![浴室の鏡交換](https://www.reform-guide.jp/topics/wp-content/uploads/2016/03/20230408-15.png)
浴室の鏡が汚くなった、見えなくなった、黒い斑点が気になるなど、浴室の鏡交換を考えていませんか?鏡の綺麗な浴室は清潔さを感じるものです。
交換を考える際に、浴室の鏡交換の方法や費用など知っておくべきことは沢山あります。それらをこちらでお伝えしますので、ぜひ参考にして下さい。
目次
1.浴室の鏡を交換する方法|業者 vs DIY
浴室の鏡の交換には、業者に依頼する方法と自分で取り替える(DIY)方法の2つの方法があります。
この章では、両者にどんな違いがあるのか、メリット・デメリットを通して見ていきましょう。
<業者に依頼する場合>
メリット
- 専門業者に依頼するため失敗が少ない
- 作業がスムーズで2時間程で終わる
- 鏡の落下・破損・防錆などの保証がしっかりしている
デメリット
- DIYに比べるとコストが掛かる
※材料費や施工代金に加え出張代金(1万円以上~2万)が追加で掛かる - すぐに交換できるとは限らない(業者との予定の兼ね合い)
- 依頼する業者によっては扱っていないメーカーの鏡がある
仕上がりがきれいな方がいい、安心安全に鏡の交換を済ませたい、手早く変えたいという方は業者にお願いするのがおすすめです。
<DIYの場合>
メリット
- 鏡代と材料費のみにコストが抑えられる(材料費は~1500円程度)
- 自分の好きな時間に交換できる
デメリット
- 失敗することも考えられる
- 材料や道具を買う手間がかかる
- 自分の時間がとられる(目安として半日程度)
DIYに慣れている方や多少時間が掛かっても安く抑えたい方にはDIYがおすすめです。
浴室の鏡は、DIY初心者でも比較的簡単に交換できます。
ただし、大きな鏡(全身が映る程度)を交換する場合は、1人での作業は危険ですので、2人以上で交換することをおすすめします。
2.浴室の鏡交換にかかる費用
上記のように、浴室の鏡交換には2つの方法があります。そこでこの章では、どちらの方法か選択する際に決め手ともなり得る費用について、細かく解説します。
<業者に依頼する場合>
リフォーム会社に依頼した場合、鏡の交換にかかる費用は鏡の代金+1~3万円程度です。
費用の内訳としては、以下の図のように鏡の代金の他に施工代金や出張代金、材料費などがあります。
リフォーム会社に依頼した場合
施工代金は鏡の大きさにより左右されますし、出張代金もお住まいの地域によって差がありますが、大まかな相場として1万〜3万円ほど(鏡の代金は含まない)です。
<DIYの場合>
DIYで鏡を交換する際の費用は、こちらは鏡の代金と材料費(~1500円程度)のみです。
DIYを行った場合
DIYで鏡を交換する場合は、両面シール、鏡を固定する金具などが必要です。
これらの材料は通販やホームセンター、100円均一ショップなどで購入することができますので、安く抑えたい場合は材料費としては〜1500円程度でも交換することができます。
従ってDIYで鏡を交換する場合は、リフォーム会社などに依頼するよりも安価なコストで取り付けることができます。
<鏡の本体代金>
リフォーム会社に依頼する場合も、DIYで鏡の交換を行う場合も鏡の代金は必須です。
浴室の鏡と一言でいっても、その種類や大きさ、形は様々です。形については角形・丸形・アーチ形などがあり、さらに一般鏡、耐食鏡、耐錆鏡など種類も豊富です。
浴室で使う鏡は「耐食鏡」や「耐錆鏡」が一般的で、価格は同等の大きさの鏡の場合、一般鏡にプラス数百円〜数千円程度です。
以下の表では、耐食鏡、耐錆鏡の大きさや形とその値段を比較しています。
角形 | アーチ形 | 丸形(楕円形) | |
---|---|---|---|
大きな鏡 (全身が映る) |
1万円~ (1万円以内もある) |
1~3万円程度 | 1.5~5万円程度 |
小さめの鏡 (半身が映る) |
2,500円前後~ | 5,000~1万円程度 | 1~4万円程度 |
特徴 | ・定番の形 ・サイズが豊富 ・ほかの形より安い |
・角形の次にサイズが大きい ・価格は角形+数千円 |
・サイズの種類が少ない ・オーダーメイドあり ・価格が高め |
>>【データで見る戸建てのお風呂リフォームの費用と相場】はこちら
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浴室の鏡の交換など、リフォームというほどのでもない部品の交換程度の工事であれば、お近くのホームセンターでご相談されることをおすすめしています。ホームセンターは商品自体も安く、希望であれば提携している施工会社が施工に来てくれます。
3.DIYの場合の材料と手順
<用意する物>
- 鏡
- 両面マット(ミラーマット)
- 針金やPPハンド
<手順>
鏡交換の作業に入る前に確認すべきこと
- 鏡の大きさ、厚さ
- 金具の種類
①鏡を取り外す
上部の取り付け金具を上にスライドさせる。
※金具が錆などで動かない時はマイナスドライバーなどを用いる。
②(金具を上げても鏡が取れない場合)
鏡の裏側が両面マットやミラーマット(鏡専用の両面テープ)で固定されているため、カッターなどを鏡の側面に差し込みそれを切り離す。もしくは、細い針金やPPハンド(荷物の梱包に使われる紐)を鏡の後ろに通して引き切る。
③新しい鏡を取り付ける
1.鏡の裏側に両面マット(ミラーマット)を貼り付ける
2.下の金具に鏡を取り付ける
3.上の金具を下にスライドさせて終了
4.DIYでの鏡交換の注意点
この章では、DIYで行う際の注意点を4つご説明します。
どれもDIYを失敗しないための重要な注意点ですので、しっかり確認してみて下さい。
鏡の種類に注意
浴室は湿気が多く鏡が錆びやすい環境なので、普通の鏡に取り替えるのではなく、耐食性や耐錆性に優れた鏡(浴室用鏡)を選ぶことをおすすめします。
通常の鏡は湿気に弱く、半年から1年で腐食が始まりますが、耐食性のある鏡は通常十年以上持つと言われています。
多少価格は上がりますが、長く綺麗な状態で鏡を保てる点を考慮すると、断然お得です。
鏡の厚さに注意
一般的な浴室の鏡の厚さは5ミリですが、鏡を購入する際はそれぞれの金具に合った鏡の厚さを事前に確認することをおすすめします。
また、金具も購入する際には対応する鏡の厚さに注意しましょう。
金具の種類に注意
一般的な浴室の鏡の金具は上下スライド型ですが、種類によっては、上下にスライド出来ないものもあります。
例えば、右にスライドさせてから上に押し上げるもの、割りばしなどでロックを解除するものなどがあります。
また、この上下スライドの金具にも種類があり、鏡の上下4箇所をとめるものもあれば、上下2箇所を鏡と同じ幅の金具でとめるものもあります。
このように、鏡を固定するのに使われている金具もそれぞれのご家庭で異なるので、事前に金具の種類を確かめてから作業しましょう。
取り外した後の鏡の処理に注意
DIYで鏡を交換する場合は、取り外した古い鏡の処理にも注意が必要です。
各自治体によって定められた廃棄のルールに従って処分する必要がありますが、大きいサイズの鏡の場合は粗大ごみに分類される場合もあります。
粗大ごみとして廃棄する必要がある場合は回収してもらうのにも費用がかかる点はあらかじめ注意しておきましょう。
その点、業者に交換をお願いすれば取り外した鏡の処理も一緒に業者が行ってくれるので安心です。
5.まとめ
浴室の鏡にも種類や形はたくさんあります。また、交換方法も業者に頼むか自分で交換するか選ぶことができます。
費用などを参考に、自分に合った交換方法で浴室の鏡を交換してみてください。
次の記事もお風呂リフォ―ムをする上で役に立つ情報が満載ですので、是非ともお読みください。
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