
浴室の鏡が汚くなった、映りが悪くなった、黒い斑点が気になるなど、浴室の鏡交換を考えていませんか?鏡の綺麗な浴室は清潔さを感じるものです。
交換を考える際に、浴室の鏡交換の方法や費用など知っておくべきことは沢山あります。この記事では、浴室の鏡の交換について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.浴室の鏡を交換すべきタイミング
浴室の鏡は、以下のようなタイミングで交換を検討すべきです。
- 鏡の汚れが取れなくなった場合
- 鏡の裏にサビやカビが発生した場合
- 鏡が割れてしまった場合
浴室は湿気が多く、水アカや石けんカスが付着しやすい環境です。これらの汚れが積み重なると、鏡が白く曇ったり、うろこ状の汚れが取れなくなったりします。また、湿気により金具がサビたり、カビが広がったりすると見た目が悪くなるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。汚れが気になり始めたら交換を検討しましょう。
さらに、鏡が割れてしまった場合は、鏡の破片でケガをする危険性があるため、すぐに交換する必要があります。小さなヒビでも、触ったり水がかかったりするたびに広がる恐れがあるため、早めに交換することが大切です。
2.浴室の鏡を交換する2つの方法
浴室の鏡の交換には、業者に依頼する方法と自分で取り替える(DIY)方法の2つの方法があります。
2-1 業者やホームセンターに依頼する
仕上がりがきれいな方がいい、安心安全に鏡の交換を済ませたい、手早く変えたいという方は業者にお願いするのがおすすめです。
メリット | デメリット |
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2-2 自分でDIY・交換する
DIYに慣れている方や多少時間が掛かっても安く抑えたい方にはDIYがおすすめです。
メリット | デメリット |
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ただし、大きな鏡(全身が映る程度)を交換する場合は、1人での作業は危険ですので、2人以上で交換することをおすすめします。
3.浴室の鏡をDIYで交換する手順と必要な準備
続いて、自分で浴室の鏡を交換するときの準備と手順を説明します。
3-1 自分で交換するときに必要なもの
<鏡を外すための道具>
- マイナスドライバー
- PPバンド(荷物の梱包に使われるプラスチックの紐)やピアノ線など
- カッターナイフ等
- のり剥がしクリーナー
- スクレーパー
<鏡を貼るための道具>
- ミラーマット
- 速乾ボンド
- 変成シリコン
- ツメ金具(金具ごと取り替える場合)
<交換資材>
- 鏡(元の鏡の大きさ・厚さを測って同じものを用意する)
3-2 交換の手順
[1]鏡を取り外す
上部の取り付けツメ金具を上にスライドさせる。
※金具が錆などで動かない時はマイナスドライバーなどを用いる。
金具を上げても鏡が取れない場合
鏡の裏側が両面マットやミラーマット(鏡専用の両面テープ)で固定されているため、カッターなどを鏡の側面に差し込みそれを切り離す。もしくは、ピアノ線やPPハンドを鏡の後ろに通して引き切る。
[2]浴室ミラーをはずした後の壁面を清掃する
壁面に付着したミラーマットや接着剤をカッターナイフで取り除き、のり剥がしクリーナーやスクレーパーで清掃します。スクレーパーは金属製のものも売られていますが、壁が傷つくのが心配な方はカーボン製もおすすめです。
[3]新しい鏡を取り付ける
- 鏡の裏側に両面マット(ミラーマット)を貼り付ける
- 下の金具に鏡を取り付ける
- 上の金具を下にスライドさせて終了
4.浴室の鏡交換にかかる費用
ここまで解説したように、浴室の鏡交換には2つの方法があります。
この章では、どちらの方法を選択するかを決める材料になる、交換の費用について、細かく解説します。
4-1 業者に依頼する場合
リフォーム会社に依頼した場合、鏡の交換にかかる費用は鏡の代金+1~3万円程度です。
費用の内訳としては、以下の図のように鏡の代金の他に施工代金や出張代金、材料費などがあります。
リフォーム会社に依頼した場合
施工代金は鏡の大きさにより左右されますし、出張代金もお住まいの地域によって差がありますが、大まかな相場として1万〜3万円ほど(鏡の代金は含まない)です。
4-2 DIYの場合
DIYで鏡を交換する際の費用は、こちらは鏡の代金と材料費(2500円~程度)のみです。
DIYの場合
DIYで鏡を交換する場合は、両面シール、鏡を固定する金具などが必要です。
これらの材料は通販やホームセンター、100円均一ショップなどで購入することができますので、一般的には2,500円程度~、安く抑えれば1,500円程度に抑えることができるでしょう。
このように、DIYで鏡を交換する場合は、リフォーム会社などに依頼するよりも安価なコストで取り付けることができます。
4-3 鏡の本体代金
鏡には様々な種類があり、性能ごとに値段に幅があります。
鏡の種類 | 値段の目安 |
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クリアミラー | 2,500円 |
防湿ミラー | 4,500円 |
うろこ防止ミラー | 13,000円 |
マグネットミラー | 7,000円 |
吸盤ミラー | 1,000円 |
ミラーシール | 1,000円 |
浴室は湿気が多く鏡が錆びやすい環境なので、普通の鏡に取り替えるのではなく、耐食性や耐錆性に優れた防湿ミラーがおすすめです。
リフォーム会社はどこに依頼すればいい?
浴室の鏡の交換など、リフォームというほどのでもない部品の交換程度の工事であれば、お近くのホームセンターでご相談されることをおすすめします。ホームセンターは商品自体も安く、希望であれば提携している施工会社が施工に来てくれます。
5.DIYでの鏡交換の注意点
この章では、DIYで行う際の注意点を4つご説明します。
どれもDIYを失敗しないための重要な注意点ですので、しっかり確認してみて下さい。
5-1 鏡の厚さに注意
一般的な浴室の鏡の厚さは5ミリですが、鏡を購入する際はそれぞれの金具に合った鏡の厚さを事前に確認することをおすすめします。
また、金具も購入する際には対応する鏡の厚さに注意しましょう。
5-2 金具の種類に注意
一般的な浴室の鏡の金具は上下スライド型ですが、種類によっては、上下にスライド出来ないものもあります。
例えば、右にスライドさせてから上に押し上げるもの、割りばしなどでロックを解除するものなどがあります。
また、この上下スライドの金具にも種類があり、鏡の上下4箇所をとめるものもあれば、上下2箇所を鏡と同じ幅の金具でとめるものもあります。
このように、鏡を固定するのに使われている金具もそれぞれのご家庭で異なるので、事前に金具の種類を確かめてから作業しましょう。
5-3 取り外した後の鏡の処理に注意
DIYで鏡を交換する場合は、取り外した古い鏡の処理にも注意が必要です。
各自治体によって定められた廃棄のルールに従って処分する必要がありますが、大きいサイズの鏡の場合は粗大ごみに分類される場合もあります。
粗大ごみとして廃棄する必要がある場合は回収してもらうのにも費用がかかる点はあらかじめ注意しておきましょう。
その点、業者に交換をお願いすれば取り外した鏡の処理も一緒に業者が行ってくれるので安心です。
5-4 賃貸の場合は管理会社や大家に確認を
賃貸のお風呂で鏡の汚れや劣化が気になる場合、リフォーム会社に相談したり自分で交換したりする前に、必ず管理会社や大家に相談しましょう。無断で交換するとトラブルになる可能性があるため、事前に許可をとっておく必要があります。
許可を得た後は、管理会社や大家の指示、管理規約に沿った鏡に交換します。さらに、鏡の交換が許可されても、退去時に原状回復が求められる場合があるため、元の鏡を再度取り付けるために処分せず保管しておきましょう。
6.まとめ
浴室の鏡にも種類や形はたくさんあります。また、交換方法も業者に頼むか自分で交換するか選ぶことができます。
費用などを参考に、自分に合った交換方法で浴室の鏡を交換してみてください。