トイレのドアの交換費用は？交換時の注意点も解説！－リフォームするなら【リフォームガイド】

トイレは毎日使う場所です。特にトイレのドアは意識していなくとも、いつも目に入るパーツです。トイレのドアが美しく生まれ変われば生活の質が少し向上するのではないでしょうか？

こちらではドアの交換費用や方法について詳しくご説明いたします。ドア交換はそれほど難しい工事ではありません。こちらを読んでぜひトイレのドアを交換する際の参考にして下さい。

1.トイレのドアを交換する費用
2.交換せずにドアを新品のようにする方法
- 2-1.面材を張替える《2.5～3万円》
- 2-2.ドアの塗装を塗り替える《2.2～3万円》
3.トイレのドア交換の施工例
4.トイレのドア交換の注意点
5.まとめ
- （トイレリフォームの関連記事）

1.トイレのドアを交換する費用

トイレのドア交換の費用相場は4～18万円です。

費用に幅が生まれるのは、トイレのドアの交換方法と交換するドアのグレード次第で費用が変わるためです。

以下の表は、ドアの交換方法とグレードごとの費用をまとめたものです。

	シンプル	スタンダード	ハイグレード
ドアのみ交換	4～6万円	6～8万円	8～10万円
ドア+枠を交換	9～14万円	11～16万円	13～18万円

表を見るとわかる通り、ドアのみ交換するのか、枠も一緒に交換するのかで費用は5～8万円ほど異なります。

枠も一緒に交換する場合の費用が高いのは、ドア周りの壁や壁紙も工事することになるため、その分の費用が必要になるからです。

ここで、具体的な見積もりを比較してみましょう。

■ドアのみ交換した場合

項目	費用
既存建具撤去費	7,000円
新規建具（枠なし）	26,900円
建具取付費	11,500円
諸経費	15,400円
合計	60,800円

■ドアと枠を一緒に交換した場合

項目	費用
既存建具撤去費	10,000円
新規建具（枠込）	37,800円
出入口枠造作費	10,200円
壁下地処理及びクロス張り	14,000円
建具取付費	11,500円
諸経費	15,400円
合計	98,900円

こちらの見積もりの比較を見ても、枠の造作や壁の工事費用などの分だけ費用に差があることがわかります。

実際のリフォーム費用は、ご自宅のドアの様式や内装をどこまでリフォームするかによって異なりますので、詳しく知りたい方はリフォーム会社に見積もりを依頼しましょう。

>>【データで見るトイレリフォームの費用と相場】はこちら

2.交換せずにドアを新品のようにする方法

ドアが古くなって汚れてしまったり、塗装が剥げてしまった場合は交換せずに他の方法でそのお悩みを解決できるかもしれません。

こちらでは交換以外の2つの方法をご紹介します。

2-1.面材を張替える《2.5～3万円》

これは既存のドアに塩化ビニル系の内装材を上から貼る方法です。内装材はサンゲツのリアテックや3Mのダイノックシートなどがあります。既存のドアの撤去などをしなくてすむため費用は3万円程度に抑えられます。

2-2.ドアの塗装を塗り替える《2.2～3万円》

既存のドアの塗装を塗り替えて傷や汚れを目立たなくします。こちらも費用を抑えることができますが、塗りムラができてしまうかもしれないというデメリットもあります。

ご自宅のトイレのドアがオーダーメイドだとしたら、ドアを交換する場合、特注のドアを用意する必要があります。費用が高くなってしまうので、費用が安く、工期も短くなる面材の張替えや塗装の塗り替えを検討されてみてもよいかもしれません。

3.トイレのドア交換の施工例

続いて、各方法別に具体的な施工例をご紹介いたします。

3-1.ドアの本体を交換した例

ドアだけを交換した場合

出典：https://www.ienakama.com/

古ぼけたドアがダークブラウンのはっきりとした印象の美しいドアになりました。枠は既存のものを使用しているので、ツートーンのドアになっています。

ドアと枠を一緒に交換した場合

出典：http://www.onetopreform.jp/

薄ベニヤで作られていたドアを防音機能のあるドアに交換しました。ドアノブもレバーグリップに替えて閉まりをよくしました。更に、ドアの開く方向も左右を入れ替えて使い勝手良くしています。ドアの本体を交換しているため、このように素材、ドアノブ、開く方向などを変えることができ、より使いやすいトイレに生まれ変わります。

3-2.面材を張替えた例

出典：http://www.mediariseinfo.com/

単色で寂しい印象だったトイレのドアが、赤みがかった木目調のドアに生まれ変わりました。

3-3.塗装を塗り替えた例

出典：http://t-homepaint.jp/

築30年程経って古くなってしまったドアが白くて清潔なドアが、真っ白で清潔なドアに生まれ変わりました。

4.トイレのドア交換の注意点

トイレのドア交換の際に知っておくべき注意点を説明いたします。

4-1.引き戸にすると音が漏れやすくなってしまう

引き戸は、開き戸に比べて密閉性が低いので、トイレのドアを引き戸にしてしまうと音が漏れやすくなってしまいます。バリアフリーのことを考えて引き戸にしようとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、引き戸には音漏れや臭い漏れなどのデメリットがあることを認識しておきましょう。

4-2.内開きのドアは開閉スペースなどの確認が必要

トイレのドアを内開きにしたいとお考えの場合は、ご自宅のトイレのスペースで、開け閉めができるかしっかり確認しましょう。そして、内開きのドアは万が一中で倒れてしまうと外から開けられなくなってしまいます。高齢の方がいらっしゃるご家庭は注意しましょう。

4-3.オーダーメイドのドアはドアのみの交換でも費用が高くなる

最初にドアだけ交換した場合と枠も一緒に交換した場合は3～5万ほど費用に違いがでるとご紹介しました。しかし、ご自宅のドアが特注のドアだった場合は、どちらの場合も費用は変わりません。なぜならドアだけ交換した場合でも既存の枠に合ったドアを作らなければならず、費用がかさむからです。ご自宅のドアが特注品だった場合は注意しましょう。