トイレリフォームの費用・おすすめ・事例・業者など詳しく解説!

「トイレが最近詰まりやすい・・・」

「便座だけ壊れた、まだ使えるけど・・・」

「トイレがなんだかパッとしない・・・」

このようなきっかけでこの記事にたどり着いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

何かしら不具合があるトイレで、10年以上使用している場合は、トイレの交換をおすすめします。

トイレは、内部の部品や配管が10年前後で劣化し、修理・交換が必要になります。一時的に不具合を直しても、すぐに別の箇所の不具合が発生する可能性が高いため、ムダな出費を出すよりは、便器ごと交換してしまうことをおすすめします。

さらに、内装も一緒に張り替えようか迷っている場合は、トイレ交換をするタイミングで一緒に張り替えたほうが断然お得です。理由は本文で説明いたします。

また最新のトイレは節水・節電性能が格段に高まっており、トイレの交換をするだけで水道代や光熱費が削減されるというメリットもあります。

大手トイレメーカーのTOTOによると、1987~2001年の商品の標準洗浄水量は13Lだったのに対し、現在TOTOの代表商品ネオレストは3.8L(床排水の場合。壁排水は4.8L)で、およそ年間15,000円分の水道料金を節約できることになります。

TOTOネオレスト節水効果
出典:TOTO・ネオレスト

この記事では、トイレリフォームにかかる費用、実際のリフォーム事例、トイレリフォームの業者選び、トイレの選び方など、トイレリフォームで知っておきたい情報をまとめて解説します。

まだトイレリフォームするべきかどうかを迷っている・・・という方は最初からトイレリフォームをするつもりだ!という方は「2.トイレリフォームの費用相場を把握しよう」からお読みください。

初めてのトイレリフォームでも相場感やリフォームの流れ、完成のイメージを掴めるはずですので、ぜひ読み進めてみてください。

目次


1.そのトイレ、今リフォームすべき?トイレの交換時期かチェックしよう

今のトイレを使用して10年以上経っており、以下のような項目に該当する場合は、便器の交換をするべきです。10年以上経っていない場合でも、漏水やひび割れがある場合はすぐにリフォームをしましょう。

トイレの交換時期チェック表

引用:トイレ交換を完全解説!費用や最適な選び方など

トイレの不具合をそのままにしておくと、詰まりや逆流を引き起こす可能性があります。

また、不具合部分だけを直しても、また違うところで修理が必要になり、費用が余計にかかってしまうこともあるので、今お使いのトイレが10年以上経っているなら、便器ごと交換を検討しましょう。


2.トイレリフォームの費用相場を把握しよう

トイレリフォームの費用相場は24.8万円 〜 47.6万円平均32.2 万円です。これはお客様が実際にトイレリフォームを行った際にかかった費用をもとに算出されています。

>データで見るトイレリフォームの費用と相場

マンションと戸建てで費用相場に違いがあり、マンションのトイレリフォームの費用相場は平均25.8 万円、戸建てのトイレリフォームの費用相場は平均35.5 万円です。

これは戸建てのトイレの面積がマンションより大きい傾向にあるため、便器も大きいものが選べたり、手洗いの設置なども一緒にすることがあるからです。

また、トイレは便器本体のグレードによって20万円近く差があるので、便器をどれにするかでリフォーム費用は変わってきます。

マンションのトイレリフォームについては「マンションのトイレリフォームを完全解説!費用相場や注意点など」も参考にしてください。

それでは、トイレリフォームの工事内容別に費用を詳しく見ていきます。

【トイレリフォーム内容別の費用相場】
トイレリフォーム内容 トイレのグレード
スタンダード ハイグレード
便器交換(床クッションフロア張替え含む) 12~20万円 30~50万円
便器交換と床・壁・天井のリフォーム(トイレ全体) 13~24万円 31~54万円
和式から洋式に変更 35~49万円 48~59万円
タンク交換 10万円前後
トイレの内装のみリフォーム 壁・天井のクロス張替え:2.7万円~4.5万円
床クッションフロア張替え:2~5万円
床タイル貼り替え:6~8.5万円
オプション工事
手洗いカウンターの設置 12~19万円
ドア交換 4~18万円
手すり設置 5~10万円
その他のトイレ工事
トイレの増設 50~100万円

以下で、それぞれの費用相場を具体的に解説していきます。

1-1.     便器交換の費用

便器交換の内容 費用相場
タンク式のトイレに交換 12~15万
タンク式のトイレに交換+温水洗浄便座(ウォッシュレット)取り付け 17~20万円
タンクレストイレに交換 30~50万円

上記の費用相場は、いずれも、床のクッションフロア張替え工事や便器撤去・取り付け工事費用を含んだ費用相場になります。

トイレ交換は、「商品代+工事費」で算出することができ、商品本体の価格によりリフォーム費用が大きく変わりますので、少しでも費用を抑えたい方は、トイレのグレードを下げるとよいでしょう。

トイレリフォームについて、以下の記事も参考にしてください。

トイレの工事費のみを詳しく知りたい方におすすめの記事
>トイレ工事の費用・工期・業者選び これですべて分かる!

「具体的なトイレ交換の見積もり例を見たい!」、「どんなトイレを選ぶべきか分からない」、「トイレの交換をすべきか悩んでいる」という方におすすめの記事
>トイレ交換を完全解説!費用や最適な選び方など

また、節水や節電ができ、環境にも配慮した節水トイレに交換したいという方も多くなっています。節水トイレへのリフォームをお考えの方におすすめの記事
>節約はトイレから!節水トイレのリフォーム費用と選び方
(節水トイレへの交換は、補助金や助成金を活用できる場合もあるので、「7.トイレリフォームで使える補助金」もあわせてお読みください。)

1-2.トイレの壁・床リフォーム費用

トイレの壁紙クロスの張り替え、床クッションフロア張替えの費用は、約3~6万円です。

それぞれの内訳は以下の通りです。

【床の張り替え費用】
  広さ1畳 広さ2畳
クッションフロア 2~4万円 2.5~5万円
フローリング 3~5万円 5~7万円
一般タイル 5~6万円 8~10万円
高機能タイル 10~12万円 16~20万円
【壁や天井の壁紙クロスも交換した場合】
  広さ1畳 広さ2畳
ノーマルクロス +0.5~1.5万円 +0.7~2万円
ハイグレードクロス +0.7~2万円 +1.5~2.5万円

詳しくは「トイレの床のリフォームを完全解説!費用相場や床材の選び方、注意点」で解説しています。

便器交換をするついでに、壁や床など内装も一緒に張り替えたほうがいいだろうか?とお考えの方も多いはずです。

結論としては、一緒に張り替えたほうが断然お得です。

トイレの内装は、張り替え面積が小さい分、工事費用自体は高くありません。ですが工事費用に対して、業者の出張費用の割合が多くなります。便器交換と内装の張り替えを別々で行うと出張費用が二重でかかってしまいますし、便器を取り外している間に壁紙の張り替えを行った方が、トイレの狭い空間では効率がいいからです。

また、トイレは狭い空間なので壁材の機能性やグレードをあげてもリフォーム費用にそこまで大きな差はありません。せっかくなら消臭機能のあるものや、暗くなりがちなトイレ空間が華やぐ色や柄のクロスを選ぶのがおすすめです。

もっと壁紙の種類をみてイメージを膨らませたい!という方は、施工事例20選を紹介している「トイレの壁紙リフォームでもう悩まない!プロが教える大満足の選び方」をご覧ください。

タイル貼りのトイレリフォームの場合

現在のトイレがタイル貼りの場合、またはこれからタイル貼りにしたい場合、費用は6~8.5万円です。現在すでにタイル貼りであれば、解体する作業に費用がかかります。また、これからどんな種類のタイルにするのかで費用は変わってきます。「トイレのタイルリフォームの費用とタイルの種類 完全解説」でタイルのリフォームについて解説していますので参考にしてください。

1-3.和式トイレのリフォーム費用

古い和式のトイレを洋式トイレにリフォームする費用の相場は30~50万円です。

費用が変わる要因としては洋式便器のグレードや種類があります。

種類/グレード
組合わせトイレ 35~40万円 37~45万円 43~48万円
一体型トイレ 43~45万円 44~49万円 46~54万円
タンクレストイレ 48~52万円 51~56万円 54~59万円

洋式トイレは膝や腰など身体への負担が少なく、使い易さは抜群です。また、温水洗浄機能や便座暖房機能など快適な機能に優れた洋式トイレも多くあります。

詳しくは以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてお読みください。
>和式トイレを洋式にするリフォーム費用を完全解説!費用抑える方法も

また、和式トイレを洋式にするか、それとも新しい和式トイレにリフォームするかを決めかねている方は、「知って得する!和式トイレをリフォームする際の費用と進め方こちら」でそれぞれのメリット・デメリットや注意点を確認しておきましょう。

1-4.タンク交換の費用

トイレのタンクを交換する費用は以下の通りです。

  タンクのみ交換 タンクと便器セットで交換 タンクレストイレに交換
費用の目安 10万円ほど 15~30万円ほど 20~35万円ほど

タンクの調子が悪いけど、便器ごと新しくするべきか、タンクのみの交換にしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

タンクの調子がおかしいな・・・と思ったら、今後もずっと使い続けるトイレであれば便器ごと交換してしまうことをおすすめします。

便器やタンクなど陶器でできている部分は、汚れがつくくらいで一生使い続けることができますが、内部の部品や配管などが10年前後で傷み、水漏れ・つまりなどのトラブルが起きます。

タンクの調子がおかしい場合、内部の部品が寿命を迎えてきている可能性が高いです。タンクのみの交換でも一時的には問題ないですが、すぐに別の箇所の不具合が発生する可能性も高いため、ムダな出費を出すよりは、便器ごと交換してしまうことをおすすめします。

タンク交換について詳しく知りたい方は「必読!トイレのタンク交換にかかる費用や注意点を徹底解説!」をお読みください。

1-5.手洗いカウンター設置・交換

「トイレに手洗いを後付けしたい」、「トイレの手洗いをリフォームしたい」という場合、リフォームのパターンとそれぞれの費用相場は以下の通りです。

新しい手洗い器に交換 6~13万円
新たに手洗いを設置 12~19万円
便器と一体型の手洗いにリフォーム 40~50万円

詳しくは「トイレの手洗いリフォームを完全解説! 費用や注意点など」で解説しています。

1-6.トイレのドア交換

トイレのドア交換の相場は、4~18万円です。

トイレのドアを交換する際に、費用が変わる理由は2つあります。

①ドアのみ交換か枠も一緒に交換するか
②どれぐらいのグレードのドアに交換するか

詳しい費用相場は以下の通りです。

  シンプル スタンダード ハイグレード
ドアのみ交換 4~6万円 6~8万円 8~10万円
ドアと枠一緒に交換 9~14万円 11~16万円 13~18万円

詳しくは「トイレのドアの交換費用と交換方法を解説!」をご覧ください。

1-7.トイレ増設

トイレ増設にかかる費用は50~100万円です。費用の内訳は以下の通りです。

トイレ本体費用 15~50万円
増設工事費用 25~50万円

トイレの増設費用は以下の項目によって変わります。

  • トイレ本体のグレード
  • 給排水管の工事費用(給排水管との繋ぎやすさ・距離)

詳しくは「トイレの増設をお考えの方必見!増設費用・設置場所・注意点」で解説していますのでご確認ください。

また、2階にトイレの増設をお考えの方は、「2階のどこになら増設できるのか」など不明な点が多数あると思います。「2階にトイレを増設する費用・設置場所 完全解説」で2階のトイレ増設について解説していますので、あわせてお読みください。


3.トイレのリフォーム・リノベーション事例で具体的にイメージしよう

実際のトイレリフォームの事例を以下の3パターンに分けご紹介します。

  • オシャレさを重視した事例
  • 収納や使い勝手など機能性を重視した事例
  • 介護・バリアフリーを重視した事例

ご自宅のトイレをどんな風にリフォームしたいのか具体的にイメージをつけていきましょう。

3-1.トイレのおしゃれなリフォーム事例

おしゃれなトイレリフォームの例を紹介します。

「トイレをリフォームするついでにおしゃれな内装にしたい!けど、具体的にどうすればおしゃれになるのだろう?」

こんな方は、ぜひ参考にしてください。

おしゃれなトイレリフォーム事例①

  • 特殊な室内の形を活かしアクセントクロスがおしゃれ

アクセントクロスがおしゃれなトイレ

出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=211

おしゃれなトイレリフォーム事例②

  • 床のクッションフロアがおしゃれなトイレ

クッションフロアがおしゃれなトイレ

出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=210

おしゃれなトイレリフォーム事例③

  • 大理石のような質感のタイルで高級感のあるトイレに

大理石調のタイルが高級感のあるトイレ

出典:https://www.yutoriform.com/products/water/bathroom/case/08/#toilet

おしゃれなトイレリフォーム事例④

  • レトロな柄のクロスとクッションフロアがかわいいトイレ

レトロな柄のクロスのかわいいトイレ

出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=195

おしゃれなトイレリフォーム事例⑤

  • スタイリッシュなタンクレストイレ
  • 照明によって映し出される模様がおしゃれ

スタイリッシュなタンクレストイレ

出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=222

おしゃれなトイレリフォーム事例➅

  • 丸い形の便器がおしゃれ(商品:TOTOネオレストNX)
  • 防臭効果のある壁材・エコカラットで機能性もプラス

丸型便器がおしゃれなトイレ

出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=223

おしゃれなトイレにリフォームするには、以下の点を意識しましょう。

  • 便器をタンクレスにする
  • 床と壁にタイルやアクセントクロスを使う
  • 手洗いカウンターにこだわる
  • 照明にこだわる

3-2.トイレの利便性重視なリフォーム事例

収納や掃除のしやすさ、手洗いの位置など、機能性や使い勝手重視のトイレリフォームの事例をまとめました。

収納力重視のトイレリフォーム事例①

  • 奥の壁面に収納を集め、配管や掃除道具などもスッキリ収納

壁面収納が豊富なトイレ

出典:https://freshhouse.co.jp/case/11409/?costed=&author=&regions%5B%5D=toilet

収納力重視のトイレリフォーム事例②

  • 収納スペース付きのトイレはタンクが収納内にあり、タンク式トイレにもかかわらずスッキリした空間に

収納スペース付きトイレ

出典:https://freshhouse.co.jp/case/19011/?costed=&author=&regions%5B%5D=toilet

掃除がしやすいトイレリフォーム事例

  • 腰壁は拭き掃除がラクな素材を使用

掃除がしやすいトイレ

出典:https://freshhouse.co.jp/case/12613/?costed=&author=&regions%5B%5D=toilet

使い勝手向上のリフォーム事例

  • 開き戸から引き戸にし、空間のムダを削減
  • 隅に小物が置けるスペースを作り付け、狭い空間を有効活用

空間のムダを削減したトイレ

出典:https://www.yutoriform.com/products/full/remodeling/case/24/#toilet

3-3.介護しやすいトイレにリフォームした事例

介護がしやすいトイレや、バリアフリーのトイレにリフォームした事例です。

トイレの介護・バリアフリーリフォーム事例①

  • 床の段差を解消
  • 入口のドアをなくし、ロールスクリーンに変更

バリアフリートイレ事例①

出典:https://freshhouse.co.jp/case/11893/?costed=&author=&regions%5B%5D=toilet

トイレの介護・バリアフリーリフォーム事例②

  • 空間をゆったりと使えるように、タンクレストイレに交換
  • 立ち上がった後にすぐ手が洗えるよう、手洗いの位置を工夫

バリアフリートイレ事例②

出典:http://www.8044.co.jp/gallery/130

トイレの介護・バリアフリーリフォーム事例③

  • トイレの空間を拡張し車椅子での生活でもスムーズに使用可能に

バリアフリートイレ事例③

出典:https://freshhouse.co.jp/case/6935/?costed=&author=&regions%5B%5D=toilet


4.トイレリフォームの業者選び3つのポイント

トイレのリフォーム業者の選び方には3つのポイントがあります。

ポイント1.トイレリフォームの実績が豊富な業者を選ぶ

どのリフォーム会社も得意な分野があります。トイレリフォームであれば、水まわりのリフォームに強い会社を探すといいでしょう。

ホームページの施工例を確認することや、営業担当に最近手掛けたリフォームについて聞いてみてください。

ポイント2.資格・許認可があるか

実は、500万円未満のリフォームであれば特に資格などがなくても行うことができます。そのため、国から建設業許可を受けていない業者も多く存在します。

これまで紹介した工事を依頼する時は、大工工事・管工事・内装仕上工事・建具工事などの資格があると業者を選ぶとよいでしょう。

また、水漏れなどのトラブル解決の際は水道局指定工事店の認定を受けている会社に依頼することをお勧めします。

※水道局指定工事店:水道局より、給水装置工事を適正に施工出来ると認められ、その指定を受けた業者のこと。この指定の取得には、給水装置工事主任技術者(国家資格)を有する必要がある。

ポイント3.自社で施工しているか

営業のみで、実際の施工は下請け会社に丸投げしている業者もあります。その場合、施工中のトラブルに対応できないことや、アフターサービスがしっかりしていないことがあります。自社で施工までを担当しているか事前にチェックするようにしましょう。


5.トイレリフォームにかかる時間・日数

トイレのリフォーム工事は基本的に1で終わります。

ただ、排水管を全体的に交換する場合は工事が大規模になりますので、2日間かかります。

その期間はトイレの使用ができませんので、工事期間中のトイレについてはリフォーム業者と事前に相談しておきましょう。

カテゴリー 工事内容 工期
改修工事 便器の交換 1日
排水管の交換(一部) 1日
排水管の交換(全体) 2日
床フランジの交換 1日
床フランジ・床材の交換 1日
内装工事 床の張替え 1日
壁、天井の張替え 1日
バリアフリー工事 ドアの交換 1日
手すりの設置 1日

また、工事自体は1日で終わりますが、メーカーに発注してからの製造となるため、契約してもすぐに施工ができないリフォームでもあります。

トイレ交換の期日に希望がある場合は、ある程度余裕を持ったスケジュールを組む必要があります。

リフォームを思い立ってから施工完了まで、2~3週間を想定しましょう。例えば、年内12月までに終わらせたい場合は、11月末頃には各リフォーム会社から見積もりを取り寄せるようにしましょう。

施工までの流れ

引用元:https://www.reform-guide.jp/topics/toilet-koukan/#3123

(補足)和式トイレリフォームの工事期間

和式トイレを洋式にする場合は2日~3日、和式トイレを新しい和式トイレにリフォームする場合は3日~6日かかります。

和式トイレにする方が床の張り替えなどに時間がかかるため工期が長くなる傾向にあります。

和式トイレのリフォームについては「知って得する!和式トイレをリフォームする際の費用と進め方」をご覧ください。

(補足)トイレの増設にかかる工事期間

トイレの増設の期間はおよそ5~7日です。

かかる期間は給排水管の位置によって変わります。

給排水管を長く伸ばさなければならないような場所に増設する際は工期が伸びてしまいます。

トイレの増設については「トイレの増設をお考えの方必見!増設費用・設置場所・注意点」をご覧ください。


6.トイレメーカーおすすめ10社と主力商品比較

トイレリフォームで、どんなトイレに交換しよう?と迷う方も多いはずです。

ここでは、トイレメーカーや、代表的な商品を比較しながら解説します。

2-1.トイレメーカー10社の特徴一覧

トイレメーカーというと、TOTOやLIXILなどが思い浮かぶ方が多いかと思いますが、国内には他にもトイレメーカーが存在します。

以下の表では、国内のトイレメーカー10社の特徴を簡潔にまとめました。

【国内のトイレメーカー10社一覧】

トイレメーカー10社一覧

トイレのメーカーは有名なTOTOやLIXILの他にも多くの優良メーカーが存在し、それぞれに特徴や強み・弱みがあります。詳しくは「トイレ・便器メーカー10社の比較一覧」で解説しています。

2-2.主力商品比較

トイレメーカーの中でも圧倒的なシェアを誇るTOTO、LIXIL、Panasonic3社の代表的な商品を比較しました。

【代表的な商品の形・特徴比較】
商品名 特徴
TOTO ネオレスト タンクレス
  • 自動的に汚れと臭いを抑える
  • フチなし形状で掃除がラク
  • 高いデザイン性
LIXIL サティス タンクレス
  • 立小便時の飛散防止効果
  • 便器内と室内のW脱臭
  • カラーバリエーション豊富
Panasonic アラウーノ S160 タンクレス
  • 使用時の「ハネ」「タレ」「モレ」を防止
  • フタのカラーバリエーション豊富
TOTO ピュアレストEX・QR タンクあり
  • フチなし形状で掃除がラク
  • EXは丸みのあるタンク
LIXIL アメ―ジュZ タンクあり
  • フチなし形状で掃除がラク
  • ピュアレストよりコンパクト
【代表的な商品の価格比較】
商品名 価格
TOTO ネオレスト 20~26万円
LIXIL サティス 16~20万円
Panasonic アラウーノ S160 10~16万円
TOTO ピュアレストEX 4~8万円
LIXIL アメ―ジュZ 3~5万円

(補足)トイレの寸法から便器の大きさも考慮しよう

トイレ選びには、トイレの寸法やサイズを考える必要があります。

便器にもサイズがあり、ご自宅のトイレの空間に対して大きすぎるトイレだと、窮屈なトイレになってしまいます。

まず、こちらの図は便器の大きさに対して、トイレの室内空間の必要最低寸法です。

便器の先からドアまで最低40㎝そして、便器の左右は最低15㎝あけましょう。

トイレの寸法目安

そして、本当に快適なトイレの寸法は、必要最低寸法より少し大きめのものになります。

したがって、トイレの広さから逆算して、おすすめの便器の大きさは以下のようになります。

0.4坪トイレの場合 奥行75㎝×幅48㎝以下
0.5坪トイレの場合 奥行80㎝×幅48㎝以下
0.75坪トイレの場合 奥行80㎝×幅50㎝以下

タンクレスのものは、タンクの分の奥行が短いため、狭い空間にピッタリのトイレです。

ただ、タンクレストイレは価格が高いのと、トイレ内に手洗いを設置したい場合は、そのスペースを別で確保する必要があるので注意が必要です。

【代表的な商品の大きさ比較】
商品名 トイレの広さ
0.4坪 0.5坪 0.75坪
TOTO ネオレスト タンクレス
LIXIL サティス タンクレス
Panasonic アラウーノ S160 タンクレス
TOTO ピュアレストEX タンクあり  
LIXIL アメ―ジュZ タンクあり  

7.トイレリフォームで使える補助金

以下のようなトイレリフォームは補助金が使える可能性があります。

  • バリアフリーのため和式トイレを洋式トイレに交換
  • バリアフリーのため使いやすい洋式トイレに交換
  • バリアフリーのためトイレの面積を広げるリフォームとそれに伴う便器の交換
  • 節水トイレへ変更
  • くみ取り式トイレから水洗トイレへ変更

具体的には、

  • 介護保険の住宅改修費
  • 地方自治体の補助金・助成金制度

に2種類の制度で補助金申請ができます。

対象条件や申請方法などは、「トイレリフォームで使える補助金は2種類!申請条件や手順を解説」で解説していますので、ご一読ください。


8.バリアフリーを考えたトイレリフォーム

「介護をしやすいようにトイレをリフォームする」

「これからのことを考えてバリアフリーなトイレにする」

このような方も多いはずです。

介護リフォーム・バリアフリーリフォームは専門知識を必要とするリフォームですので、具体的にどうすればいいのかは、業者やケアマネージャーと一緒にプランを立てることをおすすめします。

ここでは、トイレの介護・バリアフリーリフォームの基礎知識を解説します。

8-1.身体状況に応じて必要なリフォームが違う

  • なんとか歩いて行かれる方(杖や介助者の支えあり)
  • 車椅子で自力走行できる方
  • 車椅子で介助者の補助が必要な方

身体状況によって、出入口や室内の広さ、手すりの位置など必要なリフォームが異なります。

具体的なリフォーム内容については「必見!!トイレの介護リフォームまるわかり」をご覧ください。

8-2.トイレの介護・バリアフリーリフォームの費用

トイレの介護・バリアフリーリフォームでかかる費用を内容別にまとめました。

また、リフォーム内容や介護の状況によって、「介護保険住宅改修費」や市区町村が独自に行っている住宅改修の助成金の支給を受けることが出来ます。

必見!!トイレの介護リフォームまるわかり」で支給条件や申請方法などを解説しています。


9.まとめ

トイレのリフォームをする際に知っておきたいことを集約しました。

トイレのリフォームは、10年を目安にしましょう。一部分だけの故障や不具合でも、10年以上経っている場合は丸ごと交換することをおすすめします。

リフォームにかかる費用は、トイレのグレードによって大幅に変わります。内装にかかる費用は、使用する素材、収納や手洗い器の有無などによりますが、便器を交換するタイミングで一緒に行うと業者の主張費を削減でき、費用を抑えられます。

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