
「アイランドキッチンにリフォームしてみたいけれど、うちの間取りにも置ける?」
アイランドキッチンは、広々としたリビングに置かれているイメージがあるので、我が家に置けるのか疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
アイランドキッチンは6畳程度の広さがあれば設置できますが、LDK全体の広さや生活動線を考慮する必要があり、今の間取りに置けるかどうかはケースバイケースです。
この記事では、アイランドキッチンに必要な広さやレイアウトを解説します。
間取りを考える際の注意点や施工事例、アイランドキッチンを置けない場合の代替案まで紹介しているので、ぜひリフォームの参考にしてください。
1. アイランドキッチンを設置するのに必要な広さは?
アイランドキッチンは、複数人でキッチンを囲みやすく、回遊性の高さが魅力のキッチンです。その魅力を最大限活かすには、一定の広さが求められます。
アイランドキッチンのサイズはメーカーによって異なりますが、以下のサイズが一般的です。
アイランドキッチンの一般的なサイズ
- 間口 :240cm~270cm(メーカーによっては200cm位まで対応可能)
- 奥行き :75cm~100cm
また、アイランドキッチンの四方には、80~90cmの通路幅も必要です。
適切な通路幅を確保できないと、かえって使いにくいキッチンになってしまうので注意しましょう。

アイランドキッチンのサイズと通路幅を考慮すると、アイランドキッチンの設置に必要な広さは「6畳程度」が目安になります。
例えば、LDKが20畳ある場合は、6畳を差し引いた残りの14畳でリビングダイニングに必要な家具をレイアウトします。
しかし、LDKが18畳、16畳と狭くなるにつれて、通路の確保や家具のレイアウトが難しくなることも。その場合は、以下のような方法でレイアウトを検討してみましょう。
アイランドキッチンのスペース(6畳程度)を確保する方法
- アイランドキッチンのサイズを小さくする
- ソファやダイニングテーブルをコンパクトサイズにする
- ソファダイニングを検討する
- LDKに隣接する空間を取り込み、LDKの広さを拡張する
また、空間において感じる「狭い」「広い」といった感覚には個人差があります。
アイランドキッチンへのリフォームによって、リビングの広さや通路幅がどのくらい変わるのか、事前にシミュレーションして家族で共有しておくと良いでしょう。
次章では、おすすめの間取りやレイアウトについて解説します。
2. 【LDKの形状別】アイランドキッチンの間取り・レイアウトアイデア
アイランドキッチンのレイアウトは、広さだけでなくLDKの形状も大きく関係します。
2章では、LDKの形状別にアイランドキッチンのレイアウト方法をご紹介します。
2-1.【縦長LDK】アイランドキッチンの対面にダイニングテーブルを配置

アイランドキッチンの間口に加えて、両側に通路幅を確保できる間取りは、キッチンの対面にダイニングテーブルをレイアウトできます。
対面のレイアウトは、調理動線と家族の生活動線が重複しにくく、調理に集中できるのがメリット。家族とコミュニケーションも取りやすい定番のレイアウトです。
一方で、配膳時の動線が長かったり、縦方向に十分な広さがないとリビング側が狭くなってしまったりといったデメリットがあります。
リビング・ダイニング・キッチン、それぞれの居住性を意識しながら、必要な家具の配置や通路の確保までしっかり計画しておくことがポイントです。
2-2.【横長LDK】アイランドキッチンにダイニングテーブルを横付け

アイランドキッチンの両側に通路を確保できない場合は、キッチンの配置方向を横に変えるという方法もあります。
その場合は、アイランドキッチンにダイニングテーブルを横付けにしてレイアウトします。対面型と比較して、配膳がしやすく子どものお手伝いにも便利なレイアウトです。
ただし、調理動線と家族の生活動線が交わりやすいので、間取り全体を見ながら、キッチンの背後を家族が頻繁に通る動線になっていないか確認しておきましょう。
2-3.【正方形LDK】シンク部だけをアイランドキッチンに

正方形状のLDKはレイアウトが難しいですが、シンクとコンロをセパレートすると、上手くレイアウトできる場合があります。
シンク部をアイランドキッチンにし、向かいにリビング、横並びにダイニングという配置にすれば、どちらにいる家族ともコミュニケーションが取りやすいレイアウトに。
また、コンロ部を壁付けにすることで、アイランドキッチンで困りがちな「油はね」の問題からも解放されます。
正方形状のLDKに限らず、レイアウトが上手くいかない間取りは、シンクとコンロをセパレートすることで解決できるかもしれません。
3.アイランドキッチンの間取りを考えるときの注意点
アイランドキッチンの間取りを考える際は、通路や動線にゆとりをもって計画することが重要です。
また、キッチンレイアウトを工夫することで、アイランドキッチンのデメリットを低減できる場合もあるので、様々なプランを検討してみましょう。
3-1.通路や動線はゆとりをもって計画する
アイランドキッチンやダイニングテーブルをどこに配置するかはイメージしやすいものですが、実際の使いやすさに影響するのが通路幅や動線です。
家族の実際の生活をイメージしながら、ダイニングテーブルやソファ周りの通路幅、テレビのサイズに合わせた視聴距離など、可能な範囲でゆとりをもって計画しましょう。
また、アイランドキッチンの背後がトイレ・洗面・玄関などへの通り道になっている場合は、家族が頻繁に通り調理に集中しにくいことも。この場合は、キッチン背後の通路幅を広め(100~120cm程度)に確保しておくと安心です。
3-2.必要な収納量を把握して十分に確保する
アイランドキッチンの収納は、キッチン本体の下部キャビネットしかありません。
そのため、キッチンの背面収納(家電収納や食器棚)は、ほとんどのご家庭で必要になると考えておきましょう。
他にも、調味料や缶詰などの食品、ペーパータオルやラップなど消耗品のストックをキッチンに置きたい場合は、パントリーとして使える収納庫も必要です。
| 収納の種類 | 収納できるもの |
|---|---|
| アイランドキッチン下部収納 | 調理器具、鍋、フライパン、水筒など |
| 家電収納 | 電子レンジ、ケトル、炊飯器、コーヒーメーカーなど |
| 食器棚 | 皿、コップ、カトラリー、タッパー、弁当箱など |
| パントリー | 食品ストック、ラップ、ホイル、ペーパータオルなど |
また、アイランドキッチンならではの収納の困り事も確認しておきましょう。
[1]ゴミ箱の置き場所をどうするか
ゴミの収集日、屋外ゴミ箱の有無など、家庭事情によって、ゴミ箱のサイズや数を検討する必要があります。(リサイクルゴミについても同様)
解決策
- ゴミ箱を隠さない場合:見えても良いデザインを選ぶ
- ゴミ箱を隠す場合:食器棚下や家電収納下にゴミ箱を納めるプランを検討する

画像出典:LIXIL ダストワゴン
[2]シンク周りのアイテムをどうするか
洗剤・スポンジ・タワシなど、頻繁に使うアイテムをどこに収納するかという問題があります。
[3]リフォーム前の吊戸棚の収納物をどうするか
現状のキッチンに吊戸棚がある場合、アイランドキッチンに交換すると、収納が不足します。
解決策
不要なものを処分し、必要なものは背面収納に収納できるように計画する
3-3.コンセントの位置や数を検討する
キッチン家電は後から増えるケースも多いため、コンセントの数は余裕を持って計画しておくことが大切です。
コンセントの位置についても、使いたい場所になくて困ることのないよう、調理する時をイメージして検討しましょう。
例えば、ハンドミキサーやフードプロセッサーのように調理中に使う家電は、キッチン本体にコンセントがあったほうが便利です。
メーカーによっては、キッチン本体にコンセントを備えた商品もあるので、必要に応じて検討してみましょう。

3-4. 水はね、油はね対策を考えた配置にする
アイランドキッチンには壁がないので、水はねや油はねを遮るものがありません。
近くにダイニングテーブルやソファがあると汚れてしまうことも。通路確保も兼ねて、アイランドキッチンの周囲には家具を置かないようにしましょう。
アイランドキッチンには、コンロ前とシンク前に設置できるパネルも用意されているので、設置することをおすすめします。床材は汚れることを想定し、清掃性の良いものを選びましょう。
また、キッチンのレイアウトを工夫する方法もあります。
シンク側をアイランドキッチンにし、コンロ側を壁付けにする「セパレート型」にしたり、対面側に収納のあるタイプを選んだり、油はね対策と同時にリビングの機能性を上げることも可能です。

このようにアイランドキッチンへのリフォームは、単なるキッチンリフォームでなく、LDK全体の快適性や機能性を上げるチャンスでもあります。
リフォームガイドでは、キッチンリフォームはもちろん、間取り変更や動線計画まで対応できるリフォーム会社をご紹介しています。ぜひお気軽にご相談ください。
4.【間取り付き】アイランドキッチンにリフォームした事例
アイランドキッチンへのリフォームは、間取り変更を伴う場合と伴わない場合があります。
リフォーム前と後の間取りを見ながら、動線や使い勝手がどのように変わったのか想像してみましょう。
4-1.LDKを拡張してアイランドキッチンにリフォーム
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閉鎖的な独立式のL型キッチンをアイランドキッチンにリフォームした事例です。
和室をLDKに取り込むことで、アイランドキッチンを置いても余裕のある広さになりました。
回遊性の良さはキッチンだけにとどまらず、洗面室やウォークスルークローゼットへのアクセスも抜群。家事がはかどる間取りになりました。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/1096
4-2.キッチンの向きを変えてアイランドキッチンにリフォーム


一般的なカウンターキッチンからアイランドキッチンにリフォームした事例です。
キッチンの向きを変えることで、間取り変更をせずにアイランドキッチンを実現しています。
キッチンの正面にダイニングとソファをレイアウトし、家族とコミュニケーションを楽しめるキッチンになりました。
出典:https://www.artreform.com/example/11693/
4-3.シンク部だけをアイランドキッチンにリフォーム


L型の対面式キッチンを、部分的にアイランドキッチンにリフォームした事例です。
シンク部だけをアイランドキッチンとして独立させ、コンロ部は壁側に配置。
キッチンを二列型(セパレート型)にレイアウトすることで、アイランドキッチン周りの通路幅をしっかり確保しています。
一般的なアイランドキッチンとはレイアウトが少し異なりますが、省スペースにアイランドキッチンを実現した成功事例です。
出典:https://www.8044.co.jp/gallery/138
5.アイランドキッチンが難しい場合は「ペニンシュラ型キッチン」も検討しよう
広さや予算の都合上、アイランドキッチンへのリフォームが難しい場合は、「ペニンシュラ型キッチン」で希望を叶えられるかもしれません。
ペニンシュラ型キッチンは、アイランドキッチンと見た目が近く、違いは回遊性がないことだけです。キッチンの片側を壁付けにすることで、設置に必要な面積もコストも抑えられます。
開放感やコミュニケーションの取りやすさはアイランドキッチンと同様なので、広さや予算の都合がある場合は検討してみてください。

また、シンク側だけをアイランド型にする「セパレート型キッチン」もおすすめです。
LDKの間取りに合わせて、様々なレイアウトを検討してみましょう。
(参考)構造や配管の問題で希望のリフォームが難しい場合も
アイランドキッチンへのリフォームは、キッチンの移動が伴うこともありますが、以下のような問題があると、キッチンを移動できない可能性があります。
構造上キッチンの移動ができない場合
- 建物の構造上、撤去できない柱や壁がある
- キッチンを移動すると、排水管の勾配(傾斜)を確保できない
- 換気扇のダクト経路に梁がある など
しかし、このような問題があったとしても、リフォームを諦める必要はありません。
プロなら問題を回避しつつ、希望に近いプランを提案できるからです。
ひとりで悩むよりも、まずはプロに見てもらい、リフォームの可否を判断してもらいましょう。もし、希望通りのプランが難しかったとしても、実現可能なプランを一緒に考えてくれます。
リフォームガイドでは、キッチンリフォームの施工実績が豊富な会社をご紹介しています。
専属のコンシェルジュがお客様の希望や予算を伺い、優良なリフォーム会社を選定。相見積もりまでサポートいたします。
無料でご利用いただけるサービスなので、ぜひお気軽にご活用ください。
6.まとめ
アイランドキッチンは、6畳程度の広さがあれば設置できますが、LDK全体の広さや間取りの形状、家族の生活動線まで考慮して計画することが大切です。
最適なプランは、間取り変更やキッチンの移動可否、家族のライフスタイルによって変わることもあり、プロの現地調査やヒアリングが欠かせません。
まずはリフォームガイドへのご相談から始めてみてはいかがでしょうか。










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