
「リビング横に和室を作りたい」
「リビング横にある和室をおしゃれにリフォームしたい」
このように考えてはいませんか?
今回は、リビング横に和室を設けるメリットや、リビング横におしゃれな和室を作るリフォームを行った事例を紹介します。おしゃれな和室に仕上げるポイントや、リビング横に和室を作るときの注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.リビング横に和室があるとなにかと重宝!
1-1.洋の空間の中に和のアクセントがおしゃれ
リビング横に和室があると、フローリングやシステムキッチンといった洋風の生活空間の中の、ちょっとしたアクセントになります。違和感なく溶け込ませるなら、和モダンな和室にするのがおすすめです。
1-2.暑い日に寝ころべば涼しい
和室があると、暑い日にはゴロリと寝ころんで涼しく過ごせます。
フローリングと違い、畳は直接座ったり寝ころんだりすることを想定して作られています。吸湿性があるので、寝ころんでもフローリングのようにベタベタしたり、冷たく感じたりすることもありません。
1-3.冬にはコタツも置ける
冬になると、コタツを置けるのも和室があるメリットです。コタツは部屋全体を暖めるエアコンやストーブと違い、人がいる場所だけを暖めるので効率的です。部屋を暖めたい場合も、コタツを併用すると設定温度を低くして光熱費を抑えられます。なにより家族でコタツを囲むと、心もぽかぽか暖まります。
1-4.子育てにも最適
子どもが小さいうちは、寝返りやハイハイの練習などで直接床の上で過ごす時間が長くなります。そんなときも和室があると重宝します。リビング横の和室で子どもを遊ばせておけば、キッチンで食事の用意をしているときも、様子を見守れるので安心です。
1-5.仕切り扉を使えば簡単に別空間に
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/73
リビング横の和室を仕切り扉で仕切れるようにしておけば、個室として利用できるようになります。ときどきお客様が泊まりにくるようなご家庭でも、独立した客間を用意しなくていいので実用的です。
1-6.小上がり和室は収納にもなる
出典:https://az-ken.com/works/w47/
和室を小上がりにしつらえておくと、広い収納スペースを確保できます。小上がりの段差を利用して引き出しにしたり、畳が跳ね上がるようにしたりすれば、小上がりと同じ広さを収納として使えます。
2.リビング横に和室を作った/リフォームした施工例
せっかく和室を作るのであれば、お客様が来たときにちょっと自慢できるような、おしゃれな造りにしたいですよね。ここからは、リビング横に和室を作った、あるいは和室へとリフォームした事例をご紹介します。
2-1.リビング横の和室をモダンな和室にリフォームした事例
和室をリフォームするときは、「和モダン」を意識するとリビングとの統一感が生まれ、違和感がありません。まずはリビング横の和室を和モダンな和室へとリフォームした事例を見てみましょう。
【事例①】和モダンなLDKに
出典:https://www.yutoriform.com/products/full/remodeling/case/interior/10/
和室の床は、板間だった部分をフロアタイルに変更し、すっきりした印象に。板間よりも洋のテイストがプラスされ、隣接するモダンなLDKとの統一感が生まれました。
【事例②】琉球畳と壁紙のアクセントでモダンな和室に
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出典:http://cube-renovation.co.jp/works/7282/
畳が6枚敷かれていた純和室を、和モダンな和室へとリフォーム。畳は琉球畳を市松模様に敷き、壁にはアクセントにグレーのエコカラット「ジュラク」を張りました。ふすまはエコカラットと色を合わせた3枚の引き戸にし、リビングとマッチするように仕上げています。
2-2.リビングに続くオープンな和室にリフォームした事例
和室を部屋として独立させず、リビングと一体化させるようなオープンな造りにすると、広々とした空間へと生まれ変わります。リビングに続くオープンな和室へとリフォームした事例を紹介します。
【事例③】家事をしながら子供の様子を見られる和室に
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after
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/1222
小さな子どもが安心して遊べるよう、和室は残しておきたいとのご希望から、LDKと和室の間の壁を撤去し、一体化させるリフォームを行いました。和室でのびのびと遊ぶ子どもの姿を見守りながら、家事ができるようになりました。
【事例④】あまり使わない和室を縮小
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after
出典:https://www.is-cross.co.jp/jirei/detail.php?pid=689
リビング横にあった、あまり活用されていない独立した和室は、広さを縮小。リビング側の壁を撤去することで、LDKと一体化させました。以前より狭くなったものの、お昼寝やアイロン当てには十分な広さが確保されています。
【事例⑤】閉塞感のあった和室を開放的な空間に
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after
出典:http://cube-renovation.co.jp/works/22218/
リビングとの開口部が閉鎖的で、ふすまも一面しか開かないため暗かった和室の壁を一部撤去。L型の開口部にし、ふすまも2面開くようにしたことで、リビングと一体化した明るい和室になりました。畳に琉球畳を採用したことで、おしゃれな和モダンに仕上がっています。
【事例⑥】キッチンから奥まで見渡せる和室に
出典:https://www.ishome.ltd/jirei/detail.php?pid=50
リビングと隣接していた6畳の和室との間にあった壁を撤去し一体化。フローリングと高さをあわせるように、琉球畳を敷いてオープンな和室へと仕上げました。キッチンから和室の奥まで見渡せるようになり、視覚的にも広く感じられます。


2-3.リビングに小上がり和室を作った事例
リビングに小上がり和室を作ると、フラットな和室とはまた違ったイメージに仕上がるだけでなく、収納スペースを増やせるメリットもあります。
ここではリビングに小上がり和室を作った事例を紹介します。
【事例⑦】リビングと一体感のある小上がりの和室
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after
出典:https://www.yutoriform.com/products/full/remodeling/case/japanese/01/
本格的な和室を造るとリビングが狭くなってしまうため、片隅に据置型の畳敷きハッチボックスを設置。小上がり風にしつらえました。間仕切りもふすまや障子ではなく、遮光ロールスクリーンを採用したことで、リビングとの一体感を出しています。
【事例⑧】据え置き型の畳スペースでくつろげるリビングに
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after
出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=105
リビング横にあった和室とキッチンの壁を撤去し、広々としたLDKへとリフォーム。リビングには、据置型の小上がりを設置しました。フローリングには和のイメージが活かされる色調を選択し、キッチンの目隠しにも木目調のスリットを入れることで、和と洋のバランスが見事に取られています。
【事例⑨】小上がりで掘りごたつを実現
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after
出典:https://freshhouse.co.jp/case/2681/
子どもの独立を契機に、LDKと和室を一体化するリフォームを実施。一角に小上がりを設置しました。ウッドブラインドや気のスリットが入った引き戸を採用することで、ほどよく和洋折衷を実現しています。畳だと正座するのがつらいときがありますが、小上がりは高さがあるので、掘りごたつも作れます。
>>リフォーム業者の探し方がわかる!後悔しない探し方完全解説
3.【用途・場合別】おすすめのリビング横の和室・和空間
リビング横の和室といっても、いろいろな用途が考えられます。ここでは用途や場合ごとに、どのような和室・和空間にリフォームするのがおすすめかを紹介します。
3-1.居間として利用したい
居間として利用したいときには、リビングから見たときに違和感のない、モダンでおしゃれな和室を目指すのがおすすめです。リビングとデザインを一体化させる、あるいは額縁で切り取ったような鮮やかな和モダン空間にするのもおすすめです。
3-2.寝室としても利用したい
普段の寝室としても利用したい場合には、個室として独立させて防音性の高いドアを取り付けましょう。ときどき両親が泊まりにくるなど、来客時だけ寝室として利用したい程度であれば、普段はオープンにしつつ、部屋として使うときだけ間仕切れるような仕組みにしておくと便利です。
出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=229
3-3.子どもの遊び場として使いたい
和室を子どもの遊び場として使いたいときには、収納スペースを多く取ることがポイントです。子どもが簡単に片付けられるようにしておくと、リビングまでおもちゃが散らかってゴチャゴチャすることがありません。
3-4.客間として利用したい
お客様がいらしたときに、客間として和室を利用したい場合には、開放的でデザイン重視の和空間を意識してリフォームしましょう。ちょっとした棚を設置しておけば、お客様をお迎えするときにお花を飾るといった心遣いを見せられます。
3-5.将来和室が要らなくなる可能性がある
将来和室を使わなくなる可能性があるときには、後付けの小上がり和室を検討するのがおすすめです。またはあとから簡単に間仕切って、畳をフローリングに替えるだけで個室として独立させられるようにしておくと良いでしょう。
4.リビング横の和室をおしゃれ&機能的にするポイント
「リビング横に和室を設けたいけれども、デザイン性や機能性も損ねたくない」と考える人も多いのではないでしょうか?和室があっても、ちょっとした工夫をすることで、おしゃれに、そして機能的に仕上げることが可能です。
ここではリビング横の和室を機能的かつおしゃれに仕上げるためにできる工夫を、3つ紹介します。
4-1.和風建具を取り付ける
和室は通常、ふすまや障子で仕切りますが、そうするとどうしても昔ながらの和室っぽさが残ってしまいます。そんなときには、デザイン性の高い和風建具を検討するのがおすすめです。
出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=184
こちらの建具は、格子状になっているため、空間の奥行きを損うことなく間仕切るのに成功しています。
出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=89
こちらは木とすりガラスを組み合わせた和風建具を採用。明るさを確保すると同時に、リビングダイニングとの一体感を持たせています。
4-2.リビングから見える壁にアクセントをつける
リビングから見える壁に、アクセントをつけることでも垢抜けたおしゃれな和室を演出できます。
出典:https://www.artreform.com/example/detail.php?id=151
こちらはモノトーンの和紙畳と、弁柄色を配した塗り壁の床の間を和室に採用。リビングに合ったモダンな和室になりました。額縁をイメージして四方枠を黒く塗ることで、リビングから贅沢な眺めを演出しています。
出典:http://www.8044.co.jp/gallery/352
こちらは「光と風」にこだわり、リビングと和室の間仕切りにはスリットを採用。リビングから見せる和室の壁は無地にせず、ボーダー柄を採用することで意匠性の高い仕上がりにしています。
4-3.畳を琉球畳にする
リビング横の和室をおしゃれに仕上げるには、畳を琉球畳にするのがおすすめです。琉球畳は畳縁がない半畳サイズの畳を指します。織り目が交互になるように敷くと、市松模様を描くのが琉球畳の特徴です。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/25480/
近年は、着色されたタイプも販売され、部屋のデザインにあわせて好みの色を組み合わせられるようになりました。2色使いにすると、モダンな空間へと仕上がります。
和室をおしゃれに変えるリノベーション事例は、以下の記事もご参考にしてください。


5.リビング横に和室を作る際の注意点
リビング横に和室があるときには、押さえておきたい注意点があります。和室の設置リフォームで後悔しないよう、あらかじめチェックしておきましょう。
5-1.小上がりはバリアフリーとしては不向き
ベンチのように腰掛けたり、収納スペースとして活用できたり、なにかと便利な小上がりですが、バリアフリーとしては不向きです。小上がりは30〜40cm程度の高さにするのが一般的ですが、高齢になると足腰が弱くなるので、踏み台を設けたとしても上り下りが難しくなります。また小さな子どもがいると、転落する心配もあるので注意が必要です。
5-2.将来和室をなくしたい場合、リビングの全面的なリフォームが必要になる
リビングに和室を設けると、将来和室をなくしたくなったときに、全面的なリフォームが必要になる可能性があります。和室をそのまま独立させて個室とするのであれば、リビングとの間に壁を設置し、畳をフローリングに変えるだけで済むかもしれません。しかし和室を撤去しリビングと一体化したい場合は、リビング側も壁やフローリングを取り換えないと、色味やデザインが合わない可能性があります。
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6.リビング横の和室リフォームでよくある質問
リビング横の和室リフォームでは、以下のような質問がよく寄せられますので参考にしてみてください。
Q1.小上がりかフラットかどっちがいい?

たくさんの人が座れるようにしたい、広い収納を確保したいのであれば、小上がりを検討すると課題を解消できます。その一方、高齢者がいれば上り下りが大変ですし、乳幼児がいると転落の不安が尽きません。
段差があるメリット・デメリットを比較して、メリットが多ければ小上がりを検討するのがおすすめです。

Q2.間仕切りの引き戸はあったほうがいい?

引き戸があると、お客様が来たときに客間として活用できます。また散らかっているときには引き戸を閉めれば、中を見られることもありません。その反面、引き戸を取り付けるには建具を立てておくスペースが必要ですし、設置するための費用も発生します。個室として利用する予定がないのであれば、引き戸をつけるメリットは、あまりないと考えられます。
引き戸をつけるかどうかは、自分たちのライフスタイルを考えたうえで検討するようにしてください。

Q3.将来フローリングにしたい場合、和室から洋室にするにはいくらかかる?

リフォームにかかる費用は、工事内容とともに部屋の広さや使用する素材によっても異なります。
下記の表や関連記事を参考にしてくださいね。

畳をフローリングへ変更 | 約9万~20万円 |
---|---|
和室の床や壁・天井も洋室にリフォーム | 約16万~31万円 |
押し入れをクローゼットへリフォーム | 約20万~25万円 |
和室全体を使い勝手の良い洋室へリフォーム | 約75万~100万円 |


7.まとめ
リビング横に和室を作ると、ちょっと横になったり、子どもの様子を見ながら家事ができたりなにかと重宝します。今回の記事を参考に、おしゃれな和室を検討してみてくださいね。
なお、リフォームガイドでは、リビングに和室を新設したり、小上がりを設置したりといったリフォームのほか、あらゆるリフォームのご相談を受けています。お近くの優良施工会社を複数ご紹介し、比較したうえで選んでいただくことが可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
中古マンションのリフォームについては、以下の記事も参考にしてみてくださいね。


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