
トイレの壁紙が古くなって汚れが目立ったり、においが気になったりしていませんか?
限られた空間だからこそ、壁紙をリフォームするだけで清潔感やおしゃれな雰囲気をぐっと引き出すことができます。最近では、防汚・消臭など機能性に優れたクロスも増えており、デザインと快適さを両立できるようにもなりました。
この記事では、トイレに最適な壁紙の選び方や、リフォームでおしゃれに仕上げるコツ、費用相場や事例まで詳しく紹介します。理想のトイレ空間をつくる参考にしてください。
目次
1.トイレの壁紙(クロス)の選び方【色・柄・機能性を考える】
トイレの壁紙を選ぶ際は、機能性と色・柄のバランスが大切です。快適でおしゃれな空間をつくるためのポイントを紹介します。
【機能性】耐水・防汚・消臭機能のあるクロスを選ぶ
トイレの壁紙には、機能性の高いクロスを選ぶのがポイントです。近年は、消臭や汚れ防止、防カビ、マイナスイオン発生など、さまざまな機能を備えたクロスも登場しており、選択肢の幅が広がっています。
湿気がこもりやすく、ニオイも気になる空間だからこそ、見た目だけでなく快適さにもこだわりましょう。機能性クロスなら清潔な状態を保ちやすく、日々の掃除もぐっとラクになります。
【色】明るい色は空間を広く見せる、濃い色は落ち着いた雰囲気に
トイレの壁紙は、色選びも大切です。明るい色は光を反射しやすく、空間を広く見せる膨張効果があるため、狭いトイレにはとくにおすすめです。ホワイトやベージュ、パステルカラーなどを選ぶと、清潔感があり開放的な印象になります。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/refo300703/
一方で、広いトイレならダークトーンや深みのある色を取り入れることで、落ち着いた雰囲気や高級感を演出できます。空間の広さに合わせた色選びを意識して、理想のトイレをつくりましょう。
【柄】大きな柄は圧迫感に。狭いトイレは小さい柄を選ぶ
トイレの壁紙は、柄の大きさによっても空間の印象が大きく変わります。狭いトイレに大きな柄を選ぶと、壁が迫ってくるような圧迫感が生まれ、窮屈に感じることも。小さめの柄やシンプルなデザインなら、空間をすっきり見せられます。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/refo300809/
反対に、広めのトイレでは、大胆な柄や個性的なデザインを取り入れることで、おしゃれなアクセントになります。壁の一部だけに柄を使用すると、適度な遊び心をプラスできるでしょう。
2.壁紙でおしゃれなトイレ空間にするコツ
トイレの壁紙を工夫すると、手軽におしゃれな空間を演出できます。アクセントクロスや照明、床の使い方を紹介します。
ワンポイントのアクセントクロスを取り入れる
アクセントクロスを採用すると、トイレの印象がぐっとおしゃれになります。アクセントクロスとは、一部に異なる色や柄の壁紙を取り入れて、空間にメリハリをつける方法です。 トイレの壁を一面だけ変えることで、おしゃれな印象を演出できます。
アクセントクロスは、窓の周りや便器周辺、手洗い周辺など、視線が集まりやすい部分に配置すると効果的です。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/1583/
空間に深みと落ち着きをもたらしたいなら、濃い色をアクセントクロスに使うのがおすすめです。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/refo301016/
トイレの広さや雰囲気に合わせて、個性的なデザインを取り入れてみましょう。
壁紙はシンプルに、床や照明を工夫することもできる
トイレの壁紙はシンプルにすると空間の圧迫感が減りますが、物足りなく感じることも。その場合は、床や照明を工夫することで、おしゃれな空間をつくれます。
出典:https://freshhouse.co.jp/case/refo300905/
3.トイレリフォームにおける壁紙・床選びの事例
実際のリフォーム事例を見ることで、イメージがより具体的になります。さまざまなデザインや色合いの実例をチェックし、好みやニーズに合った壁紙選びの参考にしてみてください。
シンプル・ナチュラルなトイレの内装事例
まずは、主張しすぎない優しい色合いや素材感で、シンプル・ナチュラルな空間に仕上げた事例を紹介します。
ベージュ&ブラウンの組合せでシックな空間に
出典:https://www.artreform.com/example/10855/
ベージュをベースに窓側の壁にブラウンのアクセントクロスを配し、シックで落ち着いた空間にリフォームした事例です。クラックガラスを使ったシェードのペンダントライトの明かりが壁面に映し出され、さらにおしゃれ度を高めています。
白とグレーのモノトーンがスタイリッシュなトイレ
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/aichi-h-zenmen/
白とグレーのモノトーンで統一された、スタイリッシュなトイレです。床やアクセントクロスにグレーを取り入れ、その他の壁は白にすることで、洗練された雰囲気を演出。手洗い下のキャビネットに黒を採用することで引き締まり、シンプルながらもメリハリがある空間に仕上がっています。
白い壁紙にワンポイントインテリアでおしゃれ度をアップした事例
出典:https://www.artreform.com/example/10855/
白い壁紙をベースにしつつ、天然木の造作棚やワンポイントのインテリアでおしゃれな雰囲気をプラスしたトイレです。シンプルな空間にアクセントを加えることで、洗練された印象に仕上がっています。
柄クロスでおしゃれなトイレの内装事例
続いて、個性的な柄クロスを取り入れることで、トイレ空間をセンスよくアップデートした実例をご紹介します。
控えめなアクセントクロスがおしゃれな事例
出典:https://freshhouse.co.jp/case/refo301112/
背面のアクセントクロスに柄物クロスを取り入れましたが、色のコントラストが弱いので控えめで主張しすぎないのが好印象です。明るい壁と、ダークカラーの床やカウンターの対比が鮮やかで、さらにデザイン性の高い鏡がモダンテイストをプラスしています。
タイル調の壁紙と床材がシックな空間を演出している事例
出典:https://freshhouse.co.jp/case/27425/
トイレ背面にタイル調のクロスを採用。馬踏み目地(タイルを半分ずつずらして貼る方法)のデザインなので、空間にリズム感が生まれています。床は薄いブラウン、カウンターや扉、棚にはダークブラウンを使いコントラストを強めることで、シックな印象になりました。
ホテルライク・高級感のあるトイレの内装事例
ここでは、一歩入ると非日常感を味わえる、ラグジュアリーな空間づくりを目指した事例を紹介します。
クラシカルなクロスが非日常を演出している事例
出典:https://freshhouse.co.jp/case/30657/
クラシカルなデザインのクロスを採用することで、高級感のある空間に生まれ変わった事例です。大柄ですが、色味が抑えられているためうるさく感じることもありません。トイレがタンクレスなのも、すっきりとした高級感を演出するのに貢献しています。
黒をベースに照明をアクセントにしたホテルライクなトイレの事例
出典:https://www.artreform.com/example/12093/
ホテルライクな空間を目指し、壁紙は黒、床材は濃いグレーでまとめました。天井からの照明が塗り壁風の壁紙に繊細な陰影を浮かび上がらせているのが、モノトーンで無機質な空間のアクセントになりおしゃれです。
白でまとめたモダンで明るいトイレの事例
出典:https://www.artreform.com/example/11997/
床面をグレーに、ほかは白でまとめた明るい印象のトイレです。フロートトイレ(床から浮いたトイレ)からの照明が優しく床面を照らしているのがおしゃれです。天井にはデザイン性が高いペンダントライトが設置され、やわらかな光を放っています。
機能性と両立させたトイレの内装事例
見た目の美しさだけでなく、お手入れのしやすさや湿気対策などの機能性も考慮したトイレリフォーム事例です。
清掃性を高めるためにパネルを腰壁風に設置した事例
出典:https://freshhouse.co.jp/case/28128/
清掃性を高めるために、腰壁風に汚れをさっと拭き取れる磁器パネルを採用しました。タオル掛けやペーパーホルダーが磁石でくっつくため、自由に模様替えを楽しめます。
調湿性能のある素材をアクセントに取り入れた事例
出典:https://www.yutoriform.com/products/water/toilet/case/10/
背面キャビネットの上部に、調湿性能のあるエコカラットを採用しました。壁色と調和する色合いを選んだことで、異素材ながら違和感なく溶け込んでいます。
同系色で統一したトイレの内装事例
一つの色を基調にすることで統一感のある、洗練された空間に仕上げた事例を紹介します。
甘さを控えたサンドピンクがおしゃれな事例
出典:https://www.artreform.com/example/9931/
壁紙と床材を、甘みを抑えたサンドピンクで統一した事例です。床材には柄が入っていますが、控えめなので目立ちません。タオルも同系色を使うことで、より一体感がでています。
淡いグリーンが優しい印象を与える事例
出典:https://www.anabuki-renovation.com/results/reform/1043/
淡めのターコイズグリーンの壁紙にマッチする、同系色の柄物の壁紙をトイレ背面にアクセントとしてあしらいました。ニッチ棚と吊り戸棚にはオフホワイトを採用することで、優しい印象になっています。
お好みのデザインクロスを取り入れたトイレの内装事例
最後は、自分らしさや家族の好みを反映した個性的なトイレ空間の実例です。
漫画柄のクロスで楽しい空間に生まれ変わった事例
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/miyagi-s-naisou/
ムーミンの漫画柄のアクセントクロスを採用し、個性的で楽しい空間に生まれ変わった事例です。家族だけでなく、お客さまの印象にも残る、愛着の持てるトイレ空間になりました。
個性的な壁紙を施主自らが取り寄せて施工した事例
出典:https://www.reform-guide.jp/topics/case/nerima-h-toilet/
アーティスティックな壁紙は、「個性的なトイレ空間にしたい」との希望があった施主が自ら取り寄せたものを採用。壁紙のデザインが空間の主役となり、遊び心あふれるユニークなトイレに仕上がっています。
4.トイレの壁紙リフォーム費用相場
トイレの壁紙リフォームの費用は、1畳程度の一般的な広さで、4万円~5万円が相場です。内訳は材料費に1万円、人件費含む施工費に3万円〜4万円ほどです。
トイレは狭い空間なので、壁紙そのものの費用は抑えられますが、職人の作業には通常1日分の人件費がかかります。近年は日当が高くなってきていることもあり、低いグレードの壁紙を選んでも、リフォーム費用が大きく下がることはありません。
トイレの壁紙+床の張り替え費用相場
トイレの壁紙を交換するのにあわせ、床も張り替える場合の費用相場は、壁紙張り替え費用プラス床材の費用として5千円〜2万円が相場です。費用の違いは床材の種類によるもので、クッションフロアであれば安くつきますが、フローリングやタイルを選ぶと高くなります。
トイレの床リフォームについては、以下の記事をご覧ください。


5.トイレの壁紙リフォームの依頼先は?
リフォーム会社にはそれぞれ得意分野があり、トイレの壁紙リフォームでは内装リフォームが得意な会社を選ぶことが大切です。 仕上がりの美しさやデザイン性を重視するなら、壁紙やインテリアの提案力がある会社を選びましょう。施工事例や口コミを参考にしながら、自分の理想に合った会社を見つけるのがポイントです。
「リフォームガイド」では、厳しい審査をクリアしたリフォーム会社だけを専任のコンシェルジュがご紹介しています。「リフォーム完成保証」が付いているので、万が一のときにも安心です。無料で利用いただけますので、まずは気軽にお問い合わせください。
6.まとめ
トイレの壁紙を新しくすると、機能性とデザイン性を両立した、清潔感のある快適な空間をつくれます。そのためには、業者選びが重要です。ホームページの事例を比較し、目指す仕上がりに近いデザインでのリフォームをしている会社を選ぶと、理想のトイレに近づきやすくなります。
自分で探す手間と時間がないときには、ぜひリフォームガイドをご活用ください。