断熱リフォームを完全解説!費用相場やその効果、費用を抑えるコツ等

「冬はいつも床だけ冷たい」
「夏はエアコンの設定温度まで室温が下がらない」
冬の寒さ、夏の暑さを当たり前だと思っていませんか?寒さ、厚さの原因は断熱工事が十分でないからかもしれません。断熱リフォームをすれば一年を通して快適に過ごせるすまいを手に入れることができます。

こちらでは、断熱リフォームの際に知っておきたい、費用、工期、効果、業者選びの4つのポイントを分かりやすく解説いたします。ぜひ断熱リフォームをする際の参考にしてください。

1.断熱リフォームの費用

断熱リフォームの費用についてリフォームする箇所別に解説いたします。

1-1.床下の断熱リフォーム費用

床下断熱リフォームは、床材は剥がさずに床の下から断熱材を入れます。もちろん床材が傷んでいたり、床もリフォームしたい希望があれば一緒に取り換えることも可能です。それぞれの費用は以下の通りです。

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(施工面積66㎡)

床下断熱のみの場合

床下から断熱材を入れる方法でおこないます。
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出典:http://www.kensankyo.org/

床下断熱+床材の張替えの場合

床下断熱+床材の張替えの場

床材を剥がして断熱材を埋めていきます。

1-2.天井の断熱、リフォーム費用

天井の断熱リフォームは、天井を剥がさずに行なうケースと剥がして行うケースとで費用が大きく異なります。天井裏に人が入れるスペースがあり、強度が十分であれば、天井裏からの作業で施工することができます。

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(施工面積66㎡)

費用に大きく差が出るケースは上記の2つの方法ですが、さらに細かい費用は工法と断熱材の種類によって決まります。費用の大小は以下の通りとなります。工法と断熱材については以下で解説いたします。

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工法

ph_ceiling04敷き込み工法:天井の骨組みの間に断熱材を敷き詰める工法です。費用は抑えられますが、隙間がないようにしっかりと敷き詰めないと思ったような効果が出ないことがあります。
出典:https://www.isover.co.jp/

 ph_ceiling07吹込み工法:専用の吹込み装置を使って綿状の断熱材を吹き込んで断熱層を形成する工法です。綿状の断熱材が隅々まで行き届くので高い断熱効果があります。

また、障害物があるところでも施工が可能です。
出典:https://www.isover.co.jp/

 

断熱材の種類

qグラスウール:ガラスを繊維状にしたもので、断熱材としては一番ポピュラーです。安価でありながら断熱性・防火性が十分にあります。
最近では高性能グラスウールといって、繊維をさらに細くして性能を高めたグラスウールもあります。
価格、性能共に下記のロックウールと同等になります。
出典:https://www.isover.co.jp/

ロックウール

ロックウール:玄武岩、鉄炉スラグなどから作られた人造鉱物繊維です。グラスウールより更に性能がよく、価格は上がりますが、断熱材の中で一番防火性能が高くなっています。

価格はグラスウールの方が安くなりますが、家の環境や工法に合った断熱材を選ぶようにしましょう。

1-3.壁の断熱リフォーム

壁には内側から施工する方法と外側から施工する方法があります。順番にご紹介します。

家の内側から施工

内側から施工する場合、図のように壁の骨組みの間に断熱材を詰める方法で行います。

家の内側から施工

内側から施工する場合の費用ですが、洗面台などの水廻りやシステムキッチンなど電気機器の着脱を必要とする場合は水道や電気などの専門の職人を追加で呼ばなければならなくなるためその分の費用がプラスされます。

キッチンなどの壁も断熱リフォームしたいのであれば、そちらも専門の職人が必要になるケースが一般的です。

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(施工面積約150㎡)

家の外側から施工

家の外側から施工する場合は、外壁の塗料を断熱効果があるものにする方法と、図のように骨組みの外側に断熱材を張る方法と2つあります。

外側に断熱材を施工する場合はもとの外壁に断熱材の重量を支えられる強度がないと施工できません。

家の外側から施工

それぞれの方法の費用は以下の通りです。

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(施工面積約150㎡)

1-4.窓・サッシの断熱リフォーム

窓の断熱は内窓を付ける方法で行います。内窓を付け気密性を高めることで断熱効果が格段に上がります。

1-4.窓の断熱リフォーム

窓の断熱リフォームは内窓のガラスの種類によって費用が異なります。

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ガラスの種類

ガラスの種類

こちらはYKKAPプラマードUのガラスの一例です。このように単層ガラス、複層ガラス、効果を高めた複層ガラスなど様々な種類があります。

効果を高める工夫がされた窓ガラスにするとその分費用も高くなりますが、断熱効果は更に高まります。

内窓のメーカー比較

代表的な3つのメーカーについてメリットデメリットをまとめました。参考にしてみてください。

断熱リフォームで知るべき4つの事|費用・工期・効果・業者

 

2.断熱リフォームの見積り

紹介したリフォームの見積りをご紹介します。

2-1.床の断熱リフォーム(床下断熱+床材の張替え)

床の断熱リフォーム(床下断熱+床材の張替え)

(施工面積66㎡)

2-2.天井の断熱リフォーム(天井を剥がして施工)

天井の断熱リフォーム(天井を剥がして施工)

(施工面積66㎡)

2-3.壁の断熱リフォーム(内側から骨組みの間に断熱材を施工)

2-3.壁の断熱リフォーム(内側から骨組みの間に断熱材を施工)

(施工面積150㎡)

2-4.窓・サッシの断熱リフォーム(内窓を付ける)

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(腰窓 170㎝×110㎝)

3.断熱リフォームの工期

紹介した断熱リフォームの工期について解説いたします。

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工期が長い場合は仮住まいのことも考えなければなりません。リフォーム会社の方と事前に話し合いましょう。

 

4.断熱リフォームの効果

実際に断熱リフォームをした場合、どれ程の断熱効果が出るのか解説いたします。

4-1.壁や床の表面温度が8℃上昇【冬場】

壁や床の表面温度が8℃上昇【冬場】

同じ室温でも、床や壁の表面温度によって私たちが感じる温度(体感温度)は大きく異なります。

4-2.冷房を同じ設定温度にしても室温が4℃違う【夏場】

.冷房を同じ設定温度にしても室温が4℃違う【夏場】

天井の表面温度が5℃下がることで冷房効果が格段に上がります。リフォーム前の住宅では27℃に設定しても実際の室温が31.7℃までしか下がりませんでしたが、リフォーム後の住宅では設定温度までしっかりと下がっています。

4-3.室内の温度が長持ちする

室内の温度が長持ちする

リフォーム後の住宅は1日中ほぼ同じ室温を保つことができます。従来の住宅は夜中から朝にかけ、かなり室温が下がってしまいます。その大きな寒暖差は健康に影響を及ぼしかねません。

ご高齢の方や小さなお子様がいらっしゃるご家庭は特に断熱リフォームをお勧めします。

4-4.電気代が1万円以上節約できる

電気代が1万円以上節約できる

断熱リフォームすることで、冬場も夏場も空調費が抑えられます。窓のみリフォームした場合より、壁や床も一緒にリフォームした方が高い効果が期待できます。効果的な断熱リフォームは各住宅によって異なります。

ご自宅の場合どこをどのぐらいリフォームすれば高い効果が期待できるのか、リフォーム会社にしっかりと相談しましょう。

 

5.断熱リフォーム費用を安く抑えるコツ

断熱リフォームは床下や屋根裏など、見えない部分に施工する場合が多くあります。目視出来ないのであれば、より信頼できる業者を選びたいものです。ここでは信頼できる業者を見極める3つのポイントをご紹介します。

5-1.断熱リフォームの実績が十分にあるか

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断熱リフォームは細部まで十分な施工を行わないと効果が出ない場合があります。そのため、断熱リフォームの実績があり、断熱材の扱いに慣れているリフォーム会社でないと思わぬトラブルが発生してしまうかもしれません。

5-2.追加工事がでないようにする

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施工の途中で工事内容が変更になると、使わない部品がでたり追加発注が必要になったりするので余計に費用がかかります。

追加工事を発生させないために皆さんは打ち合わせで工事の内容を把握するように努力しましょう。

そうすることで施工前に自分の要望や不安な点が分かりますので、事前に業者の方に確認でき、追加工事を減らすことに繋がります。

6.断熱リフォームは補助金を活用しよう

断熱リフォームは補助金が適用されやすいリフォームです。主に以下のようなリフォームが補助金の対象になることが多いです。

  • 窓や玄関ドアなど開口部の断熱改修
  • 壁の断熱改修
  • 断熱性能の高い設備の設置
  • 断熱塗料を使用した外壁塗装

断熱リフォームで使える補助金は以下の4種類です。(2021年度現在)

  1. グリーン住宅ポイント制度(国土交通省)
  2. 既存住宅における断熱リフォーム支援事業(公益財団法人北海道環境財団)
  3. 次世代省エネ建材支援事業(一般社団法人環境共創イニシアチブ)
  4. 各自治体独自の補助・助成制度

概要を解説していきます。

1.グリーン住宅ポイント制度(国土交通省)

対象工事:

エコ住宅設備の設置、開口部の断熱改修、外壁・屋根・天井 または 床の断熱改修

補助額:

最大の補助額:30万(45万)ポイント

※()内は、若者・子育て世帯によるリフォームの場合※既存住宅購入に伴うリフォームの場合、最大60万円

申請期間:

令和3年度:2020年12月15日~2021年10月31日

2.既存住宅における断熱リフォーム支援事業(公益財団法人北海道環境財団)

対象工事:

高性能建材(断熱材、窓、ガラス)を用いた既存住宅の断熱リフォームで、省エネ効果(15%以上)が見込まれるリフォーム

補助額:

補助対象経費の1/3以内

上限:

(戸建て住宅)1住戸当たり120万円

(集合住宅)1住戸当たり15万円

申請期間:

令和3年度、二次公募期間:6月7日(月)~7月26日(月)

公募期間は随時更新されるため、公益財団法人北海道環境財団のHPで最新情報をご確認ください。

3.次世代省エネ建材支援事業(一般社団法人環境共創イニシアチブ)

対象工事:

高断熱パネル※1や潜熱蓄熱建材※2など省エネ建材を用いた断熱リフォームが対象で、窓リフォームは任意工事として対象になります。

※1 高性能な断熱材と下地となるボードが一体となったパネルで、簡単に必要な箇所だけ断熱性を高めることができる。
※2 17℃~28℃の温度帯の熱を吸収・放出する物質を組み込んだ建材。室内温度の変動を抑えられるため、季節を問わず快適な室内空間が維持できる。

補助額:

材料費と設置工事費の1/2

上限:

戸建200万円/戸

集合住宅125万円/戸

※最低40万円以上の工事が対象

申請期間:

令和3年度:2021年5月10日(月)~2021年7月16日(金)17:00必着

公募期間は随時更新されるため、一般社団法人環境共創イニシアチブのHPで最新情報をご確認ください。

4.各自治体の補助・助成制度

都道府県や市区町村独自の補助金にも断熱リフォームに関するものがあります。

お住まいの自治体のHPや窓口でご確認下さい。

以下の補助金まとめサイトも便利です。

地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

7.断熱リフォームの注意点

こちらでは断熱リフォームを成功させるために知っておかなければならない注意点を2つ紹介します。

7-1.防湿対策はしっかりと行うこと

6-1.防湿対策はしっかりと行うこと

家の中の湿気を外に逃がすための通気口を作らないと家の中に湿気がたまってしまいます。しかし、正しい方法で通気口を作らないとせっかくの断熱効果が落ちてしまいます。

防湿対策についてリフォーム会社と事前に話し合っておきましょう。

7-2.丁寧な施工をしないと効果はでない

6-2.丁寧な施工をしないと効果はでない

写真のように断熱材がはがれてきたり、隙間があるとせっかくリフォームしても意味がありません。

丁寧な施工をしてくれる業者を選ぶことはもちろんですが、こちら側も工事に無関心にならずに、積極的に工事について尋ねましょう。

数量や商品をあらかじめ契約書に明記してもらい、実際の現場にて契約と異なる場合はその理由を確認しましょう。

 

8.まとめ

断熱リフォームは大切な工事です。業者選びは慎重に行いましょう。ポイントをもう一度おさらいします。

  • 断熱リフォームの実績はあるか
  • 総合的に提案してくれるか
  • 具体的な数字を使って説明してくれるか

 上記のポイントを抑えて信頼できる業者を選び、夏も冬も快適な住まいを手に入れましょう。


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