中古住宅購入リフォームの流れがまるわかり!お役立ち情報もご紹介

「中古住宅を購入してリフォームする流れが知りたい」

「中古住宅を購入してリフォームするまでにはやることが多そう…」

このようにお考えではありませんか?

今回は、中古住宅の物件探しからリフォーム完工までの流れを順番に解説していきます。

中古住宅を購入してリフォームするまでの流れは、以下の通りです。

中古住宅購入リフォームの流れ

図からもわかるように、中古住宅を購入・リフォームして住むまでには非常に多くのステップがあります。事前にこの流れを把握しておくことで、不動産会社や金融期間とのやり取りがスムーズになるほか、費用を抑えて中古住宅購入リフォームをすることが可能になります。

後半では中古住宅リフォームに役立つ情報もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。


1.【図解】中古住宅の購入からリフォームまでの流れまで徹底解説

中古住宅購入リフォームの流れ

中古住宅の購入からリフォーム・完工までは半年~1年、場合によってはそれ以上かかります。

中古物件を購入してリフォームする場合、ローンの手続きやリフォーム会社探しなども並行して進める必要があります。流れをよく把握せずリフォーム会社探しが遅れると、

  • すぐに着工できず住み始めが先延ばしになる
  • 家賃の二重払いが必要以上に長くなる

といったようなデメリットが発生します。

このようなリスクを避けてスムーズに中古住宅購入リフォームを行えるよう、以下より解説する流れをしっかり確認しておきましょう。

1-1.要望の整理

物件探しや予算の検討をする前に、必ず購入する物件に対する要望を整理しましょう。

ご自身の家族構成やライフスタイルに応じて事前に要望を整理しておくことで、条件が定まり物件探しがスムーズになります。

事前に整理しておきたいポイントの例をご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

  • 物件の間取り
  • 物件の階数
  • 床面積
  • 駐車場の有無
  • 交通の便
  • 周辺環境の状況
要望整理の際、優先順位も合わせて決めておくことをおすすめします。ご自身が求めるすべての条件に合った物件に出会えることは少なく、その際に優先順位が決まっていないと物件探しからなかなか次に進めなくなってしまいます。住む人全員で要望を洗い出したら、譲れない条件・妥協できる条件についても考え、優先順位を決めましょう。
回答

1-2.予算の把握

要望の整理が完了したら、中古住宅に向けて予算の把握をしましょう。

中古住宅購入リフォームの予算把握の流れ

予算把握の流れ

予算の把握は、

  1. 総予算(頭金と住宅ローンを合わせたもの)を把握する
  2. リフォームと物件購入にかけられる予算を把握する

※諸費用…登記費用・ローン保険金・固定資産税・引っ越し費用等

というようにステップを踏んで行います。

まずは、頭金と住宅ローンを合わせた総予算を把握しましょう。住宅ローンで借りられる金額は金融機関の審査によって正式に決まりますが、インターネット上で簡易的な審査を行える場合はおおよそどれくらいの金額が借りられるかがすぐにわかります。住宅ローンの金額を調べたのち、頭金を合わせて総予算が把握できます。

次に、リフォームと物件購入にかけられる予算を把握します。リフォーム費用は、物件の築年数や、内装をどこまで変更したいかによって変わります。以下の表で、築年数別の中古住宅リフォーム費用の目安が分かりますので、大体のリフォーム費用を把握しましょう。

築年数別の中古住宅のリフォーム費用目安

出典:中古住宅のリフォーム費用相場と安く抑える3つの方法・注意点

>>中古マンションの築年数別リフォーム費用はこちら

上記のリフォーム費用の目安をもとに、物件購入にかけられる費用が把握できます。

予算把握の例

住宅ローン借入可能額:4000万円
頭金:300万円
→総予算:4300万円

●築20年の物件の場合
リフォーム費用:500万円
諸費用:300万円
→物件購入費:3500万円

●築30年の物件の場合
リフォーム費用:1000万円
諸費用:300万円
→物件購入費:3000万円

※上記はあくまで一例です。必ずご自身で借入可能額を調べたうえで予算配分を行ってください。

※リフォームにかける費用は、実際の建物の状況や、ご自身の希望によって大きく変わりますので目安としてください。

予算の把握をせずに物件探しを始め、物件購入に資金の大半を使ってしまい、満足のいくリフォームを叶えることができなかった、というのがよくあるリフォーム失敗例です。大まかでもかまいませんので、しっかりと予算の把握をしてから物件探しを始めましょう。
回答

1-3.物件探し・内見

予算の把握が完了したら、はじめに作成した要望に沿って物件を選んでいきましょう。中古の物件は通常築年数に応じて劣化していきます。特にチェックしておきたいのは、以下の通りです。

  • 建物の主要構造部分(基礎・柱・壁・屋根など)に改修は必要かどうか
  • ひび割れはないか
  • シロアリの被害は受けていないか
  • 建物は傾いていないか
  • 雨漏りしている箇所はないか
  • リフォームで要望は実現できるか(抜けない壁・柱の有無等)

引っ越し後の生活に支障がないよう、入念に確認しましょう。

1-4.ローン審査のための仮見積もりを作成・ローン事前審査

内見後、不動産会社紹介のリフォーム会社から仮見積もりを作成してもらえます。これはローンの事前審査申請に利用するためのものですが、リフォームの概算を知る資料としても活用できます。また、実際のリフォームは、仮見積もりを作成してもらった会社以外で契約することが可能です。

1社のみの見積もりでリフォーム会社を決めてしまうのは危険ですので、物件契約をしたのち、ご自身でもリフォーム会社を探すようにしましょう。リフォーム会社の探し方ついては1-6.から解説していますので、ぜひ参考にしてください。
回答

事前審査の申し込み

仮見積もりを取得後、住宅ローンを借り入れる金融機関を決め、事前審査を申し込みましょう。

ローン事前審査では、借主の年齢や健康状態・年収・建物の担保評価など基本的な項目に関してチェックが行われます。本人確認書類や収入を証明する書類のほかに、住宅ローン以外での借り入れがある場合は借金総額を示す書類の提出が求められることがあります。必要な書類は余裕をもって揃えておきましょう。

住宅ローンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

あなたに最適なリフォームローンが選べる!金利・比較ポイントなど解説
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1-5.購入の意思表示・契約日決定

事前審査の申し込みが完了したら、改めて不動産会社に物件購入の意思表示をし、売主との契約日を決めましょう。

なお、契約前には物件に関する「重要事項説明」があり、その書面にも署名・押印する必要があります。

「重要事項説明書」「契約書」に押印する印鑑について、認印もしくは実印どちらが必要なのかを事前に不動産会社に確認しておきましょう。

1-6.物件契約・ローン本審査・リフォーム業者探し

物件契約

重要事項説明書・契約書の内容を理解したら、署名・押印をし物件の契約を完了しましょう。

ローン本審査

物件契約後はローンの本審査に進みます。本審査は所得証明書や住民票など事前審査よりも提出する書類が多く入念な準備が必要です。書類の一部は不動産会社が準備するものもありますので、打ち合わせの時間もとるようにしましょう。

リフォーム業者探し

通常不動産会社が紹介するリフォームは割高になっていますので、このタイミングでリフォーム会社を探し始めましょう。ローン審査を待つ間にリフォーム会社を決定しておくことで、物件引き渡し後すぐに工事を開始することができます。

※契約後も、購入物件の状況(居住中で売主の協力が得られない等)により、リフォーム会社による現地調査・見積もりが「引き渡し後」になる場合があります。この場合は工事が先延ばしになりますので、居住中物件を購入する場合は注意が必要です。

自分に合ったリフォーム会社を探したいけれど、物件契約やローン申請などで手一杯…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、全国数百社ある中から自分に合った会社を自力で見つけるのは難しく、全ての会社が質の高い工事を行うとは限りません。「自分に合った会社を手早く探したい」「安心して工事を任せられる優良会社に依頼したい」という方は、リフォームガイドのご利用をおすすめします。
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1-7.現地調査・見積もり依頼/業者選定・契約

リフォーム会社が見つかったら、建物の状態をリフォーム業者に確認してもらう「現地調査」を行い、見積もりをとりましょう。見積もりは複数の会社に依頼する「相見積もり」という方法がおすすめです。各社の費用や工事内容を比較検討でき、自分に最も適したリフォームプランを選ぶことができます。

リフォーム会社の選び方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

後悔しないリフォーム会社の選び方-10のポイントを意識して選ぶ
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リフォームを依頼する業者を決めたら、工事の請負契約を済ませましょう。

1-8.金銭消費貸借契約・融資実行/決済・カギの引き渡し

最後に、金融機関と金銭消費貸借契約を交わし、後日融資実行となります。住宅ローンの融資を受けると同時に、その場で決済・カギの引き渡しが行われます。そのため、この場には物件の売主・不動産会社・司法書士も同席します。

カギの引き渡しが済んだ後にリフォームの工事が可能となりますので、リフォーム会社と着工日についても事前に相談しておくようにしましょう。

1-8.工事開始・完工後お引越し

決定した着工日に従い、工事を開始します。工期はリフォーム内容によって異なるほか、天候にも左右される場合があります。

完成後すぐに入居したい場合は引っ越しの準備をしておきましょう。

引っ越し後は必ず近隣にお住まいの方へのご挨拶にまわりましょう。


2.中古住宅リフォームに役立つ情報をプロがご紹介

ここからは、中古住宅リフォームをする前に知っておきたいお役立ち情報をご紹介します。

こちらの記事をお読みの方の中には、「中古住宅リフォームにかかる費用を賢く抑えて住まいを手に入れたい」という方も多いのではないでしょうか。以下では、
  • 物件選び
  • 補助金制度
  • 減税制度

の3つのポイントに着目し、中古住宅リフォームの費用を抑えるのに有効な方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

回答

2-1.自分の要望に合った物件を選ぶとリフォーム費用が抑えられる

中古住宅を購入してリフォームする場合、自分の要望に合った物件を選んで購入するとリフォーム費用を抑えることができます。

要望に合った物件にすることにより、理想の住まいにするための必要な工事が少なくなるからです。

特に水回りの移動は配管の移動や増設を伴うため、200万円近くかかることがあります。ご自身の要望に合う物件を選び、費用を抑えてリフォームができるようにしましょう。

中古住宅リフォームにかかる費用については、以下の記事を参考にしてください。

【プロ監修】中古住宅リフォーム完全ガイド!費用~流れまで徹底解説
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2-2.中古住宅リフォームでは補助金制度を活用できる

中古住宅リフォームでは、一定の条件を満たした場合補助金制度を活用することができます。

中古住宅リフォームに活用できる制度としては、「長期優良住宅化リフォーム補助金」「断熱リフォーム補助金」「次世代建材」など様々挙げられます。いずれも建物をご自身の理想の状態に改修しながら、費用の援助を受けることができます。

補助金を使うには、補助金を使ったリフォームの実績がある業者に依頼する必要があります。リフォーム会社探しの段階で意識して選びましょう。

補助金制度について詳しい内容を知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

【2024年度】リフォームで使える補助金8種類!申請方法も解説
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2-3.中古住宅リフォームでは減税制度が活用できる

中古住宅リフォームでは、減税制度を活用することができます。

例えば、住宅ローン減税制度では、10年以上の住宅ローンを利用して中古住宅をリフォームした際、一定の条件を満たしている場合に最大10年間、年末の住宅ローン残高の0.7%が所得税から控除されます。

また、ローンの有無にかかわらず、省エネ・バリアフリーなど特定のリフォームをすると減税が適用されるリフォームの減税制度もあります。

減税制度についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

【2024年度版】リフォームの減税(控除)制度を分かりやすく解説!
【2024年度版】リフォームの減税(控除)制度を分かりやすく解説!
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なお、減税はリフォーム完了後に確定申告を忘れないようにしましょう。


3.まとめ

中古住宅購入リフォームの流れは以下の通りです。

自分の要望に合った物件を選ぶことで、リフォーム費用を抑えることができます。一定の条件を満たすことで補助金や減税制度も活用できる場合がありますので、費用を抑えて満足度の高い中古住宅リフォームを実現できるようにしましょう。

上記のフローのオレンジ枠の部分は、リフォームガイドにご相談ください。当社では、お客様一人一人に合ったリフォーム会社をご紹介可能です。中古住宅のリフォームは長期間にわたり重要な手続きが続きます。時間をかけず効率よく質の高い会社を探したいという方は、お気軽にご登録ください。

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