カーポート設置の相場を解説!費用付き実例やよくある質問もご紹介

「駐車場にカーポートを設置したいけれど、高額そうだな。いくらぐらいかかるのだろう。」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

カーポートにはさまざまなタイプがあり、費用も大きく変わります。

今回はカーポート設置の費用相場や費用が変動する要因、事例などをご紹介します。
依頼先や見積もりなどに関するよくある質問にもお答えしているので最後までぜひご覧ください。


1.【台数・タイプ別】カーポート設置の費用相場

カーポートの設置費用は、デザインや機能性、台数によって変動します。
ここではカーポートを3タイプに分けて、それぞれの費用相場をご紹介します。

駐車台数 ノーマルタイプ 機能性重視タイプ
(積雪・台風対応など)
デザイン重視タイプ
1台 15万円~ 30万円~ 40万円~
2台 25万円~ 50万円~ 60万円~
3台 60万円~ 100万円~ 100万円~

1-1.ノーマルタイプ

ノーマルタイプは、最低限の機能・デザインで、比較的低価格のカーポート。
機能やデザインにこだわりがない方、費用を抑えたい方におすすめです。

また、屋根の素材はポリカーボネートのものが多いため、豪雪や台風の心配のない地域にお住まいの場合にも適しています。
なお、ノーマルタイプのカーポートでも20㎝程度の積雪には耐えられる設計になっています。

1-2.機能性重視タイプ(積雪・台風対応など)

積雪や暴風に耐えることができる、強度の高いタイプのカーポートです。
豪雪地域や台風が頻繁に来る地域にお住まいの方に適しています。

屋根はスチール折板のものがほとんどで、柱の本数も多いのが特徴。価格は高額な傾向にあり、強度が高いものほど価格も上がります。

耐積雪と言っても、耐積雪量50㎝のものや耐積雪量300㎝のものなどさまざま。耐風圧に関しても種類があるため、お住まいの地域の気候に合わせたものを選びましょう。

1-3.デザイン重視タイプ

デザイン重視タイプは、高級感のあるデザインが特徴のカーポートです。
価格は高めですが、最近の直線的なデザインの住宅に溶け込む、シンプルでモダンなデザインが人気。

柱や屋根のカラーを選ぶことができるものが多く、家とエクステリアの一体感を大切にしたい方におすすめのタイプです。

オプションでダウンライトをつけられるものを選ぶと、より高級感や重厚感も増すでしょう。


2.カーポートの費用変動の要因

カーポートの費用は、素材やデザインの種類によっても変動します。それぞれの種類について詳しくみていきましょう。

2-1.カーポートの屋根素材の種類

カーポートの屋根部分の素材には、いくつかの種類があります。
今回は主に使われている「ポリカーボネート板」と「スチール折板」についてご紹介します。

2-1-1.ポリカーボネート板

ポリカーボネート板のカーポート イメージ

ポリカーボネートとは、耐衝撃性や耐熱性を持つプラスチック素材です。
衝撃を受けても壊れにくく、熱に強い特徴があります。

ポリカーボネート板のカーポートは透明で、光を通して明るく保ちつつ、紫外線をほぼ100%カットする性質もあります。

お手頃なものからハイグレードなものまで幅広い商品に採用されており、製品によっては部分的な交換をすることも可能です。

2-1-2.スチール折板

スチール折板のカーポート イメージ

スチール折板とは、ガルバリウム鋼板という素材を使用した金属製の屋根材です。

金属板を波状にすることで強度を高めており、積雪や暴風に強い特徴があります。また、日光を完全に遮断できるため、車を熱や紫外線から守ってくれます。

ポリカーボネートのカーポートより高額な傾向がありますが、豪雪や台風の影響が頻繁にある地域の方におすすめの素材です。

2-2.カーポートのデザインの種類

カーポートのデザインにもいくつかの種類があります。今回は「R型」「F型」についてご紹介します。

2-2-1.R型

R型のカーポート イメージ

R型のカーポートとは、屋根が緩やかにカーブしているカーポートです。長い間量産されているため、F型よりも安価な傾向があります。

R型は、定番のカーポートとも言えるでしょう。

2-2-2.F型

F型のカーポート イメージ

F型のカーポートとは、フラットな屋根のカーポートです。スタイリッシュで、モダンな住宅にも合うデザインになっています。

F型のカーポートの特徴は、扉や垣根を避けた形状にするなど敷地に合わせて加工ができること。R型でも加工できる場合がありますが、F型の方が敷地に合った加工がしやすくなっています。

価格は、R型よりも高額な傾向があります。


3.カーポートの設置費用の内訳

カーポートの設置には以下のような費用がかかります。

内容 費用相場
カーポート本体価格 1台用:10万円~
2台用:20万円~
3台用:50万円~
標準工事費
(支柱の穴開け工事、組立て費用)
4万円~
残土処理 5000円~/㎥
撤去費用
(交換の場合)
3万円~

この他にも、照明設置などのオプション費用や屋根のカット加工などの追加費用がかかることもあります。
また、本体価格は一般的に割引きが入ることが多いですが、メーカーや業者ごとに割引率が違うため確認が必要です。

カーポートの設置とあわせて地面を舗装する場合には、別途費用がかかります。
駐車場の地面舗装の費用については、こちらの記事をご覧ください。

駐車場リフォームの費用相場を知ろう!工事の種類や特徴を完全解説
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4.カーポート設置の費用付き施工事例

ここでは、カーポートを新設・交換した実例をご紹介します。実際にかかった費用も記載しているので、参考にしてみてください。

4-1.【33万円】お庭に合うスタイリッシュなカーポート新設

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【33万円】お庭に合うスタイリッシュなカーポート新設
【33万円】お庭に合うスタイリッシュなカーポート新設

出典:https://www.8044.co.jp/gallery/490

愛車を守るためにカーポートを新設した事例です。
耐久性やメンテナンス性が高いカーポートを採用。スタイリッシュなF型のカーポートはお庭の雰囲気にもぴったりです。

費用 33万円
工期 1日

4-2.【61.2万円】耐久性の高いアルミカーポートの新設

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【61.2万円】耐久性の高いアルミカーポートの新設
【61.2万円】耐久性の高いアルミカーポートの新設

出典:https://www.yonekurasyouten.com/works/works-11544/?ref_cat=sotomawari-gaikou

風や雪に強い「LIXILカーポートSW900タイプ」を採用。屋根は、採光がとれるタイプの屋根にしました。
元の床はコンクリートであったため、はつり工事を行い柱を立てています。

費用 61.2万円
工期

4-3.【77万円】雪で破損したカーポートの交換

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カーポート交換Before
カーポート交換After

出典:https://www.8044.co.jp/gallery/270

以前から使いにくさを感じていたカーポート。雪による破損をきっかけに交換工事を行いました。
既存のものよりも使いやすく、より丈夫なカーポートになりました。

費用 77万円
工期 2日

5.カーポート設置でよくある質問

ここでは、カーポート設置に関するよくある質問をまとめました。

5-1.カーポートには固定資産税がかかるの?

基本的にカーポートは固定資産税の対象ではありませんが、3方向を囲んでガレージタイプにした場合など、固定資産税がかかるケースもあります。
回答

希望するカーポートが対象かどうかは、事前に業者や自治体に相談して確認しましょう。

5-2.カーポートの設置には建築確認申請が必要?

床面積が10平方メートル以上で、地面に固定されており屋根と柱がある建築物は、原則として建築確認申請が必要です。
そのため、条件を満たしているカーポートは申請が必要になります。
回答

また、防火・準防火地域の場合は、面積に関わらず申請が必要となります。

5-3.カーポートのサイズの選び方は?

高さ・幅ともに、車のサイズよりも余裕のある大きさのカーポートを選ぶことが重要です。
回答

ドアの開閉や人が通るスペース、荷物の出し入れなどを考慮して選択しましょう。

ただし、カーポートは柱と屋根で構成され建築面積に含まれるため、敷地の建蔽率制限を超えて設置することはできない点には注意が必要。
建築面積算定の緩和措置が適用できるかどうかについても事前に確認が必要です。

5-4.カーポート設置のリフォームはどこに依頼したらいい?

主な選択肢として、ハウスメーカー・工務店、外構工事専門のリフォーム業者、ホームセンターがあります。
回答

依頼先を選ぶ際は、専門知識が豊富で施工実績の多い業者を選ぶと安心です。アフターサービスの充実度や保証内容も重要な選択基準となります。

施工実績やアフターサービスなどは、各社のホームページなどに掲載されていますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

リフォームガイドでも、お住まいの地域に対応できる外構工事に詳しい会社をご紹介しています。

専任のコンシェルジュが希望の工事内容に合わせて、複数社をご紹介。会社選びのサポートも行っておりますので、自分に合った会社を探したいという方はお気軽にご相談ください。

5-5.1社のみの見積もりで契約してもいい?

1社のみでは費用や工事内容が適正かどうか判断できないため、複数社から相見積もりを取って比較検討しましょう。
回答

相見積もりには、以下のようなメリットがあります。

まず、カーポート設置にかかる適正価格を把握できること。同じ条件で複数社に見積もりを依頼すれば、おおよその相場感が分かり、極端に高い会社や、逆に安すぎて不安な会社を見分けることができます。

また、各社の提案内容を比較することで、工事の範囲や使用する材料のグレード、保証内容の違いなども知ることができます。

さらに、見積もりの段階で対応の丁寧さ、質問への回答の的確さなどから、実際の工事を任せても安心できる会社かどうかを見ることができるので、会社との相性や信頼性を確認する機会にもなります。

カーポート設置を考えた際は、2~3社を目安に相見積もりをとってみましょう。


6.まとめ

カーポートの設置費用は、台数やタイプ、使用する素材によって大きく変動します。
ノーマルタイプであれば、1台用で15万円~、2台用で25万円~が相場ですが、積雪地域対応や高級素材を選ぶ場合はさらに費用が上がります。

カーポートは長期間使うものですので、設置を検討する際は本体価格だけでなく、工事費や保証内容なども含めて総合的に判断しましょう。

ご自身のリフォームにかかる費用を把握する際には、複数の業者に現地調査と見積もりを依頼し、費用の内訳や工事内容を比較検討することが大切です。各社の提案を見比べることで、適正価格が分かるだけでなく、ご自宅に最適なカーポートの選択肢も見えてくるでしょう。

リフォームガイドでは、皆様のご希望に沿った会社探しから相見積もりの取得までを一貫してサポートしております。手間や時間がかかる業者選びや現地調査の日程調整までまるっとお任せいただけますので、お気軽にご相談ください。

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