トタン外壁の種類や他の外装材との違い、メンテナンス費用

トタン外壁

「どんな外壁がトタン外壁なんだろう。種類を知りたい」 
「トタン外壁を長持ちさせられるメンテナンス方法やその費用を知りたい」

トタン屋根を検討するとき、こんな疑問に行き当たる人は多いでしょう。この記事では、トタン外壁の種類やメンテナンス費用などを紹介します。

トタン外壁の種類を知っておけば、数ある金属外壁材からコストパフォーマンスに優れた商品を選べるようになり、無駄な工事費を支払わなくてよくなるでしょう。


1.トタン外壁の種類

トタン外壁には以下の4種類があります。

トタンの種類 特徴 1㎡あたりの材料費
波トタン 価格が安い 700~1、000円程度
角波トタン 耐久性が高い 700~1,300円程度
スパンドレルトタン 雨漏りに強い 1,500~1,900円程度
リブ波トタン 補修しやすい 900~1,700円程度

特徴や費用などを詳しくチェックしてみましょう。

1-1.波トタン|価格が安いが耐久性が低い

波のような形状をしたトタンです。
波の大きさによって「小波」「大波」があります。

価格が安いメリットがありますが、他のトタンよりも横からの圧力に対する耐久性が低いデメリットもあります
材料の費用相場は1平方メートルあたり700〜1,000円程度です。
波トタンは、外壁トタン工事の価格を抑えたい人に向いた素材です。

1-2.角波トタン|耐久性はやや高くなるが、価格が上がる

波トタンの波を角型にしたトタンです。波トタンに比べて平面が多い構造となっています。
波トタンよりも横からの圧力に対する耐久性に優れたメリットがありますが、価格がやや高いデメリットもあります。

材料の費用相場は1平方メートルあたり700〜1,300円程度です。
角波トタンは、波トタンよりも耐久性を高めたい人に適しています。

1-3.スパンドレルトタン|雨漏りしにくいが、加工難易度が高い

特殊な構造に折り曲げたトタンです。トタンを固定する釘やビスが見えないようになっています。
釘やビスが露出していないため雨漏りしにくく強度に優れているメリットがありますが、加工難易度と費用が高いデメリットがあります。

材料の費用相場は1平方メートルあたり1,500〜1,900円程度です。
スパンドレルトタンは、雨漏り対策を十分に行いたい人に適しています。

1-4.リブ波トタン|部分補修がしやすい

両側が盛り上がっている細長いトタンです。
盛り上がっている部分を重ね合わせるため雨漏りが起こりにくく、1枚あたりのサイズが小さいため部分補修がしやすいメリットがあります。

一方で、塗装時には塗り損ねなどが発生しやすいデメリットがあるでしょう。
材料の費用相場は1平方メートルあたり900〜1,700円程度です。
リブ波トタンは安価で雨漏り対策をしたい人に適しています。


2.トタンと他の金属外壁材の種類ごとの違い

主に使う金属製の外壁材は3つあります。

金属外壁材の種類 トタン ガルバリウム
鋼板
ステンレス
メリット 軽量
価格が安い
耐久性が高い
やや錆びにくい
ほぼ錆びない
デメリット 耐久性が低い
錆びやすい
価格がやや高い
トタンより重い
価格が非常に高い
耐用年数 10~20年 30~40年 50年
施工価格の
目安
5,000~6,000円 6,000円~10,000円 10,000~14,000円

以下では、トタンと他の金属材の違いを解説していきます。

2-1.トタン|軽量で価格が安い

薄い鉄板に亜鉛メッキを施工した素材がトタンです。
トタンは軽量で価格が安いメリットがあります。 

しかし、耐久性が低く錆びやすいデメリットがあります。
耐用年数は10〜20年です。
張り替えにかかる施工価格は1平方メートルあたり5,000〜6,000円程度です。

トタンは、にかく外壁材の価格を抑えたい場合に適しています。 
ただし、交換頻度が高いため長期的にはコストパフォーマンスが悪い素材となるでしょう。

2-2.ガルバリウム鋼板|耐久性が高くデザイン性が高い

アルミニウムと亜鉛、シリコンによって作られた鋼板がガルバリウムです。
ガルバリウム鋼板はトタンよりも耐久性が高く錆びにくいうえ、デザイン性が高いメリットがあります。

しかし、トタンよりも価格が高く、やや重いために耐震性が低下するデメリットがあります。
耐用年数は30〜40年です。

張り替えにかかる施工価格は1平方メートルあたり6,000〜10,000円程度です。
ガルバリウム鋼板は耐久性と価格のバランスに優れた金属素材を探している人に向いています。

2-3.ステンレス|錆びない

クロムを含んだ鋼鉄がステンレスです。
ステンレスはトタンやガルバリウム鋼板に比べてほとんど錆びないメリットがあります。

しかし、トタンやガルバリウム鋼板よりも価格が非常に高いデメリットがあります。
耐用年数は50年です。

張り替えにかかる施工価格は1平方メートルあたり10,000〜14,000円程度です
ステンレスは錆びに強い金属外壁が欲しい人に適した素材です。


3.トタン外壁のメンテナンス種類と費用相場

トタン外壁をメンテナンスする方法は主に2つです。

  1. 塗装
  2. 張り替え

それぞれ具体的にチェックしてみましょう。

3-1.塗装|7~10年に一度

トタン外壁に塗装をするメンテナンスです。
7〜10年に1度は必要な工程で、実施しなければトタンが錆びて穴があく危険性があります。

塗装にかかる費用の相場は30坪の住宅で70〜100万円程度です。
トタンの耐用年数は10〜20年のため、塗装をせずに素材を交換するケースもあるでしょう。
表面の塗装が劣化している程度なら問題ありませんが、トタン素材が錆びていたり穴があいていたりするようなら張り替えを検討しましょう。

3-2.張り替え|10〜20年に一度

トタン外壁を張り替えるメンテナンスです。
10〜20年に1度は必要な工程です。

錆びたトタンを交換せずに放置すれば雨漏りの危険があるでしょう。
張り替えにかかる費用の相場は30坪の住宅で150〜250万円程度です。

トタンの寿命は10〜20年のため、遅くとも20年に1度は張り替えが必要となるでしょう。
錆びが進行してトタンに穴があいていたり、亀裂が入っていたりする場合は塗装ではなく張り替えが必要です。


4.まとめ

トタンを使った外壁は軽量で耐震性が高く、価格が安いメリットがあります。

一方で耐用年数が短いため20年程度で交換が必要になるデメリットもあるでしょう。
30坪程度のトタンを塗装する場合は70〜100万円、張り替えするのなら150〜250万円程度が必要です。

トタン素材による外壁は現在では少数です。
耐用年数が短くコストパフォーマンスが低いことが理由でしょう。

トタンと同じように金属ですが、耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」という外壁でも使用できる素材があります。
ガルバリウム鋼板を使った施工については、下記の記事をご覧ください。

ガルバリウム外壁とは?他の外壁材との比較やメリット・デメリットを解説
ガルバリウム外壁とは?他の外壁材との比較やメリット・デメリットを解説
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