これを見れば一目瞭然!外壁塗装の期間と流れ

外壁塗装の期間と流れ

「外壁塗装は、どれくらい期間かかるのだろう」

この記事をご覧の方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。一般的な戸建ての場合、外壁塗装の期間は10日~14日です。そのおおまかな流れは以下の通りです。

上記はあくまでも一般的な戸建て住宅の場合で、外壁塗装にかかる期間は住宅の状態や規模によって変動します。

では、どのような理由で、何が原因で外壁塗装にかかる期間は変わるのでしょうか?この記事では、それらの疑問にお答えします。

この記事ではまた、外壁塗装の期間に関して注意すべきことも解説します。ぜひ、最後までお読みいただき、納得のいく外壁塗装を実現してください。

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1.外壁塗装の期間について

まずは、戸建て・アパート・マンションのそれぞれで外壁塗装を実施する場合の期間をご説明します。

1-1.戸建ての場合 【期間】10日~14日程度

天候や季節によっても変わってきますが、一般的には10日~14日程度です。また、従事する職人の数によっても期間の変動があります。例えば3~4人の職人で仕事をする場合、屋根と壁など複数の箇所を同時に塗装することも可能です。一方、職人が1~2人だと作業の同時進行ができないため、期間は自然と延びてしまいます。

1-2.アパートの場合 【期間】14日~21日程度

アパートの外壁塗装にかかる期間も戸建てと同様に、天候や季節、職人の数によって変わってきます。加えて、アパートは戸建てよりも規模が大きい上、ベランダや外階段の塗装も必要な場合が多いため、戸建てよりも1週程度期間が長くなります。

1-3.マンションの場合 【期間】1ヶ月~2ヶ月程度

マンションの外壁塗装にかかる期間も、天候や季節、職人の数で期間は変わってきます。マンションの場合、足場の組み立てからかなりの時間がかかり、多くの期間が必要となります。さらに、大規模な工事となることから作業員の待機場所やトイレなどを仮設する必要が出てくると、そのぶん期間は長くなります。

マンションの外壁塗装にかかる期間の目安は、マンションが50戸未満であれば上記のとおり1ヶ月~2ヶ月ですが、50戸以上の場合は2ヶ月以上になります。

 


2.外壁塗装の流れ

外壁塗装にかかる期間だけがわかっても、いつ頃なにが行われているかがわからないと少し不安になりますよね。この章では、外壁塗装期間中に行う作業を順を追ってご紹介します。

まずは、初めにご紹介した全体の流れをさらに詳しくした図をご覧ください。(ここでは、一般的な戸建ての最短の流れで説明します)

それぞれの日ごとに行われる作業の内容を詳しく説明します。

【1日目】足場設置・保護シート設置

足場設置

屋根や2階の外壁を塗装するために足場を組みます。この作業中の騒音はかなり大きいもので、近隣住民の迷惑となるケースもあります。また、足場には保護シートを設置して塗料が近隣に飛散しないようにします。

【2日目】外壁、屋根の洗浄

外壁や屋根の洗浄には、多くの場合高圧洗浄機を使用します。いくらきれいに塗装しても、洗浄作業で古い汚れが除去できていないと早期の剥がれにつながります。洗浄作業は外壁塗装の重要な作業のひとつなのです。

【3日目】養生・下地調整

下地処理に手抜きがあると、塗料の性能や職人の腕が優れていても数年で塗装が剥がれたり、ひびが入ってしまいます。下地処理は、塗装を長持ちさせる大切な工程です。ひび割れなどがひどい場合には、塗装が可能な状態にするのに時間がかかり、期間が延びることも忘れてはなりません。

主な下地処理作業には、ひび割れの修繕やサビの手入れなどがあります。

下地処理の前に行う養生は、塗装しない箇所をビニールシートなどで覆って保護する作業のことです。養生をしてある間は窓や雨戸が開けられなくなり、家の中が閉め切った状態になることも覚えておきましょう。

【4~9日目】外壁、屋根の塗装

外壁塗装の基本は3回塗りです。1回塗装を行ったら乾燥させる必要があるため、最低でも3日間かかります。築年数や建物の傷み具合によっては時間をかけて塗装しなければならない箇所も出てきます。建物の状態が悪い場合は、通常の1.5倍~2倍の期間がかかることもあります。また、塗装の点検や手直しの際は、業者の担当者と一緒に確認し、不備や気になる点がないかチェックすることが重要です。

【10日目】足場解体・撤去

足場を解体、撤去する際は、設置の時と同様に近隣に迷惑となるような騒音が出ます。ご近所とのトラブルを防ぐためには、事前のあいさつが重要です。

 


3.外壁塗装の期間が延びる条件

外壁塗装では、作業が予定通りに進まないことも多々あります。この章では、作業が遅れる条件をご紹介します。

3-1.雨が降ってしまった時

壁面が濡れていると塗料の密着性が悪くなります。さらに、必要以上の水分が塗料に混入すると塗料本来の発揮されないため、降雨時には塗装作業は行いません。

また、高湿度(湿度85%以上)の条件で塗装すると、シミや白化などの初期不良につながる恐れもあるので、降雨時同様に塗装作業はできません。

3-2.家の築年数が長い、建物の傷みがひどい時

家の築年数が長かったり、外壁の傷みがひどかったりする場合は、下地調整に大きく時間がかかり、そのために外壁塗装の期間が延びます。

前章でもご説明したとおり、外壁塗装では塗装前に洗浄作業や下地調整を行います。古い家、傷みが激しい家ではそれらの作業が特に重要で、そのぶん日数もかかります。この条件に合致する場合は、外壁塗装の期間が延びることを予測しておきましょう。

 


4.外壁塗装作業が日常生活に及ぼす影響

外壁塗装中の日常生活がどのようになるのかは、想像しづらいのではないでしょうか。この章では、外壁塗装作業で日常生活にどのような支障があるのかをご紹介します。

4-1.洗濯物が干せない

外壁塗装期間中は、外壁塗装をしている場所では洗濯物が干せません。物干し場が塗装箇所から離れている場合には洗濯物を干すことができますが、物干し場が塗装箇所の近くにある場合は飛散した塗料が洗濯物に付着するおそれがあり、干すことは難しいです。

また、塗装から出る臭いがついてしまうおそれがあるため、業者側が洗濯物を干さないようにと注意するケースも多いです。

4-2.窓を開けることができない

外壁塗装期間中でも窓を開けることは可能ですが、あまりおすすめできません。塗料の臭いが部屋の中に入り、臭いが部屋に充満する恐れがあるからです。

窓を開けられないと夏場の熱気が心配されますが、エアコンは問題なく使用できます。業者も室外機のことを考慮して足場を組み養生するので、エアコンが使用できなくなることはないとお考えください。

 


5.外壁塗装の期間に関する注意点

この章では、外壁塗装の期間に関する注意点をご紹介します。

5-1.外壁塗装期間が短い業者は危ない

第2章でご紹介したとおり、外壁塗装には最低でも10日間はかかります。

しかし、「1週間で外壁塗装ができます」「すぐに終わります」といって勧誘する業者も存在します。それらの業者は、工程のどこかを省いて外壁塗装を行っているか、塗装を乾燥させずに次の工程を行っていることが考えられます。工程や乾燥時間を省いて塗装すると塗装が長持ちせず、短期間で外壁塗装のやり直しをする羽目になります。結果的に時間とお金を無駄に費やすことになるので、期間の短い業者を選ぶのは危険です。

5-2.外壁塗装を始める前に近隣住民に挨拶をしておかないとトラブルの可能性も

外壁塗装の期間中は、業者の車両や塗装の臭い、騒音などで近隣の方々に迷惑をかけることになります。そのため、外壁塗装作業に入る前に挨拶をしておくと、ご近所とのトラブルを未然に防げます。

近隣へのあいさつは、施工業者と一緒に回るとよいでしょう。理由は、何かあった時の窓口になってもらうだけでなく、施工期間中の注意事項を専門家から詳しく説明してもらえるからです。

 


6.まとめ

いかがだったでしょうか。外壁塗装は、最低でも10日間かかります。その日数を念頭において、外壁塗装の予定を考えていただきたいと思います。

この記事が、皆さまの満足のいく外壁塗装につながれば幸いです。

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