【2024年最新版】先進的窓リノベ事業で最大200万円のリフォーム補助金がもらえる!

2024年に実施されている「先進的窓リノベ事業」は、住宅の断熱性能を高めるための窓リフォーム工事で最大200万円の補助金を受け取ることができます。

申請条件、対象者、補助金額の詳細などをわかりやすく表でまとめてご紹介いたします。

・既存住宅の断熱性能を高めるリフォームをお得にしたい
・「先進的窓リノベ事業」の知識を身につけてスムーズに工事を依頼したい

という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


1.先進的窓リノベ事業の対象工事と補助額

「先進的窓リノベ事業」は、既存住宅の断熱性能を高めるために、窓のリフォームに対して補助金を支給する事業です。
2030年度の仮定部門からのCO2排出量約7割削減、2050年ストック平均でZEH基準の省エネ性能確保を目的としています。

先進的窓リノベ2024事業公式サイト

補助額の上限は1戸あたり200万円で、工事内容によりそれぞれ補助額の上限が定められています。

以下で、先進的窓リノベの対象工事と補助額について解説します。

補助対象の窓リノベ工事内容と補助上限額
工事内容 1箇所あたりの補助上限額* 工事詳細
ガラス交換 55,000円 既存サッシはそのままで、
複層ガラスなどに交換
内窓設置 112,000円 既存窓の内側に、新しい内窓を
新設または交換
外窓交換 カバー工法 220,000円 既存窓のガラスを外し、既存窓枠の上から
新しい窓枠を被せ、複層ガラスなどに交換
はつり工法 183,000円 既存窓のガラスおよび窓枠を外し、
新たな窓枠を取り付け、複層ガラスなどに交換
ドア交換 カバー工法 220,000円 既存ドアについて枠を残して取り除き、
既存枠の上から新たな枠を取り付け、​ドアを交換
はつり工法 183,000円 既存ドアを枠ごと取り外し、
新たな枠を取り付け、​​ドアを交換

*住宅の建て方、窓の性能、サイズによって補助額が変わります

補助額を決める3つの要素

対象工事の補助額は、下記3つの要素で決まります。

①住宅の建て方
・戸建て住宅
・低層集合住宅(3階以下の建物)
・中高層集合住宅(4階以上の建物)

②設備の性能区分(熱貫流率)
対象製品に対してメーカーが発行する「性能証明書」に記載されており、性能区分はP(SS),S,A,Bで表示されています。
・P(SS) Uw(Ud)・1.1以下
・S Uw(Ud)・1.5以下
・A Uw(Ud)・1.9以下
・B Uw(Ud)・2.3以下
*Uw/Ud:熱貫流率の1つの指標。Uwは窓、Udはドアに用いられ、値が低いほど高い断熱性能を表します。

③設備のサイズ
ガラス(窓)
・大(L) 1.4㎡以上
・中(M) 0.8㎡以上1.4㎡未満
・小(S) 0.1㎡以上0.8㎡未満
・極小(XS) 0.1㎡未満
ドア
・大(L) 2.8㎡以上
・中(M) 1.6㎡以上2.8㎡未満
・小(S) 1.0㎡以上1.6㎡未満

以下で各工事の補助額についての詳細を表にまとめます。

1-1.ガラス交換

ガラス交換 *建て方の違いによる補助額の違いはありません。
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
55,000円 36,000円 30,000円 0円
34,000円 24,000円 19,000円 0円
小・極小 11,000円 7,000円 5,000円 0円

1-2.内窓設置

内窓設置 *建て方の違いによる補助額の違いはありません。
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
112,000円 68,000円 52,000円 0円
76,000円 46,000円 36,000円 0円
48,000円 29,000円 23,000円 0円

1-3.外窓交換

カバー工法の場合

窓のカバー工法とは

既存サッシの上に新しいサッシを被せる方法です。外壁に手を加える必要がないため、1日で工事が終わる場合が多いです。

外窓交換(カバー工法):
戸建て住宅・低層集合住宅(3階建て以下の建物)
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
220,000円 149,000円 117,000円 0円
163,000円 110,000円 87,000円 0円
小・極小 109,000円 74,000円 58,000円 0円
外窓交換(カバー工法):
中高層集合住宅(4階以上の建物)
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
266,000円 180,000円 148,000円 102,000円
181,000円 122,000円 101,000円 70,000円
小・極小 112,000円 75,000円 62,000円 43,000円

 

はつり工法の場合

はつり工法とは

既存サッシを取り外してサッシごと交換する方法です。サッシ自体を交換するため、段差を作りたくない場合(掃き出し窓の交換など)や、ガラス面を小さくしたくない場合などに用いられます。
ただし外壁工事を伴うため、カバー工法に比べ日数や費用がかかったり騒音がともないます。

外窓交換(はつり工法):
戸建て住宅・低層集合住宅(3階建て以下の建物)
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
183,000円 118,000円 92,000円 0円
136,000円 87,000円 69,000円 0円
91,000円 59,000円 46,000円 0円
外窓交換(はつり工法):
中高層集合住宅(4階以上の建物)
ガラスのサイズ 窓の性能区分
P(SS) S A B
266,000円 180,000円 148,000円 0円
181,000円 122,000円 101,000円 0円
小・極小 112,000円 75,000円 62,000円 0円

▼窓のリフォームについて詳しくはこちらも参考にしてください。

窓リフォームの方法・費用を10の目的別に解説【補助金情報も】
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1-4.ドア交換

カバー工法の場合

ドア交換(カバー工法):戸建て住宅・低層集合住宅(3階建て以下の建物)
ドアのサイズ ドアの性能区分
P(SS) S A B
220,000円 149,000円 117,000円 0円
163,000円 110,000円 87,000円 0円
小・極小 109,000円 74,000円 58,000円 0円
ドア交換(カバー工法):中高層集合住宅(4階以上の建物)
ドアのサイズ ドアの性能区分
P(SS) S A B
266,000円 180,000円 148,000円 102,000円
181,000円 122,000円 101,000円 70,000円
小・極小 112,000円 75,000円 62,000円 43,000円

はつり工法の場合

ドア交換(はつり工法):戸建て住宅・低層集合住宅(3階建て以下の建物)
ドアのサイズ ドアの性能区分
P(SS) S A B
183,000円 118,000円 92,000円 0円
136,000円 87,000円 69,000円 0円
小・極小 91,000円 59,000円 46,000円 0円
ドア交換(はつり工法):中高層層集合住宅(4階建て以上の建物)
ドアのサイズ ドアの性能区分
P(SS) S A B
226,000円 180,000円 148,000円 0円
181,000円 122,000円 101,000円 0円
小・極小 112,000円 75,000円 62,000円 0円

2.補助金の申請条件

ここでは、補助金の申請条件について

  • 補助金がもらえる人の条件
  • その他の要件
  • 補助金の申請期間

の3項目に分けて解説します。

2-1.補助金がもらえる人の条件

補助金がもらえる対象は、以下の①、②を満たす方になります。

①「窓リノベ事業者と工事請負契約を締結」し窓リフォームをする方

「窓リノベ事業者」とは、事務局に登録された施工業者のことです。施工業者が、交付申請手続きや、補助金の交付を受け、補助対象者に還元します。
リフォーム工事をされる方に補助金が交付されるのではなく、業者に交付され、業者側はお客様に還元するという形になります。

②工事をする既存住宅の「所有者」

既存住宅は、リフォーム工事の【工事請負契約日】時点で、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅を言います。
所有者は、個人またはその家族、賃貸に供する個人または法人、賃借人、集合住宅等の管理組合・管理組合法人を指します。
*買取再販事業者も対象ですが、別の施工業者にリフォーム工事を発注する場合に限ります。

2-2.その他の要件

特に知っておくべき、その他の要件について4つご紹介いたします。

・補助額が5万円以上

複数の窓工事において、先進的窓リノベ事業と子育てエコホーム支援事業に分けて申請する場合、先進的窓リノベ事業単独で申請する補助額は5万円以上が必要です。

*同一開口部に複数の対象製品を設置する場合、1つの製品に限り補助金対象となります。

・工事着工の期間が2023年11月2日〜2024年12月31日

補助の対象になるには、施工業者と請負契約を結んだ日が、以下の期間内であることが必要です。

2023年11月2日〜遅くとも2024年12月31日まで
*予算上限に応じて締め切りが公表されます。

工事は、断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体を言います。

2-3.補助金の申請期間

補助金の申請期間は、以下の通りです。

2024年3月29日〜遅くとも2024年12月31日

*予算の執行状況により、申請受付が終了する場合があります。交付申請の予約を行っている場合は、当該予約期間または2024年12月31日の早い日までの申請期間となります。


3.補助金を申請する流れ

「先進的窓リノベ事業」の補助金申請は、登録事業者が行います。お客様は、施工業者に申請を任せることになりますが、どのような手順になるか把握しておき、リフォーム工事をスムーズに進めましょう。

①リフォーム業者に「先進的窓リノベ事業」を利用した工事の相談

施工業者に補助金事業を利用したい旨を伝えることで、事務局に登録している業者かを確認することができます。

②現地確認、見積もりを受領

工事箇所の確認および実測、採用する商品などを選定して、見積もりを受け取ります。

③工事請負契約および共同事業実施規約の締結

見積もり内容に納得したのち、工事請負契約を締結し、「先進的窓リノベ事業」の共同事業者として実施規約を締結します。

④工事着工

工事日を決定し、工事開始となります。

-以下は主に施工業者が行います-

⑤補助金の交付申請の予約(任意)

交付申請の予約をすることで、3ヶ月間予算を確保しておいてもらえます。

⑥工事完了・引き渡し

工事完了した際に、一旦工事金額を施工業者に支払う場合と、交付金還元の際に充当される場合があります。施工業者によって異なりますので、事前に確認しましょう。

⑦補助金の交付申請

施工業者が交付申請を行います。

*予算上限に達している場合には、補助金が受け取れませんので、年度末に近づくにつれ、申請予約をしておいた方が安心です。

⑧交付決定

交付が決定し、施工業者とお客様にお知らせが届きます。

⑨実績報告

工事内容の実績報告と補助金の請求を行います。

⑩補助金の交付・還元

施工業者に補助金が交付されます。

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4.まとめ

「先進的窓リノベ事業」は、既存住宅の断熱性能を高めるための窓リフォーム工事に対して、最大200万円の補助金を受け取ることができる事業です。
補助金を利用することで、住宅の断熱性能を高めて、快適な生活を送ることができるようになります。窓の性能によって、断熱性能は大きく変わりますので、ぜひこの機会に利用しましょう。

各工事の補助金額は、工事方法、住宅の建て方、窓性能、窓のサイズによって変わりますので、予算と断熱性能、補助金額を考慮して1番お得なプランを施工業者と相談しましょう。

「先進的窓リノベ事業」を利用したリフォームをしたいと、施工業者に相談することで、事業者登録しているかを確認できますので、スムーズに工事を進めることができます。

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