「アイランドキッチンのメリットだけでなくデメリットも知りたい!」
「アイランドキッチンにするためのリフォーム費用はどれくらいかかる?」
などとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
アイランドキッチンはおしゃれで使いやすく、多くの人が憧れるキッチンです。しかし、アイランドキッチンにリフォームするにあたってはいくつかの制約事項があり、どんなキッチンでもアイランドキッチンにリフォームできるわけではありません。
また、アイランドキッチンにはよい面だけでなく欠点もあります。デメリットを十分に理解したうえリフォームするか判断する必要があります。
そこで、この記事ではアイランドキッチンリフォームのメリットはもちろんのこと、デメリット、費用相場についても詳しくご説明します。
この記事を読んで、アイランドキッチンについての知識が深まり、後悔しないキッチンリフォームができます。
目次
1.アイランドキッチンにリフォームするメリット・デメリット
アイランドキッチンのもっとも大きな特徴は、部屋の中央近くに配置される点でしょう。この配置のおかげで、使い勝手やデザイン面でメリットが大きいのです。一方、キッチンをリビング・ダイニングという生活空間に配置することで生じるデメリットもあります。
アイランドキッチンリフォームのメリット・デメリットをまとめると次の通りになります。
それでは、アイランドキッチンのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
1-1.アイランドキッチンリフォームのメリット
はじめに、アイランドキッチンにリフォームするメリットについて解説します。
■家族や友人とコミュニケーションをとりながら料理できる
キッチン周りの壁がないため、料理中もリビング全体を見渡すことができます。リビングからも料理している人の姿が見えるので、会話をしながら料理ができます。
たとえば、小さいお子様がいても、勉強や遊んでいる姿を常に視界に入れることができ、目を離すことなく夕食の準備ができます。
■家族や友人と一緒に料理がしやすい
アイランドキッチンは、大人数でキッチンを取り囲んで作業ができます。複数人でも楽しく効率よく料理できます。
アイランドキッチンは両脇から入れるので、ほかのキッチンのように動線がぶつからず、スムーズな出入りができるのです。
■おしゃれで開放感のあるLDKを実現
アイランドキッチンにはキッチンを囲う壁がなく、LDKとして一つの大きな空間となります。光や視線をさえぎる壁がないため、開放感あふれる空間を演出できます。
出典:https://www.zeal-reform.com/
さらに、アイランドキッチンにはハイグレードのものが多く、おしゃれで洗練されたデザインが多いのも特徴です。ほかのキッチンと比較しておしゃれで開放感溢れるLDKを実現することができます。
1-2.アイランドキッチンリフォームのデメリット
前項を読み、「やっぱりアイランドキッチンってすてき!」と思った方も多いのではないでしょうか。しかし、アイランドキッチンにするリフォームは、よい点やメリットばかりではありません。
この項では、アイランドキッチンにリフォームするデメリットについて詳しくご説明します。実際の事例やお客様の声もご紹介するので、アイランドキッチンの現実をしっかり把握していただけます。
■十分なスペースを確保できないと、かえってきゅうくつなキッチンになる!
アイランドキッチンは、両脇から入れるスペースの確保が必要になります。幅・奥行ともに十分なスペースが確保できないと、かえって狭苦しい印象を与えます。当然、使い勝手も悪くなります。下図は、アイランドキッチンに最低限必要なスペースです。
とくにマンションでは、縦長のLDKが多く、アイランドキッチンにするための十分な間取り幅の確保が難しい場合が多くなります。その場合は、無理をせずにペニンシュラキッチンにするのもひとつの方法です。
ここでは、マンションでアイランドキッチンにリフォームした事例を1例ご紹介します。両脇のスペースを確保するため、アイランドキッチン自体の幅が短いものを採用しています。マンションでアイランドキッチンを実現する裏ワザといえます。しかし、このアイディアを採用するなら、本当に使いにくさを感じないかどうか十分に検討をしましょう。
■油はねや臭いが生活空間に流れてくる!
アイランドキッチンはコンロの目の前がリビング・ダイニングです。油はねや臭いが流れ出すのを完全に食い止めることは難しくなります。
ただし、臭いの感じ方はさまざまなようです。以下は、実際にアイランドキッチンを使っているユーザの声を集めたものです。油はねや臭いを許せるかどうかを判断する際の参考にしてください。
上記のユーザの声にあるとおり、以下の対策をとればその不快感をある程度軽減することができます。
■キッチンの散らかりがリビング・ダイニングから丸見え!
アイランドキッチンはリビング・ダイニングに向けて何も囲いがありません。キッチンが散らかったり汚れているとリビングから丸見えになります。
キッチンが散らかっているのをできるだけ見せたくない場合、ダイニング側に腰壁を設置するのも一案です。キッチンの散らかりが目立たない状況を作ることができます。
ここまでの情報で、アイランドキッチンの印象はいかがだったでしょうか。
「我が家がアイランドキッチンにすると圧迫感ありそう。ペニンシュラで我慢しよう!」
「この程度のデメリットなら我慢できそう。思い切ってアイランドキッチンにリフォームしようかな」
など、感想はさまざまでしょう。リアルな情報を知った上で、自身のライフスタイルや趣向に最適なリフォームを選ぶことが重要です。
アイランドキッチンのメリットとデメリットを知った上で、「それでもやっぱりアイランドキッチンにリフォームしたい!」と思った方が次に気になるのは、アイランドキッチンへのリフォームにかかる費用でしょう。次章では、アイランドキッチンリフォームの費用相場について詳しくご説明します。
2.アイランドキッチンリフォ―ムの費用相場
アイランドキッチンリフォームの費用は、大きくわけて以下の2つの要素で構成されています。
この2の要素それぞれの詳細を解説します。
2-1.アイランドリフォームの基本費用
アイランドキッチンのリフォーム費用は、キッチンの移設費込みでスタンダードで100万円~です。ワークトップにセラミックを使用するなど、高級感溢れるハイグレードの場合、200万円を超えることもあります。
2-2.アイランドリフォームのオプション費用
アイランドキッチン本体のリフォーム費用には、食洗器などのオプションは含まれていません。取り付けを希望する場合は、リフォーム会社にオプション構成を提案してもらって、その費用も考慮しましょう。
アイランド型のほかに、ペニンシュラ型という対面キッチンの形もあります。ペニンシュラ型のほうがリフォーム費用が低く抑えられる傾向にあります。両者の比較をしたい場合はこちらの記事を参考にしてください。
3.アイランドキッチンのリフォーム事例と実際にかかった費用
「大体のリフォーム費用は分かったけど、イメージがわきづらい」と感じた方も多いのではないでしょうか。
この章では、実際にアイランドキッチンにリフォームした施工事例とかかった費用をご紹介します。
実際のリフォーム事例を見れば、キッチンリフォームの効果が一目瞭然です。また、具体的な費用感も養うことができます。
3-1.独立型キッチンからアイランドキッチンへのリフォーム
生活空間のつながりを意識したプランニングのもと、存在感のあるアイランドキッチンを採用した事例です。さらに光をさえぎる壁を取り払ったので、部屋全体が明るくなりました。
スタンダードクラスのアイランドキッチンにリフォームしたのみで、クロス・床の張り替えはしていません。そのため、費用は150万円程度で収まりました。
出典:http://hamamatsunishi-nikka.com/works/kitchen/20150724154054.html
3-2.マンションという限られた空間でのアイランドキッチンリフォーム
マンションという限られたスペースの中で、アイランドキッチンにリフォームした事例になります。
スタンダードクラスのアイランドキッチンに腰壁を設置しました。リビングの隣にあった和室をLDKに取り込む間取り変更を行っった結果、リフォームの総額は200万円になりました。
出典:http://fukuokasawara-nikka.com/works/kitchen/20170307134740.html
3-3.高級感のあるアイランドキッチンへのリフォーム
アイランドキッチンをLDKの中心に据えた事例です。
床の壁の一部にタイルを貼り、ダウンライトやスポットライトを設置しています。落ち着きのある、おしゃれな空間になりました。
ハイグレードのアイランドキッチンを採用し、大きな間取り変更を行っています。室内ドアなど建具もこだわりの品を取り付けたため、その費用は400万円を超えました。
出典:http://fukuokachikushi-nikka.com/works/kitchen/20100413164527.html
いかがだったでしょうか。実際の事例を見ることで、費用感をつかめただけでなく、アイランドキッチンの開放感を実感いただけたのではないでしょうか。
この開放感が味わえるなら、多少のデメリットも許してしまいそうになりますね。
実際の見積もりデータから算出したキッチンリフォームの費用相場はこちら
4.費用を抑えながらも満足度が高いリフォ―ムを行う業者の選び方
「せっかくアイランドキッチンにリフォームするのだから、高いグレードのものがいい!だけど、費用は安く抑えたい・・・」とは、誰もが思うところでしょう。
この章では、費用を抑えても満足できるアイランドキッチンリフォームをしたい方に向けて、最適な業者選びのポイントを具体的にお教えします。
4-1.趣向によって選ぶ業者は変わる!費用を抑えたいなら地元工務店!
リフォーム業者によって、得意とする工事や特色には大きな違いがあります。費用にも仕上がりにも納得できるアイランドキッチンリフォームを目指すなら、ご自身の趣向に合った施工ができる業者選びが重要です。
業者からの提案にはあまり期待せず、シンプルなデザインで極力費用を抑えたいという人には、地元のリフォーム会社がおすすめです。
一方で、作業がしやすい間取りやおしゃれな空間の演出など、リフォーム業者からデザイン面での提案を受けたい場合もあるでしょう。その場合は、提案力のある中堅リフォーム会社を選んだ方がよいでしょう。
4-2.紹介サイトを利用してあなたに最適なリフォーム業者を見つけよう!
業者の力量次第でお客様の満足度が大きく変わるリフォーム。しかし、「アイランドキッチンのリフォームが上手で、しかもお客様満足度が高い会社をどうすれば見つけられるの?」と思われる方も多いでしょう。
リフォーム会社選びに迷った場合は、紹介サイトを活用するのもひとつの方法です。時間と労力をかけずに優良業者を紹介してもらえるので、おすすめです。
お客様の口コミやサイトの独自取材で得た情報など、紹介サイトにはリフォーム業者のホームページや宣伝では知ることのできない情報が集まっています。
さらに、条件に合う業者を一括で案内してくれるため、自分に合う業者かどうかを比較して選ぶことができます。
(ご参考)リフォームガイドのご紹介
ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介します。リフォームガイドでは、みなさまのリフォーム内容や趣向に合うリフォーム会社をまとめてご紹介しています。
リフォームガイド:無料見積の申込はこちらから(登録はたったの30秒)
電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
実際にアイランドキッチンにリフォームした方の感想や施工事例の写真を見ることで、メリットだけでなくデメリットについての理解も深まったのではないでしょうか。
アイランドキッチンにリフォームすると間取りが大きく変わるので、生活スタイルにも影響が及びます。アイランドキッチンのデメリットを事前に把握し、本当にアイランドキッチンにしたほうがよいかどうかを検討しましょう。
また、費用相場を知ることで、今のご予算でアイランドキッチンへのリフォームが可能かどうかも判断できたのではないかと思います。
アイランドキッチンへのリフォームを検討している方は、ぜひリフォームガイドにご相談ください。皆さまが本当に良いリフォーム会社を見つけ、満足のいくリフォームをしていただくために、リフォームガイドは皆様のリフォーム会社選びを誠心誠意お手伝いいたします。
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