庭のコンクリート舗装の費用はいくら?事例や安く抑えるコツを紹介

庭コンクリート費用

庭をコンクリートにすることでさまざまなメリットが見込めるため、リフォームを検討する方は多いです。しかし、リフォームを検討していても、コンクリート舗装の工事費用が高いのではないかと悩み、すぐにリフォームを決断できないケースもあるでしょう。

そこで本記事では、庭をコンクリートにするメリットやデメリット、コンクリート舗装の費用相場、安く抑える方法などについて解説します。自宅に最適な庭のリフォームを行いたいという方は、ぜひ参考にしてください。


1.庭のコンクリート舗装にかかる費用相場

庭をコンクリートにする際にかかる費用は、1㎡あたり1万円前後が目安です。駐車場の場合、車1台に約15㎡が必要なため、1台分で約15万円、2台だと約30万円かかります。コンクリートの強度を増すために鉄筋を入れる場合は、費用が上乗せされます。また、舗装する面積が狭い場合にも単価が高くなりがちです。

ただし、同じ駐車場でもタイヤが乗る部分だけをコンクリートにする工事なら、費用を抑えることが可能です。実際の施工費用は地域や依頼する業者によって変わるため、余裕を持って予算を立てておくと安心でしょう。


2.庭をコンクリートにするメリット

庭をコンクリートにすることで期待できるメリットは主に3つあります。

2-1 手入れが楽になる

庭に関するよくあるお悩みとして挙げられるのが雑草対策です。コンクリート舗装することによって解消され、お手入れが楽になります。砂利を敷くと雑草は生えますが、コンクリートであれば雑草が生えてこなくなるので草むしりは不要です。また、天然芝のように常時お手入れをする必要もなくなります。

コンクリートが土や泥などで汚れた場合でも、水で流すかブラシでこするだけできれいになるため、お手入れの負担が大幅に軽減されます。

2-2 見た目がスッキリする

庭一面をコンクリートで舗装することで、外観に統一感を持たせることができ、見た目をすっきりさせることが可能です。住宅のエクステリアをコンクリートと似た白やグレーで統一すれば、スタイリッシュな印象が生まれます。

また、デザインの自由度が高く、レンガやタイルを組み合わせてアクセントを付けるといったアレンジにより、外観を一新できるでしょう。

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2-3 駐車場として使用しやすい

庭をコンクリートにすれば駐車場として使うことも可能です。車はかなりの重量があるため、駐車場の地面には駐車しておけるだけの強度が必要です。通常のコンクリートだけでも頑丈ですが、鉄骨を使った鉄筋コンクリートを打設すれば、車の重みに十分に耐えられる強度を得られます。
また、土埃や泥汚れも予防でき、雨が降った後のぬかるみを気にする必要がないため、車をきれいに保つことが可能です。


3.庭をコンクリートにするメリット

庭のコンクリート舗装にはメンテナンスにおけるメリットが多いですが、いくつかデメリットもあります。施工した後に後悔しないよう、事前に確認したうえで検討しましょう。

3-1 ほかの庭の種類と比べて初期コストが高い

庭を舗装する方法はいくつかありますが、コンクリートはほかの種類に比べて初期コストが高くなる傾向にあります。おおよその相場では、砂利敷だと1㎡あたり約2,000円〜3,000円ですが、コンクリートの場合は1㎡あたり約1万円と、約4〜5倍の差が見られるでしょう。

舗装範囲が狭いと、人件費や諸経費が割高になることもあるのでさらに注意が必要です。
コンクリート舗装の費用を抑えるコツについては、後の章で詳しく紹介します。

3-2 夏の照り返しが強い

コンクリートは土や芝生に比べて日差しの照り返しが強くなります。コンクリートは熱を吸収する性質があり、白っぽい色だとより照り返しが激しくなるでしょう。日差しが強い夏は表面の温度も高くなり、裸足で歩くとやけどをする可能性もあるため、小さな子どもやペットがいる家庭では特に注意が必要です。

熱交換塗料などを使うことで照り返しの軽減につながりますが、ほかの塗料に比べて費用が高額な点を考慮する必要があるでしょう。

3-3 簡単には撤去できない

一度コンクリートで舗装した後に、撤去する場合には別途費用がかかります。芝生などに変更するためには、コンクリートを剥がすために再び業者に依頼しなければなりません。コンクリート舗装の撤去は、舗装工事と同額か、それ以上の金額になるのが一般的です。

コンクリートを打った後でリフォームしたいと思っても簡単にはできません。将来の見通しを熟考したうえで、施工を決めることをおすすめします。