キッチンリフォームは「DIY」vs「プロに依頼」どっちがいい?費用や注意点も解説

「キッチンをDIYしたい!」
という人は多いでしょう。
とはいえ、
- 「キッチンをDIYする費用はいくら?」
- 「DIYか業者依頼どっちがいい?」
- 「キッチンをDIYする時に気をつける事は?」
という疑問もあるはず。
そこで本記事では、
- キッチンをDIYする場合の費用
- キッチンをDIYするメリット・デメリット
- キッチンをDIYする際の注意点
などについて解説します。
実際にキッチンをDIYした事例も合わせてご紹介していくので、是非参考にしてみてださい。
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1.キッチンをDIYする場所と相場費用
キッチンをDIYできる場所としては、以下のような点が挙げられるでしょう。
DIYするキッチンの場所 | 費用感 | 工期(DIYにかかる時間) |
キッチンの壁紙の張り替え | 10,000〜20,000円 | 1〜2日 |
キッチンの床紙の張り替え | 10,000〜20,000円 | 1〜2日 |
キッチンのタイルの張り替え | 20,000〜50,000円 | 3〜5日 |
キッチンカウンターの設置 | 10,000〜20,000円 | 1〜2日 |
キッチンパネルの設置 | 10,000〜20,000円 | 1日 |
キッチンに棚受けラックを設置 | 3,000〜5,000円 | 1日 |
キッチンに収納棚を設置 | 3,000〜7,000円 | 1日 |
キッチンにディアウォールを設置 | 1,000〜2,000円 | 1日 |
キッチン扉のシート交換 | 500〜1,000円 | 1日 |
ラックや収納はあるだけで、小物が多いキッチンをスッキリと見せる事ができるので、印象を大きく変える事ができますよ。棚受けラックや収納棚の設置は低価格かつ簡単に行えます。
キッチンカウンターもカラーボックスなどを使えば簡単に設置できるので、DIY初心者にはおすすめです。
壁紙・床紙の張り替えも比較的簡単に行えますが、耐水性や耐熱性に優れた素材を用意する必要があるので、材料費が高くなってしまう事もあります。
キッチンタイルの張り替えは木目の間隔を綺麗に揃えなければいけないので、DIY初心者には難易度が高いでしょう。
この様に、キッチンのDIYは場所によって費用や難易度が様々。
DIYを行う時は、自分ができそうな範囲から少しずつ行いましょう。
2.キッチンはDIYと業者依頼どっちがいい?
キッチンをリフォームする場合、
- DIYする
- 業者に依頼する
といった、ふたつの方法が考えられます。
しかし、業者依頼するか、DIYするか判断が難しい部分もあるでしょう。
下記では、
- キッチンをDIYするメリット
- キッチンをDIYするデメリット
について、それぞれ詳しく解説します。
メリット、デメリットを把握して、DIYと業者どちらにするか検討してみてください。
2-1.キッチンをDIYするメリット
キッチンをDIYするメリットは下記の通り。
- デットスペースを有効活用できる
- 好みの雰囲気に変える事ができる
- 費用が抑えらえれる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
デッドスペースを有効活用できる
キッチンは冷蔵庫、電子レンジ、調理器具など、何かと物が多くて狭くなりがち。
調理スペースを広く確保するためにも無駄な空間は無くしたいですよね。
収納棚や棚受けラックをデッドスペースに合わせてDIYすると、空間を有効活用できるので、広々としたキッチンに変える事ができます。
具体的には、
- 収納棚に細々した調味料をまとめてスッキリ
- 棚受けラックに食器を並べておしゃれに収納
- ディアウォールに調理器具を吊るして収納
など、壁や隙間を収納スペースにする事でキッチンをスッキリと広々見せる事ができます。
DIYであればデッドスペースに合わせて収納棚を作る事ができるので「買ってきた収納棚が隙間にはまらない!」なんて心配は起こりません。
どれもリーズナブルかつ簡単に作れるのでDIY初心者でも安心です。
好みの雰囲気に変えることができる
キッチンは毎日使う場所なので、自分好みの雰囲気にしたいですよね。
DIYであれば、
- 好きな床紙・壁紙に張り替える
- キッチン家電を装飾する
- キッチンカウンターを設置する
など、自分好みの雰囲気を簡単に作る事ができます。
自分でDIYすると愛着も湧くので、キッチンに立つのが楽しくなりますね。
また、リメイクシートを使えば簡単に壁紙・床紙を張り替える事ができるので「気分を変えたい!」と感じたら何回もお手軽に雰囲気を変えることが可能。
- 木目シート
- 大理石シート
- レンガシート
など、リメイクシートの種類は豊富なので、自分好みの壁紙・床紙がきっと見つかりますよ。
気軽に好きな雰囲気に変える事ができるのは、DIYの大きなメリットと言えるでしょう。
費用が抑えられる
キッチンをDIYする1番のメリットは、費用が抑えられる事です。
かかる費用は材料費だけなので、どんなに高くても10,000円〜20,000円程度。
業者に依頼すると材料費+作業料がかかるので、内容によっては数十万かかってしまうケースもあります。
システムキッチンの取り付けなどの大掛かりな工事が必要な場合は業者に依頼するのがおすすめですが、自分でできる範囲はDIYしてしまった方が良いでしょう。
2-2.キッチンをDIYするデメリット
キッチンをDIYするデメリットは下記の通り。
- 時間と労力がかかる
- 仕上がりの完成度や美しさは業者に劣る
- DIY中はキッチンが不便になる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
時間と労力がかかる
業者に依頼すればかかるコストはお金だけですが、DIYでは時間と労力がかかります。
DIY初心者には失敗がつきもの。
苦労して作っても失敗したらまたやり直さなくてはならないので、DIYに興味がない人にとってはかなりの苦痛になってしまいます。
DIYに慣れている人、もしくは趣味として行っている人ならそこまで負担にはなりませんが、それ以外の人にとっては時間と労力がかかる事はデメリットになるでしょう。
仕上がりの完成度や美しさは業者に劣る
DIYでは、仕上がりの完成度や美しさは業者には敵わないかもしれません。
もちろんDIYでも業者と同じくらい完成度を高くする事は可能ですが、初心者には中々難しい作業もあるでしょう。
- 壁紙に隙間ができてしまった
- タイルの継ぎ目が揃っていない
- 収納棚のバランスが取れていない
など、細かい部分で失敗してしまうケースも多くあります。
DIYならではの味と捉える事もできますが、完成度の高い美しいキッチンにこだわる方にとっては、失敗のリスクはデメリットになるでしょう。
DIY中はキッチンが不便になる
DIY中はキッチンが使えなくなる、もしくは使えてもかなり不便な状態になってしまう可能性があります。
短い時間で終わるDIYなら問題ありませんが、初心者はどうしても時間がかかってしまうもの。
タイルの張り替えなどの手間がかかるものだと1日以上作業中になってしまう事もあるので、調理をする際にかなり不便になってしまうでしょう。
DIYを行う時は事前に計画して、1日キッチンが使えなくても問題ない状態にしておく必要があります。
3.キッチンをDIYする際の注意点
この章では、キッチンをDIYするときの注意点を解説します。
注意点をしっかりと把握して、事前に失敗を防ぎましょう。
3-1.材料は性質に注意して選ぶ
キッチンでは水や火をよく使用するので、壁紙やタイルを張り替える時は、必ず耐熱性・耐水性に優れた素材を選びましょう。
木材や紙製の素材を選んでしまうと引火や劣化の原因になってしまいます。
また、耐水性の素材は油などが飛び散ってもさっと拭き取れるので、黒ずみや変色を防ぐ効果も期待できるでしょう。
3-2.電気・ガス・水道工事が発生する場所は行わない
専門知識が必要とされる電気・ガス・水道周りのDIYは事故の可能性があるので、業者に依頼した方が良いでしょう。
中にはガスの配管接続工事や給水管工事などの資格が必要な作業も。
無資格で行ってしまうと法律違反になってしまう可能性もあるので、DIYの範囲を超えてしまう作業には手を出さないように注意が必要です。
- ビルトインガスコンロの交換
- シンクの交換
- システムキッチンの組み立て
上記の作業は業者への依頼が必要なので、DIYでは行わないようにしましょう。
4.参考にしたい!キッチンをおしゃれにDIYした事例
この章では、キッチンをDIYした事例をいくつかご紹介します。
事例を見て、キッチンのDIYにおけるコンセプトイメージを膨らませましょう。
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戸棚にリメイクシートを貼り付けてDIY。
シートを貼り付けるだけの簡単な作業だけでも、全体的に可愛らしい印象になりますね。
シンプルなキッチンにワンポイント加えたDIYです。
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ツールラックをDIYしてキッチンに設置。
調味料や調理器具がすっきりと収納されています。
IHの近くなので、料理中にすぐ手に取る事ができて利便性抜群です。
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キッチンカウンターをカラーボックスでDIY。
カラーボックスは収納スペースになるので便利ですね。
少ない材料で簡単に憧れのキッチンカウンター が作れちゃいます。
5.まとめ
本記事では、キッチンのDIYについて解説しました。
収納棚や棚受けラックをDIYすれば、物が多くて狭くなりがちなキッチンをスッキリ広々とした空間に変える事ができます。
壁紙や床紙を変えるだけでもすぐに自分好みの雰囲気に変える事ができるのもDIYの魅力ですね。
ただし、業者に依頼が必要な場所もあるので、本記事でご紹介した注意点をしっかりと把握してDIYを行いましょう。
無理せずにできる範囲でDIYを楽しんで、理想的なキッチンを作ってみてください。
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