
- 壁紙を、おしゃれにリフォームしたい
- どうやって壁紙を選択すればよいかわからない
- 費用はどのくらいかかるのだろう?
壁紙をリフォームするときは、こういった悩みを抱える人も多いでしょう。
やはり壁紙リフォームをするなら、できるだけ安く、そして何よりもおしゃれに仕上げたいですよね。
本記事では、
- おしゃれに壁紙をリフォームするうえでの基準
- 壁紙のリフォームにおける相場や費用感
- 壁紙リフォームの成功事例
などについて、詳しく解説します。
本記事を読めば、壁紙のリフォームについて、きちんとしたビジョンが見えてくるはずです。
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目次
1.おしゃれな壁紙のリフォームをするときは、3つの基準に注目
壁紙のリフォームをおしゃれに実践するには、以下3点の基準に注目しましょう。
- グレード
- デザイン
- 機能性
それぞれについて、詳しく解説します。
1-1.グレードを決める
壁紙のリフォームで最初にチェックするのは、なんと言っても「グレード」です。
グレードとは、壁紙の品質レベルを分けているものですね。
壁紙のグレードは、大きく分けて、
- 量産品
- 1000番台
の二種類があります。
量産品とは、一言で言えば安価な壁紙のことです。スタンダードクロス、という風に呼ばれることもあります。
よほど高級志向でない限り、コストの安い量産品が主だって利用されます。
量産品は、使用される塗料が3種類程度しかないのでバリエーションは少なめです。
ただし量産品はなんといっても安いのが特徴。また、安くてもデザインはおしゃれに洗練されています。
うまく組み合わせれば量産品でもおしゃれな壁紙リフォームが可能です。
1000番台は、量産品よりもやや高級な壁紙のことを指します。
さまざまなインクが利用されており、豊かな表現力と高級感あふれるデザインが特徴です。
ありきたりでない、おしゃれな壁紙リフォームがしたい人におすすめ。
ちなみに1000番台は、「ハイグレードクロス」とも呼ばれることがあります。
1-2.デザインで決める
おしゃれな壁紙リフォームをするなら、やはりデザインが重要です。
おしゃれに仕上げるコツは、大きく分けて二つ挙げられるでしょう。
ひとつは、「シンプルさを意識すること」。
これは、何よりも重要なポイントだと、基本的には知っておきましょう。
シンプルなデザインのほうが、住宅には溶け込みやすいはずです。
見ていても飽きることなく、快適に過ごせるようになるでしょう。
より具体的には、
- 白系統のカラーリング
- 無地
の壁紙をベースとして活用するのが基本となります。
これであれば飽きることもなく、また調度品とも合わせやすくなります。
ふたつ目は、「アクセント的に、柄物・色物の壁紙を使うこと」。
シンプルな壁紙でリフォームすれば、キレイではありますが、おしゃれとは言いづらい部分があります。
しかしアクセント的に柄物や色物(あるいは1000番台)を利用すれば、壁紙のデザインはグッと高まるはずです。
もちろん予算に余裕があれば、柄物ではなくシンプルなデザインの1000番台を多用してリッチに仕上げるといった方向性も考えられるでしょう。
というように、おしゃれな壁紙リフォームでは、シンプルなデザインをベースするのがおすすめ。
そのうえで、洋服のコーディネートと同じように、柄物を色物を差し込んでいきましょう。
1-3.機能性で決める
おしゃれな壁紙リフォームとはいえ、やはり機能性も重要です。
上手に選択すれば、おしゃれと機能性を両立し、とても住み良いリフォームが実現できます。
壁紙には、
- 汚れが付着しづらい汚れ防止機能つきのもの
- 犬や猫のひっかき傷に強いペット対応しているもの
- 壁紙でありながら、空気を清浄できるもの
- 吸湿性に優れるもの
などがあります。
必要に応じて、機能を持っている壁紙も選択するとよいでしょう。
壁紙リフォームの業者選びで迷ってる人へ|おすすめ業種や探し方解説
2.おしゃれな壁紙のリフォームの相場とは?
結論から言うと、壁紙のリフォームでは、1m2につき700円から1,500円程度の費用が相場となります。
グレード別であれば、
- 量産品なら700円から1,000円
- 1000番台なら1,200円から1,600円
といった形になるでしょう。
ただ、今回は「おしゃれに壁紙をリフォームする」ということになります。
よって、1000番台の利用を見越して、少し多めに予算をとっておくとよいかもしれません。
ただし、上記とは別に、
- 古い壁紙の処分費用
- 家具の移動にかかる作業料金
などが発生する場合もあります。
これにより、壁紙リフォームの総費用は数千円ほど変動するかもしれません。
3.おしゃれな壁紙リフォーム、場所・面積別の費用
続いて、壁紙リフォームにおける費用の一例について解説します。
あくまでも一般的な金額ですが、おおむね以下のようになるでしょう。
今回は、
- 場所と面積に対して
- 量産品と1000番台ごとの費用を示す
といった形で解説します。
ただし、あくまでも目安なので、参考程度としてください。
リフォームする場所 | 量産品を使用する場合 | 1000番台を利用する場合 |
居間・居室(6帖) | 40,000〜50,000円 | 63,000〜77,000円 |
居間・居室(8帖) | 50,000〜60,000円 | 77,000〜85,000円 |
居間・居室(10帖) | 60,000〜72,000円 | 85,000〜100,000円 |
リビング(10帖) | 60,000〜72,000円 | 85,000〜100,000円 |
キッチン | 45,000〜55,000円 | 50,000〜67,000円 |
トイレ | 36,000〜41,000円 | 40,000〜48,000円 |
洗面室 | 38,000〜44,000円 | 43,000〜55,00円 |
というように壁紙のリフォームにかかる費用は、場所と面積、そしてグレードで大きく変動します。
また、一部分だけ1000番台を使うといったことがあると、費用も同時に変動するはずです。
またキッチンやトイレなどは、空間が限られていることから施工難易度が高くなります。
よって、やや一般的な居室と比較して割高になりやすいことには注意しておきましょう。
4.おしゃれな壁紙リフォームに掛かる工期は?
壁紙のリフォームについては、工期が心配だという人も多いでしょう。
壁紙のリフォームについては、1日から2日程度の工期を見込んでおけば問題ありません。
小規模であれば、半日かからないこともあります。
ただし、手の今度おしゃれな壁紙リフォームでは、工期が長くなるかもしれません。
リフォームを実施している間は、その場所が使えない、ということもあります。
不便がないように、工期はきちんと確認しておきましょう。
5.おしゃれに壁紙のリフォームを依頼する際の業者の選び方
壁紙のリフォームをおしゃれに実施するには、リフォームを依頼する業者選びもポイントとなります。
また、おしゃれのみならず、適切な費用でリフォームするうえでも重要です。
特に、
- 複数リフォーム業者から相見積もりを取る
- デザインについて、知識を持っているか確認する
- 予算内で提案をしてくれるか確認する
といった点については、意識しておきましょう。
5-1.複数の業者から相見積もりをとる
おしゃれな壁紙のリフォームを実施する場合は、複数の業者から”相見積もり”を取るようにしましょう。
相見積もりであれば、複数の見積書を見比べながら、どこに依頼するかじっくりと検討できます。
また、相見積もりを取ることで、おしゃれな壁紙のリフォームにおける相場感が見えてくるというのもポイントです。
中には、相場よりもやや高い費用がかかるリフォーム業者も存在します。
その業者からのみ見積もりを取っているなら、相場とのズレには気づけません。
しかし相見積もりなら、「この業者は、他と比較してやや高い」といったことが一眼でわかります。
おしゃれな壁紙リフォームを実施したいなら、相見積もりは取っておきましょう。
5-2.デザインについて、知識を持っているか確認する
おしゃれな壁紙のリフォームを目指すなら、業者がデザインについて知識を持っているかどうかも大切です。
できれば、過去のデザイン事例などを確認しておきましょう。
また、インテリアコーディネーターやインテリアプランナーが在籍している業者であれば、頼れる存在になるかもしれません。
リフォーム業者の中には、料金は安いものの、「壁紙のおしゃれなデザインについては経験が浅い」というケースもあります。
よって、十分な知識を持っていないこともあるのです。こういった業者を選択するのは、あまりお勧めできません。
できれば、おしゃれな壁紙のリフォームについて知識を持っている業者を、こだわって探してみましょう。
5-3.予算内で提案をしてくれるか確認する
また、リフォーム業者が予算内で提案してくれるかどうかも、確認しておきましょう。
いくら仕上がりがおしゃれでも、費用が予算からかけ離れているのでは意味がありません。
とはいえ、予算を無視して無茶な提案を出してくるリフォーム業者も存在します。
この場合は、「無理やり営業して、予算を引き出そうとしている」のかもしれません。
そういった悪意がなくとも、予算に沿った提案ができないというのは問題です。
壁紙のリフォーム業者が予算内でおしゃれな提案をできるか、きちんとチェックしましょう。
6.まとめ
おしゃれな壁紙リフォームを実施するのであれば、まずは壁紙のグレード選びが重要となります。
量産品と1000番台、バランスよく活用して、まとまりのあるデザインを実現しましょう。
一方で、おしゃれさと同時に費用も重要となります。
今回、紹介した相場や費用めやすを参考に、無理のない予算を組みましょう。
また、成功例を参考にする、慎重に業者を選ぶといったことも重要です。
ただ、壁紙のリフォームにおいて「どういったデザインがおしゃれと呼べるか」は、人それぞれの感性によります。
本記事で紹介したことだけが、すなわち「おしゃれ」というわけではありません。
費用との兼ね合いもありますが、自分自身の感性で「おしゃれだな」と感じる壁紙リフォームを目指しましょう。
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