【保存版】リフォームの見積もりの基礎知識|マナーや交渉術、断り方も

「リフォームの見積もりってどうやって取ればいいの?」
「リフォームの見積もりで、注意するべきことは何かある?」
このようにお悩みではありませんか?

リフォームの第一歩は、リフォーム会社への見積もり依頼。しかし、「見積もりを取ったら、必ず契約しないといけないの?」「何社くらい見積もりを取るもの?」など分からないこともあり、なかなか一歩を踏み出せない方も少なくありません。

そこで今回は、これまで何件ものリフォーム見積もりをサポートしてきた、リフォーム会社選びのプロ「リフォームガイド」が、安心して見積もりを取るための基礎知識をご紹介します

相見積もりを取るときに気になるマナーや、価格の交渉術、実際の流れやポイントまで解説するので、ぜひ参考にしてください。


1.リフォームの見積もりの基礎知識

ここではリフォームの見積もりにかかわる基礎知識を解説します。

1-1.複数社への「相見積もり」は必ず行う

相見積もり(あいみつもり)とは、複数のリフォーム会社に見積もりを依頼することを指します。

リフォームでは必ず相見積もりを取りましょう。会社ごとに価格設定や得意分野が異なるため、相見積もりを取ることで「適正価格なのか?」「自分のニーズに合った提案なのか?」を判断しやすくなります。

「相見積もりを取るのは失礼?」と心配になるかもしれませんが、リフォーム業界において相見積もりはごく一般的なこと。失礼やマナー違反にはあたらず、リフォーム会社に悪い印象を与えることもないのでご安心ください。

リフォームの見積もりは2~3社、多くても4社程度に依頼するのがベストと言えます。多すぎても、それぞれの会社と何を話したか、担当者はどうだったかなど覚えておくことが難しくなります。
回答

■相見積もりは2~3社がベスト。4社以上だと不満と感じた割合が高くなる結果に(リフォームガイド調査結果)

1-2.見積もりは基本的に「無料」

リフォームの初回見積もりや現地調査は、無料で行っている会社がほとんど。料金が発生するのは工事契約後となる会社が多いですが、一部有料となるケースもあるため、どこまでが無料か確認しておくとよいでしょう。

料金が発生する可能性があるケース

  • 複数回の見積もりを依頼する
  • 耐震診断やホームインスペクション(住宅診断)など、第三者機関による調査を実施する(別途料金がかかる)

1-3.見積もりの期間は1週間以上かかることもある

見積もりにかかる期間は、リフォームの規模や内容などによって変わります。

  • 部分リフォーム(水回り交換など):数日~1週間程度
  • 家全体のリフォーム(スケルトンリノベーションなど):2~3週間かかることも

大規模なリフォームでは、複数のプラン作成・部材の仕入れ確認・協力業者とのスケジュール調整など、多くの作業が必要になります。見積書作成に時間がかかるからといって、必ずしも悪いわけではありません。なるべく正確な金額を算出し、リフォームをスムーズに進めるためにも必要なプロセスといえます。

水漏れなど緊急を要する修理の場合は、迅速な対応が可能な場合もあります。また、引き渡し希望日がある場合、余裕をもって見積もり依頼をしましょう。

ポイント:見積もり期間の目安を聞いておくと安心

ヒアリングや現地調査の時点で「おおよそいつ頃までに見積もりをいただけますか?」と聞いておくと安心です。目安を大幅に超えて連絡がない場合は催促でき、また会社の信頼性を判断する材料にもなります。

1-4.見積もりのみで契約は断ってもOK

「見積もりを申し込むと、契約する流れになるのでは」と心配になるかもしれませんが、見積もりのみで契約は断っても問題ありません。リフォーム会社も慣れているので、気軽に申し込みましょう。


2.リフォーム相見積もりの注意点・マナー【断り方も解説】

リフォームにおいて相見積もりは一般的ですのでひけめに思う必要は全くありませんが、スマートな振る舞いをした方がお互いに気持ちよくリフォーム計画を進められます。

ここではリフォームの相見積もりで覚えておきたい3つのマナーと注意点を紹介します。

2-1.現地調査は1社ずつ行う

リフォームの見積もりではリフォーム会社の担当者が家の状態を確認する「現地調査」が必要になります。現地調査の際、一度に複数の会社に来てもらうのはマナー違反です。同日はOKですが、時間はずらして各社と日程を組みましょう。

現地調査にかかる時間は、リフォーム内容にもよりますが、家全体のリフォームの場合は2~3時間お風呂のリフォームなど1箇所のみの場合は30分~1時間ほどが目安です。各社の訪問が重ならないように、前後は余裕を持ってスケジュールを組むようにしましょう。
回答

2-2.値下げ交渉のマナーを守る

値下げ交渉をすること自体は可能ですが、他社の見積もりを引き合いに出すのは控えましょう。同じ工事の見積もりであっても、使う材料や手配する職人の人件費などが異なるので、値下げの材料にはなりません。

気に入ったリフォーム会社が見つかって、「もう少し価格を抑えたい」という場合は相談してみましょう。契約の意思が見えると、費用を削れる部分がないか検討してもらえることもあります。

2-3.お断りの場合は連絡する

条件が合わずお断りする会社には、必ず断りの連絡を入れましょう。

リフォーム会社もスケジュールを抑えている可能性があり、連絡をしないままだと迷惑をかけてしまう可能性があります。

お断りする場合は、普段リフォーム会社とやり取りしている通り、電話やメールで連絡すればOKです。
はっきりとした理由を伝えるのが難しいときは、「他社と比較した結果、今回はお断りすることになった」程度でも問題ありません。
回答

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「リフォームガイド」はお近くのリフォーム会社をご紹介し、見積もりまでサポートするサービスです。
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3.見積もり依頼から契約までの具体的な流れ・ポイント

ここでは、リフォームの見積もり依頼から契約までの具体的な流れについて解説していきます。

3-1.リフォーム会社を探す

依頼したいリフォーム内容に合わせてリフォーム会社を探しましょう。

探す方法は「見積もりサイトを利用する」「インターネットで検索する」「友人や知人の紹介を受ける」などがあります。

じっくりと自分で探す時間がない方は、見積もりサイトで要望に合ったリフォーム会社を紹介してもらうのがおすすめです。

  メリット デメリット
一括見積もりサイトで探す
  • 自分で業者を探す手間が省ける
  • ホームページにない情報まで把握している
優良業者の多さや審査基準の有無など信頼できるサイトかどうか判断が必要
インターネットで検索する

手軽ですぐに始められる

  • 膨大な情報の中から自分に合った業者を選び出すのは難しい
  • ホームページだけでは実態が分からない
知人の伝手を頼る 自分の希望を気軽に相談できる安心感がある
  • 優良会社とは限らない
  • 断りづらい
チラシで探す キャンペーン広告などお得な情報が掲載されていることもある
  • 比較検討できる業者の数が少ない
  • 見積もりより費用が高くなる場合がある

▼リフォーム会社の探し方については、こちらの記事をぜひご覧ください。

リフォーム業者の探し方・具体的な方法6つ!注意するポイントも解説
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3-2.複数社に見積もりを依頼する

最大3〜4社を目安にリフォーム会社をピックアップして、見積もりを依頼しましょう。このとき「他社にも見積もりをお願いしています」と伝えると、リフォーム会社も承知の上で見積もりを作成してくれます。

また相見積もりの際は、どのリフォーム会社にも同じ条件で依頼することが大切です。条件が統一されていないと、見積書の比較がしにくくなります。

ポイント:予算は正直に伝える

「正直に予算を伝えると高額なリフォームプランを提案されそうだから、安めに伝えておこう」というのは、おすすめできません。リフォーム会社は予算に応じたプランを考えるので、予算を安めに伝えると納得のいく内容にならない恐れがあります。

相見積もりだと伝えていれば、リフォーム会社は高い金額を提示することもないので、正直に予算を伝えましょう。

3-3.現地調査

見積書を作成するために、直接物件に足を運んで建物の状態を確認する「現地調査」が行われます。複数の会社が同じ時間にならないよう、日程調整をしましょう。

またリフォームに関する疑問があれば、このタイミングで質問しましょう。担当者の対応の誠実さや的確さも、リフォーム会社を決定する判断材料となります。

ポイント:部屋は片付けなくてもOK

リフォーム会社の人が自宅に来るとなると「部屋をきれいに片付けなくては」と思うかもしれませんが、片付けや掃除はしなくても問題ありません。ありのままの部屋を見てもらうことで、生活に沿ったプランを提案してもらえます。

>>リフォームの現地調査とは?

3-4.見積書を比べて契約する会社を選ぶ

現地調査後、数日から数週間で見積書が提出されます。

郵送やメールで受け取ることも可能ですが、できるだけ手渡しで受け取るようにしましょう

専門知識を持たないと分かりづらい項目もあるため、口頭で分かりやすく説明してもらうことで納得してリフォーム会社を選べます。

ポイント:追加工事の可能性を確認しよう

現地調査の時点では壁の内側や床下などの状態が分からず、途中で追加工事が発生することも珍しくありません。例えば、浴室のリフォームの場合、既存のお風呂を解体してみると構造部分が腐っていて補修費用がかかることがあります。

経験豊富なリフォーム会社であれば、築年数や解体前の状態から、発生しそうな工事をある程度予想できます。現地調査や見積書提出の段階で「追加工事は発生しそうか?」「その場合の費用はいくらかかりそうか?」などを確認しましょう。

見積書は書き方に決まりがないため、自分の力では全てを理解することは難しいですが、リフォームの知識がなくても「いい見積もり・悪い見積もり」を判断できるポイントがあります。

詳しくは次で解説します。


4.見積書から信頼できる会社を見極めるポイント

ここからは、リフォームの見積書から信頼できるリフォーム会社を見極めるポイントについて解説していきます。

見積書を比較する際に「どの会社が一番安いか?」を争点としがちですが、総額のみで決めるのは避けましょう

見積金額が安いほどお得に感じますが、見積書の内容や担当者の丁寧さなども含めて判断することがとても大切です。

では、具体的にどんなポイントをチェックすべきなのか、詳しくお伝えします。

4-1.打ち合わせ通りのリフォームプランになっている

まずは、打ち合わせ通りのリフォームプランが見積書に盛り込まれているかどうかチェックしましょう。少しでも疑問に思った部分は、契約前に必ず質問してください。

ポイント:プロ目線で必要な工事が追加されることもある

見積書には、依頼時に伝えていなかった工事が追加される場合があります。築年数や劣化具合を踏まえた修繕工事など、安全なリフォームのために必要な工事もあるからです。

そのため、各社の見積もりに記載される工事内容に違いがある可能性があります。
総額だけを見ていては、どこが一番安いのかの判断ができないため、工事内容について気になる点があれば遠慮なく質問しましょう。
回答

4-2.工事内容は詳細に記載されている

工事内容が「一式」と記載されていて、詳細が分からない見積書には注意しましょう。

理想的な見積書は、商品名・材料名・単価・数量・リフォーム面積・その他諸経費など、可能な限り詳しく内訳が記載されているもの。一式と記載されていても、別紙に明細書があれば安心できます。

【見積書の良い例】

良い見積書の例

【見積書の悪い例】

悪い見積書の例

見積書確認時に押さえておきたいチェックリスト

  • 印鑑がある→会社への信頼度がアップ
  • 諸経費が高すぎない→10~15%が妥当
  • 有効期限が短すぎない→短いものは契約を催促されることも
  • 内容が詳細→希望プランが盛り込まれており、詳細に記載されているか確認
  • 金額を再計算→単価と数量、総額に相違はないか確認

▼見積書のチェックポイントについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。

良いリフォーム会社を見つけるための、見積書のチェックポイント

4-3.施工費用が相場から離れすぎていない

施工費用が相場から離れすぎていないかどうか、チェックすることも大切です。

高すぎる金額はもちろんのこと、安すぎる金額にも注意しましょう。必要な工程が省かれていたり、後から追加工事がかかったりする心配があります。

▼リフォームの費用相場については、こちらの記事で詳しく解説しています。

4-4.担当者は丁寧に対応してくれるかどうか

見積書の内容以外にも、担当者の対応もリフォーム会社を見極めるうえでは重要なポイントです。

担当者がリフォーム内容について詳しく説明してくれて、質問に丁寧に答えてくれるかどうかも確認しましょう。

▼リフォーム会社の選び方はこちらも参考にしてください。

リフォーム会社の選び方を失敗しない10のポイント解説【5つの失敗例も】
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5.まとめ

リフォームは、見積もりを依頼するまでのハードルが高く感じるものです。しかし基礎知識を知っておけば、安心して依頼できるようになります。分からない部分はすぐに担当者に質問することと、見積もりに関するマナーを守れば、スムーズにリフォーム会社選びができるでしょう。

「見積もりの基礎知識は分かったけど、リフォーム会社を探すのが大変」という方は、リフォームガイドを活用してみませんか。

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4社の提案を比較。価格だけでなく対応の丁寧さで会社を選びました
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2社の工事内容と見積額を比較。20万円も差があって驚きました
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