
「和室が古臭くて畳だけでも模様替えしたい!」
「畳では立ち座りがしにくくなってきたのでフローリングにしたい!」
など、ライフスタイルの変化により、和室から洋室にリフォームするご家庭が増えています。
建具(障子やふすまや扉など)や壁紙をすべて一新するとかなり費用がかかりますが、畳をフローリングに変えるだけで、費用を抑えつつ印象をガラッと変えることができます。
この記事では、畳をフローリングへのリフォームにかかる費用と基礎知識をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
1.畳からフローリングにする方法は?
畳からフローリングにするリフォームには、大きく分けると以下の2つの方法があります。
- 張り替え法:畳を剥がして張り替える
- 重ね張り法:畳の上からフローリングを張る
「張り替え法」と「重ね張り法」について、メリットやデメリット、リフォーム事例をご紹介します。
それぞれの特徴を知り、自分に合った方法を選びましょう。
1-1①【張り替え法】畳を剥がして張り替える方法
畳を外した床の下地を調整して、フローリングを貼る方法です。6畳程度の広さなら、1日程度でできるリフォームです。
メリット・デメリット
畳を剥がしてから新しいフローリングに張り替えると、高さを合わせることができ、仕上がりがきれいです。床の段差も解消されるため、つまずいて転んだり、足をケガしたりなど、室内での転倒防止にもつながります。
また、段差部分や隙間にホコリや汚れが入り込まず、お掃除やお手入れもラクにできます。カビやダニも発生しにくいので、お部屋を清潔な状態で保てるのもメリットです。
ただし、畳の上からフローリングを張るのに比べて、施工費用は高くなります。古い畳を床から剥がしたときの下地の状態によっては、修繕や補強が必要になるケースもあります。
事例
ライフスタイルの変化やお部屋の老朽化が目立ち始めたのをきっかけに、畳を剥がして新しいフローリングに張り替えた方の施工事例をご紹介します。
事例1 子どもの誕生に合わせて畳からフローリングへ
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2人目のお子さまのご誕生に向けて、畳からフローリングへリフォームを行いました。
明るい木目調のフローリングに張り替えることで、室内の印象がパッと明るくなります。食べこぼしや飲みこぼしなどの汚れもフローリングならサッと拭き取りやすく、床を清潔に保つことができます。
忙しい育児中の方や、掃除をラクに済ませたい方にもおすすめです。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/20175/
事例2 床と合わせて収納も。和室を洋室に一新
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和室から洋室にリフォームをしてお部屋のイメージを一新しました。
古くなった畳からフローリングに張り替えて、見た目にも美しく、足元の不安定さも解消されました。
このリフォームでは、床の間と押入れをクローゼットに変更してデッドスペースを有効活用。クローゼットの内部にはハンガーパイプや棚を設置しているため収納力が格段に上がっています。襖を扉に変えて統一感のある空間を演出。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/23149/
事例3 和室から一部畳を残した洋室へ
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仏間の機能はそのままに、お部屋の古いイメージを払拭するために洋室へとリフォームをしました。
部屋の中央を畳にして寛げるスペースを確保しています。ご先祖から大切に引き継いだお仏壇はそのまま残し、和と洋を融合した現代風のおしゃれな仏間に一新。
「古くなった和室を洋室にリフォームしたいけど、和の雰囲気も残したい」という方におすすめです。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/1523/
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1-2②【重ね張り法】畳の上からフローリングを張る方法
メリット・デメリット
畳の上からフローリングを張るメリットは、なんといっても手軽に安く洋室にリフォームできることです。畳を剥がす工事も不要なので工期を大幅にカットできるのも魅力。「床のイメージを変えたいけれど、子どもやペットがいるから大掛かりなリフォームは大変……」という方におすすめです。
ただし畳の上からフローリングを張ると、畳とフローリングの間に湿気が溜まって、カビやダニが発生しやすいのがデメリットです。場所によっては小さな段差ができてしまうこともあります。
畳からフローリングに張り替えるときは、予算だけでなく、メンテナンスの手間や見た目を総合して自分に合う方法を選びましょう。