外壁をペンキでDIYすることは可能?方法や種類を紹介!

「自宅の外壁をペンキでDIYできるの?」
「外壁のペンキをDIYで塗装する方法を知りたい」

このように、外壁塗装の費用を抑えるためにDIYで済ませたい人は多いでしょう。結論から言えば、DIYはデメリットが非常に多いためオススメしません。

この記事では、強引にDIYを行うよりも業者に依頼したほうがよい理由などを、以下の点を含めて紹介します。

  • 外壁のペンキ塗装をDIYできるのか
  • 外壁に使うペンキの種類
  • ペンキでDIYする際にかかる費用
  • 外壁のペンキ業者に依頼する際の注意点

上記を把握すると外壁塗装の費用を抑えたり、ペンキ塗りで失敗するリスクを最小限にしたりできるでしょう。

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1.外壁のペンキ塗装をDIYできるのか?

外壁のペンキ塗装をDIYすることは可能です。DIYで外壁塗装を行うと以下のメリットとデメリットがあります。

DIYのメリットは業者に依頼するよりも費用が安くなる可能性がある点のみです。

デメリットは、品質が低下することです。外壁をペンキで塗る技術は国家資格が存在するほど高度なものです。インターネットで調べた程度の技術では外壁塗装に必要な品質を満たすことは難しいでしょう。DIYで外壁を塗装する際は、雨漏りを引き起こしたりペンキにムラができたりする覚悟が必要です。

また、十分な技術をもたない人がペンキを塗ると、塗料の寿命が短くなります。10年は大丈夫と考えていた塗装が1年で剥がれてしまい、業者に依頼する羽目になって費用が余計にかかるケースも起こりえます。

他のデメリットとしては、DIYでは時間と手間がかかりすぎるという点があげられます。ペンキ業者に外壁塗装を依頼すると2〜3週間程度で工事が完了します。しかし、DIYでは1人で作業することが多いうえ、業者のように毎日8時間も作業はできません。人数のみならず作業時間もプロの2倍はかかるため、DIYで外壁全部を塗装するのなら3ヶ月〜半年程度が必要です。

DIYでは道具の準備や塗料の廃棄処理、養生などもすべて自分で行わなくてはいけません。1週間も作業をすれば疲労と飽きで嫌気がさす人が多いでしょう。外壁のペンキをDIYで行う場合はリスクを承知で行いましょう。

塗装の専門知識がある人や、外壁の一部だけを塗装したい場合であれば、DIYで行うのもよいかもしれません。しかし、時間や手間をかけたくない、仕事の後に作業をしたくない場合は業者に依頼したほうが賢明です。

 


2.外壁に使うペンキの種類は主に4種類!

外壁に使う主なペンキの種類は4つあります。以下はペンキの種類ごとの価格と耐用年数(寿命)、特徴の一覧です。

価格と耐用年数は業者に依頼した場合の相場です。 上記は材料費で、他に足場や養生、下地調整の費用などが必要なため、合計工事費用は70〜100万円程度がかかるでしょう。

DIYで外壁塗装を行った場合、合計工事費用が業者に依頼した場合の半額程度となります。一方で、十分な知識と技術がないため耐用年数は1割〜3割ほど短くなると考えましょう。希望の品質や予算に適した塗料を選ぶようにしてください。

2-1.ウレタン塗料

外壁に使う主なペンキのなかで最も安いのがウレタン塗料です。耐用年数が短いため、予算をほとんど出せない人はウレタン塗料を選ぶとよいでしょう。

ただし、ウレタン塗料は他のペンキに比べてコストパフォーマンスが悪いため、近年の外壁塗装では使う頻度が低下しています。

2-2.シリコン塗料

日本で最も利用されている外壁塗料です。耐水性や耐火性のほか、気象の変化にも強い材料といえます。コストパフォーマンスが高く、実績も豊富なため安心して使える塗料です。

ペンキ選びに迷ったらシリコン塗料を選べば大きな間違いはないでしょう。シリコン塗料は、ペンキの種類にこだわりがない人に向いています。

2-3.ラジカル塗料

正式名称は「ラジカル制御形塗料」で、2012年に誕生した最新型のペンキです。塗料が劣化する原因「ラジカル」の発生を抑えた ペンキで、シリコン塗料と比べて価格は大きく違わないにもかかわらず高い耐久性を発揮します。

ラジカル塗料は登場して間もないペンキのため、耐用年数の14年以上を耐え抜いた実例がありません。そのため、他のペンキよりもトラブルを引き起こすリスクが高いでしょう。

ラジカル塗料は、コストパフォーマンスが最重要だと考える人に向いています。

2-4.フッ素塗料

非常に高価なペンキですが、紹介する4種類のなかで最も耐久性が高いです。東京スカイツリーや公共施設等で利用されている実績豊富な塗料のため、失敗するリスクはラジカル塗料に比べて低いでしょう。

フッ素塗料は耐用年数が長く、メンテナンスの手間が少なくなるため、予算に余裕があって外壁塗装の耐久性を求める人に向いています。

 


3.外壁すべてをペンキで塗る際にかかる費用相場

30坪程度の住宅で外壁すべてをペンキで塗る際にかかる費用は、70〜100万円程度です。上記は業者に依頼してシリコン塗料で工事をしてもらった場合です。

ウレタン塗料なら工事価格の1割ほど安く、フッ素塗料なら1割ほど高くなるでしょう。また、DIYで塗装を行う場合は半額程度となります。

業者に依頼した場合の外壁塗装の費用内訳は以下のようになります。

  • 足場設置 15〜25万円
  • 養生 10〜15万円
  • 高圧洗浄 2〜4万円
  • 外壁塗装 30〜60万円
  • 諸経費 5〜15万円

諸経費とは、ゴミ廃棄料や交通費、業者の利益が含まれます。外壁のペンキをDIYで行った場合でも、足場費用や高圧洗浄は業者と同じくらいの金額が必要です。一方で、養生、外壁塗装、諸経費等は人件費が必要ないため半額以下で収まるでしょう。

 


4.悪質な外壁ペンキ業者に依頼しないための対策

外壁のペンキ業者に依頼する場合は、悪徳業者に依頼しないよう注意しなくてはいけません。悪徳業者に依頼してしまうと、手抜き工事をされて塗装がすぐに剥がれてしまったり、相場の2倍の費用を請求されたりします。悪徳業者にだまされないために、ペンキ会社を選ぶ際は以下の点に注意しましょう。

4-1.訪問営業の業者は相手にしない

自宅に訪問営業をしてきたペンキ業者に外壁塗装を依頼してはいけません。訪問営業をする業者は高確率で悪徳業者です。

一般的なペンキ会社は大手のゼネコンなどから仕事を受けるか、待っていても依頼が舞いこんできます。個人住宅に訪問営業をしているペンキ会社は、実績がないか悪評が立っているために他の手段がとれない業者だと考えられます。訪問営業をしてきた業者に依頼したらトラブルが発生したというケースは非常に多いため、安易に依頼しないでください。

訪問営業の業者は、「今なら半額で工事をします」「今すぐ工事をしないと雨漏りが起こります」と言って工事を急かしてきます。しかし、相手の言葉に慌てて依頼してはいけません。「他の業者とも比較してみます」と落ち着いて返答して考える時間を作りましょう。

4-2.地域に密着した自社施工をしている業者を探す

特定の地域で営業を続けている業者ほど信用性が高いです。なぜなら、広範囲の地域で依頼を受けている業者は自社で工事をしていないからです。自社施工をしていない業者は下請け会社に作業を任せる際に仲介料を工事費から抜き取っています。少しでも安く工事をしたいのなら、仲介料をとるような業者に依頼してはいけません。

自社施工をしているかどうかはペンキ業者のホームページを確認しましょう。ホームページに職人の写真が掲載されていれば自社で工事をしている可能性が高いです。ゼネコンやホームセンター、ハウスメーカーは基本的に自社施工をしていないため、工事費を抑えたい人は避けるようにしましょう。

ペンキ業者はインターネットや電話帳から探すとよいでしょう。1件1件探すのが面倒という場合はリフォームガイドを活用する手もあります。

(ご参考)リフォームガイドのご案内

ここでは、紹介サイトの一つである弊社リフォームガイドについてご紹介致します。リフォームガイドでは、皆さまのリフォ―ム内容や趣向に合わせてピッタリのリフォ―ム会社をまとめて紹介できます。

リフォームガイド:無料見積の申し込みはこちらから(登録はたったの2分)
電話番号:0120-395-120
営業時間:10:00~19:00(全日)

4-3.相見積もりでチェックする

業者の候補が決まったら、3社程度から相見積もりを取得してください。相見積もりによって以下の点が判明しやすくなります。

  • 自宅を工事する際の相場
  • 適切な工事内容
  • 悪徳業者と優良業者

見積もりでは「価格」「工事内容の具体性」「数量の表記」の3つをチェックします。3社から見積もりを取得した際に、1社だけ価格が大きく違った場合は残り2社から依頼先を選ぶようにしましょう。価格が高すぎる業者は詐欺の可能性があり、安すぎる会社は手抜き工事のおそれがあります。

工事内容が適切かどうかは他の会社との比較で判断しましょう。他社の工事内容に含まれていない項目があった場合、詳細を業者に尋ねてください。

また、ペンキ塗装の工事項目に「シリコン塗装」としか書かれていない場合は要注意です。最低でも、ペンキのメーカー名と商品名を書いている業者に依頼しましょう。

塗装面積の数量が「一式」となっている業者は依頼してはいけません。「一式」とは、重要ではない項目に使う表記方法です。塗装面積は最も重要な項目のため「一式」で表記する会社は悪徳業者くらいでしょう。

 


5.まとめ

外壁のペンキをDIYで工事をすることは可能です。しかし、業者に依頼するより3倍以上の手間と時間がかかるうえ、塗料の寿命が短くなるでしょう。

DIYによる工事は費用が半額になる可能性を秘めています。ただし、塗装に失敗すると雨漏りや短期間での剥がれを引き起こし、結局は業者に再度塗ってもらうという事態になりかねません。リスクをおかしてでも費用を安くしたい人でなければDIYは避けたほうが無難でしょう。

業者に依頼する場合は30坪程度の住宅で70〜100万円が費用の目安です。外壁と同時に屋根の塗装も行えば足場費用を節約ができるでしょう。

屋根の塗装方法については「屋根塗装が必要な時期は何年目?工事に適した季節も解説」で紹介していますので興味がある人はチェックしましょう。

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