外壁の汚れやカビを掃除して綺麗な住宅を維持する方法とは?

「外壁は掃除する必要があるの?」
「どうやって外壁を掃除すればいいのか」このような疑問をいだいてはいませんか。

外壁は放置するとカビやコケが生えてきて見栄えが悪くなります。汚れが外壁素材の劣化を引き起こすこともあるでしょう。

この記事では、外壁の掃除をする必要性や、手入れの方法について紹介します。読むことで、綺麗な外壁を維持して気分よく生活ができるでしょう。


1.外壁を掃除する必要性と効果

見栄えが気にならないのなら外壁は掃除しなくてもいいのでは、と考える人もいるでしょう。しかし、外壁を掃除することには見栄え以外にも大きな意味があります。

1-1.外壁を掃除する必要性

外壁を掃除する理由は以下の2つです。

  1. 汚れを放置すると外壁が劣化する危険性がある
  2. 見栄えが悪くなる

汚れがつくと性能が低下する外壁があります。太陽光を遮断する遮熱塗料や、光触媒塗料が最たる例でしょう。これらは汚れが付着すると機能が低下してしまいます。

一般的な塗料であっても、カビやコケが付着して長く放置すると下地が劣化するおそれがあります。

定期的に掃除をすることは外壁を保護する上で重要なのです。また、汚れを放置すると見栄えが悪くなるというデメリットもあります。

1-2.外壁を掃除して得られる効果

外壁を掃除すると「放置するよりも建物の寿命が延びる 」、「見栄えが良くなる」という2つの効果があります。

特に、外壁が破損している場合に効果が高いです。破損した部位にカビが生えると侵食が進み、下地を劣化させる可能性があります。毎日掃除をする必要はありませんが、数年に1度は外壁を掃除するとよいでしょう。

長期間放置した汚れは掃除をしても落としにくくなります。気になる汚れが見つかったときや、数年に一度は掃除をすることで、汚れを落とす手間も少なくなるでしょう。 


2.外壁を洗浄する方法を解説!

外壁を洗浄する方法は主に3種類です。それぞれのメリットやデメリットを解説していきましょう。

2-1.ブラシで洗浄

ブラシを購入して自分で清掃します。

メリットは「費用が安い」ことです。デメリットは「手間がかかる」、「汚れが十分に落とせない」 ことです。

カビやコケを十分に落とせないと根が外壁に残ってしまい、短期間で再発するおそれがあります。他にも、高い場所の汚れをブラシだけで落とすことは難しいという欠点もあります。

ブラシで洗浄する作業は、労力や時間がかかっても構わないので清掃費用を抑えたい人に向いているでしょう。費用の目安としては掃除道具と水道代で5,000円〜2万円程度です。

2-2.洗浄機を使う

高圧力で水を噴き出す「洗浄機」を使用し、自分で清掃します。

メリットは「ブラシよりも手間が少なく」、「汚れが落としやすい」ことです。デメリットは「水圧によって外壁の塗装が剥がれるおそれがある」、「機材が高価」、「騒音が響く」ことでしょう。

高所の汚れは洗浄機を使うとしても足場がなければ難しいです。費用の目安としては1万円〜10万円程度です。

洗浄機を使った清掃は、業者に依頼するよりは安くしたいけれどブラシ洗浄ほど時間をかけたくない人に向いているでしょう。高圧洗浄機を利用する場合は大量の水が必要なため、水道代もかかります。

2-3.業者に依頼する

自分では掃除をせず、専門業者に任せる方法です。

メリットは「汚れが十分に落とせる」、「手間がかからない」、「外壁を傷つける心配がない」ことです。

デメリットは「費用が高額である」ことです。

業者に依頼する場合は足場を設置するケースが多く、高所の汚れでも問題なく落とせます。費用の目安としては3万円〜15万円程度です。足場を組まない場合は10万円以下で工事が可能でしょう。

それぞれの特徴を簡単にまとめたので、ご自身に合う方法で掃除をしましょう。


3.外壁の素材ごとに適した掃除方法を知ろう

主な外壁の素材には、サイディング、モルタル、タイルがあります。素材によって外壁の洗浄方法は異なります。 

壁に適さない方法で洗浄してしまうと傷などをつけてしまい、外壁のの寿命を短くしてしまうでしょう。特に自分で掃除をする場合は適した洗浄方法を選んでください。

3-1.サイディング外壁に適した掃除方法

サイディング外壁の表面には塗装がほどこされています。このため、ブラシで強くこすったり高圧洗浄を無闇に行ったりすると外壁の寿命が短くなります。洗浄の際には柔らかいブラシや、水圧が低い洗浄機を使いましょう。

3-2.モルタル外壁に適した掃除方法

モルタル外壁も表面に塗装がほどこされています。柔らかいブラシや水圧が弱い洗浄機を使いましょう。

また、モルタル外壁はひび割れが起こりやすい下地です。ひび割れた部分に洗剤や水を押し込んでしまうと、内部が劣化する原因となります。

ひび割れが多いモルタルを洗浄する場合はまず補修が必要です。補修は自分で行うことが難しいため、業者に依頼しなくてはいけません。

3-3.タイル外壁に適した掃除方法

タイル外壁は表面が丈夫なため、ブラシでこすったり高圧洗浄機で洗ったりしても問題ありません。

塗装をしていないため表面の劣化がなく、薬品による洗浄も可能です。ただし、薬品によってはタイルの表面が白く濁るおそれがあるため、問題がないかを事前に試してみる必要があります。


4.外壁を洗浄する手順

外壁を洗浄する手順を知りたいと思う人もいるでしょう。自分で洗浄する、あるいは業者に依頼する場合の手順をそれぞれ紹介します。

4-1.自分で洗浄する場合

外壁を自分で洗浄する場合は道具の準備からしなくてはいけません。非常に時間と手間がかかるため、根気よく作業をしましょう。

道具を準備する

まずは道具を準備します。

  • ブラシ
  • スポンジ
  • バケツ
  • ゴム手袋
  • 汚れても構わない服
  • ホース
  • 雑巾
  • 外壁用の洗剤
  • 外壁用のコケ・カビ落とし
  • 高圧洗浄機(必要な場合)

大規模なホームセンターにいけばすべて揃うでしょう。

外壁を洗い流す

道具を購入して準備をしたら、いよいよ洗浄です。最初に、高圧洗浄機やホースを使って水だけで外壁を洗います。

外壁の高い場所から順に洗ってください。低い場所から洗ってしまうと、外壁の上部に水を流した際に下部が汚れてしまいます。

外壁の洗浄では汚れや水が飛び散ります。このため、周囲の住宅や車に汚水が飛ばないよう最新の注意を払ってください。

落ちない汚れをブラシで洗う

水だけで落ちなかった汚れをブラシで洗います。洗剤をつけたら十分に洗い流してください。洗剤を流しそこねると外壁が変色したり劣化したりします。

ブラシを使う際は外壁を強くこすらないように注意しましょう。汚れを落としたついでに塗装まで剥がれてしまっては逆効果です。

タイル外壁は丈夫なためブラシで強くこすっても問題ないように感じますが、目地の部分はもろいです。

目地が欠けてしまうとタイル外壁の見栄えが悪くなるため、ブラシのこすりすぎには注意しましょう。

また、タイルに限らず塗料や目地が削れるため「研磨剤」を外壁の洗浄に使ってはいけません。

4-2.業者に依頼する場合

自分で洗浄するのではなく、業者に依頼する場合の手続きについて紹介します。洗浄作業は業者に任せますが、依頼するまでにおさえておくべきポイントがあります。

業者を探す

まずは外壁の洗浄を請け負っている業者を探しましょう。注意するべきは悪徳業者の存在です。いい加減な業者に依頼してしまうと、洗浄によって外壁の塗装が剥がれてしまいます。

業者の選びかたの目安としては、地域に密着した歴史のある会社が望ましいです。海が近い家は塩害で劣化しやすいなど、地域ごとの特徴を捉えている業者でなければ外壁の寿命を短くしてしまうおそれがあります。

歴史が短い会社だと悪徳業者の可能性があります。しかし、悪徳業者は10年もすれば悪評が広まるため倒産に追い込まれやすいでしょう。20年以上も経営を続けている会社なら優良業者の可能性は高まります。

業者はインターネットや電話帳で1社ずつ探すことになります。もし業者探しが面倒だと感じるのならリフォームガイドで見積もりを取得すれば比較的安心して選ぶことが可能でしょう。 

リフォームガイドは審査を通過した優良な業者のみが登録されています。その中からお客様のお住まいや要望に合った業者をピックアップし、同時に複数社から見積もりを取ることができますので、ぜひ活用してみましょう。異なることで、ユーザーとして取るべきアクションや注意点があれば言及してください。

(ご参考)リフォームガイドのご案内

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相見積もりをとる

候補の業者を選んだら相見積もりを取ります。相見積もりとは複数の業者から見積もりを取得することです。

1社の見積もりだけでは適正価格かどうかがわかりません。3社程度から見積もりを取得して比較すれば、適正価格を判断できるようになります。

相見積もりの際は以下に重点を置いてください。

  • 高すぎる・安すぎる業者は避ける
  • 項目や面積が具体的かどうかを確認する

他の会社に比べて高すぎる、あるいは安すぎる見積もりを出してきたら悪徳業者の可能性があります。安すぎるといけないのは、必要な工程を飛ばして手抜き工事をしている可能性が高いからです。

また、工事の項目や数量が曖昧な見積書を出してくる業者は注意が必要です。特に洗浄面積が「一式」となっている、洗浄剤の商品名が書いていないという場合は他の企業を選んだほうがよいでしょう。

依頼する

業者を決めたら契約を交わします。契約は細かい条件まで口約束ではなく書面で残してください。

「小さな工事だから契約書はいらないだろう」と考えていると、工事後にトラブルの原因となります。

ささいな工事内容であっても書類で残すことで、洗浄後にトラブルを引き起こすリスクを抑えられるでしょう。


5.まとめ

外壁の洗浄は自分で行うことが可能です。自分で行う場合は5,000円〜2万円程度の費用で済むでしょう。

ただし、外壁を洗浄すると塗装が剥がれるおそれがあります。外壁の劣化が激しい場合は洗浄するよりもリフォームしたほうがよいかもしれません。

外壁リフォームが必要かどうかを見分けるには「外壁をリフォームする時期は10年?依頼に最適な季節も紹介」をチェックしましょう。

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