
明るい家に住みたいと考え、新たに窓を作るリフォ―ムを考えている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、家に新たに窓を作る場合の費用、工期、注意点をご紹介します。
ところで、窓を新設すると聞いて皆さまはどのような窓を想像するでしょうか。壁一面が窓になっている様子を想像した人もいるでしょう。
実際には、壁一面になるような大きな窓を新設するのは極めて難しいため、この記事では小中規模の窓を作るという前提で話を進めます。その点を踏まえて、窓を新たに作るリフォ―ムの参考にしてください。
目次
1.【場所別】新たに窓を作る際の費用
この章では、新たに窓を作る際の一般的な費用を場所別にご紹介します。
一般的にどの箇所でも、設置する窓の大きさ、使用する窓のグレードで費用は異なります。
一般的な費用
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2.新たに窓を作る際の工期
新たに窓を作るリフォ―ムの工期は、平均3日です。
ただ、新たに窓を作る箇所によっては、工期が前後することがあります。
1階に小さな窓を作るなら、工期は3日より少なくなるケースが多いです。一方、2階に新たに窓を作る場合、足場の組み立てや解体で時間がかかるために3日以上かかることが多いです。
3.新たに窓を作るリフォ―ムの注意点
ここでは、新たに窓を作るリフォ―ムの注意点を説明していきます。
3-1.窓を新たに作ることができない場合もある
窓を新たに作る際には壁を壊す必要がありますが、壁は家を支える重要な役割を持っているため、耐震強度の面で窓を新たに作ることができない場合があります。
それは、壁の中に「筋交い」と呼ばれるクロスした柱がある場合です。(以下写真)
筋交いに窓を作ることは極めて難しいです。筋交いを切断して窓を作ることも不可能ではありませんが、耐震性が下がるため、ほかの場所を補強する必要が出てきます。
この記事の最初で、窓の新設の際に大きな窓をつくることができないと申し上げたのもこのためです。
実際にどこに筋交いが入っているかは、業者に確認を取ればわかります。専門家であるリフォーム会社と相談し、リフォームできるかどうかの判断を仰ぎましょう。
3-2.結露対策をきちんと行う
窓を新たに作る際に忘れがちなのが、窓の結露対策です。窓枠の工事をしっかりしないと湿気がたまりやすくなるので、結露対策をどのようにするか業者に確認を取りましょう。
また、内窓をつけ二重窓にして結露を防ぐ方法もあります。二重窓にすると費用はかさみますが、確実に結露を防ぎたい方におすすめです。
▼二重窓の効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


3-3.リビング・部屋では光を分散させて明るくする
リビングスペースはほかの部屋より大きくなるため、光を分散させて部屋全体を明るくする必要があります。
光を分散させる手段は「横長の窓を作る」のが代表的です。しかし、横長の窓を新設するのは縦長の窓を新設するより構造的に難しいため、業者とよく相談して検討を進めましょう。
小さな窓(小窓)を新たに設置し、さらに内装もリフォームして部屋全体を明るくする方法もあります。
どちらの方法も部屋が2階にある場合は、窓の新設の際に足場の組み立てや解体があるため、費用がかさむ可能性があることには注意してください。
3-4.天窓を設置する際は天井からの直射日光対策をする
天井に新たに窓(天窓)を作った場合、窓から差し込む光の量は壁面の窓に比べて約3倍にもなります。採光的には最適ではあるものの、夏の直射日光で耐えきれないほどの暑さになることもありますので、直射日光対策を行いましょう。
一般的に、安定した光を供給するために天窓は北側の屋根に設置しますが、立地や建物の構造などの理由から南側の屋根に天窓を設置せざるを得ない場合もあります。その場合は、費用はかさみますが遮光のための可動スクリーンか可動の障子を天窓につけるとよいでしょう。
また、新たに天窓を設置する際には屋根の工事も必要となるため、屋根の状態によっては費用がかさむ場合もあります。
3-5.キッチンを明るくするには吊り戸棚を意識する
キッチンが暗く感じられる原因のひとつに、吊り戸棚が挙げられます。
窓は高い位置にあるほうが部屋を明るくできますが、吊り戸棚があるとその下に横長に窓を取り付けざるをえません。その結果、キッチン全体が暗くなるのです。
キッチンを明るくしたいなら、吊り戸棚がある場合には吊り戸棚を外し、縦長の窓にする方法がおすすめです。ただし、吊り戸棚を外すなどの工程で別途費用がかかります。
3-6.リフォーム会社選びは慎重に
新たに窓を作るリフォ―ムはリフォームの中でも難しいリフォームですので、対応できるリフォーム会社も限られてきます。
また、初めてリフォームをする方は、どのリフォーム会社に頼むべきかわからないと感じているのではないしょうか。
新たに窓を作るリフォームでは、以下の3点が当てはまるリフォーム会社を選ぶとよいでしょう。
- 過去に新たに窓を作るリフォームを多く手掛けた実績があるか
- 過去のお客様からの評価が良いか
- 担当者との相性が合うか
チラシやインターネット、業者のHPなど、さまざまな媒体をチェックしてみましょう。実際にリフォーム会社を訪ねてみて判断するのもよいでしょう。
一方で、リフォーム会社を1社ずつ調べていくのは非常に手間がかかります。
こうした手間を省きたい方におすすめなのがリフォーム会社の紹介サイトです。紹介サイトは、皆さんの代わりにリフォーム会社選びをプロが行うサービスです。
例えばリフォームガイドでは、リフォームの内容や予算に合わせてプロのコンシェルジュが丁寧なヒアリングをもとに最適なリフォーム会社をご紹介しています。
ご紹介している会社はすべてお客様の評価や満足度を元に、高評価を得ているリフォーム会社のみ。初めての方でも簡単にご利用いただけますのでぜひご活用ください。
4.まとめ
いかがだったでしょうか。新たに窓を作るリフォ―ムでは、まずは実際にリフォームが可能かどうかの判断が必須です。また、窓を作る以外の費用がかかることも多々あります。
この記事で紹介したポイントに注意してリフォームを進めれば、満足のいくリフォームが実現するはずです。この記事が、新たに窓を作るリフォ―ムの手助けとなれば幸いです。
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