窓を小さくするべきかどうか判断できる!リフォーム費用や工期も解説

窓を小さくする

「窓が大きすぎて冬寒く、夏暑い」「窓の外からの視線が気になる」「お風呂をユニットバスにしたが窓のサイズが合わない」といった理由で、窓を小さくするリフォームを検討している方もいるかと思います。

窓を小さくするリフォームは、見た目を重視するのであれば壁を新たにつくる大がかりな工事になり、費用も高額です。目的によっては、窓を小さくするのではなく代替案の方がいい場合があります。

この記事では、窓を小さくするリフォーム費用や期間、本当に小さくするべきかどうかを解説します。


1.窓を小さくするリフォーム費用

窓を小さくするリフォームにかかる費用は、リフォーム方法と窓の種類によって変わります。

  • 新たに壁を作って窓を小さくする
  • (特に浴室の窓)パネルを使って開口部を埋める

1-1.新たに壁をつくって窓を小さくする|40~60万円

もともと窓だった部分に壁を新たに作り、開口部を埋めるという方法です。
壁を新たに作るため、大工工事が伴い大がかりなリフォームになります。
2階や3階など足場が必要になる高所の窓だと+約10万円ほどかかります。

新たに壁をつくって窓を小さくするリフォーム

  • 外観の見栄えが良い
  • 壁を作る工事費用がかかる

1-2.(特に浴室の窓)パネルを使って開口部を埋める|20~40万円

室内側からみた図↓(外壁を壊して小さくする場合と変わらない)

古いタイル張りの浴室をユニットバスにリフォームする際、窓が大きすぎてユニットバスのサイズと合わない時があります。こんな時によく使われる方法が、不透明のパネルを使って壁にしたい部分を埋める方法です。

中から見るとユニットバスの壁になり、外から見ると窓だった部分がパネルになっているのが分かります。これは浴室以外の窓でも使える方法です。
浴室以外の窓で、内側の壁の仕上げ費用も合わせると約30~40万円ほどかかります。

パネルを使って開口部を埋めるリフォームの特徴

  • 壁をいじらないので簡単で費用も安く済む
  • 外から見ると見栄えが悪い

    (補足)外壁工事と一緒に行うのがベストタイミング

    住宅のメンテナンスとして、15~20年に一度は外壁塗装や外壁の張り替えを行うことが推奨されています。

    この外壁工事のタイミングで窓を小さくする工事を行えば、業者の出張費など安く抑えられます。足場が必要な高所の窓であれば、外壁工事と同時に依頼すると尚安く済みます。

    さらに、外壁に統一感が生まれるので、仕上がりの外観を考えてもベストなタイミングと言えます。


    2.自分の目的にあったリフォーム方法を選ぼう

    ここまでで解説した、窓を小さくする2つの方法のうち、どちらの方法を選ぶべきかの判断基準を解説します。

    2-1.見た目重視なら|壁をつくる方法

    家の外観をおしゃれにしたい!
    (掃き出し窓など)通りからよく見える正面の窓だし、見栄えを重視したい

    このように、外からの見た目を気にする場合は壁をつくって窓を小さくする方法がいいでしょう。

    窓を小さくすることによってできる隙間に新たに壁をつくる方法は、外壁の既存部分と新しい部分を、「最初からそのサイズの窓だった」かのようにつなぎ合わせることができます。
    ただし、既存の外壁材が古いもので廃版になっている場合は、似たものを探しても「つなぎ目」が分かってしまうことがあります。

    こういった場合は、あえて新しい壁部分の外壁材を変えたり、色を変えたりすることで、おしゃれに見せることも可能です。

    2-2.機能性重視なら|パネルを使う方法

    Qアイコン
    窓の外は隣の建物だし、外観はあまり気にしない。
    家の中の機能性や快適性が上がればOK!

    このように、外観に気を配る必要がない場合はパネルを使って開口部を埋める方法で十分です。

    この方法は、もともと窓だった部分がパネルになり外からの見栄えは良くないですが、室内側の壁はもともと壁があったように仕上がります。

    そのため、「室内側の壁面に家具を配置したいだけ」、「お風呂をユニットバスにリフォームしたが開口部と窓のサイズが合わない」など、家の中での機能性重視の場合はパネルを使う方法をおすすめします。


    3.窓を小さくするメリット・デメリットとリフォームするべきケース

    窓を小さくするのに、費用が意外と多くかかります。そのコストをかけてまで小さくするべきなのか?という点を、メリットとデメリットを整理したうえで解説します。

    窓を小さくする
    メリット
    • エアコンの効きがよくなり光熱費が削減できる
    • 外から室内が見えづらくなり安心感が得られる
    • 壁面に家具などの配置がしやすくなる
    • 欧風のスタイリッシュな印象の家になる
    窓を小さくする
    デメリット
    • 採光量が減り部屋が暗くなる
    • 換気や風を直に感じることができなくなる
    • 工法によっては外観が悪くなる

    3-1.窓を小さくするリフォームをした方が良い人

    メリット・デメリットを踏まえて、このような人は窓を小さくするリフォームを費用をかけても実施した方がいいでしょう。

    • 壁を作って外から見られていないという安心感が欲しい人
    • 壁を作って家具等を配置したい人
    • お風呂をユニットバスにリフォーム時、窓のサイズが合わなかった人
    • 窓を小さくして外観をおしゃれに見せたい人

    「安心感が欲しい」、「見た目を変えたい」、「家具の配置にそもそも壁が必要」という場合は窓を小さくするリフォームをしましょう。

    3-2.窓を小さくするリフォームをする必要がない人

    一方で、以下のような人は窓を小さくする必要がない可能性があります。

    • 家の断熱性を上げたいだけの人
    • 防犯性を上げたいだけの人
    • 外からの視線を遮りたいだけの人
    • 日差しを弱めたいだけの人

    このような人は、窓を小さくせずとも解決できる場合があります。

    断熱性に関しては、一つの大きな窓を小さくするだけでは家全体の断熱性向上にはならない可能性もあります。

    窓を一箇所小さくするより、複数の窓に内窓を取り付けるほうが効果的で経済的です。

    以下の代替案もご参考ください。

    窓を小さくするリフォームの代替案


      4.窓を小さくするリフォームの工事期間

      窓のリフォームは、工事中家に隙間ができたり、騒音になる場合もあるため、工事期間も把握しておきましょう。

      4-1.新たに壁をつくる場合:約1週間

      新たに壁を作る場合、セメントを乾かす時間が必要なため、1週間ほど工事期間がかかります。

      工事期間中、1週間は部屋が使えなくなると思っておきましょう。また壁に隙間ができてしまうので、冬場の工事は避けたほうがいいでしょう。

      4-2.パネルを使って開口部を埋める場合:約1~2日

      パネルを使う場合は壁をいじらず工事が可能で、1~2日の工事になります。

      工事期間が短く、費用も安いため、パネルを使う方法をとる場合が多いです。


      5.窓を小さくリフォームする際の業者の選び方

      窓を小さくするには、どんな業者に依頼すればいいのかを解説します。

      5-1.壁を作る場合は工務店・リフォーム会社

      壁を壊したり新たに作る場合、大工工事を伴うので、住宅の建築やリフォームを請け負う工務店やリフォーム会社に依頼しましょう。

      外壁や窓の工事は、雑な業者だと雨水が侵入する危険性がある工事なので、業績のある会社や万が一工事後トラブルがあっても対応してくれる会社を選ぶことが大切です。

      【会社選びのポイント】

      「建設業許可があるかどうか」を確認しましょう。

      建設業界では、500万円以下の契約の際は許可が無くても請け負うことができます。

      許可がないからダメという訳ではないですが、建設業許可があるということは、経営基盤がしっかりしており、資格や実務経験のある技術者がいるという証明でもあるため、許可があるほうが安心です。

      5-2.外壁工事なし・パネルで埋める場合は窓専門業者

      パネルを使って開口部の余白を埋める方法であれば、壁をいじることはないので窓専門業者でも対応可能です。

      専門業者のため、経験やスピードの面で安心できます。

      窓メーカー提携のリフォーム会社であれば、メーカーのノウハウを持ち合わせているため、施工の品質も一定の水準に達しているはずです。


      6.まとめ

      窓を小さくするリフォームは、壁をさわる工事とさわらない工事があります。

      壁をさわる工事の場合、1箇所あたり40万円以上の高額リフォームになります。工期も約1週間と長いため、慎重に検討しましょう。

      壁はさわらず、既存の窓の上からフレームを被せ、不透明のパネルで開口部を埋める方法であれば、費用も半分以下で抑えられ、工期も1~2日で済みます。ただし、パネルを使う場合は仕上がりの外観が悪いというデメリットがあります。

      本当に窓を小さくするべきかどうかは、一度小さくする目的を考え、代替案も検討した上で考えてみましょう。

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