
「屋根裏収納に興味はあるけどいくらあれば作れるだろう?」
「ホームページに載っている金額はざっくりすぎてよくわからない…」
このように屋根裏収納に興味はあっても肝心な費用については分からないことが多いと思います。そこで今回は屋根裏収納をつくる際にかかる費用について、相場から詳細まで徹底的に解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.一般的な屋根裏収納をつくるのにかかる費用
屋根裏収納をつくる際、一般的にはいくらくらいかかるのでしょうか。費用の相場や詳細を説明いたします。
基本工事(6畳:19~24万)+オプション代+諸経費=32万円~40万円程度
基本工事とは、天井を開口してはしごを取り付け、床をフローリングやボードで施工するまでの工事です。そこにオプション代や諸経費などを加えて30万程度が相場となります。
費用詳細一例(6畳)
オプションとして、換気扇と電灯・コンセントは取り付けるケースが多くなります。窓や写真のような開口柵は取り付けない人場合もありますが必要に応じて付けると良いでしょう。
2.「はしごではなく固定階段に」「断熱」などのオプションを追加した場合の費用
「固定階段」「断熱」といったオプションを追加することで荷物の出し入れがぐっと楽になったり、収納物の熱による劣化を防ぐことができます。効果の高い断熱材を用いれば、「将来は部屋として使う」といったように今すぐでなくても部屋としての使い道を見いだすこともできます。大規模な工事を要するオプションですが、それだけハイクオリティな屋根裏収納をつくることができるので検討してみても良いでしょう。
下の表は追加工事をした場合の費用をあらわしたものです。
固定階段にする場合、階段・手すりの種類や固定階段を取り付けた後の直下階の天井の補修方法により費用が変わります。断熱する場合、以下の写真のように断熱材を敷き込んで上からボードで蓋をするのが一般的です。
断熱材の種類・厚み・密度によって効果に差があり、費用にも幅があります。そのため安さだけで決めずに、どれくらいの効果が見込めるかを事前に確認し、予算とのバランスを考えて決める必要があります。
3.実際の事例と費用の内訳
屋根裏収納をつくるのにいくら必要なのか、ここでは実際の施工例と費用の内訳を紹介していきます。
例1 一般的な屋根裏収納
表・屋根裏部屋リフォームの費用例
床の木材と木材の隙間が大きいと、木材を足して下地を補強する必要があります。断熱工事を行わないリフォームをする場合は、熱さで劣化してしまう恐れがあるものや大事なものは収納しないほうが安心です。また、はしごを電動はしごなどにするとより昇り降りが楽な屋根裏部屋となるでしょう。
例2 断熱まで施した屋根裏収納
表・断熱工事を含む屋根裏部屋リフォームの費用例
画像・24時間換気システムの例
断熱と24時間換気システムを導入することで暑さ・湿気対策ができます。また、はしごは安定感のあるアルミ製のものを用いると安全性が上がります。断熱までするケースでは断熱材を敷き込みボードを張る工程が増え、使う木材も増えますので、その分材料費も工事費もかかると言えます。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。一般的な屋根裏収納であれば32万円~40万円程度ですが、断熱や固定階段取り付けまで行うとそれ以上かかってきます。費用を知れたことで、屋根裏収納リフォームに対する不安が少しでも取り除けていればと考えます。屋根裏収納検討の参考にしてみて下さい。
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