められない!」
と、悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
こんにちは、リフォームガイドです。リフォームガイドでお受けするご相談でも、フルリフォームなどの機会に「せっかくだからとことんおしゃれにしたい」という要望は多いです。
そのような要望にお応えして、
- おしゃれな内装を実現するために押えるべき3つの秘訣
- 最近のおしゃれな内装のトレンド5パターン
をご紹介します。
この記事を読めば、おしゃれな内装にするためのポイントがわかります。さらに、最新トレンドを押さえた真似したくなるおしゃれな内装が見つかります。
目次
1.失敗しない!おしゃれな内装3つの秘訣!
「おしゃれ」といわれる内装の事例を数多く見ていると、「おしゃれ」とは見た目の美しさだけでなく「この空間にずっといたい」と思わせるような開放感や居心地のよさも「おしゃれ」を構成する要素であることがわかります。
この章では、おしゃれな内装にするための秘訣を以下の3つにわけてご説明します。
おしゃれな内装にするために押さえるべき3つの秘訣
配色 | 2章 配色を制する者が統一感を制す! |
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間取り | 3章 間取りを制する者が開放感を制す! |
照明 | 4章 光の当て方を制する者が高級感を制す! |
2.配色を制する者が統一感を制す!
おしゃれな内装の第一歩は、配色により部屋全体で統一感を出すことです。
どんなにおしゃれにコーディネートしても、アンバランスな色の家具が一つあるだけで「何か違う」「安っぽい」といった印象を与えてしまいます。この章では、絶対外せない配色のポイントを伝授します。
2-1.「7:2.5:0.5」で色を合わせると調和させやすい!
色の組み合わせだけでなく、色の配分によっても印象は大きく変わります。
調和させやすい色の配分として、ベースカラー7割、メインカラー2.5割、アクセントカラー0.5割という数字を押さえましょう。
ベースカラーは部屋の印象の基礎となります。明るい感じにするのか、シックな感じにするのかなど、イメージの方向性を決めます。
メインカラーは、部屋の主役になる色です。ソファやカーテン、ラグなどで使います。
最後に、アクセントカラーは、クッションやランプシェードなど、インテリアのポイントや引き締めに使います。アクセントとして使う色なので、メリハリがつく、目が引きつけられる色を使いましょう。
2-2. 明るい色を中心に使うと広く明るく見える!
どんなに見た目が美しくても、閉塞感がある空間は「おしゃれ」と言い難いでしょう。
白など明るい色は「膨張色」です。大きく膨らんで見え、軽やかに見えます。一方、黒など暗い色は「収縮色」です。小さく引き締まって見え、重く見えます。このような色の特徴を活かすと、天井は明るい色を使うのが無難です。
2-3.家具・建具は床と同色か濃い色にすべし!
木製家具や建具は、床の色との相性によって見え方が大きく異なります。
明るい色の床の上に同色の家具・建具を置くと、部屋は広く見えます。木部の色が揃っていると、小物などでアクセントがつけやすくなります。
一方、明るい色の床の上に濃い色の家具を置くと、家具が強調されます。また、濃い色には重厚感があるため、家具が高級品に見えます。
なお、家具や建具の木部の色はできるだけ揃えるようにしましょう。
家具や建具などで薄茶色、赤茶色、こげ茶色を使ったら、すでに3色使っていると考えてください。木部の色を揃えることで、すっきりとした印象の部屋になります。
2-4.配色の3つの基本パターンを押さえよう!
どれだけ内装に凝っても、色の組合せ次第でおしゃれな雰囲気にもなれば、落ち着きのない雰囲気にもなります。
しかし、配色における3つの基本パターンを押さえれば、失敗しない色合わせができます。
1つ目は、類似色です。暖色系や寒色系など、色味が似た色を使うことで安心感のある雰囲気を出せます。
2つ目は、同系色です。同じ色相の明度や彩度が異なる色を組み合わせる方法です。
3つ目は、同一トーンです。同じ明度・彩度で異なる色相のものを組み合わせる方法です。
■類似色の事例
ソファのオレンジ色と、キッチンカウンターや棚の赤色を組み合わせた事例です。床や壁、天井の白色とのコントラストが利き、カジュアルな印象を与えています。
■同系色の事例
アクセントクロスの薄水色、ソファの濃い青色など、寒色系の色を中心にまとめたこの部屋のカラーリングは、落ち着いた印象を与えます。観葉植物のグリーンも青に近い色になるため、調和がとれた空間になっています。
■同一トーンの事例
夕日のような壁のデザインが映えるのは、畳やクロス、照明などが渋めのトーンで統一されているからこそです。もし畳が明るめの色だったとしたら、まったく違った印象になっていたでしょう。
3.間取りを制する者が開放感を制す!
「開放感のあるリビングにしたい」
「圧迫感をなくしたい」
おしゃれな内装にしたい方の中には、このように考えている人も多いことでしょう。
この章では、間取りという観点から、開放感を得られる空間づくりのポイントを伝授します。
3-1.壁や建具は極力取り払うべし!
視線が奥まで届く間取りにすることで、開放感のある雰囲気を演出することができます。そのためには、間仕切りを減らし、建具も極力設けない間取りにするとよいでしょう。
間仕切りや建具がない間取りにすると、家の奥まで光や風が届き、通気性も上げることができます。
■土間を活用し回遊性が向上した事例
廊下やLDKといった概念に縛られず、土間の回廊で家中どこでも行ける大胆なリノベーション事例になります。
建具は引き戸にすることで、通常は大きなLDKとして使いながらも、状況に応じて小部屋を作ることもできます。