システムキッチンのコンロ交換費用・選び方・交換までの流れを解説

「ガスコンロが古くなって汚い」
「うまく火がつかなくなった」

そんな不満を抱えながら料理をしていませんか?システムキッチンのガスコンロは交換するのに費用がかかりそう・・・と、ちゅうちょしてしまう人が多いのです。しかし、システムキッチンに据え置きされているガスコンロは、実は簡単に交換可能です。

この記事では、ガスコンロの交換をしたいけれどためらっている方や、ガスコンロの交換を検討されている方のために、システムキッチンのガスコンロの交換についてわかりやすく解説します。

この記事を読めば、リーズナブルで満足できるコンロの交換が実現できます。ぜひご一読ください。


1.システムキッチンのコンロを交換する費用の相場

システムキッチンのコンロだけを交換する費用はいくらなのでしょうか。大手コンロメーカーでは、価格を重視したものから機能性を追求したものまで、幅広い種類のコンロを取り扱っています。どんなコンロに交換するかによって、費用は大きく変わります。

システムキッチンのコンロは、大きく3つのタイプに分類することができます。

  • 低価格タイプ
  • バランスタイプ
  • ハイスペックタイプ

タイプごとの特長と交換費用の相場をまとめると、以下のとおりになります。

コンロ費用表

上記のように、機能や性能が充実したタイプのコンロは費用が高くなります。

  • 5~6.5万円出せば、基本的な機能を備えたコンロ
  • 8~12万円出せば、使いやすくスタイリッシュなコンロ
  • 14~20万円出せば、快適に料理ができる機能を搭載したコンロ

希望するコンロにどの程度費用がかかるか、あらかじめ見込んでおきましょう。

なお、コンロの交換費用は以下のように算出しています。

低価格タイプ

商品代

例えば低価格タイプなら、商品代が3万~4.5万円、設置工事費用の相場が2万円前後です。合計すると、交換費用は5~6.5万円となる計算です。他のタイプも同様に算出しています。

また、〇万~×万というように相場に幅が出るのは、販売会社によって商品代が異なるためです。

【設置工事費用について】

設置工事費用の相場は2万円前後です。コンロのモデルや大きさが変わっても工事費用は変わりません。コンロをネット通販で購入する際に設置工事をオプションで依頼する場合も同様です。

ただし、現在お使いのコンロスペースが特殊なサイズの場合などでは、追加費用がかかることもあります。(4章参照)

【データで見るキッチンリフォームの費用と相場】はこちら


2.後悔しないシステムキッチンのコンロの選び方

前章の費用相場を踏まえて、この章ではどのようなコンロを選ぶべきかを解説します。

まずは、自分が前章で紹介した3タイプのコンロのうち、どのタイプを選ぶのかを決めましょう。そのあと、具体的にどの商品にするかを決めていきましょう。

費用を抑えた交換を希望する方は2-1、キッチンの機能を重視したい方は2-2をご覧ください。

2-1.費用重視なら低価格タイプ

できるだけ費用を抑えてコンロ交換をしたいなら、低価格タイプのコンロをおすすめします。低価格タイプといっても、最新式のガスコンロは格段に使いやすくなっています。

例えば、最新のガスコンロのほとんどが、天板とコンロ部分が一体となったフラットトップとなっています。従来品と比べると、お手入れが格段にやりやすくなっています。

とはいうものの、低価格タイプとバランスタイプでは性能面で大きな差があります。以下の比較表に、2つのタイプの違いをまとめました。

低価格タイプ違い

上記の違いをふまえると、

  • 従来品でもあまり不便を感じなかった方
  • グリルをあまり使わない方
  • デザインにこだわらない方

は低価格タイプのコンロでも十分満足できるでしょう。

「低価格タイプでは満足できない」と思った方は、2-2をご覧ください。

2-2.機能重視ならバランスタイプかハイスペックタイプ

「せっかく交換するのだから便利な機能が多いコンロを選びたい」

このように考える方は、バランスタイプとハイスペックタイプのどちらかから選ぶことになります。では、どちらを選ぶべきなのでしょうか?

2つのタイプをひとことで表現すると、以下のとおりです。

  • バランスタイプは基本的な調理を快適にできるコンロ
  • ハイスペックタイプは便利さや調理に関する機能を極めたコンロ

それぞれの特徴となる機能を、以下の一覧にまとめています。

バランスハイスぺ

バランスタイプは、お手入れや調理をしやすくする機能が搭載されています。

一方、ハイスペックタイプは、バランスタイプの機能に加えて、さらに掃除の手間を省く機能や、調理の幅を広げる機能が搭載されています。

バランスタイプとハイスペックタイプの費用差は5万~7万円と、かなり大きくなります。費用の差を考慮したうえで、ハイスペックタイプが必要なのかを考えてみてください。

シンプルな機能を望まれる方にはバランスタイプをおすすめします。一方、多彩な機能を駆使してこだわりの料理を作りたいという方には、ハイスペックタイプがおすすめです。

2-3.タイプが決まったら製品を見てみよう!

システムキッチンのガスコンロのほとんどは、大手3社(リンナイ、ノーリツ、パロマ)の製品です。タイプごとに製品を分類したので、自分に合った製品を見てみましょう。

タイプリンナイノーリツパロマ
ハイスペックタイプDELICIA GRILLERPROGLE Pluscrea
DELICIA PROGLEFACEIS
バランスタイプMytoneFamiBrillio
Blanepiatto lightS-sries
低価格タイプメタルトップシリーズメタルトップシリーズスタンダードトップ

これらのサイトで示される価格はメーカー小売希望価格です。実際に購入する際は、小売希望価格から50~60%ほど割り引きされるのが一般的です。