【初めてでも安心】リフォームの流れをわかりやすく解説!ポイントや注意点も

リフォームを考えたときに、「何から始めればいいの?」「どのくらいの期間や費用がかかるの?」と漠然とした不安を抱える方も多いのではないでしょうか。

この記事では、リフォームを成功させるために知っておきたい全体の流れや注意点、各ステップのポイントを詳しく解説します。

費用や期間の目安なども紹介していますので、理想の住まいの実現に向けて、ぜひ参考にしてみてください。


リフォームの全体の流れを把握しよう

リフォームは、実際に工事に至るまでにさまざまなステップを踏む必要があります。まずは、全体の流れとかかる期間を把握しておきましょう。

【図解】リフォームの流れは大きく7つのステップ

リフォームは、以下の流れで進むのが一般的です。

各ステップの詳細は、次章以降に詳しく解説していきます。

リフォームにかかる期間

リフォームにかかる期間を、「リフォーム準備期間」と「リフォームの工事期間」にわけて解説します。

リフォーム準備期間の目安

リフォーム工事を始める前には、業者の選定から、見積もり、契約までの準備期間があります。この間の期間は3~9週間程度が一般的です。

これは見積もりを依頼する業者の数や、検討にかける期間、業者のスケジュールによって大きく異なります。

スケジュール 期間目安 備考
業者選定 1日~1週間 ※調査にかかる時間
現地調査 1~2週間 ※日程調整の期間も含め、複数社が現地調査することを想定。1社あたりの現地調査時間は約30分~2時間。
プラン提案・見積書受け取り 1~2週間 ※1箇所のみのリフォームは1~3日ほどで見積もりが出る場合も。リフォーム規模によって異なる。
契約~工事開始まで 1~4週間 ※工事開始ができるまでの期間は、施主・会社双方の都合による。繁忙期はすぐに着工できない場合もある。

内容別のリフォーム工事期間

リフォームの工事期間は、リフォーム内容によって大きく異なります。以下は一般的な目安です。

※表はスクロールできます

リフォーム内容 工事期間の目安
フルリフォーム 3.5〜7ヶ月程度
キッチンリフォーム 【交換のみ】2日〜1週間程度
【床・壁の張替えもともなう場合】5日〜10日程度
【キッチンの移動をともなう場合】10日〜1ヶ月程度
浴室リフォーム 【ユニットバスの入れ替え】1日〜5日程度
【在来浴室からユニットバスへの交換】3日〜10日程度
トイレリフォーム 【トイレ交換のみ】半日〜1日程度
【トイレ交換+内装工事】1日〜2日程度
壁紙リフォーム 半日〜1日程度(1部屋)
フローリングリフォーム 1日〜2日程度(1部屋)
外壁リフォーム 【外壁塗装】10日〜2週間程度
【カバー工法】2〜3週間程度
【張替え】3〜4週間程度
屋根リフォーム 【屋根塗装】10日~2週間程度
【カバー工法】5日~7日程度
【葺き替え】7日~10日程度

なお、リフォームにかかる期間は、下地の状態や外装の場合は天候などにも左右されます。上記はあくまで目安とするようにしてください。

中古住宅を購入してリフォームを考えている方は、不動産屋やローンのための金融機関とのやり取りが並行して発生するため、段取りがより大切になります。下記の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

中古住宅購入リフォームの流れがまるわかり!お役立ち情報もご紹介
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次章からは、リフォームのそれぞれのステップについて、詳しく解説していきます。


ステップ1:情報収集

リフォームの目的やイメージを明確にし、適切な予算感や業者を見極めるためには、十分なリサーチが欠かせません。まずは、「情報収集」から始めましょう。

リフォームの相場を知る

リフォームの具体的な内容を検討する前に、相場を知ることはとても重要です。相場を理解することで、予算の範囲内でどの程度のリフォームが可能なのかを判断しやすくなります。

以下は、リフォーム内容別の費用相場の目安です。

リフォーム内容 費用の目安
フルリフォーム 516.5〜1173万円
キッチンリフォーム 72.5〜135.3万円
浴室リフォーム 79.4〜111.9万円
トイレリフォーム 24.8〜47.6万円
壁紙の貼替えリフォーム 8.8〜17.7万円
フローリングの張替えリフォーム 17.6〜49.8万円
外壁リフォーム 93〜241.5万円
屋根リフォーム 88.4〜252.7万円

出典:リフォームの費用と相場|リフォームガイド

リフォームの費用は施工面積や使用する建材・設備のグレードにより大きく上下します。また、上記は過去の取引事例の参考情報となり、近年はインフレによる影響で費用は高くなっています。相場を知るためには、複数のリフォーム会社から見積もりを取るようにしてください。

▼リフォーム費用について詳しくはこちら

リフォーム費用、いくらかかる?内容別の相場・費用を抑える方法を解説
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希望に合うリフォーム会社を探す

続いて、希望にあうリフォーム会社を以下のような方法で探します。

  1. 新築時の工務店・ハウスメーカーに相談する
  2. 友人や知人に紹介してもらう
  3. インターネットで会社ホームページを探す
  4. 近くの店舗・ショールームを探す
  5. チラシや新聞広告などで探す
  6. 一括見積もりサービス(ポータルサイト)で探す

出典:https://www.reform-guide.jp/topics/reform-gyousya-sagashikata/

それぞれメリットデメリットはありますが、検討できるリフォーム業者の数が多く、安心して依頼できる業者が探せるのが、一括見積もりサイト(ポータルサイト)です。

一括見積もりサイトは、複数のリフォーム会社を一気に見つけることができるため、相見積もりの手間が大きく省けることもメリットです。

専任のコンシェルジュに相談しながら探せる当サイト「リフォームガイド」は、直接業者から営業されるわずらわしさもありませんので、お気軽にご相談くださいね。
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ステップ2:業者選定

リフォームを成功させるには、業者選びがもっとも重要です。価格だけでなく、実績や対応力、アフターフォローの充実度など、多角的に検討しましょう。

相見積もりで見比べる

相見積もりとは、複数の業者に見積もりを依頼し、費用やプランを比較する方法です。

相見積もりでは、同じ条件で3社ほどに依頼するのがおすすめです。

各社に「希望内容」「予算」「完成希望時期」を明確に伝えることで、見積もりを比較しやすくなります。

▼相見積もりについて詳しくはこちら

リフォーム見積もり5つの鉄則!注意点や断り方・進め方も解説
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業者を選ぶポイント

業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 資格や許可などを持っている
  • 瑕疵(かし)保険に加入している
  • 希望リフォームの実績がある
  • 家から近い

まずは、信頼できる業者であるかを見極めるために、建設業許可やリフォーム瑕疵(かし)保険(リフォーム時の検査と保証がセットになった保険)の加入状況などを確認しましょう。

そのうえで、過去の施工事例を確認し、自分の希望に合ったリフォーム経験が豊富かどうかを見極めます。

家から近い業者があるなら、そちらを選ぶと、迅速なトラブル対応やアフターサービスが期待できるのでおすすめです。
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▼業者の選び方について詳しくはこちら

リフォーム会社の選び方を失敗しない10のポイント解説【5つの失敗例も】
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ステップ3:現地調査

現地調査は、リフォーム計画をより具体的にするための重要なステップです。

業者が実際に現場を確認し、リフォーム可能な範囲や課題を把握します。

現地調査では何がおこなわれる?

現地調査では、業者が以下のような作業をおこなうのが一般的です。

  • 希望するリフォームの可否を調査
  • 要望のヒアリング
  • リフォーム対象箇所の寸法測定
  • 建物の構造や劣化状況の確認

現地調査においては、希望するリフォームについてのヒアリングがおこなわれます。その際、ほかに気になる箇所についてもあわせて相談すると、予算を最大限活かす提案を受けやすくなります。

寸法測定については、住宅の図面集合住宅の場合には管理規約を事前に準備しておくと、スムーズに進行するのでおすすめです。

現地調査のポイント

現地調査では、以下のポイントを押さえましょう。

  • 希望のイメージを具体的に伝える
  • 予算は無理せず正直に伝える
  • 支払い時期と完成時期を確認する
  • 担当者の対応を見ておく

理想のリフォームを実現するために、現地調査では希望のイメージを具体的に伝えることが大切です。完成イメージに近い画像があれば用意しておくと、スムーズに伝わります。また、予算は正直に伝えることで、予算内に収めた現実的なプランが提案されやすくなります。

さらに、のちのちのトラブルを防ぐためにも、支払い時期や完成時期についても明確に確認しましょう。

担当者の対応や提案力も、業者選びの重要な判断材料となるので、しっかり観察してください。
回答

現地調査にかかる時間

現地調査にかかる時間は、トイレ工事などの小規模リフォームで30分程度、大規模リフォームであっても1.5時間〜2時間程度です。

図面があるとスムーズに進むので、手元にあるなら準備しておきましょう。

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ステップ4:プラン提案・見積書受け取り

リフォーム会社による現地調査の後、提案プランと見積書を受け取ります。

見積書やプラン内容の確認ポイント

見積書やプラン内容を確認する際には、以下について重点的にチェックしましょう。

  • 内訳が明確になっているか
  • 設備の仕様、グレード
  • 追加費用が発生する可能性

まずは、材料費や工事費、諸経費などが細かく記載されているか確認します。内訳が不明瞭だと、のちのちトラブルの原因になることがあります。

さらに、提案された設備の仕様やグレードが希望通りのものであるかもチェックしましょう。

また、リフォームは実際に工事を開始して、壁や床を剥がしてみなければ正確な状態がわかりません。そのため見積書に記載されていない工事や、建物の状態による追加費用の可能性についても確認しましょう
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見積もり提出までの期間

現地調査から見積もり提出までの期間は、簡単なリフォームであれば2〜3日、大がかりな工事であっても7~10日程度です。

ただし、リフォーム内容や業者の繁忙状況によっては、長くかかる場合もあります。現地調査時に、おおよその期間が提示されるのが一般的なので、確認することをおすすめします。

マンションの場合は、管理組合への申請が必要!

マンションのリフォームをする場合、管理組合に事前にリフォームの申請をし、許可を取る必要があります。

見積もり取得やプランの打ち合わせと同時進行で進めて大丈夫ですが、申請から承認が下りるまでに2~3週間ほど、長いと1か月ほどかかることもあるので、スケジュールに余裕を持って進めるようにしましょう。


ステップ5:契約

リフォーム計画が固まり、見積内容に納得したら、いよいよ契約を交わします。

契約前に必ず確認すること

契約書を交わすときには、以下のポイントを入念に確認してください。

  • 契約内容(工事内容、期間、金額など)
  • 支払い条件(着手金、中間金、完成時の支払いなど)
  • キャンセル規定
  • 保証やアフターサービスの内容

まずは、工事内容や期間、金額が明記されていることを確認します。これにより、のちのちのトラブルの多くを回避できます。

支払い条件も、トラブル回避に重要です。着手金や中間金、完成時の支払いタイミングについて明確に取り決めておきましょう。

キャンセル規定についても事前に確認が必要です。とくに、契約後のキャンセルにどの程度の費用が発生するのかを把握しておくと安心です。

最後に、保証やアフターサービスの内容もチェックしましょう。工事後のトラブルに対応してもらえるか、長く付き合えるアフターサービスがあるかどうかは、業者選びにおいて重要な判断基準となります。

▼こちらでトラブル回避の対策についてまとめていますので、参考にしてください。

リフォ―ムのトラブル事例と予防法・対処法!相談先の情報も
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契約してから工事開始までの期間

契約後、工事開始までの期間は、業者のスケジュールや工事規模によって異なります一般的には1~4週間程度が目安で、閑散期で業者のスケジュールに余裕があったり、数時間で終わるような簡単な工事であれば、数日後から工事に入れる場合もあります。一方で業者の繁忙期であれば、さらに時間がかかる場合もあります。

工事完了日に希望がある場合は、それに応えられるかも業者選択の重要なポイントになるため、契約を結ぶ前に、工事開始の具体的な時期も必ず確認しておきましょう。
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仮住まいが必要な場合は引っ越し

大規模なリフォームやリノベーションの場合、住みながらの工事が難しいケースがあります。この場合、仮住まいへの引っ越しが必要です。

仮住まいが必要かどうかをあらかじめ確認したうえで、必要な場合は仮住まいの費用や引っ越し費用、トランクルームなど荷物の保管にかかる費用も考慮して、予算やスケジュールを立てておきましょう。


ステップ6:工事

契約を結び、必要に応じて仮住まいへの引っ越しが済んだら、いよいよリフォーム工事が始まります。

着工前は近隣住民にあいさつをする

工事が始まると、騒音や振動、工事車両の出入りなどで近隣に迷惑がかかる場合があります。そのため、着工前に近隣住民へあいさつをしておくのがおすすめです。工事の期間や内容について簡単に説明しておくと、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

挨拶まわりについては、業者によっては工事担当者が代行してくれる場合もありますが、可能な限り同行することをおすすめします。
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工事中のチェックポイント

工事中は、業者とのコミュニケーションを密に取るためにも、現場を訪れることも大切です。その際は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 工程表通りに進んでいるか
  • 施工内容に問題がないか

工事のスケジュールが計画通りに進んでいるかは、定期的に業者に確認すると安心です。もし遅延している場合は、その理由を確認したうえで、対策を話し合いましょう。

さらに、実際の施工が契約通りにおこなわれているかもチェックします。気になる点があれば早めに業者へ伝え、修正を依頼することが大切です。


ステップ7:引き渡し

リフォーム工事が完了したら、いよいよ引き渡しです。引き渡しでは、施工内容をしっかりチェックし、問題がないことを確認しましょう。

立ち会い検査

リフォーム工事完了後の引き渡し時には、必ず業者と一緒に立ち会い検査がおこなわれます。

立ち会い検査では、以下のポイントをチェックしましょう。

  • 施工箇所に問題がないか
  • 設備が正常に動作するか

まずは、施工箇所に問題がないかをチェックします。具体的には、仕上がりの不具合がないか、契約内容と異なる部分がないかを確認しましょう。

水回りや電気設備など、設置された設備が正常に動作するかを実際に試運転して確認することも重要です。これらは日常生活に直結する部分なので、住み始めてから不具合に気付くことがないように、入念に確認してから引き渡しを受けましょう。

 設備の説明と保証書の受け渡し

立会検査が終わったら、設備の使い方や注意点、保証内容などについての説明があります。保証書や取扱説明書などの書類一式を受け取るのとあわせ、連絡先を確認しておくと安心です。これらの書類は万が一のトラブル時に必要となるため、きちんと保管しておくことをおすすめします。

引き渡しを無事に終えると、リフォーム完了となります。最後に、工事担当者へ感謝の気持ちを伝えると、リフォーム後もよい関係を築いていけるでしょう。
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 まとめ

リフォームは、情報収集から業者選定、契約、工事、引き渡しまでの流れを理解し、それぞれのステップで注意点を押さえることが成功の鍵を握ります。なかでもとくに、信頼できるリフォーム業者選びが、理想の住まいを実現するには重要なポイントになります。

とはいえ、「自分たちで信頼できる業者を選ぶのは自信がない」という方も多いのではないでしょうか。そのようなときには、リフォームガイドにご相談ください。

専任コンシェルジュが希望をヒアリングしたうえで、理想のリフォームを実現する業者をご紹介いたします。無料でご利用いただけますので、まずは気軽にお問い合わせくださいね。
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